普段からこのコーナー、と言うか読売新聞夕刊で、カープが扱われる事はよくありますが、二人いっぺんとは言え、これだけ大きく取り上げられることもそうそうないとは思います。もっとも、河内君復帰登板翌日、広島のデイリースポーツは一面だったそうですが。



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ケガで育成契約→一軍 ベテラン左腕、執念の復活

広島に、ベテラン左腕が相次いで帰ってきた。プロ20年目の菊地原毅(37)と13年目の河内貴哉(30)。ともにけがなどで育成選手になりながらも、18日に支配下登録され、はい上がってきた。2人の意気込みはリーグ5位と低迷するチームの立て直しにつながるか。

これがプロ通算447試合目の登板だった。28日、菊地原はチーム事情から急きょ一軍に昇格し、ロッテ戦(マツダスタジアム)で救援登板、最速143キロを計測し打者3人をピシャリと抑えた。「腕を振ってストライク先行で投げられた。1試合、1試合が勝負です」

広島から2005年にオリックスに移籍し、昨年、再び広島へ。06年にはオールスターに出場するなど、左の中継ぎとして確固たる地位を築いてきた。しかし昨年9月、試合中に軸足の左アキレス腱を誰つする大けが。今月4日にようやく二軍戦に登板していた。

一方、00年にドラフト1位で入団の河内は04年に8勝するなど先発の柱として期待されたが、06年に左肩を手術。10年から育成選手となっていた。

23日のソフトバンク戦、(ヤフードーム)で5シーズンぶりとなる一軍マウンドを踏んだ。かつて150キロ超を誇った直球は140キロに届かないが、28日にはマツダスタジアムのマウンドにも立ち、「お客さんがたくさん入るところで投げられることがうれしかった」。

2人は一軍に戻った時、同じ言葉を口にした。「やっとスタートラインに立てた」――――。チームが慢性的な左腕不足に陥っているなか、勝利に貢献しようと意欲満々だ。



いや左ピッチャーはいてるんですよ。いてるんですけどね、投手コーチが使えん使えん言うた挙げ句に、皆サイドスローにしてしもうて「もう分からない」状態にしてしもうとるから困っとるんですよ(笑)。

河内君は、昨年のうちに「復帰後初勝鯉」も記録してますから、今年から即支配下登録かな、とも思ったですが、慎重に慎重を期したのか。もっとも昨年は、ほとんどがワンポイント的な使われ方みたいだったので、球数を投げれるようになるまで様子見、だったのかも知れません。

1982日ぶりの一軍登板は、荒木大輔の1541日ぶりをはるかに越えての史上一位かと思います。他に思いつかんだけですが。まぁそれだけ長い間面倒を見てもらえることもないとは思います。

思えば双方ともドラフト1位。言い方は悪いですが「大事にして貰える立場」。とは言えここまで戻ってくる事自体大変なことですよ。利き腕のしかも「肩」に直にメスを入れてるわけですから。

けど、13年目の選手を「ベテラン」と言うかなぁ。この辺の線引きは難しいですね。高卒入団13年目とは言えまだ今年31歳。選手生命が年々伸びているとは言え、中堅からようやく、ってくらいか。

見た目からしたら、13年目の二等兵(違

しかし驚いたのか菊池原君の「復帰」。

アキレス腱と言えば前田智徳の印象しかないから、もっと時間がかかるものと思ってました。特に利き足ですからね。ただ、かつて同じように1985年にアキレス腱を切った、タイガース山本和行投手も、翌年に復帰、49試合も登板してますから、野手と投手ではどこか違うのかも知れません。

この辺りも、再建・復帰へのプログラムが発達している、と言うてしもうたらそれまでかも知れませんが、9月にやって5月い復帰ですからね。ただ「投げられるようになった」だけでなく、連投しようが酷使しようが、痛みが出んようになっておるんならいいと思うんですが。


何にしろ2人ともまだまだ「病み上がり」の域を出ません。そうそうやらない利き腕の手術と、アキレス腱ですからね。一軍登板までこぎ着けたとは言え、どれくらい投げれるかはまだ未知数でしょう。

どの選手でもそうですが「投げれるから」と言って場目関係なしに投げさすのは禁物です。トレード云々じゃなく、育成からの昇格ですから、純粋に「戦力にある選手が2人増えた」んですから、もっともっとピッチャーの運用は計画的にことを運べるし、バリエーションも増えたはず。


投手起用は計画的に。そして選手は大切に。


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2012.06.01 / Top↑
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