5月1日第二試合。NTT西日本対新日本製鐡広畑の試合です。

この日もわかさスタジアム京都では3試合が予定されていましたが、この試合で切り上げました。つかさすがに連日の観戦は疲れます。お願いですから堺市にいいスタジアムを作ってください(関係ない)。

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で、この試合の注目は、セガサミー硬式野球部から、NTT西日本硬式野球部打撃コーチ、そして今シーズンから監督に昇格された佐々木誠監督。言わずと知れた、南海末期~福岡ダイエーの頃の「ホークスの顔」だった人。若干大きくなられてますが、印象は変わりません。

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試合前の円陣、と言うよりも「訓示」。何やら会社お偉いさんみたいな方が来られてたようで。もっともこういった試合も「社業」の一環だとは思いますが。

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試合開始前のグラウンド整備は、わかさスタジアム京都の係の人に混じって、両チームの選手もお手伝い。これって、プロの選手もやるべきではないでしょうかね。プロの整備の人がいるとは言え、曲がりなりにもグラウンドは自分たちの「仕事場」ですからね。


試合前の挨拶。



先攻:一塁側 新日本製鉄広畑
1(左)牲川彰大(大阪産業大)
2(二)若山雅敬(愛知学院大)
3(三)大久保直紀(近畿大)
4(右)大嶋将也(佛教大)
5(指)久保田勝洋(九州共立大)
6(一)島内謙志(佐賀学園高)
7(中)物部友徳(佛教大)
8(捕)石原圭(福山大学)
9(遊)大野弘仁(愛知学院大)
投手:山田和宏(九州共立大)

後攻:三塁側 NTT西日本
1(遊)梅津正隆(九州共立大)
2(二)永松孝太(東海大)
3(一)高本泰裕(帝塚山大)
4(三)河本泰浩(駒澤大)
5(右)吉岡健太郎(日本文理大)
6(左)赤嶺慎(日大)
7(指)宮崎昌樹(西日本短期大学附属高)
8(捕)北崎寛明(筑波大学)
9(中)景山拓也(東海大)
投手:吉元一彦(大阪産業大)

打撃成績
1回表新日本製鉄広畑の攻撃
牲川    2-1から4球目を打ってセンターフライ、センター景山ナイスダイビングキャッチ
若山    0-1から2球目を打ってセンターフライ
大久保   2-2から7球目を打ってセンターフライ

1回裏NTT西日本の攻撃
梅津    1-2から5球目を空振り三振
永松    2-2から6球目を打ってショートフライ
高本    2-2から8球目を見逃し三振

2回表
大嶋    1-0から2球目を打ってセンター前ヒット
久保田   1-2から5球目を空振り三振
島内    1-2から5球目を打ってショートフライ
物部    0-1から2球目を打ってサードゴロ

2回裏
河本    2-2から6球目を打ってショートゴロ
吉岡    初球を打ってライトフライ
赤嶺    0-1から2球目を打ってセカンドゴロ

3回表
石原    2-0から3球目を打ってサードゴロ
大野    0-1から2球目を打ってセンターフライ
牲川    2-0から3球目を打ってショート内野安打
若山    0-1から2球目を打ってファーストフライ

3回裏

宮崎    初球を打ってライト線ツーベースヒット
北崎    2-1から4球目をファースト前送りバント
景山    2-2から5球目を打ってライト線タイムリーツーベースヒット
NTT西日本1-0新日本製鉄広畑
梅津    1-1から3球目を打ってレフト前ヒット
次打者永松の2球目に梅津セカンド盗塁成功
永松    1-1から3球目をピッチャー前スクイズバント成功
NTT西日本2-0新日本製鉄広畑
高本    0-1から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット
NTT西日本3-0新日本製鉄広畑
次打者河本の3球目にワイルドピッチ、高本は一気にサードへ
河本    フルカウントから6球目を選んでフォアボール
吉岡    3-1から5球目を選んでフォアボール
赤嶺    3-1から5球目を選んで押し出しフォアボール
NTT西日本4-0新日本製鉄広畑

新日本製鐡広畑選手交代
ピッチャー山田→本村寛徳(東海大学九州)

宮崎    2-2から6球目を打ってショートゴロ

NTT西日本のとっては、全てががうまくいったようなイニングかと思います。盗塁、バント、フォアボールに単打長打、そしてスクイズ。ホームランがないのが残念ですが、これだけいろんな攻撃が詰まってるイニングも、プロでもなかなか見れないかと。これが佐々木監督の目指す野球なのかな。

4回表
大久保   1-0から2球目を打ってライト線シングルヒット
大嶋    1-2ぁkら4球目を空振り三振
久保田   2-2から6球目を空振り三振
島内    初球を打ってサードゴロ

4回裏
新日本製鐡広畑選手交代
ピッチャー本村→深水崇弘(東亜大)

北崎    0-1から2球目を打ってショートフライ
景山    2-2から5球目を打ってライトフライ
梅津    0-1から2球目を打ってサードフライ

5回表
物部    2-2から6球目を打ってピッチャーゴロ
石原    3-1から5球目を打ってライトフライ
大野    0-1から2球目を打ってセンター前ヒット
牲川    1-1から3球目を打ってショートゴロ送球エラー
若山    1-1から3球目を打ってファーストフライ

5回裏
永松    0-2から4球目を見逃し三振
高本    1-2から4球目を見逃し三振
河本    0-2から3球目を見逃し三振

6回表
大久保   初球を打ってショートゴロ
大嶋    1-1から3球目を打ってレフトフライ
久保田   1-1から3球目を打ってライトフライ

6回裏

吉岡    0-1から2球目を打ってレフト線ツーベースヒット
赤嶺    1-2から4球目をバットを折りながらも打ってセカンドゴロ
宮崎    0-2から4球目を打ってセカンドゴロ、サードランナーホームイン
NTT西日本5-0新日本製鉄広畑
北崎    初球を打ってファーストゴロ

ものすごくソツのない攻撃。たった一本のツーベースヒットと、後は内野ゴロだけで点を取るという、実に痛快なイニング。バットを折ろうが何しようが、ボールに向かってしっかりスイングしておればボールは前に飛ぶし、何が起こるかわからない。それを痛感させられました。

7回表
島内    1-2から4球目を空振り三振
代打田中聡祐(関西国際大)0-1から2球目を打ってセンターフライ
石原    0-1から2球目を打ってライト線ツーベースヒット
大野    初球を打ってセカンドゴロ

7回裏
新日本製鐡広畑選手交代
代打田中→センター

景山    フルカウントから8球目を空振り三振
梅津    3-1から5球目を打ってセカンドフライ
永松    1-1から3球目を打ってライト前ヒット
高本    0-2から3球目を打ってセンターフライ

8回表

牲川    フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ
若山    初球を打ってセンター前ヒット
大久保   3-1から5球目を打ってセカンド後方への内野安打
ファーストランナーは一気にサードへ

NTT西日本選手交代
ピッチャー吉元→津田導(立正大)

大嶋    初球を打ってライトへの犠牲フライ
NTT西日本5-1新日本製鉄広畑

NTT西日本選手交代
ピッチャー津田→増田達至(福井工業大)

久保田   1-2から4球目を空振り三振

ようやく一矢を酬いた新日本製鐵広畑。セカンドへの内野安打は、ぶっちゃけファーストが取るかセカンドが取りに行くか迷うような打球、ではありましたが、それ以上にファーストランナーの若山選手が、思い切ってほんとウイよく走りました。この判断力とそつのなさは賞賛もの。

8回裏
河本    1-0から2球目を打ってショートゴロ
吉岡    1-1から3球目を打ってショートゴロ
赤嶺    1-0から2球目を打ってセンター前ヒット
代打猿渡陽平(九州国際大)2-2から5球目を打ってレフトフライ

9回表
島内    2-1から4球目を打ってファーストゴロ
田中    2-2から7球目にデッドボール
代打鷲尾直紀(大阪学院大)1-2から7球目を打ってピッチャーゴロダブルプレイ

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新日鉄 000 000 010 1
西日本 004 001 00X 5



てなわけで、初体験のJABA京都大会観戦終了、であります。

印象に残ったのは試合内容もさることながら、両チームベンチからの声援。普段の大会だと、スタンドにいてたら応援団の発する音でかき消されがちではありますが、これもなかなか良いもんだな、と。

比較対象がどうしてもプロ野球似合ってしまいますが、ウエスタンリーグの試合とかでこれだけ声が出てることはあるかな。ベンチとスタンドの距離が離れてる球場が多いこともありますが、なかなか「選手の声」が聞こえてこないのは事実。ひっきりなしに誰か声を出してますからね。

仕事とはいえやはり「勝負」がかかってるんだから、あまり淡々と進めるのはどうかな。、などと。とにかく試合内容、またそれとは関係ない所で、アマチュア野球に学ぶところは多いと思いますよ。

野村謙二郎監督は「ベンチではしゃぐな」みたいな姿勢のようですが、ともすればナニをするにも淡々粛々に見えて、見てる方は試合自体に感情移入が出来ない。打席で残念ならそのまま表情に出せばいい。上手く打てたなら喜べばいい。そう言った単純なことすら出来てない。

相手に配慮、みたいなアマチュアリズムを持ち込んでるつもり、なのかも知れんけど、プロとして色んな形でお金を取ってる以上、もっと様々な「表情」があってもいいはず。悔しかったら悔しがればいい、嬉しかったら多少ヒーローインタビューでハメを外してもいい。

グラウンドは選手が個人個人で積み重ねて来た事の表現の場のはず。寡黙であることが野村謙二郎監督の表現方法であるならば、いっその事ずっと黙っててもいい。それくらい徹底しろ。


何かオチがよく分からんようになりましたが、とにかくこの2日間、楽しかったです。


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2012.05.02 / Top↑
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