ここ数年の由宇カープを見てると、突然体格のよくなる選手がいてます。

と言う書き出しは、申君の時にも書きました。これって、カープ選手の誰にでも言えるんですよね。今年はあまり見ることは出来ませんでしたか、相澤寿聡君とか。しかしながら彼も、今シーズン由宇カープでは数字を残しましたが、一軍からはお呼びがかからんままでした、残念ですねぇ。

とにかく、由宇カープのトレーニング事情が、どこかで大きく変わっているのは見て取れます。もっと言えば、大野寮とかで出される食事にも、何らかの変化があったものと思われます。

庄司隼人
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74試合出場201打数63安打.313 10二塁打2三塁打2本塁打23打点10四球19三振

彼もまた、見違える程に体が大きくなった選手。上の左から2番目の画像を見てもわかると思いますが、上腕の発達の仕方はかなりのもの。まだまだ小さい印象だった庄司「キュン」ですが、ようやく体が「高校生ピッチャー」から「プロ野球の内野手」になった証拠でしょうか。

体格がよくなったせいか、今シーズン残した数字もそれこそキャリアハイ。投手のレベルがどうのこうの、と言われる事がよくあります。だからと言うて、イースタンリーグで阿部慎之助が全打席ホームランを打てるか?と言えば決してそうじゃない。そら10打席くらいなら、という気もしますけどね。



それ以上に何が良くなったかって、昨シーズンは247打席36三線だったのか、今シーズンは201打席で19三振。率まで計算するのはアレなんで省略しますが、確かに力なく空振り三振、と言うシーンをあんまり覚えてません。これも上達の一因なのかな。

安部君の躍進もあろうかと思いますが、由宇カープをあっという間に通り過ぎていった菊池君の活躍も、大いなる刺激になっていると思います。もちろん、結果的に一歩二歩前を歩く事になった同級生・堂林翔太の活躍(?)が一番だと思いますけどね。二人共、プロ入りしてから野手転向組だし。

全く同じ境遇の選手が、同期同級生にいるってのは、何位かといい刺激になると思います。ましてや相手は「将来の主力打者」として期待されている立場ですからね。それをしっかバネにしたと思われる今シーズンの好成績、地震にしていいと思います。



上の動画は、9月21日に庄司君が放ったヒット3本をまとめてみました。どの打球も、しっかりボールを叩けてる。決して、来たボールに対して力負けしてない。

カープの小柄な選手って東出君に代表されるように、来た球を逆らわずに流し打ち、的な打球が多いように思います。データを取ったわけではないですが、庄司君も昨年まではそんな感じでした。

けど今年のヒットに関しては、本当に「いい打球音」を響かせてることが多い、あくまで印象の問題かとは思いますが、昨年には既に、プロ入り第1号ホームランも放っているだけに、着実にチカラは付いてきてると思います。また、付けてると思います。内田順三監督が松田元オーナーへのシーズン終了報告の際にも、先にネタにした中村憲君とともに名前が挙げられています。

来シーズンの守備位置はどうするのかな。一時はサード、9月にわしが観戦した5試合ではすべてショートでのスタメンでしたが、やっぱり守備率.992を記録したセカンドかなぁ、と。

ただ、セカンドには同じ左の安部君がいる。ショートには「ポジションはショート」とまで言い切る菊池君がいる。サードには堂林翔太や申君がいる。世代的にはみんな、55年組の2世代くらい下になるとは思いますが、もうこれだけの激戦ですよ。個人的にはすごく楽しみですよ。

梵英心にこだわるのもいいでしょう。堂林翔太を育てたい気持ちも分からんでもない。けど、たった20数人の一軍選手の下には「これからのカープ」を虎視眈々と狙う若い選手がたくさんいます。

来シーズンは外国人6人制を打ち出してるみたいですが、そんな方針よりも、頑張ってる若手をどんどん起用してやって欲しい。失敗したらええやん、また由宇の山奥で練習させたらええんだから。


――――って、なんかシメに入ってますが、もちろんまだ「シリーズ」は続きます。


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2012.09.26 / Top↑
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