「マシンガン」と言えば、ひと昔前の全日本プロレスのテレビ中継に使われてた、コモドアーズの曲が有名でしたが、最近は横浜ベイスターズの代名詞になってしまいました(笑)。



 投手 1試合平均4.61人 
 横浜 今季登板

スポーツ記者は「テーブル」と呼ぶ。試合翌日の紙面に乗る、「打」「安」「点」が箱のように並んだ選手の投打成績表のことだ。今季、横浜戦のテーブルは連日、縦に長く伸びていた。それもそのはず、今季登板した投手は延べ664人で、1試合平均では4.61人。2007年の624人(阪神)を超えるプロ野球記録だった。

完投数がチームで「2」という先発陣の力不足が痛かった。尾花監督も、5イニングを投げたら及第点とせざるを得ず、中継ぎ陣にしわ寄せがいった。多い日には、横浜スタジアムのブルペンとマウンドを結ぶリリーフカーが7度も往復し、記者席ではかつての横浜打線の愛称になぞらえ「マシンガン継投」とささやかれるようになった。

ただ、不名誉とも思えるその新記録は、高崎、国吉、大原慎ら若手の台頭につながった。新生DeNAの中畑監督は「戦力に苦労しながらも起用した、若手が育ってきている」。4年連続最下位の責任を負ってチームを去った前指揮官に、この言葉を送りたい。



なんだ「マシンガン継投」って、ネット上のアレだけじゃないんだ(笑)。

まぁそれはそれとして、本文に添えられてる延べ登板人数(一部本文と表記を変えています)に、各チームの「1試合平均当番人数」を併記してみました。

【セ】
664(4.61) 横浜
558(3.88) 東京ヤクルト
549(3.81) 中日
540(3.75) 阪神
536(3.72) 広島
525(3.65) 読売

【パ】
507(3.52) オリックス
499(3.47) 北海道日本ハム
493(3.42) 埼玉西武
487(3.38) 千葉ロッテ
480(3.33) 東北楽天
465(3.23) 福岡ソフトバンク

多いのか少ないのか、カープは12球団で平均よりもやや多め。印象としては、もう少し多いかな、と思ったんですが、Oh!No!コーチや野村謙二郎監督が、用もないのにノコノコマウンドに来る回数が異常に目立ったせいもあるんでしょうね。しかし見た目って怖いなぁ(笑)。

ホークスが少ないのは分かりますよ。和田・杉内・ホールトン・攝津の4本柱がしっかりしてたし、リリーフにも、移動要塞ファルケンボーグ・森福・金澤。最後は(若干不安定な時もあったけど)馬原。

イーグルスにも、田中将大、岩隈久志と言う「2大巨頭」がおったし、マリーンズには唐川・成瀬、ライオンズには涌井・岸と言う「先発ローテーションの軸」がいてる。

ドラゴンズは、確かにピッチャーは良かったけど「完投能力」という点では結局、吉見一起に頼りっぱなし感が強かったし。まぁあそこの場合は、尋常ならざるリリーフ陣がいてましたからね。


何にしろ

リリーフピッチャーって、ベイスターズみたいに、ただ闇雲に投げさせるよりも、ある程度「出番だな」と思わせる時期を覚えさせる、と言うか、感じ取らせるような投手運用が大事だとは思います。

去年から今年にかけてのカープは、ブルペンでの調子なんざお構いなし。1試合でも好成績を挙げようもんな、もうそのあとは毎日のように、打たれようが何しようが「やってもらわないと困る」と言わんばかりに登板。青木君がそれで今シーズン、数字を残したけど、決して褒められたこっちゃない。

1ヶ月なら1ヶ月、数字を残したのであれば、そのピッチャーを軸にして、もっと大事に使ってやればいいものを、まるでブルペンにはそのピッチャーしかおらんかの如くの、連投に続く連投。

かと思えば、昇格させたピッチャーをいつまで経っても登板させない。昨年の林君や、今年の今井君がそう。どこで使ったらいいのか分からない、と言わんばかりの「ブルペン塩漬け」状態。


カープで何よりも問題だったのは

ピッチャーに1イニング任せるのか、それともワンポイントなのか、最後まで明確な起用方法が分からんかったこと。ただ漠然と送り出してるだけ。準備が出来とるのか出来とらんのかすら不明。

しかもこいつが、今年だけの話じゃなく、野村謙二郎監督・大野投手コーチ体制になってからの2シーズン、ずっとですよ。「このイニング、任せるんだろうな」と思ってみてても、いちいちコーチがマウンドまで行ってあーだこーだ言うてから「ピッチャー交代」。改善の気配すらなし。

つーか、別に「無理矢理に登板人数を減らせ」と言うわけじゃござんせん。

内容が伴えば、これより増えてもいいんですよ。ベイスターズはこんな数字でも、二番手以降のピッチャーの防御率は2点台と言う話を聞きましたからね。それなりに結果は出てるってことですよ。

たった一言「ここは任せた」「このイニングは頼む」コレくらいで十分ですよ。それくらいの「割り切り」と言うか、送り出したあとはもうどっしりと構えてたらいい。監督やコーチはどうしようもないんだから。送り出したあとで試合を見ながら、てめえら同士でヒソヒソ話なんかする必要もない。

マウンドから降りてきたら「お疲れさん」の一言でもあればいい。説教は試合後にでもやればいい。それだけで、ブルペン陣の雰囲気も、いくらかは変わるかもしれませんよ。

御鯉用は計画的に


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2011.12.21 / Top↑
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