もう入団記者会見すら終えてしもうて、教育リーグで投げるか、ってところですが。

個人的印象としては「キレのあるストレートを投げる人」と言う感じ。

大して表情を変えるわけでもなく、どこへ行くか分からんようなストレートを投げる割には、空振りをしてしまう、みたいな。ヒットも打たれるけど三振もしっかり取ってくれるというよく分からない存在。

そして、「お前こんだけ投げて大丈夫なんかい」みたいに、ガンガン投げても壊れそうにない感じ。

こんなピッチャーが大好きなんですが(笑)。


結局、なぜタイガースが、黒瀬を獲得するために彼を出したのか。

切羽詰ったタイガースがライオンズに足許を見られたのか。当時の新聞報道でタイガースの坂井球団代表は「(場当たり的な補強は)基本的には考えていない」と言うてたみたいですが。

その後の黒瀬の起用法等を見てると明らかに「場当たり」。鳥谷のちょっとした怪我が発端とは言え、何の因果か江草君がセ・リーグに帰ってきたことを、タイガース関係者はどう思ってるんですかね。。

大和に坂、上本や(場合によっては)平野など、補完出来る、または配置転換でどうにかなりそうな人材がいるにも拘らず、放出してしまったってのは、やっぱりもったいない限り。しかも「さて、頑張るか」と思ってたであろう、シーズン途中でのトレードでしたからね。

ライオンズへの移籍の際のコメントでも「気持ちの整理がつかない」みたいなことを言うてましたが、それから立ち直れんままに昨シーズンを送ったような成績。

しかし、ライオンズへのトレードとは違い、まだシーズンが始まる前なので、気持ちの切り替えはどうにでもなるはず。ましてや勝手知ったるセントラルリーグ、そして地元広島に戻ってくるんだし。

年齢的には昭和55年会(また増えるのか)。中堅どころとは言え、もうひと花でもふた花でも咲かすことが出来る年齢。そして何よりも「強いチーム」を知っているのは大きな財産だと思います。

ジェフ・ウィリアムス、藤川球児など、全盛期のタイガースリリーフ陣とともに準備し続けていた、ブルペンでの経験は必ず生きてくるだろうし、それを提供してもらいたい。どういう姿勢でリリーフ陣は試合に臨めばいいのか、などなど。江草君から学ぶものは多いはずですよ。

よく他球団のベテラン選手を「経験を買って」獲得することはあります。豊田清に関してはそれがままならんままに1シーズンでカープのユニフォームを脱いでしまいましたが、江草君は若くして経験も実績も十分。今まで以上にカープのブルペンに良い影響を与えるものと思ってます。

また、長らくタイガースの正捕手だった矢野輝弘から学び取ったものも数多くあるはず。この辺りの経験も是非生かしてもらえれば。特に、倉石原の「後」に難儀してることもありますからね。とにかく、カープにとっても、地元に帰ってくる江草君にとっても良いきっかけになればいいかと。


しかし江草君。

ご存知かとも思いますが、カープの年俸査定はかなり厳しいです。保留をするのも新聞ネタとしてはいいと思いますが、相手は「鈴木清明球団本部長」です。心して契約更改に臨みましょう。

それと、入団記者会見で「困ったときに『江草を出せば大丈夫だ』と思われるようなピッチングをしたい」と言うてますが、うちの首脳陣は年がら年中困ってます。それを見てるわしらもこれまた年がら年中困ってます。じゃあどうせい?っちゅう話ですが。

あと、うちのコーチはサウスポーピッチャーの成績が上がらないと「腕を下げてみようか」「サイドスローにしようか」などと言うてくることが、もしかしたらあるかもしれませんが、断固拒否して下さい。


鳴尾浜に行ったら投げてた、ってことのないようにお願いします。

それにしても背番号29。いい番号が空いてましたね。あとは、上半身真っ赤のビジターユニフォームがどこまで板につくか。これ型オンシミではあります。是非頑張ってください。


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2012.03.17 / Top↑
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