新井宏昌打撃コーチが正式契約に至りましたが、この人も契約更改を終えました。

とは言うものの、この人の場合、あってないようなもんでしょうけどね。



野村監督、4年目契約 本部長「あとはAクラス」 中国新聞

広島は23日、マツダスタジアムの球団事務所で野村謙二郎監督(46)と4年目となる来季の正式契約を結んだ。1年契約。

今季も9月に失速して3年連続Bクラスでの続投。鈴木清明球団本部長は「若手の育成などチームづくりの方向性は球団方針と合致している。あとはAクラスという結果を求める」と期待した。

1軍スタッフには古沢、新井、石井の3コーチが加わる。野村監督は古沢投手コーチと秋季練習に臨み、就任会見した新井打撃コーチと得点圏打率について意見交換した。「新しい体制でスタートするわけだから、チームが変わったところを見せたい。投手陣は層の厚さを増し、打撃陣はそれを援護できるようレベルアップしないと」と話していた。



ふと思ったんですが、既定路線だったとは言え、2年目3年目にこんな記事が中国新聞に出たかな。1年契約とは言え、三カ年計画だの五カ年契約だのと言われてましたが、具体的節目はなかったし。

ましてや、甘っちょろいとは言え、野村謙二郎監督の契約更改後に、わざわざ鈴木清明球団本部長がコメントをした、って話も覚えがない。松田元オーナーがヌルイ話をした覚えはあるんですが(笑)。

球団も「本気」なのか。

この「本気」が、来シーズンに向けてのものか、野村謙二郎監督に向けてのものなのか、は分かりません。ただ「あとはAクラス」と言う、なんとも頼りない目標が出てくるのはいただけない。

何度も申し上げるようですが、私は「Aクラス」ごときで満足は一切しません。ましてや「よくやった」なんか認める事は出来ない。よくやったのであれば、少なくともAクラスには入れるはずだ。

無論「ペナントレース」を戦っているんだから、目指すのは「リーグ優勝」ですよ。

クライマックスシリーズを勝ち抜いて、日本シリーズへの出場権がもらえる。まぁこれはこれでいい「かも知れない」けど、日本シリーズに出場するには、まずは旗印として「CENTRAL LEAGUE CHAMPIONS」と書いたペナントを持っていくべき。

「何か知らんけど日本シリーズに出れるってんで勝ち進みました。」では格好がつかない、つかカッコ悪い。私の頭の中では「NIPPON CHAMPIONS」と書かれたペナントは「CENTRAL LEAGUE CHAMPIONS」または「PACIFIC LEAGUE CHAMPIONS」のペナントとセットになって、初めて価値が出るもの、だと思ってます。並べれるのであれば並べたい。

チームの目標がどこなのかは知らんけど、いつまでも「目指せAクラス」では絶対にBクラス脱出は出来ん。目標を高く持つことが馬鹿げてるように思われる昨今だけど、最高峰を目指して何が悪いんだ。こんな中途半端な目標しか持てんから、いつまで経ってもBクラスを抜け出せんのだ。

前オーナーの松田耕平さんが「勝率5割ライン確保を基本とし、(13、14勝の)上積みを目指す」とは言われてたけど、いつの間にか「勝率5割(ライン確保を基本とし、13、14勝の上積み)を目指す」になってしまってる。いつの間にか()の部分が広がってしまってる。

ファンはそんな事、これっぽっちも期待してないのにな。

松田元オーナーが以前チーム成績に対して「ヌルイんじゃ」とまで言うた事があるけど、一番ヌルイのは経営も現場も、一番上にいる人、ですよ。これが治らない限り、強くならない。

「チームが変わったところを見せたい。」とは言うけど、こんな事毎年言うてるわな。悪い方に変わってきてるし。あれだけ打ててた、と言うか2割7分あったチーム打率が、2割3分ですからね。

それと、いい加減「○○しないと」は辞めれ。するのは現場にいる監督コーチであり、選手。「しないと」とのんびり構えてるから、何もかもが後手後手に回る。これだけ長い間勝てていないのに、コーチ陣のテコ入れを今の今までやって来なかったのがいい例であり、悪い例ですよ。

これは現場だけじゃない、球団フロントもだ。これだけいろいろと問題山積なのに、今だコーチ人事でもめている(ように見える)。石井琢朗多分守備走塁コーチがいい例だ。こんな部分をテキパキとやらないと、選手にも不安が及ぶ可能性すらある。誰に指導を仰いだらいいのかワカラン、みたいな。

叩かれるのが怖いのか知らんけど、何もかもが「これでいい」くらいにしか思えない。


かの初代若乃花の二子山親方がこんなことを言うてた記憶があります。

「幕内に上がればいいや」程度にしか考えてない新弟子は、十両にすら上がれない。

今のカープって正しくこれじゃないですかね。「これくらいが丁度いい」とか思ってるけど、それ以上にすらなれない、みたいな。「いい選手」ばっかりを集めても、球団本体が「ヌルイ考え」しか持ってないのであれば、勝てるものも勝てやせん。それどころか、さらに転落の一途をたどるだけだ。

今シーズン前半、わりかし好成績を残したから、こんな甘い考えしか出てこないんだろうけど、あの成績を維持できなかったから、こんな散々な成績に終わってしもうたんだ。むしろ「落ち方」が半端なかった。これをいい加減どうにかせん限り、いつまで経っても優勝なんかありえない。

一体カープ球団が、どの程度の成績でクライマックスシリーズ進出を考えてるのか知らんけど、青息吐息でヨレヨレのグダグダで進出したクライマックスシリーズなんざ、これぽっちの価値もない。

1989年のパシフィックリーグとまでは行かんでも、せめて優勝チームと2ゲーム差くらいでないと、進出する価値がない、ファンの人には悪いし、それなりに楽しんでみてはいたけど、今年のセントラルリーグのクライマックスシリーズほど「無駄なシリーズ」はなかったと思いますよ。

ホント、来年結果が出なかったら、身を退け。

監督就任の時何て言うたか覚えてるか?「優勝目指して頑張ります」じゃなく「優勝『します』」じゃなかったかね。就任初年度のイヤーブック2010の表紙になんてい書いてあった?「Aクラスとかクライマックスシリーズとかいう奴は去れ!」だったよな。目標が甘いんだよユルいんだよ。

とは言え鈴木本部長に去ってもらったら、契約更改が困るんですが(笑)。


「責任は感じるものじゃなく、取るもの」今年の流行語大賞にノミネートだわ。


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2012.10.24 / Top↑
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