今シーズン、まだ始まって10試合も消化してないんですが、ホント皆、打てませんね。

どこのチームでも「○イニング無得点」とか「○イニングタイムリーヒットなし」とか「歴史的貧打」とか。まぁいずれは解消されるものと思いますが、1試合とか2試合じゃ改善になりませんわな。

これはよそに限らず、カープにも言えること。2割いかないチーム打率ってのもそうそう見れるもんじゃございません。如何に、ピッチャー陣におんぶに抱っこか、ってところ。

その最たるものが、打点ゼロの4番・栗原君。もうここまで来たら完全に「4番目のバッター」。かと言って前後のバッターがガンガン打ちまくってる、と言う訳でもないという、何となく不思議な現象。

それもそのはず。みんな揃って打ててない。

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みんな揃って打撃成績下位の方をしっかりキープ。色んな意味で「どこから何が起こるかわからない打線。それもそのはず。このYahoo!打者個人成績を「打点」で並び変えてみると

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当然まだひと桁での争いですが、前田智徳とクララがともに4打点で「打点王争い」。チーム総得点18の内、8点を二人で上げてるという凄まじさ。まぁ「ここで取れてる」と言う結果だとは思います。


そしてやぱり昨日は野村祐輔。

横から見ても、明らかに前田健太や、大卒2年目の中村恭平君とは「体の厚み」が違う。下半身がしっかりしてる証拠ですよ。もちろん、今年でまだ23歳ですから、鍛えればまだまだ大きくなるはず。野球センスはもちろん備わってるとして、それを最大限引き出すだけの体力も備わってる。

また、2回裏の藤田一也の打球を、右足かかとで「ショートに送ろうとした」反射神経(なわけない)。ドラフト1位がどうのこうのと言う記事が散見されますが、むしろドラフト1位ならコレくらい出来て当たり前、その為のドラフト1位、なんだと思います。ただ、今のカープの手法には色々とありますが。


しかし、この前の試合であったけど、野村謙二郎監督は「アホの一つ覚え」が好きですね。

3回表、ベイスターズ先発のブランドンのセットポジションにクレームをつけてた。この辺りは主審の裁量に頼るところが大きいけども、こう毎度毎度やられたら、審判団の方も「ええ下限にせぇ」とならんかな。監督が抗議をしてボークになった例ってのはないはずだし、迅速な試合進行の妨げですよ。

「心理作戦」と言えば聞こえも良いかも知れん。せこいと言えばせこいけど、これだけはベンチからあーだこーだ言うたところで覆るもんじゃない。下手したら、チームのいいリズムを崩しかねない。

スタメンのオプションはあってもいいと思いますが、先発ライトが會澤君と言うのはどうなんだ。ニック・スタビノアを休ませてまで、専門じゃない守備位置の選手を出すことに何か意味はあるのかな。

幸いなのは、当の會澤君が2安打してくれたことではありますが、やはり違和感は残ります。


そして、昨日の本文の一部流用になりますが

去年のカープ ●●○△○○○○○
今年のカープ ●●△○○○○○○


引き分け試合の位置が若干違いますが、ほとんど一緒の6連勝。けど昨年の場合はこれがいっぱいいっぱい。あとは落ちる一方、だったんですな。現に、6連勝後の対スワローズ戦は負けてるし。

まぁ随所で「カープ優勝!」とかいう言葉を見掛けますが‥‥「首位」は嬉しいことは嬉しいけど「優勝」はいくら何でも気が早いわ。まだ始まって10試合行くか行かんか、の試合消化なのにね。

去年も何日間か首位に立ちましたが「優勝」と書いた記憶はありません。今のカープの立場って、マラソンで言えば「ペースメーカー」みたいなもんだと思ってます。少しドラゴンズが先走りましたが。

ここから先、まず全勝はありえない。貯金4なら確かに十分「クライマックスシリーズ圏内」ではありますが、だからと言うて「5割でいい」と言うような器用な戦い方が出来るチームでもない。

つか、そんな野球チームなんか今までないですよ。まだまだ正念場は先。


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2012.04.09 / Top↑
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