相変わらずダラダラと長文になってしまってます。要はまとめるのが下手なんです(笑)。普段からも、アップしたあとに「あぁ、あれ書けば良かった、これも追加しとけばよかった」と反省の日々。
で、行きくつくところは「野村謙二郎監督の、監督としての資質」なのであって。その監督が「責任は感じているけど、取らない」ような状態で、来年もまともなシーズンになるのか。
低迷しっぱなしですよね。一昨年よりも、昨年よりも、チームの借金は減ることは減ったけど、そんなもんで満足出来る訳がない。いったい何年Aクラスから遠ざかっているのか。何年優勝から遠ざかっているのか、それを考えたら「借金11は返済した実績がある。だから来年も続投させますよ。」と言う考えは愚の骨頂ですよ。前後期制じゃあるまいし。
前にも少し書きましたが、3年連続借金ふた桁で4年目のシーズンに突入するプロ野球の監督ってのは、カープだけでなく、プロ野球全体を見ても3人しかいてない。
カープ初代監督の石本秀一さんの1950年~1953年(翌年途中交代)、次の監督でもある白石勝己さんの1954年途中~1959年(1960年は貯金1)、発足直後の国鉄スワローズ西垣憲雄監督の1950年~1953年。いずれも1950年代の各チーム草創期の話。
マツダスタジアム最終戦の挨拶を聞く限り「反省の色全くなし」。こんな成績でろくすっぽ謝罪すらしないし、さらには4年目の指揮を取ろうという神経も理解できない。これぞ破天荒。
しかもあの「挨拶らしき言葉」はどう聞いても、野村謙二郎自らの言葉とは取れない。散々練って練ってあの程度の言葉だとしたら、あまりにも軽薄過ぎる。
「5か年計画」とは言いますが、3年経っても何の進歩も見られないのは何でだろう。
5年で優勝出来ればええけども、今のままでは「5年でようやくクライマックスシリーズ進出?」くらいが関の山。そもそも最初って「3か年計画」じゃなかったか。いつの間に「延長戦」なんだ。
ここまで低迷する原因になった、野村謙二郎監督、と言うか山本浩二第二次政権以降のカープに言える事って何だろう。まだ三村監督の頃は、ギリギリまで「優勝争い」が出来ていたのに。
もうこれは集中力、持続力の無さ。就任1年目は、機動力野球だのケースバッティグダの標榜はするけど、それが2年目以降になるとぱったりと途絶える。持続できる環境にある筈なのに、そこから結果成果を生み出すのに時間が掛かる筈なのに、「結果を出せ」となると急な方向転換。
実績のある選手ばっかりにこだわって若い選手は育たない、帯に短し襷に長しの、年齢ばっかり行ってしまった選手ばっかりになる。そしてシーズン終盤には「来季に向けて」と言わんばかりに若手登用。けどそれも翌年になると「何の事?」と言わんばかりの開幕スタメン。
今シーズンこそ、ようやくシーズン終了間際になって、けが人や離脱者があったとは言え、全く違うスターティングメンバーになったけど、本来はこんな事は、開幕戦でやっておくべきなんだ。
ぶっちゃけ「誰お前?」みたいなメンバーでもいいんですよ。そこから「なんでこいつが」みたいな反骨心を煽って、どんどんスターティングメンバー、ベンチ入りメンバーを入れ替えていく。
今シーズンの最終戦、「1番セカンド安部・2番ショート菊池」と言う、由宇カープで見慣れた1・2番になった。時すでに遅しの感もあったかも知れない。そして実績がほとんど今年後半だけ状態の2人。誰が見ても頼りなさげだし、実際その通り、と思った人も少なくなかった。
けど、どの選手もこんな時代があった。「こんなんで大丈夫か」とまで言われた選手もいた。誰しもが「実績ゼロ」でプロ野球に入ってくる。アマチュアで高評価を得た選手でも、そう誰しもが10年20年と実績を残せるわけじゃない。そういう世界ですよ。己の腕だけが頼りの世界ですからね。
もっと早くから、せめて野村謙二郎監督2年目くらいから、徐々に切り替えていけば、もうちょっとましなチームになってたんじゃないかな。あれだけ批判しておきながら、ブラウン政権と何ら代わりのないスターティングオーダーのまま、丸2シーズン戦って来ましたからね。
しかし、これだけOB監督で勝てなくなると、本格的なテコ入れは絶対に必要ですよ。
しかし残念なのは、古葉監督・阿南監督・山本浩二第一次政権でそれぞれ優勝「してしまった」事で、そしてまた三村監督の好成績で、カープ球団首脳陣、特に一番上の「あのおっさん」が「このまま監督の人材はOBで賄える」と、勘違いしてしまったような気がします。
しかも、年を追うごとに、一軍監督に就任するまでのプロセスがいい加減になって来てる。
南海ホークスに移籍後選手・コーチとして野村克也監督の元で修行、そしてカープに戻ってきた古葉監督、その古葉監督とともに現役生活を歩み、近鉄バファローズに移籍後、コーチを経て復帰、古葉監督をコーチとして支え、自らも監督として3年間Aクラスを維持した阿南監督。
古葉監督の下で選手として活躍し、(補佐ではない)打撃コーチののちNHK解説者から監督になった山本浩二、外には出んかったものの、選手や二軍コーチ・監督を歴任した三村さん。
それに対して解説を長らくやったあと、いきなり二軍監督、そして1シーズンを終了後一軍監督就任だった達川光男、それ以上に、何一つコーチ・監督として学ぶ機会がないまま、よりによって一軍監督をやっちゃった野村謙二郎。そのうち「監督兼任選手」が出そうな勢い。
まぁそれだけで「破天荒」ですわ。これじゃ勝てるもんも勝てん。
達川監督までは、古葉監督指揮下の「強かった頃」を体で覚えているとしても、野村謙二郎監督は、山本浩二監督や三村敏之監督からの「又聞き」でしかない。そんな人が、何のコーチ修行もないまま、監督になれるほど、甘っちょろい世界ではないはずだ。
「普通のことをやったまでです」と、優勝コメントまでブチ上げておきながら、2年経って成果が出んかったら「今まで誰も成し得なかったことをする」などとよく分からない方向転換とキャッチフレーズ。方向転換したつもりなんだろうけど、培って来たはずの基本すら出来んようになってしまった。
そして事ある毎に「なぜ打てない」。自分達の「戦術不足」を棚に上げ、何もかも選手任せ。チーム打率.233の打線に何を期待しているのか。走れる選手を走らさず、遅れる場面でもバントの素振りすらしない。ベンチからどんなサインを出してるのかは知らんけど、結果凡打に倒れるところを見る限り、そして結果が出ていない「無策」にしか見えない。
しかも問題なのは「なぜ打てない」を本当に疑問に思ってないこと。毎試合のように出てるってことは、毎試合前の練習の段階、試合が始まる前の段階で何の対策も立ててないってこと。毎試合毎試合無策のまま挑んで、無抵抗のまま0点に抑えられて敗退。9月なんざこれの繰り返し。
ダメなもんはダメと、スパッと切り捨てる冷徹さもなかった。ようやく10月に入って気がついたみたいだったけど、時すでに遅し状態。おそらく今シーズンほぼ一軍にいた堂林翔太や梵英心なんかはもうクタクタだろうな。いくら頑張ってやっても「なぜ打てない」としか言われんのだから。
打てないなら打てないで、ぶっちゃけ諦めてもいい。ただ、打てないなら打てないだけの作戦を実行してきたかが疑問。肝心なところで何を怖がってたのかは分からんけど、走れるピンチランナーを投入したにもかかわらず、まずは送りバント。送りバントは嫌いじゃないですが、代走に赤松真人やら中東直己を送ってるにもかかわらず「まずバント」はちょっと理解しがたい。
「セカンドからヒット一本で帰って来れる」を前提に考えてるんだろうけど「なぜ打てない」打線にヒットを期待する方が間違ってる。ならば、まずランナーをひとつ進める、ホームベースにより近くする事を考えたほうがいいんじゃないか。これだけ「策を施さない」監督もそうそうおらんでしょ。
皆「打って走って」出来れば監督は楽だ。けど、みんながみんなそな選手じゃない。打つのが得意な選手もいれば、尋常ならざる脚力を持った選手もいる。そう言う選手をうまく組み合わせるのが監督の仕事ですよ。正直バントで送らせるなら、赤松君や中東君を出す必要はないわ。
毎年毎年、戦力を整えるのは球団フロントの仕事。その整え方がここ暫らくピッチャー重視になってたとは言え、残された戦力と、新しく加えられた戦力を、うまく活用するのが監督の仕事。その活用法ってのは、やたらめったら選手の尻を叩いて士気を煽るだけじゃない。
采配も大事だとは思いますが、これはコーチ陣に頼るところも大きいです。「監督」の本来の仕事って、常に選手のコンディションを気遣い、たまには1対1の話し合いもやったりして、常に選手が最高の力を出せるように1年間運用することが第一じゃないかな、とは思います。
シーズン終盤、梵英心の「右膝半月板損傷」が発覚した。開幕頃にやらかしたらしい。チーフトレーナーは「外科的な処置が必要な状態だと認識している」とまぁ相変わらず呑気なコメント。
昨年は自打球で左膝、そして今度は右膝。直接の原因はどこにも書いてる形跡がないけど、果たして昨年痛めた左膝も、もしかしたら完治してなかったんじゃないか。
挙げ句野村謙二郎監督は「感覚的には大丈夫と聞いている」と、曖昧なコメントを残しつつ、最後まで出場させたけど、その結果が「手術して本格的な練習再開まで3か月」。これで来年、梵英心の選手生命が絶たれたら、誰が責任を取るのか。コーチ手形云々の問題じゃない。
シーズン中から守備の際にも、後一歩前に出れない、横に伸びない、打球に追いつかないと言うシーンが幾度となくあった。送球ミスも多く、エラーは22個を数えた。試合に出てる以上、出してる以上、泣き言は言えんけど、怪我のさらなる悪化を防ぐことは出来たはずだ。
この辺の「杜撰さ」もカープの伝統になってる相変わらず「けが?ツバでもつけとけば治る」みたいな。こんな体質を一掃せんことにはこの先カープから名選手も生まれんやろうし、記憶に残る選手も出て来んンyたろうし、レギュラーすらも固定出来ないかも知れない。
怪我をしてしまったのは仕方ないけど、怪我をしない、悪化させない工夫も必要ですよ。この事を考えると、梵君のこの一件は、カープ球団の体質を見直すのにいい薬になったはずだ。一番その薬を飲まんといかんのは野村謙二郎監督のハズなんですけどね。
とまぁこれだけ書いて、来年優勝でもすれば、丸坊主にでも何でもなってやろうか、とは思います(宣言もしません)が、とにかうく野村謙二郎監督である以上、上がり目が無いし、見えない。
監督を変える気がないのはもうええとしても、最下位に終わったベイスターズが、早速コーチ陣の大幅なテコ入れに着手している。ベイスターズだけでなく、タイガースも有田・片岡両コーチの退団が発表され、二軍監督も決定し着々と「組閣」が進んでる。
クライマックスシリーズに進出したドラゴンズですら、引退した小笠原孝、(藤本)英智のコーチ就任が発表されている。バファローズに至っては監督も交代した。
かたやカープってどうかね。大野コーチが退団はしたけど、その他は「これから」状態。テコ入れが確実視されている打撃コーチですらも「町田コーチの処遇はどうしよう」。毎度毎度こうやってのんびり構えてるから、全てに於いて遅れを取る。けが人を「アイシングで様子を見る」のと一緒。
今シーズンは10月9日で公式戦全日程が終了、クライマックスシリーズとは関係ない下位6球団は翌日から2013年シーズンスタートのはずなのに、すでに「開幕ダッシュ」で遅れをとってる。
ベイスターズ中畑清監督は最終戦の挨拶で「何が足りないのか、何が必要なのか。十分わかっております。後はDeNAフロント、そして現場とともに最高のこのオフ準備をし」と言うてました。この時点ですでに、10日に発表されたようなコーチ人事は決まってたんでしょう。
かたや、何もかもに関して曖昧な挨拶と対応しか出来てないカープ。ベイスターズフロントの「速攻」には負けましたね。チームとしては大きく勝ち越しましたが。そのうち笑えなくなるんでしょうね。
もう「来年は」などと悠長な事はは申しません。3年経ったんです。もういい加減学習したでしょ。好きにして下さい。けどとりあえず「進退伺」「辞表」は書いておいうたほうがいいですよ。
もちろん「自分で考えて」ね。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
で、行きくつくところは「野村謙二郎監督の、監督としての資質」なのであって。その監督が「責任は感じているけど、取らない」ような状態で、来年もまともなシーズンになるのか。
低迷しっぱなしですよね。一昨年よりも、昨年よりも、チームの借金は減ることは減ったけど、そんなもんで満足出来る訳がない。いったい何年Aクラスから遠ざかっているのか。何年優勝から遠ざかっているのか、それを考えたら「借金11は返済した実績がある。だから来年も続投させますよ。」と言う考えは愚の骨頂ですよ。前後期制じゃあるまいし。
前にも少し書きましたが、3年連続借金ふた桁で4年目のシーズンに突入するプロ野球の監督ってのは、カープだけでなく、プロ野球全体を見ても3人しかいてない。
カープ初代監督の石本秀一さんの1950年~1953年(翌年途中交代)、次の監督でもある白石勝己さんの1954年途中~1959年(1960年は貯金1)、発足直後の国鉄スワローズ西垣憲雄監督の1950年~1953年。いずれも1950年代の各チーム草創期の話。
マツダスタジアム最終戦の挨拶を聞く限り「反省の色全くなし」。こんな成績でろくすっぽ謝罪すらしないし、さらには4年目の指揮を取ろうという神経も理解できない。これぞ破天荒。
しかもあの「挨拶らしき言葉」はどう聞いても、野村謙二郎自らの言葉とは取れない。散々練って練ってあの程度の言葉だとしたら、あまりにも軽薄過ぎる。
「5か年計画」とは言いますが、3年経っても何の進歩も見られないのは何でだろう。
5年で優勝出来ればええけども、今のままでは「5年でようやくクライマックスシリーズ進出?」くらいが関の山。そもそも最初って「3か年計画」じゃなかったか。いつの間に「延長戦」なんだ。
ここまで低迷する原因になった、野村謙二郎監督、と言うか山本浩二第二次政権以降のカープに言える事って何だろう。まだ三村監督の頃は、ギリギリまで「優勝争い」が出来ていたのに。
もうこれは集中力、持続力の無さ。就任1年目は、機動力野球だのケースバッティグダの標榜はするけど、それが2年目以降になるとぱったりと途絶える。持続できる環境にある筈なのに、そこから結果成果を生み出すのに時間が掛かる筈なのに、「結果を出せ」となると急な方向転換。
実績のある選手ばっかりにこだわって若い選手は育たない、帯に短し襷に長しの、年齢ばっかり行ってしまった選手ばっかりになる。そしてシーズン終盤には「来季に向けて」と言わんばかりに若手登用。けどそれも翌年になると「何の事?」と言わんばかりの開幕スタメン。
今シーズンこそ、ようやくシーズン終了間際になって、けが人や離脱者があったとは言え、全く違うスターティングメンバーになったけど、本来はこんな事は、開幕戦でやっておくべきなんだ。
ぶっちゃけ「誰お前?」みたいなメンバーでもいいんですよ。そこから「なんでこいつが」みたいな反骨心を煽って、どんどんスターティングメンバー、ベンチ入りメンバーを入れ替えていく。
今シーズンの最終戦、「1番セカンド安部・2番ショート菊池」と言う、由宇カープで見慣れた1・2番になった。時すでに遅しの感もあったかも知れない。そして実績がほとんど今年後半だけ状態の2人。誰が見ても頼りなさげだし、実際その通り、と思った人も少なくなかった。
けど、どの選手もこんな時代があった。「こんなんで大丈夫か」とまで言われた選手もいた。誰しもが「実績ゼロ」でプロ野球に入ってくる。アマチュアで高評価を得た選手でも、そう誰しもが10年20年と実績を残せるわけじゃない。そういう世界ですよ。己の腕だけが頼りの世界ですからね。
もっと早くから、せめて野村謙二郎監督2年目くらいから、徐々に切り替えていけば、もうちょっとましなチームになってたんじゃないかな。あれだけ批判しておきながら、ブラウン政権と何ら代わりのないスターティングオーダーのまま、丸2シーズン戦って来ましたからね。
しかし、これだけOB監督で勝てなくなると、本格的なテコ入れは絶対に必要ですよ。
しかし残念なのは、古葉監督・阿南監督・山本浩二第一次政権でそれぞれ優勝「してしまった」事で、そしてまた三村監督の好成績で、カープ球団首脳陣、特に一番上の「あのおっさん」が「このまま監督の人材はOBで賄える」と、勘違いしてしまったような気がします。
しかも、年を追うごとに、一軍監督に就任するまでのプロセスがいい加減になって来てる。
南海ホークスに移籍後選手・コーチとして野村克也監督の元で修行、そしてカープに戻ってきた古葉監督、その古葉監督とともに現役生活を歩み、近鉄バファローズに移籍後、コーチを経て復帰、古葉監督をコーチとして支え、自らも監督として3年間Aクラスを維持した阿南監督。
古葉監督の下で選手として活躍し、(補佐ではない)打撃コーチののちNHK解説者から監督になった山本浩二、外には出んかったものの、選手や二軍コーチ・監督を歴任した三村さん。
それに対して解説を長らくやったあと、いきなり二軍監督、そして1シーズンを終了後一軍監督就任だった達川光男、それ以上に、何一つコーチ・監督として学ぶ機会がないまま、よりによって一軍監督をやっちゃった野村謙二郎。そのうち「監督兼任選手」が出そうな勢い。
まぁそれだけで「破天荒」ですわ。これじゃ勝てるもんも勝てん。
達川監督までは、古葉監督指揮下の「強かった頃」を体で覚えているとしても、野村謙二郎監督は、山本浩二監督や三村敏之監督からの「又聞き」でしかない。そんな人が、何のコーチ修行もないまま、監督になれるほど、甘っちょろい世界ではないはずだ。
「普通のことをやったまでです」と、優勝コメントまでブチ上げておきながら、2年経って成果が出んかったら「今まで誰も成し得なかったことをする」などとよく分からない方向転換とキャッチフレーズ。方向転換したつもりなんだろうけど、培って来たはずの基本すら出来んようになってしまった。
そして事ある毎に「なぜ打てない」。自分達の「戦術不足」を棚に上げ、何もかも選手任せ。チーム打率.233の打線に何を期待しているのか。走れる選手を走らさず、遅れる場面でもバントの素振りすらしない。ベンチからどんなサインを出してるのかは知らんけど、結果凡打に倒れるところを見る限り、そして結果が出ていない「無策」にしか見えない。
しかも問題なのは「なぜ打てない」を本当に疑問に思ってないこと。毎試合のように出てるってことは、毎試合前の練習の段階、試合が始まる前の段階で何の対策も立ててないってこと。毎試合毎試合無策のまま挑んで、無抵抗のまま0点に抑えられて敗退。9月なんざこれの繰り返し。
ダメなもんはダメと、スパッと切り捨てる冷徹さもなかった。ようやく10月に入って気がついたみたいだったけど、時すでに遅し状態。おそらく今シーズンほぼ一軍にいた堂林翔太や梵英心なんかはもうクタクタだろうな。いくら頑張ってやっても「なぜ打てない」としか言われんのだから。
打てないなら打てないで、ぶっちゃけ諦めてもいい。ただ、打てないなら打てないだけの作戦を実行してきたかが疑問。肝心なところで何を怖がってたのかは分からんけど、走れるピンチランナーを投入したにもかかわらず、まずは送りバント。送りバントは嫌いじゃないですが、代走に赤松真人やら中東直己を送ってるにもかかわらず「まずバント」はちょっと理解しがたい。
「セカンドからヒット一本で帰って来れる」を前提に考えてるんだろうけど「なぜ打てない」打線にヒットを期待する方が間違ってる。ならば、まずランナーをひとつ進める、ホームベースにより近くする事を考えたほうがいいんじゃないか。これだけ「策を施さない」監督もそうそうおらんでしょ。
皆「打って走って」出来れば監督は楽だ。けど、みんながみんなそな選手じゃない。打つのが得意な選手もいれば、尋常ならざる脚力を持った選手もいる。そう言う選手をうまく組み合わせるのが監督の仕事ですよ。正直バントで送らせるなら、赤松君や中東君を出す必要はないわ。
毎年毎年、戦力を整えるのは球団フロントの仕事。その整え方がここ暫らくピッチャー重視になってたとは言え、残された戦力と、新しく加えられた戦力を、うまく活用するのが監督の仕事。その活用法ってのは、やたらめったら選手の尻を叩いて士気を煽るだけじゃない。
采配も大事だとは思いますが、これはコーチ陣に頼るところも大きいです。「監督」の本来の仕事って、常に選手のコンディションを気遣い、たまには1対1の話し合いもやったりして、常に選手が最高の力を出せるように1年間運用することが第一じゃないかな、とは思います。
シーズン終盤、梵英心の「右膝半月板損傷」が発覚した。開幕頃にやらかしたらしい。チーフトレーナーは「外科的な処置が必要な状態だと認識している」とまぁ相変わらず呑気なコメント。
昨年は自打球で左膝、そして今度は右膝。直接の原因はどこにも書いてる形跡がないけど、果たして昨年痛めた左膝も、もしかしたら完治してなかったんじゃないか。
挙げ句野村謙二郎監督は「感覚的には大丈夫と聞いている」と、曖昧なコメントを残しつつ、最後まで出場させたけど、その結果が「手術して本格的な練習再開まで3か月」。これで来年、梵英心の選手生命が絶たれたら、誰が責任を取るのか。コーチ手形云々の問題じゃない。
シーズン中から守備の際にも、後一歩前に出れない、横に伸びない、打球に追いつかないと言うシーンが幾度となくあった。送球ミスも多く、エラーは22個を数えた。試合に出てる以上、出してる以上、泣き言は言えんけど、怪我のさらなる悪化を防ぐことは出来たはずだ。
この辺の「杜撰さ」もカープの伝統になってる相変わらず「けが?ツバでもつけとけば治る」みたいな。こんな体質を一掃せんことにはこの先カープから名選手も生まれんやろうし、記憶に残る選手も出て来んンyたろうし、レギュラーすらも固定出来ないかも知れない。
怪我をしてしまったのは仕方ないけど、怪我をしない、悪化させない工夫も必要ですよ。この事を考えると、梵君のこの一件は、カープ球団の体質を見直すのにいい薬になったはずだ。一番その薬を飲まんといかんのは野村謙二郎監督のハズなんですけどね。
とまぁこれだけ書いて、来年優勝でもすれば、丸坊主にでも何でもなってやろうか、とは思います(宣言もしません)が、とにかうく野村謙二郎監督である以上、上がり目が無いし、見えない。
監督を変える気がないのはもうええとしても、最下位に終わったベイスターズが、早速コーチ陣の大幅なテコ入れに着手している。ベイスターズだけでなく、タイガースも有田・片岡両コーチの退団が発表され、二軍監督も決定し着々と「組閣」が進んでる。
クライマックスシリーズに進出したドラゴンズですら、引退した小笠原孝、(藤本)英智のコーチ就任が発表されている。バファローズに至っては監督も交代した。
かたやカープってどうかね。大野コーチが退団はしたけど、その他は「これから」状態。テコ入れが確実視されている打撃コーチですらも「町田コーチの処遇はどうしよう」。毎度毎度こうやってのんびり構えてるから、全てに於いて遅れを取る。けが人を「アイシングで様子を見る」のと一緒。
今シーズンは10月9日で公式戦全日程が終了、クライマックスシリーズとは関係ない下位6球団は翌日から2013年シーズンスタートのはずなのに、すでに「開幕ダッシュ」で遅れをとってる。
ベイスターズ中畑清監督は最終戦の挨拶で「何が足りないのか、何が必要なのか。十分わかっております。後はDeNAフロント、そして現場とともに最高のこのオフ準備をし」と言うてました。この時点ですでに、10日に発表されたようなコーチ人事は決まってたんでしょう。
かたや、何もかもに関して曖昧な挨拶と対応しか出来てないカープ。ベイスターズフロントの「速攻」には負けましたね。チームとしては大きく勝ち越しましたが。そのうち笑えなくなるんでしょうね。
もう「来年は」などと悠長な事はは申しません。3年経ったんです。もういい加減学習したでしょ。好きにして下さい。けどとりあえず「進退伺」「辞表」は書いておいうたほうがいいですよ。
もちろん「自分で考えて」ね。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。


2012.10.16 / Top↑
鯉人
ハインリッヒの法則っていうのがありますね
1件の重大事故が発生する裏には29件の軽微な事故があり、
その裏には300件の不安全行動がある、というよく言われる法則
野村監督を考える時にいつもこの言葉が頭をよぎるんですよね
例えばDH今村という大事故がありました
あの時野村監督は当然平謝りで、世間の笑いものにされたわけですが、
その前年、既に軽微な事故(これ自体が重大事故かもしれませんが)
と言えるルールへの知識不足をやらかしてたんですよね
ミコライオ事件もそうです
あの日、大野コーチにもサファテミコライオにも何も告げず
いきなりその場の思いつきで守護神を交代させ、
結果的に監督が選手に全面的に謝罪するという笑えない事態に発展しました
しかしやはり以前から、横山選手が広島アスリート誌上で指摘していたように
継投順をブルペンで把握できない事が多いと警鐘を発してたわけです
カープファンの中には「DHのルールを知らなかっただけでそこまで言わなくても」
とか「あの時はサファテの状態も悪かったし、抑えてれば良かったんでしょ」
などと言う人もいますが、そうではない
1の重大事故の裏には29の軽微な事故があり、300の不安全行動があるわけで
DH今村の裏には「普通の監督なら誰でも知ってるのに野村監督だけが知らない」
という監督の知識不足によって発生する迷采配の数々
ミコライオ事件の裏には「コーチや選手と意思疎通が全く出来ていない」
という監督のマネージメント能力不足によって発生する迷采配の数々
そういうものが確実に存在している
それらが積み重なって、ブログ本文で挙げられてるような閉塞状況になっている
、、、、んじゃないかなあと勝手に思うわけです
本文を読んで思ったことをダラダラ書いてしまいました^^、長文失礼しました
1件の重大事故が発生する裏には29件の軽微な事故があり、
その裏には300件の不安全行動がある、というよく言われる法則
野村監督を考える時にいつもこの言葉が頭をよぎるんですよね
例えばDH今村という大事故がありました
あの時野村監督は当然平謝りで、世間の笑いものにされたわけですが、
その前年、既に軽微な事故(これ自体が重大事故かもしれませんが)
と言えるルールへの知識不足をやらかしてたんですよね
ミコライオ事件もそうです
あの日、大野コーチにもサファテミコライオにも何も告げず
いきなりその場の思いつきで守護神を交代させ、
結果的に監督が選手に全面的に謝罪するという笑えない事態に発展しました
しかしやはり以前から、横山選手が広島アスリート誌上で指摘していたように
継投順をブルペンで把握できない事が多いと警鐘を発してたわけです
カープファンの中には「DHのルールを知らなかっただけでそこまで言わなくても」
とか「あの時はサファテの状態も悪かったし、抑えてれば良かったんでしょ」
などと言う人もいますが、そうではない
1の重大事故の裏には29の軽微な事故があり、300の不安全行動があるわけで
DH今村の裏には「普通の監督なら誰でも知ってるのに野村監督だけが知らない」
という監督の知識不足によって発生する迷采配の数々
ミコライオ事件の裏には「コーチや選手と意思疎通が全く出来ていない」
という監督のマネージメント能力不足によって発生する迷采配の数々
そういうものが確実に存在している
それらが積み重なって、ブログ本文で挙げられてるような閉塞状況になっている
、、、、んじゃないかなあと勝手に思うわけです
本文を読んで思ったことをダラダラ書いてしまいました^^、長文失礼しました
2012/10/17 Wed 00:03 URL [ Edit ]
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