当然と言えば当然ですが、ここ暫くは至極漠然とクライマックスシリーズを見てます。
12チームのうち6チームが参加出来る、と言うシステムには未だに煩わしさ、と言うか違和感がありますんで、あくまで「ペナントレースの延長戦」として観てます。
少し難しいですが、ここにカープが絡んでたら、何らかの心境の変化はあったかも知れません。もちろんカープが出てくるべきは第2ステージ、開催球場はマツダスタジアムでないとあかんのですが。
それにしても、ドラゴンズの「平常運転」ぷりがすごい。
さも当たり前のように進塁打を打ち、ごく当たり前のように犠牲フライ。たいして凄くない。当たり前の事を当たり前にやってる。野村謙二郎監督言うところの「普通のことをやったまでです」ですよ。
第一ステージ初戦に勝った時の谷繁元信のコメントでしたかね。「自分の持ってる以上のものは出ない。」でしたか。新聞の隅っこの方に載ってた短いコメント。もっと言わせてもらえるなら、自分の持ってる力をどうやったら100パーセント出せるか、を知り尽くしているようなコメント。
北斗神拳伝承者かお前は(笑)。
それでも、シーズンでホームランを1本しか打ってない大島洋平に「トドメの一発」が出るところに「クライマックスシリーズと言う尋常ならざる空気」を感じます。まぁそれ以上に彼は打ってますけどね。
しかし普通は、いわゆる大舞台で、これだけ冷静に自らを、そしてチームを分析出来ない。
もうこれは何年も積み上げてきた「自信」に他ならないし、それが「信念」の域にまで達してる。これは100パーセント、カープには真似出来ない。選手だけじゃない、監督もコーチも裏方さんも。
第2ステージ第1戦で、大野雄大が好投を見せた。一昨年のドラゴンズのドラフト1位指名。
指名当時は左肩を痛めていたこともあって、指名回避の可能性があったものの、それを承知でドラゴンズが指名、入団以降はリハビリに努め、昨年最終盤にようやくプロ入り初先発。
もうこれは、ドラゴンズというチーム、首脳陣が「覚悟を決めて」大野雄大を一人前にする、と言う「プロジェクト」を達成終了した瞬間、みたいなもんですよ。
そして、今シーズン途中で亡くなられた稲葉光雄投手コーチが育てたと言ってもいい、4年目の伊藤準規。昨日の快投を一番喜んでるのは、稲葉コーチじゃなかろうかな、とも思いますよ。
「稲葉さんのおかげ」中日・伊藤 天国のコーチにささげた快投
スポニチ
今季レギュラーシーズンでの登板はわずか2試合で1勝の中日・伊藤が、大舞台で8回途中4安打2失点と快投。140キロ台の直球にフォークを織り交ぜ、巨人打線を封じた21歳は「(谷繁さんの)サイン通りに投げれば、抑えられる自信はあった」と笑顔を見せた。
素質はピカ一だ。高卒新人だった09年9月30日の巨人戦(ナゴヤドーム)でいきなり149キロを計測。だが、今季は右肘痛で出遅れ、実戦初登板したのは7月に入ってからの2軍戦だった。投げられない間は、8月11日に脳内出血のため急逝した稲葉光雄投手コーチ(享年63)からつきっきりの指導を受けた。「きょうの投球も稲葉さんのおかげという部分は大きい」。この日のウイニングボールも故人の墓前に届けるという。
大野雄大が落合博満前監督、森繁和前投手コーチの置き土産とするならば、伊藤準規は、稲葉コーチの置き土産ですよ。それをしっかり、高木守道ジョイナス政権は理解してる。監督やコーチがごっそり交代しても、「イイモノ」はしっかり残ってるし、受け継がれている。心底羨ましい話ですわ。
このポストシーズン。タイトル通り、吉見一起も、エンジェルベルト・ソトもいない。岩瀬仁紀も第1ステージ第2戦で投げたのみ。将棋に関しては疎いですが、投手陣に関しては所謂「飛車角落ち」。
そんなチーム状態でも、大野雄大やら伊藤準規が堂々と投げている。リリーフのマウンドにも、ルーキーの田島慎二が堂々たるピッチングを続けた。クローザーには、「今年から」の山井大介。
特に、先発ピッチャーは、人によっては「代役」と捉えるだろう。昨日のG+の解説・水野雄仁がそうだった。今朝雄読売新聞のスポーツ面も「上から目線」だった。失礼な話ですよ。
巨人 実績ない投手に沈黙 原監督「切り替えて戦う」 スポニチ
実績のない中日の投手に2戦連続で重量打線がまさかの沈黙。一気に日本シリーズ進出を狙った巨人だったが、連敗スタート、1勝2敗とリードを許してしまった。
中日・先発伊藤から初回こそ、打線がつながり、幸先良く1点を先制したものの、この回の4番阿部から18人連続アウトと反撃の糸口すらつかめなかった。ようやく8回に疲れの見える伊藤を攻めてチャンスを作り、つないだ浅尾から長野が適時打を放ったが遅すぎた。
原監督は「5点を取られたが、よく5点で収まったという感じ。切り替えてしっかり戦う」と巻き返しを期していた。
スポニチの言う「実績」て何だろう、とは思うけど「ない」はずがない。
今シーズンの伊藤準規は2試合登板1勝0敗防御率0・93。大野雄大は9試合登板4勝3敗防御率2.62と言う立派な「実績」を残してる。まさかもへったくれもない。かれらは過酷な生存競争を勝ち抜いて、ドラゴンズのポストシーズンの先発ローテーションに入ってるんだ。
それに、グラウンドに出ている以上、ベンチに入っている以上、実績があろうがなかろうが、今そこにいる選手が、今のそのチームの主力であり、ベストメンバーですよ。泣き言は言ってられない。目の前のピッチャーを打ち崩さない限り、優勝チームであれ、前途はない。
ジャイアンツは、今のドラゴンズに負けたんですよ。それをちゃんと理解せんと。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
12チームのうち6チームが参加出来る、と言うシステムには未だに煩わしさ、と言うか違和感がありますんで、あくまで「ペナントレースの延長戦」として観てます。
少し難しいですが、ここにカープが絡んでたら、何らかの心境の変化はあったかも知れません。もちろんカープが出てくるべきは第2ステージ、開催球場はマツダスタジアムでないとあかんのですが。
それにしても、ドラゴンズの「平常運転」ぷりがすごい。
さも当たり前のように進塁打を打ち、ごく当たり前のように犠牲フライ。たいして凄くない。当たり前の事を当たり前にやってる。野村謙二郎監督言うところの「普通のことをやったまでです」ですよ。
第一ステージ初戦に勝った時の谷繁元信のコメントでしたかね。「自分の持ってる以上のものは出ない。」でしたか。新聞の隅っこの方に載ってた短いコメント。もっと言わせてもらえるなら、自分の持ってる力をどうやったら100パーセント出せるか、を知り尽くしているようなコメント。
北斗神拳伝承者かお前は(笑)。
それでも、シーズンでホームランを1本しか打ってない大島洋平に「トドメの一発」が出るところに「クライマックスシリーズと言う尋常ならざる空気」を感じます。まぁそれ以上に彼は打ってますけどね。
しかし普通は、いわゆる大舞台で、これだけ冷静に自らを、そしてチームを分析出来ない。
もうこれは何年も積み上げてきた「自信」に他ならないし、それが「信念」の域にまで達してる。これは100パーセント、カープには真似出来ない。選手だけじゃない、監督もコーチも裏方さんも。
第2ステージ第1戦で、大野雄大が好投を見せた。一昨年のドラゴンズのドラフト1位指名。
指名当時は左肩を痛めていたこともあって、指名回避の可能性があったものの、それを承知でドラゴンズが指名、入団以降はリハビリに努め、昨年最終盤にようやくプロ入り初先発。
もうこれは、ドラゴンズというチーム、首脳陣が「覚悟を決めて」大野雄大を一人前にする、と言う「プロジェクト」を達成終了した瞬間、みたいなもんですよ。
そして、今シーズン途中で亡くなられた稲葉光雄投手コーチが育てたと言ってもいい、4年目の伊藤準規。昨日の快投を一番喜んでるのは、稲葉コーチじゃなかろうかな、とも思いますよ。
「稲葉さんのおかげ」中日・伊藤 天国のコーチにささげた快投
スポニチ
今季レギュラーシーズンでの登板はわずか2試合で1勝の中日・伊藤が、大舞台で8回途中4安打2失点と快投。140キロ台の直球にフォークを織り交ぜ、巨人打線を封じた21歳は「(谷繁さんの)サイン通りに投げれば、抑えられる自信はあった」と笑顔を見せた。
素質はピカ一だ。高卒新人だった09年9月30日の巨人戦(ナゴヤドーム)でいきなり149キロを計測。だが、今季は右肘痛で出遅れ、実戦初登板したのは7月に入ってからの2軍戦だった。投げられない間は、8月11日に脳内出血のため急逝した稲葉光雄投手コーチ(享年63)からつきっきりの指導を受けた。「きょうの投球も稲葉さんのおかげという部分は大きい」。この日のウイニングボールも故人の墓前に届けるという。
大野雄大が落合博満前監督、森繁和前投手コーチの置き土産とするならば、伊藤準規は、稲葉コーチの置き土産ですよ。それをしっかり、高木守道ジョイナス政権は理解してる。監督やコーチがごっそり交代しても、「イイモノ」はしっかり残ってるし、受け継がれている。心底羨ましい話ですわ。
このポストシーズン。タイトル通り、吉見一起も、エンジェルベルト・ソトもいない。岩瀬仁紀も第1ステージ第2戦で投げたのみ。将棋に関しては疎いですが、投手陣に関しては所謂「飛車角落ち」。
そんなチーム状態でも、大野雄大やら伊藤準規が堂々と投げている。リリーフのマウンドにも、ルーキーの田島慎二が堂々たるピッチングを続けた。クローザーには、「今年から」の山井大介。
特に、先発ピッチャーは、人によっては「代役」と捉えるだろう。昨日のG+の解説・水野雄仁がそうだった。今朝雄読売新聞のスポーツ面も「上から目線」だった。失礼な話ですよ。
巨人 実績ない投手に沈黙 原監督「切り替えて戦う」 スポニチ
実績のない中日の投手に2戦連続で重量打線がまさかの沈黙。一気に日本シリーズ進出を狙った巨人だったが、連敗スタート、1勝2敗とリードを許してしまった。
中日・先発伊藤から初回こそ、打線がつながり、幸先良く1点を先制したものの、この回の4番阿部から18人連続アウトと反撃の糸口すらつかめなかった。ようやく8回に疲れの見える伊藤を攻めてチャンスを作り、つないだ浅尾から長野が適時打を放ったが遅すぎた。
原監督は「5点を取られたが、よく5点で収まったという感じ。切り替えてしっかり戦う」と巻き返しを期していた。
スポニチの言う「実績」て何だろう、とは思うけど「ない」はずがない。
今シーズンの伊藤準規は2試合登板1勝0敗防御率0・93。大野雄大は9試合登板4勝3敗防御率2.62と言う立派な「実績」を残してる。まさかもへったくれもない。かれらは過酷な生存競争を勝ち抜いて、ドラゴンズのポストシーズンの先発ローテーションに入ってるんだ。
それに、グラウンドに出ている以上、ベンチに入っている以上、実績があろうがなかろうが、今そこにいる選手が、今のそのチームの主力であり、ベストメンバーですよ。泣き言は言ってられない。目の前のピッチャーを打ち崩さない限り、優勝チームであれ、前途はない。
ジャイアンツは、今のドラゴンズに負けたんですよ。それをちゃんと理解せんと。
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2012.10.19 / Top↑
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