来シーズンの広島東洋カープの監督・コーチ陣が正式に発表になりました。

31日から始まる周期キャンプに向けて、だとは思いますが、しかし何でここまで正式発表が延びたのかな。この曖昧さ加減がカープらしい、といえばらしいんですが、これが最大の弱点(笑)。



監督 77 野村 謙二郎 (まだやるんか)
ノーコメントとさせていただきます。

チーフ兼守備・走塁コーチ 71 高 信二 (留任)
彼が今以上に我が強ければ、カープベンチももっと緊張感がある、出てくると思うのはわしだけでしょうか。言うたら悪いですが、完全に野村謙二郎監督の話しの聞き役くらいにしかなってない。コーチ経験ももう長いんだから、もっと監督と話が出来てもいい人だと思います。

某名古屋のチームの監督と辞任された投手コーチ、ほどではありませんが、もっと意見を出してもいい。すべてが野村謙二郎監督の意のままに「しか動いてない」ようにしか見えないんだ。

高コーチ自身がレギュラーじゃなかったから、と言う引け目負い目もあるのかも知れんけど一歩引いた目でグラウンドを見れる貴重なCOACHだと思います。もっと彼を活かしてやってくれ。生き生きしてるのが「監督代行」の時だけじゃダメですよ。

外野守備・走塁コーチ 85 永田 利則 (留任)
石井琢朗「氏」がコーチに就任するにあたり、何らかの動きがあるか、と思ったのが永田コーチですが、今まで通りと言う結果に。まぁ勝手に想像してただけではありますが。来年も、1塁ベース上で、スライディング用グローブを渡す仕事なのか、それともサードコーチに回るのか。個人的に、石井琢朗新任守備走塁コーチを一塁コーチに置いて欲しい、と言う単なる願望だけではありますが(笑)。

しかし、南海ホークスにトレードに出され、カープにスコアラーとして復帰、そして二軍から一軍のコーチを歴任。そろそろ、二軍でもいいから「監督」の声がかかっても面白いかも。

内野守備・走塁コーチ 75 石井 琢朗 (一軍野手コーチから異動)
御家族が広島転居、の話もあるそうです、こんな話って、よそからカープに来た人ではこれまで無かったこと。それだけ石井琢朗(多分ではなく)新任守備走塁コーチに意欲がある、と言うかじっくり腰を据えてコーチの勉強をしよう、と言う姿勢が見えて嬉しい限りであります。

もう少し深く考えれば、家族を広島に呼んでまで、コーチとしての仕事を続けることを決意された、と言うのは、おそらく球団側から「将来的には監督に」という話も出てきてるんじゃないか、とも思います。球団も、それだけ石井琢朗の「野球に対する考え」を取り込もうという覚悟なのか。

選手の実績イコール監督・コーチの実績、では消してないですが、少なくとも盗塁王・ゴールデングラブ賞・安打数・犠打数で考えると、どうしても石井琢朗>>>野村謙二郎、ですからね。

しかし、比嘉広報のブログで見ましたが「優勝せずにカープを離れることは出来ない!」とか。言ってくれますねぇ。じゃあ、いっその事、お墓まで一緒にペケペケ男(笑)。

そう言えばこの曲の出だしって「女の子は嫌いではないのだ」だったな(笑)。

打撃コーチ 81 新井 宏昌 (新任)
来シーズンのカープのコーチングスタッフにおけるある種の「サプライズ」かと思われます。ただ、なぜ今まで外に目を向けなかったのかな。人材は吐いて捨てるほどいてたはずなのに。

しかしその中で新井宏昌コーチは最大の「ヒロイモノ」かと思われます。効果があれば、の話ではありますが。まぁよくオリックスバファローズがリリースしたな、と思いますよ。

新入団からこれまで、パシフィックリーグを一歩も出たことがない人。解説者時代にセントラルリーグの試合は、見たことはあるとは思いますが、外から見る世界と中から見る世界は全く違うでしょう。特に下位に沈みっぱなしの球団なんか特にそうだと思います。

とは言え、キャリアをお持ちのコーチが来られたことで、野村謙二郎監督の「打撃コーチごっこ」もいくらかはなりをひそめるものと思います。と言うか、それ目的で招聘されたんでしょうし。「いっときの応急処置」じゃなく、5年10年と選手のモノになるコーチングをお願いします。

打撃コーチ 79 緒方 孝市 (一軍野手総合コーチから異動)
コレまでの緒方コーチの肩書きって「一軍野手総合コーチ」なのか「外野守備走塁コーチ」なのかどっちだったのか。とりあえずカープ公式では「一軍野手総合コーチ」とあったのでそうしましたが。

とにかく「異動」になりました。今度は打撃コーチ。これまでのコーチングで何か結果を残したか、と言われたら実際見えませんでした。ただ、数々の失敗をしっかり反省出来たか。自身でモノにできたか。こうやって一定期間ごとに配置転換があるということは、将来を見据えてのものかと思います。

しかしまた打撃コーチが「左右」か。

投手コーチ 78 古澤 憲司 (新任)
一部では、大野コーチの後継は佐々岡真司、みたいな話もありましたが、佐々岡真司は断ったのかな。まぁ時期尚早と言うか、広島ローカル放送局の解説者をやってた、と言うだけでコーチングスタッフに名を連ねてもらっても困るですけどね。

だからと言って古澤憲司氏、と言うのも全く思いもよりませんでした。それだけ40~50歳くらいのプロ野球OBに「投手コーチ」としての人材が育っていないのか、とも思いますが。

投手コーチ 80 山内 泰幸 (留任)
古澤コーチと、どっちがブルペン担当になるのかな、とか思ったりもしますが、年功序列的な考えになると、やっぱり山内コーチがブルペンなのかな、とも思ってしまいますが。

ただ、いくらお年を召しているとは言え、古澤コーチは今のカープを全くご存じない。ならばブルペンで、いろんなピッチャーと話をする機会を持つ意味も含めて、ブルペンにいてもらったほうがいい。そらぁ「一軍投手コーチ」ですから、一軍にいるピッチャーを全員見ないといかんのですが。

先発ピッチャーは、場合によってはベンチ入りせん日もありますし、今のカープの投手陣の抱えてる問題は、実力云々ももちろんですが「運用面」が最大の課題ですからね。

バッテリーコーチ 84 植田 幸弘 (留任)
大野コーチの何かの機会で書きましたが、グラウンド上、特にバッテリー間であれやこれや相談する時は、投手コーチよりも植田コーチが行ったほうがいいな、と思う時が度々ありました。

もっと言えば、今は「監督代行」となると高信二コーチになりますが、たまには「植田監督(代行)」の采配も見てみたいなぁ、などと、その為には野村謙二郎監督がアレしてもらわないと(笑)。



とまぁダラダラ感想というか、述べましたが、大ベテランのコーチ陣を配したことで、これまでのカープとはつがう方向に進むもの、と思います。

新井宏昌打撃コーチみたいに、言わば「まったく赤く染まってない人」を入れた以上、これまでとは違う色を見せてもらわないと困るんだ。その為には、野村謙二郎監督は、新井宏昌コーチ、古澤憲司投手コーチともに、完全に打撃部門・投手部門は任せるべき。

おそらく、野村謙二郎監督の意とは関係ない、球団主導のコーチ人事だろうけど、野村謙二郎監督が並べたコーチ陣でこの3年間、結果が出ていない以上、これは致し方ないことだ。

これまでにないくらいの「大なた」がコーチ人事で振るわれた以上、球団上層部もいい加減、野村謙二郎監督の「監督としての才」にいい加減「?」を付けてるんだろうし、そうでないと困る。

先の中国新聞の記事で、鈴木清明球団本部長が「あとはAクラス」と明確に結果を求めた。まぁヌルイ目標だとは思うけど、確実に「結果」を求めてきてるのが読める。これまで監督・コーチ人事に対してあまりコメントを発しなかった鈴木本部長が言うてるんだから、並々ならぬ意欲を持って、新井宏昌氏に声をかけたんだろうし、石井琢朗にコーチとしての広島残留を願い出たんだろう。


もう「○年計画」じゃないよ。中畑清監督じゃないけど、クビを掛けれ。


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2012.10.29 / Top↑
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