いよいよ、広島東洋カープ二軍・由宇カープの最終戦を迎えました。

3月24日に、1日遅れで神戸サブ球場で開幕した由宇カープ(広島東洋カープ二軍)の戦いも、ようやく104試合目、わしの2012年度由宇カープ公式戦観戦通算36試合目です。

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もう当分来る事はなかろうこの通り。露橋スポーツセンターに何か見に来るんであれば別ですが。

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球場前の交差点にはたこ焼き屋さんも出てました。

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11時前に到着。にも拘らずすでにこの盛況っぷり。わが戦友は一般列の最前方に陣取ってました。

実は、ナゴヤ球場は通常では11:30開門ですが、混雑が予想されるシーズン最終戦、と言う事もあり、11:20に繰り上げになりました。まぁそうそう無い事ではありますが、たまにはやってくれても良いとは思うんですけどね。ファンクラブ限定先行入場とか。ジョイナス。

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いきなりですが、カープ内田監督と、ドラゴンズ鈴木孝政監督今年最後のご挨拶と言う名のメンバー表交換。気分的には「暮れの元気なご挨拶」。

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今日は一塁寄りの「ほぼ定位置観戦」

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試合前の円陣。

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円陣の中心での声出しは何と熊澤コーチ。

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最終戦試合開始前のスタンド。最終的にバックネット裏のスタンドはほ満員に近い状態になりました。



先攻:広島東洋カープ
1(中)中村憲
2(遊)庄司
3(左)會澤
4(一)松山
5(右)岩本
6(二)中谷
7(捕)磯村
8(三)申
9(投)大島

後攻:中日ドラゴンズ
1(遊)岩崎達
2(二)柳田
3(中)藤井
4(一)山崎
5(三)高橋周
6(捕)田中
7(右)井藤
8(左)加藤
9(投)中田賢一

審判:球審/工藤 一塁/梅木 三塁/芦原

打撃成績
1回表
中村憲   0‐1から2球目を打ってショートゴロ
庄司    初球セーフティーバントを試みるもサードゴロ
會澤    2‐0から3球目を打ってレフトフライ

1回裏
岩崎達   2‐2から5球目を打ってサードゴロ
柳田    1‐2から4球目を空振り三振
藤井    フルカウントから8球目を打ってレフト前ヒット (ツーアウト1塁)
山崎    0‐1から2球目を打ってファーストゴロ

何となしに意味不明だった大島君の先発ではありましたが、いつも通りのイニング。まぁとにもかくにも、今日が終わったら暫らくは休めるし、投げれるピッチャーは全員登板、かな。

2回表
松山    初球を打ってピッチャーゴロ
岩本    1‐0から2球目を打ってレフトフライ
中谷    3‐1から5球目を打ってレフトフライ

2回裏
高橋周    1‐2から4球目を空振り三振
田中    0‐1から2球目を打ってショートゴロ
井藤    初球を打ってセカンドゴロ

3回表
磯村    初球を打ってキャッチャーファウルフライ
申     1‐0から2球目を打ってレフトオーバーツーベースヒット (ワンアウト2塁)
大島の代打白濱3‐1から5球目を打ってレフト前ヒット (ワンアウト1・3塁)
中村憲   1‐0から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット (ワンアウト1・2塁)
ドラゴンズ0‐1カープ
庄司    0‐2から4球目を打ってセカンドゴロセカンド封殺 (ツーアウト1・3塁)
會澤    1‐1から3球目を打ってセカンドとライト交錯落球、記録はエラー (ツーアウト2塁)
ドラゴンズ0‐3カープ
松山    1‐2から4球目を打ってセカンドゴロ

兄貴分ですら難儀する事の多い中田賢一から、連打連打で3得点。その中にしっかり、今シーズン急成長を遂げた(と思われる)申君と中村憲君が。岩本君や松山君、また堂林翔太がモタモタしてたら、一気に駆け上がってくる可能性すらあります。

それと、余所の事は言えませんがドラゴンズ。野手同士が衝突して落球、みたいな事、一軍ではまず見ません。今シーズンのドラゴンズ二軍の守備、とにかくひどかった。ホント、よそのことは言えませんけどね。もう基本中のん基本「声の連携」ですよ。

それと、白濱君のレフト前ヒットもそんなに強い打球ではなかったですが、高橋周平のグラブ捌きと足さばきがえらく軽率。難しい打球じゃない分、しっかり捕りに行かないと。打って返せ、とは言うけど、最低限の守備は出来ないと一軍では使ってもらえません。


3回裏
カープ選手交代
代打白濱→ピッチャー中田

加藤    2‐2から5球目を打ってレフトオーバー今シーズン第1号ソロホームラン
ドラゴンズ1‐3カープ
中田賢一の代打赤田1‐1から3球目を打ってセンターフライ
岩崎達    フルカウントから6球目を空振り三振
柳田    2‐2から6球目を打ってセンター中村憲ダイビングするも及ばずツーベースヒット (ツーアウト2塁)
藤井    初球を打ってショートフライ

もう、度肝を抜かれたとしか言いようがない、加藤の(ようやく)今シーズン第1号ホームラン。もちろん打球は追えてません。ただただ「よく飛んだ」としか言い様がない打球でした。

そして柳田の打球。果敢に中村憲君がダイビングキャッチを試みるも、打球はわずかに及ばずツーベースヒット。まぁダイビングかスライディングするか、難しい所ではありますが、これも勉強。


4回表
ドラゴンズ選手交代
代打赤田→ピッチャー小笠原

岩本    初球を打ってピッチャーゴロ
中谷    1‐2から5球目を空振り三振
磯村    初球を打ってレフト前ヒット (ツーアウト1塁)
申     1‐1から3球目を打ってセンター前ヒット (ツーアウト1・2塁)
中田の代打井生2‐2から6球目を空振り三振

4回裏
カープ選手交代
代打井生→ピッチャー岸本

山崎    0‐2から4球目を空振り三振
高橋周   1‐1から3球目を打ってショートゴロ
田中    1‐1から3球目を打ってピッチャーゴロ

5回表
中村憲   1‐2から4球目を見逃し三振
庄司    1‐2から4球目を打ってピッチャーライナー
會澤    フルカウントから6球目を選んでフォアボール (ツーアウト1塁)
松山    初球を打ってファーストゴロ

5回裏
井藤    1‐2から4球目を空振り三振

加藤    1‐0から球目を打ってレフトオーバー2打席連続超特大ホームラン
ドラゴンズ2‐3カープ
小笠原の代打吉川2‐1から4球目を打ってライトフライ
岩崎達    0‐2から3球目を空振り三振

3回裏に続いて、加藤聡の超特大のソロホームラン。もうはっきり言うてどこまで飛んだのかすら分かりません。加藤聡は今シーズンか育成契約通算4年目とか。契約上、一旦解除になるはずですが、この土壇場での特大の2発。それこそ「起死回生の2発」になるかどうか。

6回表
ドラゴンズ選手交代
代打吉川→ピッチャー久本

岩本    3‐1から5球目を選んでフォアボール (ノーアウト1塁)
中谷    初球をピッチャー前送りバント、久本セカンドへ悪送球 (ノーアウト1・2塁)
磯村    0‐1から2球目をピッチャー前送りバント (ワンアウト2・3塁)
申     初球を打ってレフトへ犠牲フライ (ツーアウト2塁)
ドラゴンズ2‐4カープ
岸本の代打山本2‐0から3球目を打ってセンターフライ

6回裏
カープ選手交代
代打山本→ピッチャー永川

柳田    1‐2から4球目を打ってセカンドゴロファーストへ悪送球 (ノーアウト1塁)
藤井    1‐1から3球目を打ってセンターフライ (ワンアウト1塁)
山崎    1‐0から2球目を打ってライトフライ (ツーアウト1塁)
次打者高橋周の初球にワイルドピッチ (ツーアウト2塁)
高橋周    2‐1から4球目を打ってファーストゴロ

7回表
ドラゴンズ選手交代
ピッチャー久本→三瀬
ファースト山崎→福田

中村憲   初球を打ってレフト前ヒット (ノーアウト1塁)
庄司    初球をピッチャー前送りバント (ワンアウト2塁)

ドラゴンズ選手交代
ピッチャー三瀬→高島

會澤    2‐2から6球目を打ってショートフライ
松山    0‐1から2球目を打ってレフトフライ

7回裏
カープ選手交代
ピッチャー永川→梅津

田中    2‐1から4球目を打ってライト前ポテンツーベースヒット (ノーアウト2塁)
井藤    1‐0から2球目を打ってセカンドゴロタイムリーエラー (ノーアウト1塁)
ドラゴンズ3‐4カープ

加藤    0‐1から2球目をピッチャー前送りバント (ワンアウト2塁)
高島の代打中田亮2‐0から3球目を打って左中間突破タイムリースリーベースヒット (ノーアウト3塁)
ドラゴンズ4‐4カープ
岩崎達   2‐2から5球目を打ってセカンドゴロ (ワンアウト3塁)
柳田    2‐0から3球目を打ってレフトへ逆転ツーランホームラン
ドラゴンズ6‐4カープ
藤井    1‐2から4球目を打ってセカンドゴロ

個人的には、遠征のメンツからして、今日の先発かと思っていた梅ちゃんがここで登板。しかしながら外角の変化球に苦慮し、きゅうきゅうになった所で中田亮二にタイムリースリーベースヒット、そして柳田殖生に逆転ツーランホームラン。これは痛かった。

それと圧巻だったのが、ここまで2打席連続超特大のホームランを放っている加藤聡の打席。彼が初球にバントの構えを見せると、球場中から、野次を飛び越えて凄まじいまでの「怒号」。そらぁあれだけ素晴らしいホームランを魅せられると誰しもが「もう一本!」と思いたくなる。

何かとセントラルリーグで「超重量打線」と言われてるジャイアンツですら、この期に及んでチームホームラン数は88本。そんな「超・投高打低」のプロ野球にあって、3打席連続ホームランは「夢のまた夢」レベル。シーズン最終戦なんだから、狙わせても良かったんじゃないかと思います。ジョイナス。


8回表
ドラゴンズ選手交代
代打中田亮二→ピッチャー斉藤

岩本    1‐0から2球目を打って左中間突破ツーベースヒット (ノーアウト2塁)
中谷    3‐1から5球目を選んでフォアボール (ノーアウト1・2塁)
磯村    初球をサード前送りバントダブルプレイ
申     1‐1から3球目を打ってサードフライ

8回裏
カープ選手交代
ピッチャー梅津→池ノ内

福田    フルカウントから6球目を打ってショートゴロ
高橋周   1‐2から5球目を打ってレフトフライ
田中    1‐2から4球目を打ってサードゴロ

9回表
ドラゴンズ選手交代
ピッチャー斉藤→清水

池ノ内の代打土生3‐1から5球目を打ってファーストゴロ

中村憲   初球を打って左中間突破スリーベースヒット (ワンアウト3塁)
庄司    1‐0から2球目を打ってライト前タイムリーヒット (ワンアウト1塁)
ドラゴンズ6‐5カープ
會澤    初球を打ってレフト前ヒット

ドラゴンズ選手交代
ピッチャー清水→高橋聡

松山    1‐2から6球目を打ってショートゴロダブルプレイ

最後につながった由宇カープ打線。この試合は「一発の怖さ」をまざまざと見せ付けられた試合になってしまいましたが、今年の由宇カープが、最後の10試合、5試合までウエスタンリーグで優勝争いを出来たのも、ヒットばかりじゃなく、送りバントやらの「つなぎ」がしっかり出来た事の結果だと思います。負けたのは悔しいし、つまらんですけどね。

そして中村憲君の三塁打は今季5本目。二塁打がまだ3本なのに三塁打の方が多いってのも尋常ならざる足。ドラゴンズ藤井淳志と並んで2位の記録。更に、由宇カープの今季のチーム三塁打数は43でウエスタンリーグ首位。この脚力をどう活かして行くかが今後のカープの課題、だと思います。



由宇町 003 001 001 5
名古屋 001 010 04X 6

勝利投手:高島
セーブ投手:高橋聡
敗戦投手:梅津
本塁打:(中日)加藤1号(ソロ 中田廉)2号(ソロ 岸本)柳田号(ツーラン 梅津)

投手成績
(左から順に 登板イニング数、対戦打者、投球数、被安打、与四死球、奪三振、失点、自責点)
広島東洋カープ
大島   2     7  26   1   0   2   0   0
中田   1     5  22   2   0   1   1   1
岸本   2     7  23   1   0   2   1   1
永川   1     4  12   0   0   1   0   0
梅津   1     7  23   3   0   0   4   3
池ノ内  1     3  15   0   0   0   0   0

中日ドラゴンズ
中田賢  3    13  39   3   0   0   0   2
小笠原  2     9  31   2   1   1   0   0
久本   1     4  11   0   1   0   1   1
三瀬   0.1   2   2   1   0   0   0   0
高島   0.2   2   8   0   0   0   0   0
斉藤   1     4  11   1   1   0   0   0
清水   0.1   4   9   3   0   0   1   1
高橋聡  0.2   1   6   0   0   0   0   0



ドラゴンズ、カープ、ともに104試合戦い抜きました。対戦成績はドラゴンズの10勝14敗2分。「個人的対戦成績」はカープの5勝4敗。わずか一つではありますが勝ち越すことが出来ました。

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試合終了後の、鈴木孝政監督の挨拶。シーズン途中に急逝された稲葉光雄コーチに話が及びましたが、その遺志を継ぐ選手が、この中から出て来て、カープの前に立ちはだかる事を期待します。

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試合終了後のドラゴンズベンチ。

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囲み取材を受ける鈴木孝政監督。

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最後の「即席サイン会」

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試合を終え、クールダウンも終わった一塁側ベンチで何思う岩本君と磯村君。岩本君はここにいたらいかんし、磯村君もそろそろ、一軍デビューしたいですね

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球場スタンド裏の売店も、しばしの「冬眠」に入ります。

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また来年。桜の季節にお逢いしましょう。

広島東洋カープ二軍
2012年度ウエスタンリーグ公式戦最終成績
順位:3位 104試合 48勝45敗11分


バファローズより(今の所)勝ち星多いのになぁ(笑)


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2012.09.22 / Top↑
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