以下、適当に思いついたままの、ゴチャゴチャッとした文章が続きます。



【日本ハム】大谷本人に二刀流育成を説明 日刊スポーツ

日本ハムは17日、岩手県奥州市内のホテルでドラフト1位指名した大谷翔平投手(18=花巻東)と4度目の入団交渉を行った。今回は大谷本人と両親が出席し、山田ゼネラルマネジャーと大渕スカウトディレクターが話をした。交渉は1時間を超え、前回に続き資料を基に育成体制を重点的に説明した。

投手、打者の二刀流で育成したい方針を伝えた山田GMは「二刀流はメジャーでは不可能だということで喜んでいた。現時点で、投手としても打者としてもすばらしい素質を持っている。日本の球界ではパイオニアとしての道に行けるんじゃないか」と話した。

この日、大谷は取材に応じなかったが、父徹さんは「やるならば二刀流はいいんじゃないかなという気がしました」と話した。



まぁファイターズも思い切った手段をとりますな。もっともプロ野球選手の大半は「子供の頃からエースで四番♪」みたいな人ばっかりが揃ってますけどね。

実際にプロ野球チームに入団してからやった人がいるかどうか、って話。投打ともに秀でた人って、まず思いつくのが関根潤三さん。投手と打者を半ば兼ねてた、プロ入りから8年間の成績は

ピッチャーとして244試合登板、65勝94敗防御率3.43。
バッターとしては420試合出場、1101打数307安打13本塁打129打点

その後関根潤三氏はバッターに専念、最終的には1137安打、生涯打率.279を記録しますが、ピッチャーとバッターを兼任してた選手としては他に川上哲治氏がいますが、期間がそんなに長くなかったですから、ピンときません。よく引合いには出されますけどね。

「二刀流」として期待された選手として、千葉ロッテマリーンズに2005年にドラフト指名された柳田将利がいますが、結局芽が出んまま退団。NOMOベースボールクラブを経て、今年の12球団トライアウトにも出てます。結局期限の一週間以内に、どこからも声は掛からんままみたいですが。

簡単に「二刀流」と言いますが、ぶっちゃけ大成するかと言えば疑問ですよね。

ピッチャーで使うにしても、先発ローテーションに入れるのかな。んでもって、投げない日は指名打者で出すと言う形になるんでしょうか。まぁ指名打者なら打つだけだから、守備とかは気を遣わんでもいいとは思うけど、走塁やらデッドボールで負傷とかしたらどうするのかな。

それ以上に真剣に考えんといかんのが、ピッチャーとバッター、両方の練習をせんといかん事。

当然、通常の選手よりも二倍の練習量になるでしょう。もちろん、いつまでも「超高校級の選手」でいるわけにはいきませんから、それなりのレベルアップが必要です。いくら期待のドラフト1位とは言え、ただでさえやることはいっぱいなのに、そこに加えてピッチャーとバッターの練習。

人の二倍、体調管理には気を付けんとあきません。「二兎を追う者は一兎をも得ず」とも言います。投打ともを追い掛けるが為に「共倒れ」にならないように、綿密に育成計画は立てんと。

両親と4度目、本人と2度目の交渉、のようですが、昨年の原監督の甥っ子みたいに、本人が全く出て来んままの交渉とは違い、本人が球団関係者の前に出てきた、だけでも進展かと思います。

ファイターズ関係者の本心がどこにあるかは分かりませんが、これがただの「交渉の手段の一つ」にならないように、慎重な行動と発言を心がけていただきたいものです。

それこそ、メジャーリーグが注目した逸材、ですからね。

最後に、あまり関係ないですが、二刀流(二天一流)の始祖・宮本武蔵「五輪書」より。



みな片手にて太刀をつかふものなれば、両手にて太刀をかまゆる事、実の道にあらず。もし片手にて打ちころしがたき時は、両手にても打ちとむべし。手間の入る事にてもあるべからず。先づ片手にて太刀をふりならはせん為に、二刀として、太刀を片手にて振覚ゆる道也。

(普通は太刀を皆片手に使うものゆえ、両手で刀を構える事は実の道ではない。もし片手で立ちを持ちたい時は、両手にても鍛錬に励め、の意。)

太刀一つ持ちたるよりも、二つ持ちてよき所、大勢を一人してたゝかふ時、又とり篭もりなどの時によき事有り。
(一刀より二刀で戦うのは、大勢と相対した時、又は立て篭った時のみ、の意。)



以上、何のこっちゃ、と言うオチ、でした。

さて、大谷翔平。現代の「刺客」となり得るかどうか。


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2012.11.19 / Top↑
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