巷では周期キャンプ真っ盛り、であります。

しかしなから個人的には、やれ誰某が決意表明だの、誰某がこんな練習をやってただのって、あんまり興味がわかないと言うか何と言うか。まぁこの時期まで試合をやっておればネタもあるんですが。

そんな中で、意外にも東京スポーツが「カープの短期特集」を始めました。



<連載:広島カープはなぜ失速したのか(上)> 東京スポーツ

2012年の野村カープに足りなかったものは――。広島は指揮官就任3年目の今季、昨年から順位を1つ上げ、4位に終わった。主力の離脱がありながらも、若手が奮起して前半戦を3位でターン。初のCS進出に向け快進撃を見せたが、勝負がかかった9月に入ると急ブレーキ。一時は貯金「2」まで盛り返したカープはなぜ失速したのか。収穫と悔しさの残ったシーズンを振り返る。

「毎回同じようなことばかりだが、誰かがではなくて自分がドンと穴を開けるつもりでやらないと。チャンスで萎縮しているように見えてしまう」。シーズン終盤の敗戦後、野村監督のコメントは同じ内容に終始した。球団史上初のCS進出に向けた勝負の9月。しかし、プレッシャーからか打線全体が一気に貧打に陥った。結局この月、4点以上取って勝った試合はわずか2試合だった。

開幕前、指揮官は「うちの選手たちは一度、不調になるとみんなが一斉に悪くなってしまうところがある」と懸念していた。昨季も50イニング無得点という不名誉なセ・リーグ記録をつくってしまうなど“負のスパイラル”が続いてしまう傾向があったからだ。

それでも栗原、東出、ニックと相次ぐ主力の離脱で危機に陥った際には思い切って抜てきした天谷、岩本、堂林など若ゴイが大当たりで期待に応え、球宴前には最大11あった借金を完済。貯金までつくる大躍進を遂げた。しかし、若さと勢いだけではシーズンは乗り切れず、一度落ち込むと抜け出すことができない“病気”が一番大事なところで発症してしまった。

勝負どころでのメンタル面の弱さといってしまえばそれまでだが、勝敗を背負うことができる選手が少なかったのかもしれない。今季、圧倒的な強さを誇った巨人には阿部、けが人続出ながらも3位に入ったヤクルトには宮本――上位チームには大事な場面で頼れる“精神的支柱”が存在した。栗原不在とはいえ、カープ打線で代わりにキャプテンシーを発揮できる選手は最後まで現れなかった。

既にチーム内からも「リーダーになれる選手をつくっていかないといけない」という声は出ている。今季は137試合に出場した7年目の梵がナインを集め選手ミーティングを行うなど、その芽は出つつある。来季の躍進のためにはリーダーの出現が条件になる。



痛いところを突いてくる東京スポーツ(笑)ではありますが。確かにそうですよね。

記事中ではジャイアンツ阿部・スワローズ宮本が出てますが、ドラゴンズでも荒木井端がその役割なのかな。それに引き換え、カープ、タイガース、ベイスターズ、下位に沈んだ3球団は「誰がグラウンド内のまとめ役なの?」て感じ。カープ以外は気にしてないのでアレですが。

今、日本シリーズの真っ最中ですが、ファイターズの稲葉篤紀もそうですよね。札幌では指名打者での出場になってますが、バットで場の空気を変えるだけの「影響力」を持ってます。

残念ながらカープには、グラウンド内でキャプテンシーを発揮する者もはっきり言うておらんし、ベンチ内でのいわゆる「ヤジ将軍」的な存在もおらん。梵英心のミーティングの話も書いてはありますが、はっきり言って今更感ありあり。まぁ彼の場合、出れなんだ時期もあるんで何とも言えませんが。

特にベンチ内なんか、活気がなさすぎる。一人くらい「バカ」がいててもおかしくないんだろうけど、そんな空気じゃない。野村謙二郎監督の「方針」なんだろうけど、これが最大の障壁ですよ。

一昨年かそこらあたりにも思ったんですが、野村謙二郎監督自身が「キャプテンの延長」みたいな形で監督をやってる。コーチだけでなく、ベンチの全てを仕切ろうとしてる。

この辺り「打てなくなったら皆一斉にダメになってしまう」とたびたび野村謙二郎監督が言うてたそのまんま。けど、その遠因みたいなのは野村謙二郎監督自らが作り上げてしまたように思える。

そもそも、野村謙二郎監督が就任した時点でキャプテン制を廃止してしもうたけど、ここからダメだったんじゃないか。選手は選手で、まとめる役目の人間を一人指名するべきだったんじゃないか。

キャプテンの素質とか、そんなんは抜きにして、一人誰か指名してみればいいんですよ。

具体的に「何やればいい?」てのはいろいろあろうけど、それを見極めるのは監督の仕事であり、取りまとめを任せるのが監督の責任。それをやらなかったのは監督の「無責任」ですよ。

自分が監督をやってる、指揮を執ってる間だけがよければいいわけじゃない。監督は数年で身を引くことになろうけど、選手は10年15年とげね気を続けていくことになる。野村謙二郎が監督を辞めようが、広島東洋カープは続いていく。後に残せるモノを作っていくのも監督の仕事ですよ。

これは監督だけの責任じゃない。カープ球団首脳陣の責任でもありますよ。

小窪哲也と言う選手がカープにいてる。ここ数年はなかなか一軍に定着出来んでちょっと停滞気味、ではありますが、ここ数年で「それらしい」選手って彼くらいじゃないかな。小学校の頃から青山学院大学に至るまでずっとキャプテン。何をすればいいかってのは一番わかってるはずなんだ。

いっそ、彼をチームキャプテンに指名してしまってもいい。少しは本人の目の色も変わるだろうし、周囲の見方も変わろう。それくらいの「荒療治」をやらんnと、チームもベンチの雰囲気も変わらん。

成績がついて来んとどうしようもない、かも知れんけど、そう言う「人」を置くことによってちむの結束力が上がるんじゃないかな。それとも、野村謙二郎が「まだ」キャプテンをやりたいのかな。


まぁ何にしろ、ナンボ戦力補強をやったところで強くならんのは、ここ数年の戦いを見てると明白。それこそ、チームの構造から変えん限り、本当の「補強」にはならんと思いますがいかがでしょう。


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2012.11.01 / Top↑
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