プロ野球・パシフィックリーグは、北海道日本ハムファイターズが優勝し、そのまま日本シリーズに進出したのは承知のとおりですが、しかしながらその優勝チームから、福良淳一ヘッドコーチ、吉井理人投手コーチ、清水雅治外野守備走塁コーチが辞任・退団しました。
これだけでもたいがいビックリドッキリですが
日ハムヘッドコーチに阿井氏 高校監督から抜てき 北海道新聞
プロ野球北海道日本ハムは21日、栗山英樹監督(51)を補佐する来季のヘッドコーチに、元ヤクルトなどの投手で現在は埼玉・川越東高監督を務め、地理歴史教諭の阿井英二郎氏(48)を起用することを決めた。教員になって2年たてば学生野球資格を回復できる「教諭特例」を適用された元プロの高校野球監督がプロに戻るのは初めて。
阿井氏は茨城県出身。東農大二高(群馬)の右腕エースで甲子園に出場し、1983年にドラフト3位でヤクルトに入団。ロッテを経て、92年に引退した。プロ通算144試合、17勝17敗4セーブ。ヤクルト時代に栗山監督とプレーし、親交もある。阿井氏はプロ引退後に教員免許を取得して高校教諭となり、2005年から川越東高監督を務めている。
また、元ロッテで解説者の黒木知宏氏(38)が投手コーチ、元西武外野手の大塚光二氏(45)が外野守備走塁コーチ、稲葉篤紀外野手(40)が打撃コーチ(兼任)にそれぞれ就任する。来季の1軍コーチは23日に発表される。
かつて王貞治さんの「OH」と同じく、ローマ字表記で最短の選手として(AI)、何かとネタになた阿井英二郎氏。千葉ロッテマリーンズで引退後、日大の通信教育を受講、高校教員免許を取得して、つくば秀英高校の地理・歴史の先生になられた時はかなり話題になりました。
その後転勤されてたんですな。
何かと、顔や人柄でコーチ就任を養成するどっかのチームからしたら本気で「サプライズ」。
プロ野球選手経験のない人がプロ野球の指導者になる、と言う例は過去に3例あるとか。最近では、かつて福岡ダイエーホークスが、プロ野球選手経験の全くない有本義明氏を二軍監督に迎えたことがありましたが、プロ野球から先生(アマチュア野球指導者)を経てプロ野球界復帰、もこれまた。
しかし、二軍投手コーチrとかそんなんじゃなく、いきなり「一軍ヘッドコーチ」と言うのは、栗山英樹監督なりのお考えがあるんだとは思います。
特に高校野球出身の選手には「プロからの目線」ではなく、「高校野球目線からでも見てもらえるコーチ」がいる事に安心感を覚えることもあろうか、と思います。抜擢した栗山監督の本心は分かりませんが、こう言った選手の内情から指導する、と言う経験を買ったのかな、とも思ったり。
しかしながら、こんな「縛り」があるそうで。
高野連:プロ契約時にアマ資格失効確認 毎日新聞
日本ハムの来季ヘッドコーチに埼玉・川越東高野球部の阿井英二郎監督が就任することを受け、日本高野連は21日、日本学生野球憲章に基づき、阿井氏がプロ契約時点でアマチュア資格を失うことを確認した。
元プロ選手の高校野球指導者で、再びプロ球界に復帰するのは阿井氏が初めてという。また、10年4月に改正された日本学生野球憲章では、阿井氏のようなケースでもう一度アマの資格を得るための再申請の規定がないため、今後、日本学生野球協会とプロ側で検討していくとしている。
せっかく苦労して取得した教員免許。元プロ野球選手がアマチュア野球の指導者になる際に必要な教諭経験云々のの規定が2年間にた最初の例が阿井「先生」ではありますが、プロに戻ることで「アマチュア指導者の資格」が失効するとか。何の為に教員になったのかな。
野球を子供たちに恒常的に教えていきたい、と言う純粋な考えのはずなのに、それに立ち塞がるのか「プロアマ規定」。これが全てを邪魔してるんですよね。
カープで言えば東出輝裕が、将来高校野球の指導者、つまりは先生になるべく、早稲田大学の通信教育課程に合格と言う話もありました。永川勝浩は、ドラフト指名後に母校の広島新庄高校の教育実習に行った、てんで中国新聞の記事にもなってました。この他にも教員免許を取得してるプロ野球選手はいてるとは思いますが、アマチュア復帰にはまだまだ障壁が多そうで。
プロの現場から身を引いて時間が経っても、まだまだ障壁も多く、古葉竹識監督の東京国際大学の監督就任の際にしても、マスターズリーグでの活動を「プロ活動」とみなして2年間の空白期間を置いたりしてます。教員免許を持ってない、というのもあるかも知れませんが、あまりにも厳しすぎる。
サッカーは「ライセンス制度」があって、そのライセンスさえ持っていれば、アマチュアだろうがプロだろうが、人材の移動はかなり柔軟になっています。このあたりは正直羨ましいと言うか。
技術云々の前に、こう言う所がまだまだ野球界が世界に打って出れない、国内ですら意思統一が出来ない現状を如実に表しているような気がします。同じ「野球」のはずなのに。
いつの間にか、阪神タイガースでのキャリアよりも、トヨタ自動車でのキャリアの方が長くなってしまった的場寛一も、まだNPB復帰を考えているとか。21日の12球団合同トライアウトで登板した門倉健(伊達聖ケ丘病院)も、まだプロ野球に戻りたいと考えているとか。
選手は比較的動きやすくなったとは思いますが、まだまだ指導者のレベルでは「お堅い人たち」が邪魔をする。このあたりが柔軟にならない限り、野球の普及発展は望めないし、一介の「野球教室というイベント」だけでアマチュアとの関係が終わってしまう。もったいない話ですよ。
野球という大きな道路を挟んで、NPBと高野連、大学野球連盟、JABAが玄関を向かい合わせにせん限り、発展はない。いつまでも向かい合ったベランダで挨拶するだけでは絶対にダメですよ。
野球を愛しているのなら、これからも野球を育んでいきたいのなら、プロもアマも関係ない筈だ。
それはそうと阿井先生、多分今年いっぱいで退職となるとは思いますが「退職金」て出るんかな。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
これだけでもたいがいビックリドッキリですが
日ハムヘッドコーチに阿井氏 高校監督から抜てき 北海道新聞
プロ野球北海道日本ハムは21日、栗山英樹監督(51)を補佐する来季のヘッドコーチに、元ヤクルトなどの投手で現在は埼玉・川越東高監督を務め、地理歴史教諭の阿井英二郎氏(48)を起用することを決めた。教員になって2年たてば学生野球資格を回復できる「教諭特例」を適用された元プロの高校野球監督がプロに戻るのは初めて。
阿井氏は茨城県出身。東農大二高(群馬)の右腕エースで甲子園に出場し、1983年にドラフト3位でヤクルトに入団。ロッテを経て、92年に引退した。プロ通算144試合、17勝17敗4セーブ。ヤクルト時代に栗山監督とプレーし、親交もある。阿井氏はプロ引退後に教員免許を取得して高校教諭となり、2005年から川越東高監督を務めている。
また、元ロッテで解説者の黒木知宏氏(38)が投手コーチ、元西武外野手の大塚光二氏(45)が外野守備走塁コーチ、稲葉篤紀外野手(40)が打撃コーチ(兼任)にそれぞれ就任する。来季の1軍コーチは23日に発表される。
かつて王貞治さんの「OH」と同じく、ローマ字表記で最短の選手として(AI)、何かとネタになた阿井英二郎氏。千葉ロッテマリーンズで引退後、日大の通信教育を受講、高校教員免許を取得して、つくば秀英高校の地理・歴史の先生になられた時はかなり話題になりました。
その後転勤されてたんですな。
何かと、顔や人柄でコーチ就任を養成するどっかのチームからしたら本気で「サプライズ」。
プロ野球選手経験のない人がプロ野球の指導者になる、と言う例は過去に3例あるとか。最近では、かつて福岡ダイエーホークスが、プロ野球選手経験の全くない有本義明氏を二軍監督に迎えたことがありましたが、プロ野球から先生(アマチュア野球指導者)を経てプロ野球界復帰、もこれまた。
しかし、二軍投手コーチrとかそんなんじゃなく、いきなり「一軍ヘッドコーチ」と言うのは、栗山英樹監督なりのお考えがあるんだとは思います。
特に高校野球出身の選手には「プロからの目線」ではなく、「高校野球目線からでも見てもらえるコーチ」がいる事に安心感を覚えることもあろうか、と思います。抜擢した栗山監督の本心は分かりませんが、こう言った選手の内情から指導する、と言う経験を買ったのかな、とも思ったり。
しかしながら、こんな「縛り」があるそうで。
高野連:プロ契約時にアマ資格失効確認 毎日新聞
日本ハムの来季ヘッドコーチに埼玉・川越東高野球部の阿井英二郎監督が就任することを受け、日本高野連は21日、日本学生野球憲章に基づき、阿井氏がプロ契約時点でアマチュア資格を失うことを確認した。
元プロ選手の高校野球指導者で、再びプロ球界に復帰するのは阿井氏が初めてという。また、10年4月に改正された日本学生野球憲章では、阿井氏のようなケースでもう一度アマの資格を得るための再申請の規定がないため、今後、日本学生野球協会とプロ側で検討していくとしている。
せっかく苦労して取得した教員免許。元プロ野球選手がアマチュア野球の指導者になる際に必要な教諭経験云々のの規定が2年間にた最初の例が阿井「先生」ではありますが、プロに戻ることで「アマチュア指導者の資格」が失効するとか。何の為に教員になったのかな。
野球を子供たちに恒常的に教えていきたい、と言う純粋な考えのはずなのに、それに立ち塞がるのか「プロアマ規定」。これが全てを邪魔してるんですよね。
カープで言えば東出輝裕が、将来高校野球の指導者、つまりは先生になるべく、早稲田大学の通信教育課程に合格と言う話もありました。永川勝浩は、ドラフト指名後に母校の広島新庄高校の教育実習に行った、てんで中国新聞の記事にもなってました。この他にも教員免許を取得してるプロ野球選手はいてるとは思いますが、アマチュア復帰にはまだまだ障壁が多そうで。
プロの現場から身を引いて時間が経っても、まだまだ障壁も多く、古葉竹識監督の東京国際大学の監督就任の際にしても、マスターズリーグでの活動を「プロ活動」とみなして2年間の空白期間を置いたりしてます。教員免許を持ってない、というのもあるかも知れませんが、あまりにも厳しすぎる。
サッカーは「ライセンス制度」があって、そのライセンスさえ持っていれば、アマチュアだろうがプロだろうが、人材の移動はかなり柔軟になっています。このあたりは正直羨ましいと言うか。
技術云々の前に、こう言う所がまだまだ野球界が世界に打って出れない、国内ですら意思統一が出来ない現状を如実に表しているような気がします。同じ「野球」のはずなのに。
いつの間にか、阪神タイガースでのキャリアよりも、トヨタ自動車でのキャリアの方が長くなってしまった的場寛一も、まだNPB復帰を考えているとか。21日の12球団合同トライアウトで登板した門倉健(伊達聖ケ丘病院)も、まだプロ野球に戻りたいと考えているとか。
選手は比較的動きやすくなったとは思いますが、まだまだ指導者のレベルでは「お堅い人たち」が邪魔をする。このあたりが柔軟にならない限り、野球の普及発展は望めないし、一介の「野球教室というイベント」だけでアマチュアとの関係が終わってしまう。もったいない話ですよ。
野球という大きな道路を挟んで、NPBと高野連、大学野球連盟、JABAが玄関を向かい合わせにせん限り、発展はない。いつまでも向かい合ったベランダで挨拶するだけでは絶対にダメですよ。
野球を愛しているのなら、これからも野球を育んでいきたいのなら、プロもアマも関係ない筈だ。
それはそうと阿井先生、多分今年いっぱいで退職となるとは思いますが「退職金」て出るんかな。
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2012.11.25 / Top↑
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