DeNAとソフトバンクが3対3のトレード 吉村、多村ら 産経新聞

DeNAは5日、吉村裕基外野手(28)、江尻慎太郎投手(35)、山本省吾投手(34)と、ソフトバンクの多村仁志外野手(35)、神内靖投手(29)、吉川輝昭投手(30)の3対3のトレードが合意したと発表した。

2008年に34本塁打を放った吉村は大砲として期待されたが、最近は打撃不振が続き今季は25試合で打率.209、2本塁打、7打点。中継ぎの江尻は2試合で0勝0敗0S、防御率13.50。先発の山本は6試合で1勝4敗0S、防御率4.46にとどまっていた。

多村、吉川は古巣復帰。多村は今季、79試合で打率.250、4本塁打、20打点。神内は20試合で0勝0敗0S、防御率5.47、吉川は25試合で0勝1敗0S、防御率5.29。



東野、香月らのトレード発表 オリックスと2対2 産経新聞

巨人の東野峻投手(26)、山本和作内野手(26)と、オリックスの香月良太投手(30)、阿南徹投手(28)の2対2のトレードが成立し、5日に両球団から発表された。

東野は2010年に13勝を挙げたが、今季は1試合の登板にとどまり来季の戦力構想から外れていた。通算成績は31勝27敗2セーブ、防御率3.25。「環境が変われば自分自身も変わると思って決断した。巨人には感謝しているし、見返すつもりでやりたい」と話した。育成出身の山本は1軍出場がなかった。

香月は主に中継ぎとして通算297試合に登板し、15勝10敗1セーブ。今季も52試合に登板した。阿南は今季1軍登板がなく、通算22試合で勝敗なし。



ここ暫らくなりを潜めていた「複数トレード」を久しぶりに見ました。大物選手同士のトレードと言えば、昨年オフのアレックス・ラミレスと村田修一の(結果的に)トレードがありましたが。

20年以上前は、2対3とか3対3とか、中には2対4とか言う半ば「在庫一掃処分」みたいなトレードもありました。今オフからカープの投手コーチに就任された古沢憲司コーチも、タイガースからライオンズ、そしてカープに「たどり着く」まで、常に複数トレードがつきまとってました。

最近ならば、2009年シーズンオフの、ベイスターズ加藤武治・松家卓弘・関口雄大と、ファイターズ稲田直人、坂元弥太郎、松山傑の3対3が主なところ、でしょうか。しかしながら、これって何となく「小物感」が否めません。キャリアからしたら坂元弥太郎なんでしょうけどね。

しかもこの6人、稲田直人が流れ流れてイーグルスから戦力外通告を受け、関口雄大もファイターズから戦力外通告、他の4人は既に球界を去り、誰一人として戦力になってない状態。

その事を考えたらこの2件のトレードは、わりかし大物になるのかなぁ。吉村裕基と多村仁志なんざ、その気になればまだクリーンアップを打てる存在。ジャイアンツの東野峻にしても、昨年のジャイアンツの開幕投手。裏にナニがあったのか、はいろいろ囁かれてますが、考えたら「すごいトレード」。

どっちがもったいなくて、どっちがもったいなくないか、は来シーズンが始まってみないと分かりません。監督・コーチ、またその土地と合う合わない、は少なからずあると思います。


しかしプロ野球人生ってのはわからないものでして。

多村仁志がホークスへトレード、その相手が、今シーズンバファローズからフリーエージェント移籍確実とも言われてる寺原隼人。そして寺原隼人がバファローズへトレードされた時に、ベイスターズから出されたのが山本省吾、その山本省吾が今度は、多村仁志のトレード相手となってホークスへ。

さらにはこの「6人」のう4人は、次の移籍先が3球団目以上(山本省吾は4球団目)。プロ野球選手に移籍はつきもの、とは言いますが、3球団も4球団も回ってたら、落ち着く暇もなかろうな。ただこうやって移籍しているうちに何かしら「キャリアアップ」出来ればいいんですが。

ジャイアンツと「(近鉄)バファローズ」って、昔からわりとレギュラークラスの選手のトレードが多い用意も思います。昔なら、淡口憲治(プラス山岡勝)と有田修三、石井浩郎と石毛博史・吉岡雄二とか(ここも複数トレード)、阿波野秀幸と香田勲男とか、高木康成と木佐貫洋とか。

そして名前を並べてびっくりなのが「失敗が少ない」。淡口憲治はあの「10・19」でもスタメン出場、吉岡雄二は後の「いてまえ打線」のクリーンアップで、息の長い選手になりましたし。高木康成も今年のジャイアンツの投手陣では必要不可欠な存在、ではありました。

どんな関係が球団間で気づかれているのかは分かりませんが、これだけ両チームに「失敗」のないトレードもなかなかない、と言うか補うべきところが両チームで合致することが多いのかな。


しかし、この手の大型・大物のトレードって本当に減りました。

大物、と言われる選手は、出たくなったらフリーエージェント移籍するし、球団の方も出て行って欲しいなら引き止めんし。条件によっては人的補償もあります。人的保証のあるフリーエージェント移籍って、結局トレードじゃねーか、とは思います、自由に移籍する権利、じゃないですよね。

けどトレードってのは、心機一転には好都合じゃないでしょうか。「放り出される」「請われる」と、捉え方は様々あろうとは思います。東野峻みたいに「見返すつもりでやりたい」と思うのも大いに言って良い事だと思います。こう言う気骨あふれるコメントを残す選手も少なくなりましたしね。

しかし、インターネット上で超有名な「あのコピペ」を締めくくる選手がみな移籍するとは思いもよりませんでした。とは言え、酷い言い方ではありますが、吉村裕基はベイスターズで「冷たくなり、息を引き取っ」てたような状態。彼ももまだ20代。何とか息を吹き返してもらいたいものです。


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2012.11.08 / Top↑
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