石井、セ特別功労賞を受賞 来季は一軍コーチへ 中国新聞
広島の松田元オーナーは9日、今季限りで引退した石井琢朗選手(42)が来季1軍コーチに就任することを明かした。早ければ今週中にも決定する見通し。
球団は石井が引退表明後コーチ就任を要請していた。来季のスタッフは固まっていないが、松田オーナーは「1軍コーチになるだろう」と話した。
石井はこの日、セ・リーグの特別功労賞に決まった。「24年間野球を続けることができ、最後にこのような賞をいただくことができました。大変嬉しく思います」とコメントした。
石井琢朗の「カープでのコーチ就任」がようやく現実味を帯びてきました。一部では「決定です」みたいな声が聞こえてきたけど、それはあくまで新聞報道上の「球団関係者」のお話レベル。
まぁ松田オーナーの口から出てきたのであれば、ほぼ決定、でしょうけどね。
ただ問題は、どこにも具体的なポストが書いてない。よその記事では「打撃コーチが有力」とか書いてました。まぁ今シーズンの戦いを見てたら、誰しもが「打撃コーチに就任して欲しい」と思いますよ。そらぁ通算打率2割8分2厘、2432安打を売ってきた人なんだから、期待するのもわかります。
しかしながら
仮に石井琢朗がこのまま「一軍で」コーチに就任するとしても、幾ら選手としての実績があるとは言え、そして今シーズン「兼任野手コーチ」として過ごしたとは言え、所詮1年生コーチは1年生。
あれだけヤイノヤイノ言うといて、来年も貧打で泣いても、石井琢朗「打撃コーチ」の責任にしない自信と器量が、カープファン、またカープ球団にあるだろうか。今年一年、と言うか選手として登録抹消されて以降、コーチ専任ぽかったけど、来年はどのポジションであれ、専任1年目。大変ですよ。
まぁ石井琢朗も、ベンチなど、選手とは違った角度から野球を見る機会が増えて、良い勉強にはなったかと思います。まぁ大半が相手チームだろうし、カープに関しては「人の振り見て我が振り直せ」だろうとは思います。昨年より、順位は上がったとは言え、負けは負け、ですからね。
まぁカープ球団が、どういう考えを持って、石井琢朗と言う存在を取り込もうとしてるのか。
「まさか他の球団でやるとは思わなかった」選手が最終的に「20年間を凌駕する位の4年間」で、何を培ったのか、何を吸収して、どこがダメでどこがいいのか、良い所を活かすにはどうしたらいいのか
昨年春、アスリートマガジンの編集部コラムで、石井琢朗がこんな事を言うてた。
「現役をやめた後、解説者として勉強するということを言うけど、それが良いこととは思わない。解説者をやっていたらどうしても理屈っぽくなってしまって、選手に直接言葉が伝わらないこともある。現場の熱さというのは、現場にいないと失ってしまうから」
これって、ベイスターズの頃のコーチの話を絡めて書いてあるけど、明らかに今の「監督」に向かって言うてる言葉、じゃなかろうかね。確かにあの監督さん、4年間の解説者生活を経て「熱さ」をドカに置き忘れて、理屈っぽく、と言うよりも「ただの偏屈、頑固オヤジ」になって帰ってきたからなぁ(笑)。
話逸れましたが(笑)
一軍でコーチをやるんなら守備走塁コーチ辺りをやってほしいな。緒方孝市、野村謙二郎、石井琢朗。1990年代はこの3人で「盗塁王」をほぼ分けあってる。三人ぞれぞれ盗塁・走塁に関する「持論」はあろうから、それらを一軍ベンチで、思う存分駆使して欲しいんだ。
大半の人は貧打で泣いた「打撃コーチ」に就いて欲しい、と思うところだとは思いますが、兼任コーチとして働いてた今シーズンの石井琢朗を見る限り、打撃なら二軍、由宇でやって欲しいんだ。それこそ投手から転向した頃の猛練習を若鯉に仕込んでやって欲しいんですよねぇ。
さらに思うのは「野手コーチ」みたいな何となく曖昧なポジションは撤廃すべき。これだと、どのポジションのコーチングスタッフなのか、あまりにも見えなさすぎる。責任の所在を曖昧にしたいんだろうけど、それじゃ絶対にダメですよ。統括するポジションをしっかり与えて、そこに指示をする。
ヘッドコーチの実績のある方を一人、どっかと据えればいいんでしょうけど、野村謙二郎監督は「年上コーチはやりにくい」そうですからね。その辺りでも「大野豊ヘッド兼投手コーチ」は失敗だったんだろうな、と。まぁ「やりいくい」と言うてる間は、何も出来んし、結果も表れんとは思いますが。
あと、昨日引退したタイガース・金本知憲を「トレーニングコーチ」として招聘出来んかな。
野球の技術、バッティング技術、いろいろ長けているものはありますが、彼の何がすごいって、右肩の怪我があったにも拘らず、引退のその日まで、あれだけ早いバットスイングが出来てること。
何かと「当てに行くバッティング」が目立つカープ選手。これだからカープ球団は、ホームランや長打を外国人選手長蛇をに求めてしまうんだろうけど、これじゃいつまで経っても長距離砲は育たない。
今いる選手のみんながみんな、鍛えれば金本知憲みたいになれる、とは思わんけど、バットスイングだけでは鍛えられない筋肉を育てるノウハウを「トレーニングクラブ アスリート」で得ているはず。
迫丸公勝トレーニングコーチが2002年に退団されて以降、カープ内でこのポジションは空席のまま。ここ数年、上位を独占しつつあるジャイアンツやドラゴンズ、タイガース、さらには12球団を見渡しても、8球団が「トレーニング」もしくは「コンディショニング」コーチを置いている。
金本知憲本人は、借金問題やらを抱えている、という話も聞きます。実際、要請して受諾するかどうかは分かりません。ただ、今後が何も決まってないのなら、言うてみるのはアリかと思いますよ。
「ウチで代打でどうじゃ」とか寝ぼけたこと言うよりはよっぽどまし(笑)
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2012.10.10 / Top↑
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