マツダ球場、673万円の赤字 中国新聞
マツダスタジアム(広島市南区)の管理運営に関する2010年度の収支は673万円の赤字だった。市役所で16日あった市民球場運営協議会(会長・深山英樹広島商工会議所会頭)で市が報告した。東日本大震災の影響で11年3月のオープン戦が中止されたことによる収入減が響いた。
市によると、収入はプロ野球公式戦の入場料などで4億9243万円(前年度比9・5%減)。支出は維持管理経費と、指定管理者の広島東洋カープが入場客数に応じて支払う市への納付金の計4億9916万円(4.8%減)。赤字は球団が負う。
開業初年度の09年度はオールスターゲームの開催もあって1970万円の黒字だった。
「マツダ球場」ってどこの球場かいな、と思いましたよ。新聞の見出しとして「MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島」は使えんのかどうなのか。ならばいっそのこと、広島市の話なんだから「広島市民球場」と書けばいいんじゃねーか、とか思ったり。この辺の思惑は分かりませんが。
しかしとうとう、と言うか、開場から3年を迎えて赤字に転落ですか。
まぁこれはぶっちゃけ「カープのせい」と言うてもいいんじゃないかとも思いますよ。色々奇抜な企画を持ってきても、新しいアイデアのシートを作っても、結局はカープが勝たぬ事にはその席も埋まらない。みんなシートに座りに来てるんじゃない。カープが勝つのを期待して球場に来てるんだから。
この赤字を広島市がどう考えてるのかは分かりませんが、極端な話、カープの衰退は広島市にも迷惑がかかってるんですな。これをカープ球団はどう考えてるんだろう、とか思ったりします。
特に(相方曰く)「熱しやすく冷めやすい広島Ken-jin」の事。手を変え品を変え、やったところで、強くなければお客さんは離れていきます。いずれは先が見えてきますよ。
いずれは球場周辺にさまざまな「集客設備」が整えられることと思います。球場東側では、コンコース直結のフィットネスクラブの建設が始まっています。「コストコ」の建設も始まろうとしています。
しかしこれらは、あの辺をひとつの「街」として独立させようとする為の計画であり、けっして「マツダスタジアムありき」の計画じゃないはず。持ちつ持たれつ、とは言いますが、やはり一番最初に出来た集客設備としてのリーダーシップはとっていかんとならん「フラッグシップ」的存在。
そのマツダスタジアムを活性化させるのは、指定管理者でもある「株式会社広島東洋カープ」のはず。その「株式会社広島東洋カープ」はマツダスタジアムで何をやってるかっていうと、Tシャツ販売でもなければグッズ販売でもない。「プロ野球の試合」ですよ。それでお客さんを集めてるんだし。
その本業で精彩を欠いると、こうやって色んな所に微々たるものながら迷惑がかかります。
ヒロシマのためにも、カープは勝たないといかんのよ。
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2012.03.18 / Top↑
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