石井琢朗、金本知憲、小久保裕紀と、年齢がある程度行ってる「ベテラン選手」の引退が今シーズンは相次いています。いち時代の終わり、ひとつの「節目」なのかなぁ、とも思ったりしますが。

しかしながら、毎年彼らのように「自らユニフォームを脱ぐ決断をした選手出来る選手、というのはほんのひと握り。大半の選手はこの時期、球団から「ユニフォームを剥奪される」憂き目に合います。

昨年は、東日本大震災の影響で開幕が遅れ、発表も10月13日とやや遅めのしたが、実は一昨年の発表も10月3日。毎年他球団より若干遅め、ではありますが、カープにもこの日が来ました。



末永ら4選手に戦力外通告 中国新聞

広島は3日、小松剛投手(26)相沢寿聡投手(24)山本芳彦内野手(28)末永真史外野手(31)に戦力外通告をした。球団は小松に育成選手で契約、相沢と高校時代に投手経験のある山本に打撃投手を打診した。

末永は2000年に入団。高い打撃センスで頭角を現したが、度重なるけがで、ここ2年は1軍出場はなし。通算成績は236試合で打率2割6分8厘、7本塁打、40打点。「けががなかったらどんな野球人生だったかとも思う。でも付き合っていかないといけない。後悔は残っていない」と振り返った。今後の進路は未定。

1年目の2009年に5勝を挙げた小松は「複雑な気持ちです。トライアウトも含めていろいろな道を考えます」と語った。



てなわけで、また長くなりそうなので、何回かに分けて。

末永真史
_MG_0818.jpg _MG_4883.jpg _MG_4293.jpg
一軍通算:236試合433打数116安打7本塁打40打点13盗塁 打率.268
二軍通算:719試合2138打数557安打27本塁打229打点100盗塁 打率.261

土生君の活躍と、中村憲君の支配下登録で何となしに「あぁ、やばいかも」とは思ってましたが。携帯HAでは、その技術を認めた前田智徳は「どこで道を間違えたんかのぉ」と言うてたとか。

一昨年くらいでしたかね。野村謙二郎監督から、タイムリーヒットを打ったにも拘らず「ヒット一本で満足してもらっては困る」てんで、あっさりと由宇送りにされた事から、野村謙二郎監督の、スエちゃんの扱いが見て取れたようにも思います。そのヒットを打つために、皆どれだけ努力をしてるのか。

しかしその反面、本当に怪我が多かった。事ある毎にハムストリング。一番右の写真は一昨年、マツダスタジアムでのウエスタンリーグ公式戦で、これまでやったことがなかった「右」をやった時の様子。この時はスタッフに背負われて出て行ったので「あぁ、これであかんかー」と思ったもんです。

聞いた話によりますと「とにかくストレッチが嫌い」とか。打撃センス云々の前に、練習に対する姿勢等、根本的な所から直さんことにはね。なんぼええ打球を飛ばした所で、ファーストまでたどり着けなんだらアウトやし。前田智徳も、その才能以上に「練習して」今の地位を築いたんだし。

燃え尽きたのか、まだ燻ってるか、よく分かりません。トライアウト受験も視野に入れているのであれば、11月中旬にあるであろう「第一回」まで、一度自分を徹底的に追い込んでみるのもいいんじゃないかと思います。多分、まだ彼は自分の限界を知らないだろうし、到達してないと思う。

怪我に強い体を作れば、まだまだ出来るはずですよ。

相澤寿聡
_MG_0692.jpg _MG_1843.jpg _MG_9521.jpg _MG_9601.jpg
一軍成績:5試合登板0勝1敗0セーブ 防御率12.56
二軍成績:138試合登板17勝17敗1セーブ 防御率3.82

野村謙二郎監督の「我慢弱さ」をモロに被ってしもうたような成績で終わりました。2010年、2011年と、由宇カープで好成績を収めyたものの、この2年間、一軍で投げたイニングは4回1/3。たったこれだけのイニングでどうやって技量が測れるというのか。まぁこの当時から無能ではありましたが。

そもそも彼をどうしたかったのか。腕を上げろ下げろだの。そしてようやく今年、数字とフォームが落ち着いてきた頃(今年は10試合登板防御率1.50)に戦力外通告。篠田君や齊藤悠葵がイマイチピリッとせなんだのを見ても、今の一軍首脳陣では「左が育たんよう使わん」のがよく分かりました。

彼も現役続行希望。バッティングピッチャーでのチーム残留用性もあったらしいですが「熟考」とのこと。これが30歳過ぎてのアレなら、スパッとやめれるんだとは思いますが、まだ(今年で)25歳。多少失敗してもまだまだ取り返せる年齢だと思います、失敗しても悔いが残らない年齢だと思います。

ここ2年くらいでまた彼も、体がすごく発達したうちの一人。シーズン最終盤なんか、切れのあるボールを投げてましたからね。まだ選手として伸びるであろう年齢。ぜひどこかで。

永川光浩
大卒3年目。ヨレヨレのジャケット(らしき服)とジーパン姿で、仮契約に臨んでから早3年。よくもなく悪くもない2年間をカープで過ごして、意を決したであろう徳島インディゴソックスへの派遣。

成績はパッとせんままやったけど、何か掴むものがあったかな、と思う次第。育成選手は(最大)3年を経過すると、一旦形式上は契約を解除せんといかん、みたいな規定がありまして。それに倣っての戦力外通告なのかな、と。そうでもないとわざわざ独立リーグに選手を送りませんわな。

ただ、来年26歳。年齢的に「中堅」を担おうとする年齢でまだ育成選手、ではちょっとカッコがつかんかも。この辺りも「育成選手を獲得したはいいけど、自分らではよう育成せん、「育成下手」なカープを露呈してしまった、という所でしょうか。

まぁ彼に関しては、今後の公式発表次第、かな。再契約と言う動きも実際にあるようですが。それ以上にこのオフは兄弟揃って、とことんまで自らを追い込んでみてはいかがでしょう。


(この項次も続きます)


以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ にほんブログ村 地域生活(街) 中国地方ブログへ
2012.10.04 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://kugyousou.net/tb.php/1416-9ed8be7e