
強く打って足で勝つ
18日に行われた巨人(サンマリン宮崎)とのオープン戦。四回の好機で岩本のライナー性の飛球が中堅手の頭上を越え、九回には松山の鋭い打球が左中間を破った。11日の日本ハムとの練習試合(名護)でも迎が2打席連続本塁打、会沢も場外弾を放つなど、パワフルな打撃が目立つ。
昨季、交流戦中に4試合連続完封負けを含む50イニング連続無得点の不名誉なセ・リーグ記録を作った。栗原が87打点と奮起したが続くのが丸の50打点。リーグ2位のチーム打率2割4分5厘も本塁は遠かった。
赤松・東出。梵らスピードある選手を要しながら、得点に結びつかなかtyたのはなぜか。決定力不足に加え、野村監督は「相手の外野守備が、他球団との試合に比べて浅かった」と分析する。52本塁打、1505塁打はともにリーグ最小。相手守備陣に怖さを与えられず、普段より前に守られた。単打で一塁から三塁を、二塁から本塁を狙えず、かき回せなかった。
キャンプでは強いインパクトを生み出すために、選手はグラウンドの片隅に置かれたサンドバッグをバットでたたき、試合球よりも100グラムほど重いボールを織り交ぜてティー打撃に取り組む。岩本は「強い打球を増やしたい」と語り、「相手の外野守備を一歩でも二歩でも下げることが出来れば、一つの安打で特典に結びつけられる」と浅井打撃コーチ。野村監督の掲げる「スピード野球」が威力を発揮する鍵は、強く、遠くへ、だ。
えー、赤字にしちゃったんで先に突っ込んでおきますが(笑)。その「他球団と同じような守備で、去年何回負けたんですか?」と。まぁこれに対抗して「強く、遠く」なんだと思いますが。他球団と同じように前進守備で、それで試合を落としてては何の足しにもなりませんよ。
しかし
なんぼ遠くへ飛ばそうと思っても、野手の正面を突いてしもうてはどうしようもないんであって。問題は「どこまで飛ばすか」ではなく「どこへ飛ばすか」を考えさせるバッティングが出来んかなぁ、と。
まぁこれだけは練習でどうこうなるもんじゃなし。「ケースバッティング」と言う練習方法もあるけど、そんなに「ハマった」ような場面はそうそうない、そうそうやってこない。やっぱりこういうのって、対外試合を数多くこなすことで練習していったほうがいいんじゃないかな、と思いますよ。
そらぁ思い切り振ってバットに当たって、ボールがスタンドインすればそれで万事解決、なんだろうけど、人それぞれポテンシャルも違うし、限界ってのもある。力がつけばいいんだろうけども、つかない選手もいてる。それらをうまく組み合わせるのが監督・コーチの仕事、ですよ。
選手それぞれ「活かすべきところ」はあるはず。アレはいけどこれはダメ、で見切りをつけてたら、選手が100人いようが1000人いようが、いつまで経っても勝てるもんも勝てんようになりますよ。
あと、ずっと思ってるのが、とにかく全力で走る、こと。
例えヒットエンドランの失敗であろうとも、セカンドには全力で走ろうよ。ぶっちゃけキャッチャーの盗塁阻止率なんざ良くて5割、大体は3割半ば。古田敦也の6割4分4厘なんか別格。たとえ阻止率がよくても、カバーに入った野手が落とすかも知れんし。ベースにつくまでは何があるか分からんし。
もっと酷い事を言えば、タッチに来たグラブを蹴飛ばしてもいい。そう言う「ズル賢さ」と言うか「したたかさ」が、野村謙二郎の采配、と言うか指導にはちっとも見られない。奥底には「正々堂々」みたいなのがあるのかも知れんけど、職業野球、しいては食い扶持である以上、綺麗事はいらんのです。
そして一昨年から昨年、盗塁数が激減しました。これは明らかに「慢心」の表れですよ。盗塁王が久しぶりに出たことによって、そして2000年シーズン以来の3ケタ盗塁で「機動力野球の復活」ともてはやされたけど、チームがそれを、これからの礎にせないかんところを、満足してしまったんだ。
「機動力野球」の成績は残したけど、「機動力野球と言う意識改革」はまだまだ定着してない。それだけの練習が出来てない証拠、チームの意識としても根付いてない証拠ですよ。これは「ボールが変わったから」とかそんな問題じゃないですよ。確かに出塁率は下がってますが。
選手に色々要求するのも一向に構いませぬが、監督・コーチももっと考えよう。やり方はいくらでもあるはず。ルールをしっかり把握してたら、の話ですが。チームの成績は、個人成績の積み重ねなんだろうけど、その責任を問われるのは、やはり現場責任者でもある監督です。
しれっと何事もなかったかの如く、指揮を執ってますが、成績は挙がってないんですよ。
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2012.02.21 / Top↑
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