数日前の中国新聞の記事です。
「新球場効果薄れてる」 中国新聞
比治山大短期大学部(広島市東区)の学生8人は、マツダスタジアム(南区)の観客動向を調べた結果を16日、広島東洋カープの松田元オーナーに報告した。
調査は4、5月の計4試合で、観客計932人から聞き取った。市外からの観戦客は494人で53.0%を占めた。開業当初の2009年に行った同様の調査に比べ、市外からの客の割合は4.1ポイント下降。学生は「新球場効果が薄れてきている」とみている。マイカーで来場する客は28・8%で5.8ポイント上昇した。
この日は、学生が球場内の球団事務所を訪問。報告書を松田オーナーに手渡した。観客数を増やすアイデアとして、観戦回数に応じた入場料の割引制度などを提案した。70%以上の客が観戦後に球場周辺で買い物や飲食をしない結果を踏まえ、学生が来季までに周辺の飲食店マップを作る計画も説明した。
松田オーナーは「定点観測のように継続してやってほしい」と感謝した。2年の浅野江莉佳さん(20)は「より楽しい球場にするために、調査結果を生かしてほしい」と話していた。
2009年 72試合 1,873,046人 一試合平均26,015人
2010年 72試合 1,600,093人 一試合平均22,224人
2011年 72試合 1,582,524人 一試合平均21,980人
2012年 72試合 1,589,658人 一試合平均22,079人
開場以来、まぁ何とか「平均点」の観衆は集めている、とは思いますが、出来ることなら1年目くらいは維持したいところ。たまにテレビとか見てても、極端なまでにガラ空きな三塁側が映たりすると「なっさけないなぁ」とは思います。てめぇが行かないのに、と言われそうですが。
しかしやっぱり、勝たないと誰も見に行きません。正直興味も湧きません。奇抜なシートをアレコレ考え出したところで、カープが勝たん事には「なにやっとんなら?」という話。そして、Tシャツばっかり売ってても観客動員には一切繋がらない。本業は何やねん。
それを言い出すと記事とは全く関係なくなるので置いといて
カープの場合、使用している球場が「市民球場」と言う事もあって、入場料はあまり奇抜なことはやってきません。千葉ロッテマリーンズが、交流戦の振替開催を全席1000円で大盤振る舞いしたようなこともやりません。スワローズがやってた「最終戦全席一律1500円」もやりません。
あまりにお堅いよなぁ。
皆これに「慣れてしまった」のかも知れんし、また目立つところだけをピックアップしてあれこれ言うものおかしいと思いますが、やっぱりある程度の「柔軟性」は欲しいですよ。
サンフレッチェ広島がシーズンパスをPASPYにしてからもう3年かそこらくらい経過したと思いますが、カープは一向にやりそうにない。面白そうなのにね。レディースカープやシニアカープ、ジュニアカープの会員証くらいは、PASPYにしてみてもいんじゃないかな。わざわざ別ゲートを作るくらいなら、そこに自動改札みたいなのを設置して、入場回数の計算をさせる、などなど。
通常のファン倶楽部会員証もPASPYなりICOCAにしてしまって、そこから内野自由席の入場料は払えるようにするとか、その上で入場回数10回を越えたら1回無料にするとか。まぁICカード乗車券のチップにどれだけの情報量が蓄積されるのかまではよく分かりませんが、乗車履歴を残せるくらいなんだから、出来ん事はないだろう、などと。
食い物その他はなぁ。これはカープだけの問題じゃない。周辺地域の協力がないと。
過去の計画では、マツダスタジアムを中心にして、商業施設等を誘致して「街」みたいにしたかった、んだと思うけど、今年になってようやく球場東側にスポーツジムがオープンしただけ。
街、と言っても、誰かが出勤して帰ってきて住んでる、みたいなアレじゃなく、マツダスタジアムと言う核を中心にした「賑わいの場」なんだけど、何一つ動いてない、って事。特に球場西側なんか、シャトルバスの乗り場がほぼそのまんま。いつになったらナニが動き出すのかさっぱり分からん。
愛友市場あたりが「球場周辺」に入るかどうか、は個人の捉え方かと思いますが、まだまだあのスタジアムの周辺で「買い物をしてください」とは大きな声では言えない。もっとも、大慌てで野球場だけを焦って造って、周囲は「どうしよう」みたいな感じなのでどうしようもない。
ようやく球場裏は「らしく」なってはきたけど、まだ球場メインゲート前は駐輪場。具体的な動きもあまりない。まだマツダスタジアムを含む東広島貨物駅跡地周辺が、一つの「街」として機能してない。よその人間から見たらそう思います。未だにスロープの入口には「仮説ゲート」って書いてあるし。
まだまだ球場西側や、JRの車内から見てると、マツダスタジアムだけがポツンと取り残されているような風情すらあります。そらぁ、旧東広島貨物駅廃止直後の、隅っこに有蓋貨車が放ったらかしにされているような状況からは大きく変化してはいますが、まだ「街」としては出来たばっかり、のまま。
ただ、いつまでもあんな状態では、いつまで経っても人は集まらないし通らない。話が元に戻ってしまいますが、いい加減カープが強くならん事には、その「街」の計画すら頓挫しかねない。誘致誘致もいいけども「核」がしっかりしないことにはどうしようもないんですよ。
このままだと、周囲の街並みから外れてしまったマツダスタジアムみたいに、セントラルリーグからも孤立してしまいますよ。「カープが広島にある」だけで満足できない人もいるんだよ。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
「新球場効果薄れてる」 中国新聞
比治山大短期大学部(広島市東区)の学生8人は、マツダスタジアム(南区)の観客動向を調べた結果を16日、広島東洋カープの松田元オーナーに報告した。
調査は4、5月の計4試合で、観客計932人から聞き取った。市外からの観戦客は494人で53.0%を占めた。開業当初の2009年に行った同様の調査に比べ、市外からの客の割合は4.1ポイント下降。学生は「新球場効果が薄れてきている」とみている。マイカーで来場する客は28・8%で5.8ポイント上昇した。
この日は、学生が球場内の球団事務所を訪問。報告書を松田オーナーに手渡した。観客数を増やすアイデアとして、観戦回数に応じた入場料の割引制度などを提案した。70%以上の客が観戦後に球場周辺で買い物や飲食をしない結果を踏まえ、学生が来季までに周辺の飲食店マップを作る計画も説明した。
松田オーナーは「定点観測のように継続してやってほしい」と感謝した。2年の浅野江莉佳さん(20)は「より楽しい球場にするために、調査結果を生かしてほしい」と話していた。
2009年 72試合 1,873,046人 一試合平均26,015人
2010年 72試合 1,600,093人 一試合平均22,224人
2011年 72試合 1,582,524人 一試合平均21,980人
2012年 72試合 1,589,658人 一試合平均22,079人
開場以来、まぁ何とか「平均点」の観衆は集めている、とは思いますが、出来ることなら1年目くらいは維持したいところ。たまにテレビとか見てても、極端なまでにガラ空きな三塁側が映たりすると「なっさけないなぁ」とは思います。てめぇが行かないのに、と言われそうですが。
しかしやっぱり、勝たないと誰も見に行きません。正直興味も湧きません。奇抜なシートをアレコレ考え出したところで、カープが勝たん事には「なにやっとんなら?」という話。そして、Tシャツばっかり売ってても観客動員には一切繋がらない。本業は何やねん。
それを言い出すと記事とは全く関係なくなるので置いといて
カープの場合、使用している球場が「市民球場」と言う事もあって、入場料はあまり奇抜なことはやってきません。千葉ロッテマリーンズが、交流戦の振替開催を全席1000円で大盤振る舞いしたようなこともやりません。スワローズがやってた「最終戦全席一律1500円」もやりません。
あまりにお堅いよなぁ。
皆これに「慣れてしまった」のかも知れんし、また目立つところだけをピックアップしてあれこれ言うものおかしいと思いますが、やっぱりある程度の「柔軟性」は欲しいですよ。
サンフレッチェ広島がシーズンパスをPASPYにしてからもう3年かそこらくらい経過したと思いますが、カープは一向にやりそうにない。面白そうなのにね。レディースカープやシニアカープ、ジュニアカープの会員証くらいは、PASPYにしてみてもいんじゃないかな。わざわざ別ゲートを作るくらいなら、そこに自動改札みたいなのを設置して、入場回数の計算をさせる、などなど。
通常のファン倶楽部会員証もPASPYなりICOCAにしてしまって、そこから内野自由席の入場料は払えるようにするとか、その上で入場回数10回を越えたら1回無料にするとか。まぁICカード乗車券のチップにどれだけの情報量が蓄積されるのかまではよく分かりませんが、乗車履歴を残せるくらいなんだから、出来ん事はないだろう、などと。
食い物その他はなぁ。これはカープだけの問題じゃない。周辺地域の協力がないと。
過去の計画では、マツダスタジアムを中心にして、商業施設等を誘致して「街」みたいにしたかった、んだと思うけど、今年になってようやく球場東側にスポーツジムがオープンしただけ。
街、と言っても、誰かが出勤して帰ってきて住んでる、みたいなアレじゃなく、マツダスタジアムと言う核を中心にした「賑わいの場」なんだけど、何一つ動いてない、って事。特に球場西側なんか、シャトルバスの乗り場がほぼそのまんま。いつになったらナニが動き出すのかさっぱり分からん。
愛友市場あたりが「球場周辺」に入るかどうか、は個人の捉え方かと思いますが、まだまだあのスタジアムの周辺で「買い物をしてください」とは大きな声では言えない。もっとも、大慌てで野球場だけを焦って造って、周囲は「どうしよう」みたいな感じなのでどうしようもない。
ようやく球場裏は「らしく」なってはきたけど、まだ球場メインゲート前は駐輪場。具体的な動きもあまりない。まだマツダスタジアムを含む東広島貨物駅跡地周辺が、一つの「街」として機能してない。よその人間から見たらそう思います。未だにスロープの入口には「仮説ゲート」って書いてあるし。
まだまだ球場西側や、JRの車内から見てると、マツダスタジアムだけがポツンと取り残されているような風情すらあります。そらぁ、旧東広島貨物駅廃止直後の、隅っこに有蓋貨車が放ったらかしにされているような状況からは大きく変化してはいますが、まだ「街」としては出来たばっかり、のまま。
ただ、いつまでもあんな状態では、いつまで経っても人は集まらないし通らない。話が元に戻ってしまいますが、いい加減カープが強くならん事には、その「街」の計画すら頓挫しかねない。誘致誘致もいいけども「核」がしっかりしないことにはどうしようもないんですよ。
このままだと、周囲の街並みから外れてしまったマツダスタジアムみたいに、セントラルリーグからも孤立してしまいますよ。「カープが広島にある」だけで満足できない人もいるんだよ。
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2012.11.21 / Top↑
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