いっとき大流行の兆しを見せた「ネーミングライツ」に、若干陰りが出てきたそうです。
命名権ビジネス曲がり角…大阪府立体育会館、応募ゼロ
読売新聞大阪版
全国の自治体が手がける公共施設の命名権(ネーミングライツ)ビジネスが曲がり角を迎えている。長引く不況で買い手の企業が見つからなかったり、「宣伝効果がない」と契約を打ち切られたりするケースが相次いでいるためだ。「行政が積極的にメリットを語る努力をしないと、ビジネスとして立ちゆかなくなる」との指摘も出ている。
(以下省略)
てな記事を見つけて「へぇ~」と思ってたんですが、東京でも似たような話があったそうで。
旧名に逆戻り「渋谷公会堂」…命名権買い手なし
読売新聞
深刻な財政危機で3年間に約180億円の収支改善が必要な東京都目黒区が、新たな財源捻出に躍起になっている。
区施設の「命名権売却」や自動販売機の「設置料公募」まで、考えられる様々な手立てを“総動員”したい考えだが、それだけやっても、今のところ見込める効果は数千万円程度。今後、保育料や学童保育の値上げなど、財政危機の痛みが広がることから、「区民の理解を得るためにも可能な限り努力しないと」と区も懸命なのだが……。
(以下省略)
つか「シブコー」をわざわざ「C.C.Lemonホール」と言い換える意味が分かりません。
まぁそれだけ経営が苦しいってことでしょうけどね。まぁもっとも、渋谷公会堂の場合「渋谷」と氏名が付いてるからいいものの、企業名や略称ばっかりにこだわり過ぎてどこにあるのか」すら分からんようになってる建造物も、全国的には多々ありますからね。
関西で有名なのは「Yahoo!BBスタジアム~スカイマークスタジアム~ほっともっとフィールド神戸」と、約10年の間に4度も名前を変えたグリーンスタジアム神戸(神戸総合運動公園野球場)。
更に酷い(笑)のは「インボイス~グッドウィル」と冠を変え、結局元に戻ってしまった「西武ドーム」。1年とか2年で名前が変わってしまうってのはどうなんかな。命名権を安易に売りに出すのはいいけど、「買い手」がどんな企業なのか、あらかじめ精査する必要性はありますよ。
個人的には以前にも書いた「東北電力ビッグスワンスタジアム」があります。
具体的にどこにあるのか、と言うのは名前からは分かりませんが、命名権とスタジアム全体の印象をうまく掛け合わせたいい名前だと思いますよ。まぁ野球やサッカー等、全国に名前が流れることの多い施設名は、何かしらの「地名」が入ったほうがいいとは思いますけどね。
一番わからんのは「中京大学文化市民会館」。正式名称は「名古屋市民会館」だそうですが、こんな名前だとよその人間からすると「中京大学の文化会館なのか」みたいな錯覚を受けます。
さらには、上の読売新聞大阪版でも取り上げられてるように、たまにしか全国に名前が出て来ない施設、例として大阪府立体育会館が挙げられてますが、そんな施設に、命名権まで導入して維持する必要はあるか、とも思います。バブル景気の「ハコモノ行政」の遺物なのかも知れませんが。
で、MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島。
球場名だけでなく、座席やら何やら、色んな所に企業名が見られました。今年はどうなるのかは今のところよう分かりませんが、正面砂かぶり席が東芝シート~ビックカメラシート、内野砂かぶり席がKIRINシートなどなど、そこいら中に導入されてます。よその球場がどうなんかは知りませんが、ここまで色んな所に導入されてる所も珍しいんじゃないかと思いますよ。
そして球場自体も、年俸3億円の5年契約と言う、広島ではそうそうお目にかかれない「超大型契約」。マツダと言う、世界的に誇れる企業が地元にあるがゆえ、の大型契約だとは思いますが、その名前も、来年2013年で一旦「終了」と相成ります。その後はどうなるんでしょうかね。
全国に打って出ることが出来る「であろう」広島の企業って、どれくらいありますかね。
アヲハタ、青山商事、イズミ、アンデルセン、賀茂鶴酒造、チチヤス リョービ、東洋観光グループ、ポプラ。「イズミ」は市場最初の命名権の入札に参加した、みたいな話を聞きました。その他には「ツネイシホールディングス」とかだったように記憶しています。
「ポプラ」なんかは広島市内ど真ん中、流川の店が1号店でもあるし、企業のイメージカラー(と言うか看板)も赤なので、ぴったりかな、とは思います。ここ20年ほどで、小さいコンビニエンスストアを買収買収で、全国に打って出てますが、最近は広島市内であまり見んようにもなりました。
ポプラが命名権を獲得したら、コンコース内の「めし屋」で、ご飯を炊いたりしてそうで怖いです。「スタジアムフードの革命」とか言いながら(笑)。店内でご飯を炊いてるのが「売り」ですからね。
「イズミ」が命名権を獲得したら「ゆめタウンひろしまスタジアム」とか何かユルい名前になりそうです。あんまり堅苦しい名前よりも多少はほのぼのしてる方が、それはそれでいいんですけどね。
こんな話になると、必ず話題になってしまうのが
の~みそ コネコネ コンパイルが生きてたらなぁ
「広島ぷよぷよスタジアム」とか「カーバンクルスタジアム広島」とか、球場の名前だけは色々と浮かんで来そうではあります。しかしながらそんな球場で、ポップフライを落としたり、チーム成績が一気に落ちだしたら、「野球も落ち物かよ」とか揶揄されそうですが。
しかし、結局は「MAZDA」になでしょうね。今でもまだコマーシャルでは、「Zoom-Zoom-Zoom」ですからね。これだけコマーシャルが氾濫してる中で、微妙に形を変えつつも、企業イメージとして根付いているコトバ、キャッチコピーは、他にはなかなかないかと思います。
奇跡のフルコーラス
但し、施設名に関しては
どらやきドラマチックパーク米子( 丸京製菓:米子市東山運動公園)と、Befcoばかうけ展望室(栗山米菓・万代島ビル展望室)の「破壊力」には未来永劫、絶対に勝てんとは思いますけどね。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
命名権ビジネス曲がり角…大阪府立体育会館、応募ゼロ
読売新聞大阪版
全国の自治体が手がける公共施設の命名権(ネーミングライツ)ビジネスが曲がり角を迎えている。長引く不況で買い手の企業が見つからなかったり、「宣伝効果がない」と契約を打ち切られたりするケースが相次いでいるためだ。「行政が積極的にメリットを語る努力をしないと、ビジネスとして立ちゆかなくなる」との指摘も出ている。
(以下省略)
てな記事を見つけて「へぇ~」と思ってたんですが、東京でも似たような話があったそうで。
旧名に逆戻り「渋谷公会堂」…命名権買い手なし
読売新聞
深刻な財政危機で3年間に約180億円の収支改善が必要な東京都目黒区が、新たな財源捻出に躍起になっている。
区施設の「命名権売却」や自動販売機の「設置料公募」まで、考えられる様々な手立てを“総動員”したい考えだが、それだけやっても、今のところ見込める効果は数千万円程度。今後、保育料や学童保育の値上げなど、財政危機の痛みが広がることから、「区民の理解を得るためにも可能な限り努力しないと」と区も懸命なのだが……。
(以下省略)
つか「シブコー」をわざわざ「C.C.Lemonホール」と言い換える意味が分かりません。
まぁそれだけ経営が苦しいってことでしょうけどね。まぁもっとも、渋谷公会堂の場合「渋谷」と氏名が付いてるからいいものの、企業名や略称ばっかりにこだわり過ぎてどこにあるのか」すら分からんようになってる建造物も、全国的には多々ありますからね。
関西で有名なのは「Yahoo!BBスタジアム~スカイマークスタジアム~ほっともっとフィールド神戸」と、約10年の間に4度も名前を変えたグリーンスタジアム神戸(神戸総合運動公園野球場)。
更に酷い(笑)のは「インボイス~グッドウィル」と冠を変え、結局元に戻ってしまった「西武ドーム」。1年とか2年で名前が変わってしまうってのはどうなんかな。命名権を安易に売りに出すのはいいけど、「買い手」がどんな企業なのか、あらかじめ精査する必要性はありますよ。
個人的には以前にも書いた「東北電力ビッグスワンスタジアム」があります。
具体的にどこにあるのか、と言うのは名前からは分かりませんが、命名権とスタジアム全体の印象をうまく掛け合わせたいい名前だと思いますよ。まぁ野球やサッカー等、全国に名前が流れることの多い施設名は、何かしらの「地名」が入ったほうがいいとは思いますけどね。
一番わからんのは「中京大学文化市民会館」。正式名称は「名古屋市民会館」だそうですが、こんな名前だとよその人間からすると「中京大学の文化会館なのか」みたいな錯覚を受けます。
さらには、上の読売新聞大阪版でも取り上げられてるように、たまにしか全国に名前が出て来ない施設、例として大阪府立体育会館が挙げられてますが、そんな施設に、命名権まで導入して維持する必要はあるか、とも思います。バブル景気の「ハコモノ行政」の遺物なのかも知れませんが。
で、MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島。
球場名だけでなく、座席やら何やら、色んな所に企業名が見られました。今年はどうなるのかは今のところよう分かりませんが、正面砂かぶり席が東芝シート~ビックカメラシート、内野砂かぶり席がKIRINシートなどなど、そこいら中に導入されてます。よその球場がどうなんかは知りませんが、ここまで色んな所に導入されてる所も珍しいんじゃないかと思いますよ。
そして球場自体も、年俸3億円の5年契約と言う、広島ではそうそうお目にかかれない「超大型契約」。マツダと言う、世界的に誇れる企業が地元にあるがゆえ、の大型契約だとは思いますが、その名前も、来年2013年で一旦「終了」と相成ります。その後はどうなるんでしょうかね。
全国に打って出ることが出来る「であろう」広島の企業って、どれくらいありますかね。
アヲハタ、青山商事、イズミ、アンデルセン、賀茂鶴酒造、チチヤス リョービ、東洋観光グループ、ポプラ。「イズミ」は市場最初の命名権の入札に参加した、みたいな話を聞きました。その他には「ツネイシホールディングス」とかだったように記憶しています。
「ポプラ」なんかは広島市内ど真ん中、流川の店が1号店でもあるし、企業のイメージカラー(と言うか看板)も赤なので、ぴったりかな、とは思います。ここ20年ほどで、小さいコンビニエンスストアを買収買収で、全国に打って出てますが、最近は広島市内であまり見んようにもなりました。
ポプラが命名権を獲得したら、コンコース内の「めし屋」で、ご飯を炊いたりしてそうで怖いです。「スタジアムフードの革命」とか言いながら(笑)。店内でご飯を炊いてるのが「売り」ですからね。
「イズミ」が命名権を獲得したら「ゆめタウンひろしまスタジアム」とか何かユルい名前になりそうです。あんまり堅苦しい名前よりも多少はほのぼのしてる方が、それはそれでいいんですけどね。
こんな話になると、必ず話題になってしまうのが
の~みそ コネコネ コンパイルが生きてたらなぁ
「広島ぷよぷよスタジアム」とか「カーバンクルスタジアム広島」とか、球場の名前だけは色々と浮かんで来そうではあります。しかしながらそんな球場で、ポップフライを落としたり、チーム成績が一気に落ちだしたら、「野球も落ち物かよ」とか揶揄されそうですが。
しかし、結局は「MAZDA」になでしょうね。今でもまだコマーシャルでは、「Zoom-Zoom-Zoom」ですからね。これだけコマーシャルが氾濫してる中で、微妙に形を変えつつも、企業イメージとして根付いているコトバ、キャッチコピーは、他にはなかなかないかと思います。
奇跡のフルコーラス
但し、施設名に関しては
どらやきドラマチックパーク米子( 丸京製菓:米子市東山運動公園)と、Befcoばかうけ展望室(栗山米菓・万代島ビル展望室)の「破壊力」には未来永劫、絶対に勝てんとは思いますけどね。
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2012.02.20 / Top↑
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