2012年度の由宇カープの戦いも、残すところ2試合となりました。

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今日からは、同じく残り2試合となったドラゴンズと、ナゴヤ球場で相まみえます。

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思い切り意気込んで、南海電車の一番に乗車。近鉄電車を乗り継いで来てみたのはいいものの、朝飯を食って時間まで潰しても、それでも球場到着は10:00過ぎ。待ち人はまだ「数人」レベル。

開門時間まで「まだまだ」あるので、大改装されてからまだ一周してないナゴヤ球場周辺の散歩。

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まだ外野席、ライトスタンドが残ってた頃は、旧広島市民球場的な、一種独特の雰囲気の外壁が残ってましたが、それらも全て撤去され、この辺りだけ見ると、ゴルフ練習場にも見えます。一部はこうやって駐車場にもなったりしてます。

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昔の外野スタンドの基礎部分でしょうか。土盛が一部残っています。

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一番びくりしたのがスコアボード。まぁ無駄に立派ではあるなと思ってましたが、その裏に回ってみると、ほとんど「非常階段」状態。もっと言えば「ハリボテ」。まぁ全てバックネット裏から操作してますから、裏側から点検さえ出来ればいい、と言う状態なんだとは思いますが。

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そのスコアボードぎりぎりの所まで、中日新聞関連(?)の会社の敷地になっています。

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ドラゴンズの選手の駐車場。

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一番上の写真の交差点を左に行ったところになります。

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グラウンドにどれだけ収容できるかは分かりませんが「広域避難所」に指定されています。

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さりげなく、こんなものがあるとは知りませんでした。

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以上、カープ選手の練習中の写真が異常に少ないので、穴埋めでした。

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そして入場。本当は一塁側の通路上にしたかったんですが「メーテレ」のテレビクルーが来て「邪魔」だったので、致し方なく三塁側へ移動。

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忘れちゃいけないメンバー表交換。

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試合前の円陣、声出しは會澤翼。



先攻:広島東洋カープ
1(右)中村憲
2(中)鈴木
3(捕)會澤
4(左)岩本
5(二)山本
6(一)松山
7(三)上村
8(遊)庄司
9(投)武内

後攻:中日ドラゴンズ
1(遊)岩崎達
2(二)岩崎恭
3(中)藤井
4(一)山崎
5(三)高橋周
6(右)井藤
7(捕)前田
8(左)赤坂
9(投)小川

審判:球審/芦原 一塁/工藤 三塁/梅木

打撃成績
1回表
中村憲   2‐1から4球目を打ってショート後方内野安打 (ノーアウト1塁)
鈴木    0‐1から2球目をピッチャー前送りバント (ワンアウト2塁)
會澤    1‐1から3球目を打ってセンターフライ (ツーアウト2塁)
岩本    0‐1から2球目を打ってセカンドフライ

1回裏
岩崎達   0‐2から4球目を空振り三振
岩崎恭   0‐2から3球目を空振り三振
藤井    初球を打ってセカンドゴロ

立ち上がりの武内君。會澤君からどんなサインが出ていたのかは分かりませんが、曲がりなりにも「全球ストライク」。ここまで気持ち良いピッチングの武内君は初めて見ました。

2回表
山本    0‐1から2球目を打ってセンターオーバーツーベースヒット (ノーアウト2塁)
松山    2‐1から4球目を打ってファースト内野安打 (ノーアウト1・3塁)
上村    1‐0から2球目を打ってレフトへ犠牲フライ (ワンアウト1塁)
ドラゴンズ0‐1カープ
庄司    0‐1から2球目を打ってライト前ヒット (ワンアウト1・2塁)
武内    初球をピッチャー前送りバント (ツーアウト2・3塁)
中村憲   フルカウントから6球目を選んでフォアボール (ツーアウト満塁)
鈴木    2‐1から4球目を打ってセンターフライ

先頭の山本芳彦のツーベースヒットを足がかりに、見事に先制点。しかしながら、さらい満塁まで攻め込んだものの、次の1点が取れない。2位はかかってるとは言うものの、何かプレッシャーがあるのかなぁ。敢えて言うなら「あとひと振りの力不足」でしょうか。

しかし上村君の打球、記録上「犠牲フライ」としてますが、ほとんどライナーのような打球。前日からのバッティングの好調さがそのまま表れてました。


2回裏
山崎    1‐1から3球目を打ってサードゴロ送球エラー (ノーアウト1塁)
高橋周   0‐2から3球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ
井藤    初球を打ってレフト前ポテンヒット (ツーアウト1塁)
前田    2‐2から6球目を打ってレフト線タイムリーツーベースヒット (ツーアウト2塁)
ドラゴンズ1‐1カープ
赤坂    1‐1から3球目を打ってセカンドゴロトンネル (ツーアウト1塁)
ドラゴンズ2‐1カープ
小川    2‐2から5球目を空振り三振

先頭の山崎の打球を、サードの上村君が悪送球。とは言え低いボールだったので、何とか松山君も止めて欲しかったんですが。

その後、ダブルプレイで切り抜けたものの、ランナーがたまった所で今度は山本芳彦が「本職のセカンド(つーか内野)」であるにも拘らずトンネル。先発経験がまだそんなに多くない武内君を、何とか守備で盛り立ててやりたい所ではありますが、このイニングはちょっと勿体なかった。

そして前田章宏のタイムリーツーベースヒット打球処理。レフトの岩本君がクッションボールを一度拾い損ねてます。バックホームを焦ったか、バッターランナーが気になったのかは分かりませんが。前田がサードまで進んでたら、確実にこれもエラーが記録されてたものと思われます。


3回表
會澤    フルカウントから7球目を選んでフォアボール (ノーアウト1塁)
岩本    フルカウントから8球目を打ってセンターフライ (ワンアウト1塁)
山本    1‐1から3球目を打ってショートゴロダブルプレイ

3回裏
岩崎達   2‐2から5球目を打ってセカンドファウルフライ
岩崎恭   1‐0から2球目を打ってサードゴロトンネル (ワンアウト1塁)
次打者藤井の3球目に岩崎恭セカンド盗塁成功 (ワンアウト2塁)
藤井    3‐1から5球目を打ってショートタイムリー内野安打 (ワンアウト1塁)
ドラゴンズ3‐1カープ
次打者山崎の2球目に藤井セカンド盗塁失敗
山崎    フルカウントから9球目を選んでフォアボール (ツーアウト1塁)
高橋周   0‐1から2球目を打ってレフト前ヒット (ツーアウト1・2塁)
井藤    2‐2から6球目を空振り三振

ドラゴンズがさらに追加点。今度は上村君が痛恨のトンネル。本職はキャッチャーだから、とは言うものの、キャッチャーで言えば「ワイルドピッチを止められなんだ」みたいなもの。何とか身体で止めて欲しかったんですが。しかしこれだけいろいろあって、よくまぁ1点で済んだな、と。

4回表
ドラゴンズ選手交代
ファースト山崎→中田亮二
松山    0‐1から2球目を打ってセンター前ヒット (ノーアウト1塁)
上村    2‐2から5球目を打ってライトフライ (ワンアウト1塁)
庄司    1‐2から4球目を打ってセカンドフライ (ツーアウト1塁)
武内    初球を打ってセンターフライ

3回裏終了で山崎武司はお役御免。5回表の中村憲君の打席の時、フェラーリのエンジン音が聞こえました。まぁ「だから何なんだ」と言われればそれまでですが「早退」ってイイのかなぁ。

4回裏
前田    1‐2から4球目を空振り三振
赤坂    2‐0から3球目を打ってサードゴロ
小川    1‐2から4球目を空振り三振

5回表
中村憲   1‐2から4球目を空振り三振
鈴木    1‐2から4球目を打ってサードゴロ
會澤    2‐1から4球目を打ってセンター前ヒット (ツーアウト1塁)
岩本    0‐1から2球目を打ってファーストゴロ

5回裏
岩崎達   0‐1から2球目を打ってセンターフライ
岩崎恭   3‐1から5球目を打ってセンターフライ
藤井    1‐0から2球目を打ってレフトフライ

6回表
山本    2‐1から4球目を打ってセカンドゴロ
松山    初球を打ってセンター前ヒット (ワンアウト1塁)
上村    1‐2から5球目を打ってライト前ヒット (ワンアウト1・2塁)
庄司    ストレートのフォアボール (ワンアウト満塁)
武内の代打井生フルカウントから8球目を打ってライトへ犠牲フライ (ツーアウト2・3塁)
ドラゴンズ3‐2カープ
中村憲   フルカウントから8球目を選んでフォアボール (ツーアウト満塁)

ドラゴンズ選手交代
ピッチャー小川→鈴木

鈴木の代打中谷0‐1から2球目を打ってセカンドゴロ

再び満塁のチャンスで井生君がライトファウルゾーンへの犠牲フライ。まぁこれは良いとしても、その後中村憲君のフォアボールで再び満塁。1イニング2度の満塁のチャンスで1得点のみ。

6回裏
カープ選手交代
代打井生→レフト
レフト岩本→驚きびっくりセンター
代打中谷→サード
サード上村→ピッチャー上野

中田亮   1‐1から3球目を打ってレフトフライ
高橋周   0‐2から球目を空振り三振
井藤    フルカウントから8球目を選んでフォアボール (ツーアウト1塁)

前田    2‐2から5球目を打ってレフトへ第5号ツーランホームラン
ドラゴンズ5‐2カープ
赤坂    フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ

2番手の上野君。ポンポンと軽快にツーアウトを取ったものの、フォアボールを与えてその直後にホームラン被弾。毎度の事ではないにしろ、1イニングくらいはビシッと締めれぬものか。追撃の1点を奪った後だけにちと残念です。この辺がまだ「信頼のなさ」に繋がってるのかな。

そして、木曜日は守備機会がなかった「センター・岩本」。気分的には、守備位置を変更するなら、「ライト・岩本、センター・中村憲」の方がまだ何とかなる、とは思われますがいかがでしょう。


7回表
ドラゴンズ選手交代
ピッチャー鈴木→金剛

會澤    1‐2から4球目を打ってサードライナー
岩本    1‐1から3球目を打ってショートゴロ
山本    1‐2から4球目を打ってセンター前ヒット (ツーアウト1塁)
松山    初球を打ってセカンドゴロ

7回裏
金剛の代打福田3‐1から5球目を打ってセカンドゴロ
岩崎達   1‐2から4球目を打ってショートゴロ
岩崎恭の代打柳田2‐1から4球目を打ってサードゴロ

前日散々だった岸本君が、名誉挽回の三者凡退。

そして光ったのが、途中からセカンドに入った申君。サード、ショート、セカンド、時にはファーストや外野と、守備に関しては大変な立場に立たされてると思いますがどの守備位置でも上達して来てると思います。ここ2年で見違えりように体格もよくなりました。まだまだ期待出来る選手です。


8回表
ドラゴンズ選手交代
代打福田→ピッチャー朝倉
代打柳田→セカンド

申     フルカウントから6球目を打ってファーストゴロ
庄司    初球をピッチャー返しセンター前ヒット (ワンアウト1塁)
井生の代打土生0‐1から2球目を打ってセンター前ヒット (ワンアウト1・2塁)
中村憲   1‐2から6球目を空振り三振 (ツーアウト1・2塁)
中谷    初球を打ってレフトフライ

8回裏
カープ選手交代
代打土生→レフト
ピッチャー岸本→池ノ内

藤井    1‐1から3球目を打ってセンターフライ
中田亮   初球を打ってレフト線ツーベースヒット (ワンアウト2塁)
中田亮の代走に吉川
高橋周   3‐0から4球目を打ってショートゴロ (ツーアウト2塁)
井藤    初球を打ってセンターオーバータイムリーツーベースヒット (ツーアウト2塁)
ドラゴンズ6‐2カープ
前田の代打田中0‐2から3球目を空振り三振

ついに訪れた「センター・岩本」の守備機会。藤井淳志の打球の追い方の足取りが、素人目に見てもおっかなびっくり。それに付け込まれたかたまたまか、井藤慎吾の打球は、ヨタヨタ追い掛ける岩本君の頭上を越えるタイムリーツーベースヒット。ちょっとこれは結果の欲しい池ノ内君には酷かな。

9回表
ドラゴンズ選手交代
代走吉川→ショート
ショート岩崎達→セカンド
セカンド柳田→ファースト
代打田中→キャッチャー
ピッチャー朝倉→小熊


會澤    2‐1から4球目を打ってレフトへ第6号ソロホームラン(2試合連続)
ドラゴンズ6‐3カープ
岩本    1‐2から8球目を打ってセンター前ヒット (ノーアウト1塁)
池ノ内の代打磯村0‐2から3球目を打ってショートフライ (ワンアウト1塁)
松山    初球を打って右中間突破タイムリーツーベースヒット (ワンアウト2塁)
ドラゴンズ6‐4カープ
申     2‐2から5球目を空振り三振 (ツーアウト2塁)
庄司    1‐1から3球目を打ってライト前タイムリーヒット (ツーアウト1塁)
ドラゴンズ6‐5カープ
土生1‐2から4球目を打ってレフトフライ

會澤君の2試合連続のソロホームランを皮切りに、ドラゴンズのクローザー・小熊に襲い掛かるカープ打線。都合3点取りましたが、勢いとしては、今シーズン前半の、連打連打で得点を重ねてた由宇カープを思い出しました。その中に、大きく変貌を遂げた庄司君の姿があるのも頼もしいです。


由宇町 010 001 003 5
名古屋 021 002 01X 6

勝利投手:小川
セーブ投手:小熊
敗戦投手:武内
本塁打:中日・前田5号(ツーラン 上野)、広島・會澤6号(ソロ 小熊)

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試合後のヒーローインタビュー。この日は井藤慎吾と前田章宏。特に前田は3打点の大活躍。

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それを見ながらカープは反省会。

投手成績
(左から順に 登板イニング数、対戦打者、投球数、被安打、与四死球、奪三振、失点、自責点)
広島東洋カープ
武内   5    21  75   4   1   6   3   1
上野   1     5  25   1   1   0   2   2
岸本   1     3  13   0   0   0   0   0
池ノ内  1     5  13   2   1   0   1   1

中日ドラゴンズ
小川   5.2  27 105   8   4   1   2   2
鈴木   0.1   1   2   0   0   0   0   0
金剛   1     4  12   1   0   0   0   0
朝倉   1     5  16   2   0   1   0   0
小熊   1     7  28   4   0   1   3   3



ドラゴンズの繰り出す投手陣に15安打を浴びせては見たものの、ここ一番のタイムリーヒット欠乏症は如何ともしがたく、結局5得点。シーズン前半に見られた多彩な攻撃も見られぬまま終わってしもうたような感じですが、救いなのは「見逃し三振」がなかった事。とにかく振らんと当たらんし飛ばんし。さらに付け加えるなら、二軍はそれが許される場、でもありますからね。

それよりも何よりもやっぱり守備、ですねぇ。

普段就かない守備位置とは言うものの、止めれば何とかなるはず。イレギュラーバウンドとかで弾いてしまったり、捕れなかったりするのはシャアないとしても、悪送球やトンネルは本人の問題。ぶっちゃけトンネルって、見てる者が一番白けてしまうプレイです。

「前に落とす」また「止める」は、インフィールドならどのポジションでも求められるプレイ。キャッチングまでは行かんまでもまずこれでしょう。数字はアレですが、曲がりなりにもウエスタンリーグで守備率1位。もっと自信を持って。ひとつエラーしたら、またその分ノックを受けたらいいんだから。

いよいよ明日は、泣いても笑ってもシーズン最終戦。勝って締め括りましょ。


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2012.09.21 / Top↑
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