もうこれだけ暑いのにまだデーゲーム、って大変ですね。


長らく一軍で(と言うか「なのに」)どこかに由宇閉されていた野村祐輔がようやく先発。

結局先発を1回飛ばした形になりました。その手法が良かったか悪かったかは、意見が分かれる所ではあると思いますが、個人的には「悪かった」と言わざるを得ません。

なぜ出場選手登録を抹消しなかったのか。これが最後まで疑問でしたよ。遠征に、と言うか常にチームに帯同してたのかどうか、すらも分からない状態でしたが、たとえ抹消したとしても、チームには帯同出来るのであって。この辺の扱いを明確にして欲しかった。

幾ら戦力になってる選手だからと言うても、コンディションの良くない選手に変わりはないんだし、そんな「使えんであろう選手」を抹消せずに置いておく事は、下手したら「敗退行為」になりかねない。

ただ救いだったのは、その野村祐輔は、そんなモヤモヤを感じさせぬピッチングをしてくれたこと。

裏で色々あったとは思います。投げれぬ事へのもどかしさ、投げさせてもらえないことへの歯がゆさ、それらの思いを感じさせない泰然自若のピッチング、ただただお見事としか言いようがないです。


あと、もう昨日はこの人に尽きるでしょ。
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菊池涼介

なかなかアップで撮影する機会がないんで、こんなのしかありませんが、ええ面構えしてますよ。左の画像なんか、どう見てもルーキーのそれじゃない。もう10年目のベテラン。何となく雰囲気は石井琢朗。さすがに指名挨拶の時に「背番号7よこせ(笑)」と言うただけありますよ。

プロ入り初スタメン出場。ただ、慣れ親しんだショートではなく、セカンドでの出場。この辺りは、違うポジションで使うことが得意な野村謙二郎監督の事。ある程度は想像出来ましたが。2番に置いた赤松君いどんな意味があったのか。それともただ「7番打者はお試し打順」なのかは知りませんが。

そしてプロ入り初のヒットが長打、しかもスリーベースヒット。

当の本人は「ノーパワー」と嘆いてましたが(笑)。

彼のナニがすごいって。

あれだけの体躯でありながら、中途半端なスイングがないこと。とにかく空振り三振であろうが、センター前ヒットであろうが、小柄とは言え、「軽打」に走らない。全力でバットを振ってる。つか、パワーを「一瞬」で爆発させる方法を身につけてる。「非力なりのチカラの出し方」とでも言えばいいか。

とかく小柄な選手って、逆方向がどーたらこーたら、とか言われがちではありますが、彼にはそんな事お構い無し。叩ける球はしっかり叩いてる。意識がライト方向にあったかどうかまでは解りません。とは言えあの外角やや低めを、ライトフェンスまで持っていくのはただ事じゃない。

鍛え上げて鍛え上げて、スイングに全力を発揮出来るって、練習の才能が凄いんだと思います。多分「バットを振る力」は由宇カープの中では突出してるんじゃないかと思います。

それ以上に何がすごいって、やっぱり脚ですよ。

石原君のスクイズ。「飛ばずに」よく決めたと思います。ベイスターズバッテリーが、なぜか1ボール1ストライクからウエスト。わざわざ自分らの手で「バッティングカウント」にしてくれたし。明らかに外すカウントを間違えたような気もしますが、そんなことは知ったこっちゃない(笑)。

とにかく速い、と言うかスリーベースを打った時の、セカンドを回る時のストライドがものすごく大きい。解説の山崎隆造さんは「走りっぷりがいい」と表現されてますが、確かに走る姿は「颯爽」と言う言葉がピッタリ。膝が無駄に上がらないから余計にスマートに見えるんですよね。

そして(話はちょっと戻って)石原君のスクイズでホームイン。

しかも、いくらピッチャーが左の山本省吾で早めのスタートとは言え、山本省吾がキャッチした時には既にホームインしていると言う、尋常ならざる速さ。スタートの良さ、脚力、そして石原君の転がしたところ、全てにおいて「完璧」なスクイズだったかと思います。


それにしても、東出君の動向が全く聞こえなくなって約3週間、安部君に続いて、菊池君が「鮮烈デビュー」を果たした今、彼はこの状況をどう捉えているか。今頃思い切り焦ってるとは思いますが(笑)。もっと言えば、菊池君の本職はショート。ビビっているのは梵君も同じ、かも知れません。

野村謙二郎監督の考えはは分かりかねますが、この流れがいつまで続くかはそれこそ「未知数」。まだシーズンを乗り切ったことがない不安もあるでしょう。そんな部分を解消する存在、若さをサポートする存在として帰ってきて欲しい。梵君や木村昇吾ともども、いずれはこの両名にとって代わられる、時が来るかも知れませんが、まだまだ「昭和55年会」のチカラは必要ですよ。

それと、最後に迎君。あれだけのプレイをやったんだから、もっと感情を表いn出してもいい。「やって当たり前、出来て当たり前、やってもらわないと困る」かも知れんけど、あまりにも自己アピールがなさ過ぎる、グラウンドで感情を表すことの賛否はあろうけど、彼の場合はもっと表に出さないと。


かくして(笑)

ボコスコ打つ(打てる)試合もイイですが、点が取れんかったら何にもなりません。こうやって、たった4安打で勝てる試合を作れるんだから、送りバント・スクイズバントの効果ってオモシロイ。

これで前節第8節は3勝3敗で終了。借金が嵩まなんだだけ良し、か。


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2012.07.02 / Top↑
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