さて、由宇カープの2012年シーズンも、残り3試合となりました。残りは阪神鳴尾浜球場での対タイガース戦が1試合、ナゴヤ球場での対ドラゴンズ戦が2試合。つまりは「大阪近辺(違和感がありましょうが、近辺は近辺です)」での試合のみとなりました。

あわよくば、このあたりで内田順三監督の胴上げが見れるかな、などと考えてましたが、やっぱり甘かったです、。それ以上にホークスが強かったんですけどね。

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そんなこんなで阪神鳴尾浜球場。今年最後です。

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球場に到着した頃には、既にピッチャー陣のノックが終わりかけでした。

引き続き、カープのバッティング練習。よくよく考えたら、こうやってカープの練習風景をゆっくり見学できるのも今日が最後、ナゴヤ球場では試合開始1時間前にしか入場させてくれませんからね。

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三塁コーチャーズボックス付近で、走塁と帰塁の練習を繰り返す上村君と庄司君。時折上村君がアドバイスを与える場面がありました。こう言う些細なコミュニケーションは大事ですね。

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庄司君のティーバッティングの相手をする林昌樹打撃投手。こちらも、林打撃投手があれこれ声をかける場面がありました。いずれは「投手コーチ」などもあったりするんでしょうか。

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申君相手にティーバッティングをする上村君。ここでも申君に声をかける場面がありました。

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11:35.カープのバッティング練習終了。

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個人的に知り合いでもない限り、両チームの選手がここで顔を合わせるのはこれが最後。いろんな所で挨拶したり言葉を交わしたりする場面が見られました。これは會澤君と今成亮太。

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印象的だったのがこれ。タイガース中谷将大と磯村君。歩む道は若干違ってきましたが、同級生でもあり、同じポジションでもあるキャッチャー。相通じるところはあるんでしょうね。

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こちらも、今シーズン最後の挨拶、と言うかメンバー表交換。

で、カープのバッティング練習が終われば、今度はタイガースの守備練習が始まるんですが。
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びっくりしたのがこのキャッチャーの人数。清水誉、今成亮太、原口文仁、岡崎太一、橋本良平に、育成選手の廣神聖哉も加えて総勢6人。これだけいるのになぜタイガース関係者は「キャッチャーが足りなひ、キャッチャーが足りなひ」とやかましいんでしょうか。しかも「登録」を考えたら、中谷将大も登録はキャッチャー。一体タイガースの捕手事情ってどうなんでしょうね。

経験が足りない、と言いながら、無駄にキャッチャーばっかり獲得していっても、増やしたら増やしただけ、試合への出場機会が減るんだから、何の意味もないと思うんですが。



先攻:広島東洋カープ
1(右)中村憲
2(中)鈴木
3(二)中谷
4(一)松山
5(左)岩本
6(遊)庄司
7(三)上村
8(捕)磯村
9(投)戸田

正直な話、今年何度目の「戸田君」なんでしょうか(笑)。

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試合前の声出しは山本芳彦。

後攻:阪神タイガース
1(左)一二三
2(中)伊藤隼
3(二)黒瀬
4(右)中谷
5(一)野原将
6(三)穴田
7(捕)今成
8(遊)西田
9(投)岩本

審判:球審/梅木 一塁/杉本 二塁/工藤 三塁/芦原

打撃成績
1回表
中村憲   2‐1から4球目を打ってライト前ヒット(ノーアウト1塁)
鈴木    フルカウントから8球目を空振り三振、中村憲盗塁失敗
中谷    1‐0から2球目を打ってファーストゴロ

鈴木君の打席、おそらくヒットエンドランがかかっていたものと思われますが、仕留めるならもっと早いカウントで仕留めて欲しかったなぁ、などと。タイガースの先発岩本輝、明らかに制球に苦しんでましたから。フルカウントまで粘ることはなかったかなぁ、などと。

1回裏
一二三   1‐2から4球目を打ってライトフライ
伊藤隼   3‐1から5球目を打ってセンター前ヒット (ワンアウト1塁)
黒瀬    1‐2から4球目を打ってショートゴロセカンド封殺
中谷    2‐1から4球目を打ってサードゴロ

2回表
松山    フルカウントから7球目を選んでフォアボール (ノーアウト1塁)
次打者岩本の5球目にワイルドピッチ (ノーアウト2塁)
岩本    フルカウントから7球目を選んでフォアボール (ノーアウト1・2塁)
キャッチャー今成、マウンドへ
庄司    1‐1から3球目をピッチャー前送りバント (ワンアウト2・3塁)
上村    2‐2から7球目を打ってショートのグラブをかすめてセンター前タイムリーヒット (ワンアウト1・3塁)
タイガース0‐1カープ
磯村    2‐2から5球目を打ってレフト前タイムリーヒット (ワンアウト1・3塁)
タイガース0‐2カープ
戸田    0‐1から2球目をピッチャー前送りバント (ツーアウト2・3塁)
中村憲   3‐1から5球目を選んでフォアボール (ツーアウト満塁)
鈴木    2‐2から5球目を打ってサードゴロ

1回表に続いて制球に苦しむタイガース岩本。ワイルドピッチも絡んで、一挙に2点先制。

2回裏
野原将   1‐1から3球目を打ってレフト前クリーンヒット (ノーアウト1塁)
次打者穴田の2球目前に牽制悪送球 (ノーアウト2塁)
穴田    1‐1から3球目を打ってサードゴロ (ワンアウト3塁)
次打者今成の2球目前に上村がマウンドへ
今成    フルカウントから6球目を打ってライト前タイムリーヒット (ワンアウト1塁)
タイガース1‐2カープ
西田    1‐0から2球目を打ってセンターフライ (ツーアウト3塁)
岩本    1‐2から4球目を空振り三振

穴田の打席のサードゴロ、ボテボテの当たりで上村君は好プレーを見せてくれたんですが、前に突っ込みすぎたせいでサードががら空き、松山君がサードに送球しようとしましたが、庄司君がカバーに入っておらず、労せずして進塁打に。このあたりがまだ「遊撃手」として勉強すべきところか。

3回表
中谷    初球を打ってサードファウルフライ
松山    初球を打ってライトフライ
岩本    3‐1から5球目を選んでフォアボール (ツーアウト1塁)
次打者庄司の5球目をキャッチャーがこぼすも、岩本セカンドタッチアウト

まぁボールがそんなに遠くまで転がらなかったので、突っ込むのはどうかな、とも思いましたが「走らな 何も 始ま」りませんからね。順位がかかってるとは言え。今後の為に。

3回裏
一二三   1‐0から2球目を打ってピッチャーゴロ
伊藤隼   2‐1から4球目を打ってライト前ヒット (ワンアウト1塁)
黒瀬    0‐1から2球目を打ってレフト前ヒット (ワンアウト1・2塁)
中谷    2‐2から6球目を空振り三振
次打者野原将の4球目前にセカンド牽制タッチアウト

逆回転の牽制タッチアウト。カープの「フィニッシュホールド」炸裂。

4回表
庄司    1‐0から2球目を打ってファーストゴロ
上村    1‐2から5球目をうまくすくい上げて打ってセンター前ヒット (ワンアウト1塁)
磯村    初球を打ってピッチャーゴロダブルプレイ

4回裏
野原将   1‐2から4球目を打ってショートゴロ
穴田    2‐1から4球目を打ってショートゴロ
今成    2‐0から3球目を打ってセンターフライ

5回表
タイガース選手交代
サード穴田→セカンド藤井宏
セカンド黒瀬→サード

戸田    2‐2から5球目を見逃し三振
中村憲   0‐2から3球目を見逃し三振
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代打會澤  フルカウントからレフトへ第5号ソロホームラン
タイガース1‐3カープ
中谷    1‐2から4球目を打ってライト前ヒット (ツーアウト1塁)
次打者松山の初球にワイルドピッチ (ツーアウト2塁)
松山    ストレートのフォアボール (ツーアウト1・2塁)
岩本    初球を打ってファーストファウルフライ

苦し紛れにストライクを取りに来たところを逃さずにレフトオーバーの第5号ソロホームラン。レフトの一二三が3~4歩追っただけで諦めた、超特大の一発でした。

5回裏
西田    2‐0から3球目を打ってファーストゴロエラー (ノーアウト1塁)
岩本    3‐1から5球目を選んでフォアボール (ノーアウト1・2塁)
小林幹英投手コーチがマウンドへ。カープ内野陣集合。
一二三   初球を打ってセカンドフライ
伊藤隼   1‐1から3球目を打っていい当りのライトフライ
黒瀬    1‐0から2球目を打ってレフト前タイムリーヒット
タイガース2‐3カープ
中谷    初球を打ってショートゴロセカンド封殺

6回表
タイガース選手交代
レフト一二三→甲斐

庄司    1‐1から3球目を打ってショートフライ
上村    1‐1から3球目を打ってセンター前ヒット(猛打賞) (ワンアウト1塁)
磯村    初球を打ってライトフライ (ツーアウト1塁)
戸田の代打土生フルカウントから8球目を打ってセカンドゴロ

6回裏
カープ選手交代
代打土生→ピッチャー岸本
キャッチャー磯村→白濱

野原将   フルカウントから6球目を選んでフォアボール (ノーアウト1塁)
藤井宏   0‐1から2球目をピッチャー前送りバント、セカンドへ送球エラー (ノーアウト1・2塁)

カープ選手交代
ピッチャー岸本→大島

今成    初球をキャッチャー前送りバント (ワンアウト2・3塁)
西田    2‐0から3球目を打ってセンター前逆転タイムリーヒット (ワンアウト1塁)
タイガース4‐3カープ
岩本の代打原口2‐2から5球目を空振り三振
甲斐    1‐2から5球目を空振り三振

7回表
タイガース選手交代
代打原口→ピッチャーザラテ

中村憲   初球をサードへセーフティバント内野安打 (ノーアウト1塁)
會澤    2‐0から3球目を打ってレフトフライ (ワンアウト1塁)
次打者山本の初球前に中村憲がディレードスチールを試みるもセカンドタッチアウト
中谷の代打山本3‐1から球目を選んでフォアボール (ツーアウト1塁)

ここで、何やらアクシデントがあったらしく、中西コーチがマウンドへ。、しかしながらベンチに向かって「○」の表示で大事に至らず。

松山    1‐2から4球目を打ってセカンドゴロ

7回裏
カープ選手交代
代打山本→セカンド

伊藤隼   初球を打ってショートゴロ

カープ選手交代
ピッチャー大島→中田

黒瀬の代打林1‐1から3球目を打ってレフトフライ
中谷    2‐2から5球目を空振り三振

代打に出てきた林威助。スタンドから「格の違いを見せてやれ」と言う声が飛んでましたが、そのん「格の違いを見せ」ることが出来んから、二軍にいるのであって。と言うよりも、二軍ですらレギュラーじゃない林威助に、若干どころかかなりの「陰り」を感じるのはわしだけではないはず。

8回表
タイガース選手交代
ピッチャーザラテ→小嶋
代打林→セカンド荒木
セカンド藤井宏→サード

岩本    1‐2から4球目を打ってピッチャーゴロ
庄司    2‐0から3球目を打ってバットを折られてセカンドゴロ
上村    フルカウントから9球目を打ってピッチャーライナー

前の打席で猛打賞を決めた上村君。この打席のピッチャーライナーも、決して悪い打球ではありませんでした。思うところはいろいろあると思いますが、結果を出し続けることが肝心かと思います。

8回裏
野原将   フルカウントから6球目を選んでフォアボール (ノーアウト1塁)
次打者藤井宏の初球に野原将セカンド盗塁失敗(ヒットエンドランか藤井宏は空振り)
藤井宏   0‐2から3球目を見逃し三振
今成    フルカウントから6球目を選んでフォアボール (ツーアウト1塁)
西田    1‐2から4球目を打ってサードゴロ

9回表
タイガース選手交代
キャッチャー今成→ピッチャー石川
ピッチャー小嶋→キャッチャー岡崎

白濱    1‐2から4球目を打ってセカンドゴロ
中田の代打井生0‐1から2球目を打ってサードゴロ
中村憲   1‐0から2球目を打ってセンター前ヒット (ツーアウト1塁)
會澤    2‐1から4球目を打ってサードゴロ

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勝利投手:ロバート・ザラテ
セーブ投手:ゼノン石川俊介
敗戦投手:岸本秀樹

阪神タイガースとの対戦終了。成績はタイガースの10勝14敗2分

投手成績
(左から順に 登板イニング数、対戦打者、投球数、被安打、与四死球、奪三振、失点、自責点)
広島東洋カープ
戸田   5    23  74   7   1   2   2   1
岸本   0.0   2   7   0   1   0   2   1
大島   1.1   5  15   1   0   2   0   0
中田   1.2   6  27   0   2   2   0   0

阪神タイガース
岩本   6    27 112   7   4   3   2   2
ザラテ  1     4  13   1   1   0   0   0
小嶋   1     3  16   0   0   0   0   0
石川   1     4  12   1   0   0   0   0

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試合結果以上に、内容がグダグダだったせいか、両チームとも「反省会」は長かったです。



と言う内容でしたが。

シーズン序盤によく見られた、一気呵成にたたみかける攻撃はこの試合では見られませんでした。特に2回表。2天先制してさらに満塁、ともなると、あと1~2点は取れたかと思いますが。

由宇練習場でのドラゴンズ戦で打ちすぎたかな。先発岩本輝から7安打4四球なら、6点は取れてたような気もします。まぁ前半は、天谷君や赤松君がいたから、という声も上がってきそうではありますが、それに感化されたメンバーが今残っているはず。どうせならもっといろいろ策を講じてれば。

一軍にいてもおかしくない、松山君や岩本君を擁しているとは言え、もっともっと細かいプレイがあっても良かった。基本は「学習の場」なんだし。

そのことを考えたら、セーフティバントで内野安打を決めたり、牽制球でタッチアウトになりかけたり、牽制球に引っかかってセカンドタッチアウトになったりと、天に絡む絡まないに関わらず、とにかく大活躍だった中村憲君には、いい勉強になった試合だったか、と思います。

支配下登録されて、人気も出てきました。身長186cm。あえて言うなら、嘱望されてた「大型野手」だと思います。ピッチャーから転向して実質1年目。サヨナラヒットやらプロ入り初ホームランやら、いろいろ経験することは多かったはず。

背番号が2桁になった、て事は「戦力とみなされている証拠」です。このオフは、みっちりトレーニングに励んでください。同い年の丸君や土生君、ライバルは多いですが、期待してます。

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そして鳴尾浜球場、また来年お逢いしましょう。


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2012.09.20 / Top↑
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