プロ野球オンシーズン、オフシーズンに拘らず、広島に行ったら中○新聞しか買いません。

もとより、旅に出たらその行った先の新聞を読むようにしてます。故に、東京に行ったら何を読むか困ってます。「東京新聞」もありますが、何の因果か中日新聞東京本社が出してる新聞だし(笑)。

で、もちろんカープ情報っちゅうたら中○新聞が一番「強い」とは思っていますが、ウェブ上ではありますが、他紙の地方版を見ると、たまに面白い記事があったりします。

普段は紙面で、カープがどんな扱いなのかは分かりませんが、各新聞でどのようにカープを見ておられるのか。強いて言うなら、シーズン中でもこまめにカープ記事を出してくれたらいいんですが。



2012野村カープ 越えられなかった壁 <上>初球打ち機能せず
読売新聞広島

また、打てなかった。打線が3安打に抑えられ、0―1で敗れた9月15日の中日ドラゴンズ戦(マツダスタジアム)。今季、何度も繰り返された光景に、野村監督は「走者が出ない。相手がどうこうではなくて、自分たちの打撃が出来ていない。思い切りやれと言っている中でそれがでない」と嘆いた。

野村監督がチームに求めたのは積極的な打撃。初球からバットを振る。明確なスタイルで得点力不足を打破しようとした。

だが、結果がついてこなかった。振っても芯で捉えることは出来ず、走者がいても併殺打に倒れるなど、好機を広げることも出来ない。1イニング4球で攻撃を終えることもあった。15日の中日戦では、相手の4投手に投げさせた球数は97球。6回1失点と試合を作りながら黒星を喫した野村祐輔投手の104球を下回った。

畝龍実スコアラーが「初球は安打になる確率が高い」と分析するように、初球を狙うこと自体が悪いわけではない。ただ、技術の伴わない打者は、やみくもに手を出しているようにすら見えてしまう。

シーズン終盤は狙い球を絞っての打撃を指示しても結果には結びつかなかった。球団関係者は「初球でボール球を振ったり、ファウルにしたりした。仕留められずに追い込まれて、三振することもあった」と振り返る。結果が出ないことが焦りを生み、好機になればなるほどバットは湿った。チーム打率はリーグ5位の2割3分3厘。出塁率はリーグ最下位に終わった。

栗原健太選手、ニック・スタビノア選手といった大砲を故障で欠き、規定打席に到達したのは梵英心選手、堂林翔太選手の2人だけ。タレント不足は明らかだった。打順は日替わりで、好不調の波が全員に同じリズムで訪れた。「野球は投打のバランス。うまくかみ合わなかった。もう少し投手を楽にさせてあげれば、違った展開だったかと思う」。指揮官の嘆きが今季の戦いぶりを物語っていた。



まぁほっとんどベッタベタの内容ではあります。

一番わからないのは「野村監督がチームに求めたのは積極的な打撃。初球からバットを振る。」このスタイル。こんなのぶっちゃけ、支持指導としては高校生以下。ただ振ればいいってもんじゃない。

その結果が、リーグ最多三振の選手を生む結果にもなってます、いきなりノーボールワンストライクから勝負が始まってしまうんだから、バッター有利に勝負が進めれるわけがない。何も考えすに初球から振って行った結果、ピッチャーに追い込まれるんじゃなく、自分で追い込んでしまってる。

きついこと書かれてますよね。「初球を狙うこと自体が悪いわけではない。ただ、技術の伴わない打者は、やみくもに手を出しているようにすら見えてしまう。」とか何とか。

記事中にもあるように、その分析結果は畝スコアラーがはじき出したものなんですが。

一番気になるのは、スコアラーの方が持ち込んだデータや情報を、チーム全体で共有出来てるか。

マツダスタジアムでの試合中、カープのベンチ内では、野村謙二郎監督の傍らに、畝龍実スコアラーと高信二野手チーフコーチ。このスタイルは全くと言っていいほど変わらない。

けど困ったことに、この並びが試合中、ほとんど崩れない。たまに野村謙二郎監督がマウンドを降りたピッチャーに声をかけに行くだけ。要はベンチ内で動いてるのが、ほとんど選手だけなんだ。

クライマックスシリーズ中、イニング間のドラゴンズベンチの中では、何やら書類らしきものを持った人がこまめに動いてるのを見た。通訳の方が持って行ったのかも知れんけど、トニ・ブランコが食い入るようにそれを見つめている姿が、ちらっとだけ写ったけど印象に残った。

カープベンチでこんなシーン、お目にかかったことがない。テレビカメラに映らないだけかも知れんけど、ベンチ愛を畝スコアラーが忙しなく動き回ってた、みたいなところを見たことがない。

スコアラーの方が持ってきたデータって、まず選手が見るもんじゃないかな。試合前のミーティングで見ているのかも知れんけど、状況によってして投手の攻め方など、コロコロ変わるのは当たり前。それに対処するためには、監督やコーチがデータを見る前に、選手に見せておく方が良くないかな。

監督とコーチ、スコアラーだけがデータを見て指示を出しておいて、打てなかったら「なぜ打てない」。こんな感じのような気がするんですよ。実際のところ、どうなってるかは分かりませんけどね。

――――と思いますよ。

タレント不足は致し方ない、と思ってます。タレントは持ってくるもじゃない、買ってくるもんじゃない。「カープは育成の球団」と、一番上の人が言うてる以上、育成出来てないのが悪いんですよ。

まぁこれだけは、広島東洋カープが存続する限り、永久に続く問題です(笑)。


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2012.10.25 / Top↑
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