セ・パ交流戦2カード目、チーム打率12球団トップを走るファイターズ「打線」との対決です。
先発はカープが野村祐輔、ファイターズは斎藤佑樹、はいいんですが。
どうせ予告先発と言う「演出」が許されているのなら、いっその事両チームとも「さいとうゆうき」でも良かったんじゃないかな、とすら思いますよ。やってやれんかったはずはない(笑)。もっとも、そうしようと思ったら、両チームとも相当前からの根回しが必要になってきますが。
しかしファイターズのスターティングメンバーはどれだけすごいのか、って話。1番糸井嘉男(.300)て、カープにとっては「反則」の域。2番にも小谷野栄一とか。いきなり4番バッターが二人並んでいるようなもの。まぁ小谷野の成績がパッとせんのでアレだけなだけで。
旧市民球場での交流戦、対バファローズ戦で「代打タフィ・ローズ」「代打アレックス・カブレラ」とか容赦ない試合を見せられただけに、もう慣れっこといえば慣れっこ。そう言えば岩隈久志・田中将大と言う投手リレーもありましたな。カープで言えば、北別府・川口のリレーみたいなもんですか。
とは言えそんな打線も、野村祐輔にはそれこそ「どこ吹く風」状態。
ただ、稲葉篤紀の第一打席の初球にツーベースを打たれた時に、解説の田尾安志氏がひと言「うわ」って言いましたが、何対しての「うわ」なのか、ものすごく気になりました(笑)。放送自体が場内音声だけの状態だったので余計に耳についただけなんですけどね。
で、打ったツーベースが「通算400二塁打」だそうでして。おめでとうございます。
そしてその後、陽岱鋼に送りバント、そして(最終的には失敗したけど)飯山裕志の初球にスクイズを指示した栗山英樹監督の「執念」が垣間見えたイニング。しかも飯山への初球はワンバウンド。普通は空振りかなんかになるであろうボールが、ファウルになったけどバットに当たってる。
対する野村謙二郎監督の采配。
1回裏に早くもお決まりの「送りバント失敗」。解説の田尾安志氏は「強気で攻めろ」と言いつつ、色々と解説をしてくれましたが、やっぱり中途半端感は否めない。ここでワンアウト覚悟で、仮に廣瀬君が凡退しても、ニック・スタビノアに打席が回ってくる。ここに「かける」ことは出来なかったか。
バントさせるなら、ぶっちゃけスリーバント失敗になるまでバントさせればい。1打席の中でやれバントだのボールを見ろだのヒットエンドランだの、サインがコロコロ変わったら、選手がベンチに対して不信感を持ちやせんかな。こんなシーンを見てていっつも思うんですわ。
まぁ監督の作戦、選手起用、はてはチームの方針に一貫性がないことは百も承知ではありますが、こう言う小さい所にもそれが垣間見えるというのはホトホト情けない限りではあります。むしろスリーバント失敗になるまでやらせて「しっかり練習せぇ!」と言う方が後味がいい。
それと打つ方。
どの打順であれ、やっぱり体はしっかり回転させんと、ただでさえ飛ばんボールが飛びません。ここ暫くのニック・スタビノア然り、昨日ホームランを打った梵君しかり。どっち方向に打つにしろ、バットの出し方云々よりも、まず体をしっかり回転させんことにはバットのスイングすらままならん。
手先だけでボールの飛ぶ方向を変えれる人なんざいてない。ましてやここ数年、首位打者とか最多安打とか、タイトルを取る気配のないカープ選手。まずはしっかりスイングすることが必要ですよ。
ファイターズの稲葉篤紀のバッティングフォーム、好きですよ。決して力強いわけじゃない。どっちかと言えば、バットスイングもそんなにパワフルには見えない。けど、打ったボールはそれこそ弾かれたように飛ぶ。宮本慎也のヒットもそう、山崎武司のホームランもそう。皆しっかり体が回転してる。
先日、タイガース対ドラゴンズのウエスタンリーグの試合を鳴尾浜球場に見に行った時に、ドラゴンズの井藤真吾の、ベンチ前でのバットスイングを見る機会があったんですが。
思い切り体をひねって、バットから風を斬る音がするんですよ。同じような状況でカープ選手のスイングを幾度となく見ましたが、こんな事は全くなかったですよ。この辺りに「練習の質の違い」を垣間見ましたけどね。何の気なしのバットスイングでも、それだけしっかり振ってる。これは見習わないと。
まぁよその選手の話はソコソコにして(笑)
しかし、何で野村祐輔みたいなピッチャーを、カープが単独指名出来たんでしょうね。「地の利」もあるかと思うし、カープが早々と指名宣言してたのもあるかと思いますが、どっか2つや3つぐらい「チャチャ」を入れてきそうなもんですけどね。もっとも、カープの場合、来てくれることよりも「いずれは出て行ったりするんじゃろうか」みたいな心配の方が大きかったりもしますけどね。
それより何より
ヒーローインタビューで、梵君が「とにかく球場に来てください」と言うてた。さすがに家かどっかで中国新聞でも読んだか、それともお客さんの減少を、グラウンドで肌で感じているのか。
恐らく後者だろうと思います。昨日の試合も、カープ見たさと言うより「斎藤佑樹見たさ」が多かったはず。そうでないとあそこまで一杯にはならんし。他力本願でしか一杯にならないのは残念ですよ。
そうやってスタジアムは「プロ野球選手」を見に行くところ、ですよ。斎藤佑樹が投げるにしろ投げないにしろ、昨年の交流戦も「期待感」だけで一杯になった。そう言う期待感を持ったチーム、そして選手になって欲しいんですよ。まだまだ選手個人個人の「輝き」が少な過ぎる。存在感がなさすぎる。
しかし不思議なのが、防御率1.15の投手が3勝しかしてないこと、3敗してる守護神の防御率が0.87なこと。野球で出てくる数字ほど、不思議なものはないと思ってます。
オチなし
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先発はカープが野村祐輔、ファイターズは斎藤佑樹、はいいんですが。
どうせ予告先発と言う「演出」が許されているのなら、いっその事両チームとも「さいとうゆうき」でも良かったんじゃないかな、とすら思いますよ。やってやれんかったはずはない(笑)。もっとも、そうしようと思ったら、両チームとも相当前からの根回しが必要になってきますが。
しかしファイターズのスターティングメンバーはどれだけすごいのか、って話。1番糸井嘉男(.300)て、カープにとっては「反則」の域。2番にも小谷野栄一とか。いきなり4番バッターが二人並んでいるようなもの。まぁ小谷野の成績がパッとせんのでアレだけなだけで。
旧市民球場での交流戦、対バファローズ戦で「代打タフィ・ローズ」「代打アレックス・カブレラ」とか容赦ない試合を見せられただけに、もう慣れっこといえば慣れっこ。そう言えば岩隈久志・田中将大と言う投手リレーもありましたな。カープで言えば、北別府・川口のリレーみたいなもんですか。
とは言えそんな打線も、野村祐輔にはそれこそ「どこ吹く風」状態。
ただ、稲葉篤紀の第一打席の初球にツーベースを打たれた時に、解説の田尾安志氏がひと言「うわ」って言いましたが、何対しての「うわ」なのか、ものすごく気になりました(笑)。放送自体が場内音声だけの状態だったので余計に耳についただけなんですけどね。
で、打ったツーベースが「通算400二塁打」だそうでして。おめでとうございます。
そしてその後、陽岱鋼に送りバント、そして(最終的には失敗したけど)飯山裕志の初球にスクイズを指示した栗山英樹監督の「執念」が垣間見えたイニング。しかも飯山への初球はワンバウンド。普通は空振りかなんかになるであろうボールが、ファウルになったけどバットに当たってる。
対する野村謙二郎監督の采配。
1回裏に早くもお決まりの「送りバント失敗」。解説の田尾安志氏は「強気で攻めろ」と言いつつ、色々と解説をしてくれましたが、やっぱり中途半端感は否めない。ここでワンアウト覚悟で、仮に廣瀬君が凡退しても、ニック・スタビノアに打席が回ってくる。ここに「かける」ことは出来なかったか。
バントさせるなら、ぶっちゃけスリーバント失敗になるまでバントさせればい。1打席の中でやれバントだのボールを見ろだのヒットエンドランだの、サインがコロコロ変わったら、選手がベンチに対して不信感を持ちやせんかな。こんなシーンを見てていっつも思うんですわ。
まぁ監督の作戦、選手起用、はてはチームの方針に一貫性がないことは百も承知ではありますが、こう言う小さい所にもそれが垣間見えるというのはホトホト情けない限りではあります。むしろスリーバント失敗になるまでやらせて「しっかり練習せぇ!」と言う方が後味がいい。
それと打つ方。
どの打順であれ、やっぱり体はしっかり回転させんと、ただでさえ飛ばんボールが飛びません。ここ暫くのニック・スタビノア然り、昨日ホームランを打った梵君しかり。どっち方向に打つにしろ、バットの出し方云々よりも、まず体をしっかり回転させんことにはバットのスイングすらままならん。
手先だけでボールの飛ぶ方向を変えれる人なんざいてない。ましてやここ数年、首位打者とか最多安打とか、タイトルを取る気配のないカープ選手。まずはしっかりスイングすることが必要ですよ。
ファイターズの稲葉篤紀のバッティングフォーム、好きですよ。決して力強いわけじゃない。どっちかと言えば、バットスイングもそんなにパワフルには見えない。けど、打ったボールはそれこそ弾かれたように飛ぶ。宮本慎也のヒットもそう、山崎武司のホームランもそう。皆しっかり体が回転してる。
先日、タイガース対ドラゴンズのウエスタンリーグの試合を鳴尾浜球場に見に行った時に、ドラゴンズの井藤真吾の、ベンチ前でのバットスイングを見る機会があったんですが。
思い切り体をひねって、バットから風を斬る音がするんですよ。同じような状況でカープ選手のスイングを幾度となく見ましたが、こんな事は全くなかったですよ。この辺りに「練習の質の違い」を垣間見ましたけどね。何の気なしのバットスイングでも、それだけしっかり振ってる。これは見習わないと。
まぁよその選手の話はソコソコにして(笑)
しかし、何で野村祐輔みたいなピッチャーを、カープが単独指名出来たんでしょうね。「地の利」もあるかと思うし、カープが早々と指名宣言してたのもあるかと思いますが、どっか2つや3つぐらい「チャチャ」を入れてきそうなもんですけどね。もっとも、カープの場合、来てくれることよりも「いずれは出て行ったりするんじゃろうか」みたいな心配の方が大きかったりもしますけどね。
それより何より
ヒーローインタビューで、梵君が「とにかく球場に来てください」と言うてた。さすがに家かどっかで中国新聞でも読んだか、それともお客さんの減少を、グラウンドで肌で感じているのか。
恐らく後者だろうと思います。昨日の試合も、カープ見たさと言うより「斎藤佑樹見たさ」が多かったはず。そうでないとあそこまで一杯にはならんし。他力本願でしか一杯にならないのは残念ですよ。
そうやってスタジアムは「プロ野球選手」を見に行くところ、ですよ。斎藤佑樹が投げるにしろ投げないにしろ、昨年の交流戦も「期待感」だけで一杯になった。そう言う期待感を持ったチーム、そして選手になって欲しいんですよ。まだまだ選手個人個人の「輝き」が少な過ぎる。存在感がなさすぎる。
しかし不思議なのが、防御率1.15の投手が3勝しかしてないこと、3敗してる守護神の防御率が0.87なこと。野球で出てくる数字ほど、不思議なものはないと思ってます。
オチなし
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2012.05.20 / Top↑
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