「破天荒」とはまた違いますがこれまたアッと驚く人選、かも知れません。

とは言えこれも「内部昇格」になるんでしょうか。



投手コーチに古沢氏 中国新聞

広島の来季の1軍投手コーチに、OBでドミニカ共和国カープアカデミーの臨時コーチを務める古沢憲司氏(64)が就任することが18日、分かった。同日、球団の就任要請を受諾した。広島、阪神で計8年のコーチ経験があり、13年ぶりの日本球界復帰となる。

球団は大野投手チーフコーチの辞任を受け、OBを中心に後任を探していた。今季の投手陣は防御率2・72と安定。「流れを継続しながら厳しい指導ができる。若い人にもはっきりと意見を言うタイプ」(球団)として絞り込んだ。

古沢氏は1964年に愛媛・新居浜東高から阪神へ入団し、西武、広島での通算19年間で87勝115敗25セーブ。93年は広島1軍、94~95年は同2軍、96~2000年は阪神2軍の投手コーチを務めた。01年からドミニカ共和国で投手を発掘、指導してきた。



古沢憲司と言うて思い出すのが「岡山県営球場蛇で停電中断事件」。

当時カープにいた古沢憲司投手、相手はタイガース。バッターが誰とかは忘れてしまいましたが「さぁ投げるそ」っちゅう瞬間に、照明塔が一斉に停電。テレビ画面も一瞬にして真っ暗。

翌日「照明設備に蛇が」等と言う、なんとも締まらない原因での停電、と言うことが分かりましたが。カープ時代の印象はその程度。もっとも、数年しかおらなんだし、わし自身が「よそ者」でしたし。

タイガース時代の印象は「あまり強くなかった頃のエース」。第一次吉田義男政権で、江本孟紀、上田次郎あたりと先発ローテーション。その頃のタイガースには、リリーフ安仁屋宗八(笑)。

あとは「真弓明信・竹之内雅史・若菜嘉晴・竹田和史 ←→ 田淵幸一・古沢憲司」の超大型トレード。野球に対するモノゴコロががつきかけた頃なので、このあたりはよく覚えてます。「中村勝広、藤田平、ハル・ブリーデン、田淵幸一、マイク・ラインバック」の1~5番とか。

まぁよくよく考えたら、いろいろ裏事情はあるとは言え、フリーエージェント制度が導入されてから、こんな複数トレード、大型トレードも見なくなりました。

高校中退でタイガース入りしてから48年。途中8年間の解説者生活があるとは言え、これだけ長いことプロ野球に関わってる方もこれまたなかなかおられません。それだけの経験をカープ投手陣に、またカープ首脳陣に植えつけられるかどうか、根付かせることが出来るかどうか。


しかし、大野コーチの「後任」が、まさか大野コーチより年上の方になるとは思いもよりませんでした。一説では佐々岡真司、と言う声もありましたが、さすがに「同系統」の人ゆえ、入りづらかったか。

だいぶ前に、古沢憲司氏がカープアカデミーでコーチをやってる、と言う話は聞きました。と言う事は、何らかの形でずっとカープ球団に在籍してた、てことなのか。ただ「臨時コーチ」という肩書きが気になりますが、日本とカープアカデミーを行ったり来たりしてたので「臨時」になってたのかな。

まぁこれも「外回りをして帰ってきた」という形にはなるんでしょうか。

とは言うものの、ピッチャーしかいてないカープアカデミーにいてて、ぶっちゃけ、昨年まで、ディオーニ・ソリアーノ以外目立った収穫が残ってない現在、そして長らく日本球界におらんかった、と言う「ハンデ」をどうやって乗り切るか、、ちょっと見ものだと思います。

と言うよりも、そんな「浦島太郎状態」で一軍投手コーチを任せちゃっていいのか、という気もします。そこまで「投手コーチ」の人材が枯渇しているのかなぁ。探せばいくらでもいてるとは思いますが。


それ以上に、(まだ決定ではありませんが)新井宏昌氏、古沢憲司氏と言う「外の血」が、野村謙二郎と言う一種の悪性腫瘍にどれだけの効果を見せるのか、これが一番の見ものかも知れません。

従来通りの考えでは行き詰まってしまう、と言う結果を球団が「球団主導のコーチ人事」という形で、見せはじめた以上、何らかの形で野村謙二郎監督も「変化」を見せなければあかんと思います。

表現は失礼かも知れませんが「高齢」んpコーチを招聘することによって、結果の出ない野村謙二郎監督お指導方針を戒める役割、もあろうかと思います。口出しの出来ない状況にする目的もあるかも知れません。表向きには「野村謙二郎監督が采配に専念できるように」とか言いそうですが。

ようやくカープも「コーチの分業制」を考えるようになったのかな。その為には、変に野村謙二郎の勝手を知ったる人ではだめ、と気付いたかな。そう、ようやく「野村謙二郎監督にモノ言えるコーチ」が来てくれるようになるかな、と。ポジションはどこであれ、まずは「そこ」ですからね。

さて、これで野村謙二郎監督が、己の立場を理解するに至るかどうか。


しかし、「臨時コーチ」すらおらんようになって、ただでさえピッチャーしか育成してないドミニカ共和国カープアカデミー。今後はどうするんでしょうか。宝の持ち腐れのまま終わるんかなぁ。


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2012.10.19 / Top↑
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