2012年度 新入団選手発表! 広島東洋カープ公式サイト
2012年度よりカープの新戦力となる新入団選手8名が入団発表記者会見を行いました。
今年は球団初の試みで、ファン倶楽部会員様100名をご招待しての記者会見となりました。
ファンの方にも直接応援してもらい、新入団選手はプロ野球選手の目標などを熱く語りました。
以下、長いのでコメントの一部を省略しつつ、突っ込みつつ(笑)
【野村祐輔投手】
まずは自分のプレーができるようになること。そこからスタートで、いずれはプロ野球界を代表する息の長い記憶に残る選手になりたいです。目標にする投手は特にはないですが、プロにはすばらしい選手がたくさんいるので、勉強して少しでも近づきたいと思います。カープはすごくファンの方があたたかくて、愛されている球団だと思います。投手陣には若い選手が多いので、早く溶け込みたいです。年の近い選手が活躍しているので励みになりますし、早く追いつきたい気持ちでいっぱいです。
金本なんか相手にせんでいいって、もう先は長くないんだし(笑)。まぁそれはそれとして。
息の長い選手になるには、しっかりとした体力作りが大切かと思います。ドラフト1位です。期待される数字は出さんといかんでしょう。しかし、見えない所での積み重ねは欠かさんようお願いします。
【菊池涼介選手】
目標とする選手は特にないですが、守備、足でチームに貢献できるような選手になりたいです。そして、ゴールデングラブ賞をとれるような選手になりたいです。ショートもやりたいですが、チャンスがあるところなら、内野でも外野でもやりたいです。野村監督の現役時代のプレーは、少し記憶にあるかなというくらいですが、赤ヘル時代を支えたすごい選手だったと聞いています。全てにおいて、吸収できるものは吸収して、教えていただければ光栄です。
とりあえず一言。野村謙二郎「選手の良い所だけ」吸収して下さい。もっとも、今の風体からは「このおっさんから学ぶところはあるんかいな」て感じではありますが。とりあえず「挨拶は欠かさずに」。
そして、カープの内野陣は、近年稀に見る「激戦区」となってます。互いに噛み合って、結局共倒れ、てなことにならないように。戦いはこれからです。
【戸田隆矢投手】
唯一高校生で指名されたこと、とてもうれしく思います。カープの投手陣には尊敬できるピッチャーが多いです。特に前田健太投手です。高校卒業してプロで活躍されているので、自分もがんばるぞという思いです。まずしっかり自分の野球をしていきます。しっかり体作りをして、長くプロ野球界でやっていきたいです。持ち味である攻めていくピッチングを活かしていきたいです。
前田健太という、身近な「成功例」があるのは本当にいいことと思います。ただ前田健太に肩を並べる、また追い越そうと思ったら、並大抵の精神力と自負が必要になるかと思います。プロに入ったからといって、自らの「野球道」がぶれるようでは生き残ることは出来ないと思います。
とにかく、何をするにも「自分の絶対の自信を持って」突き進んでください。
【土生翔平選手】
地元の球団に入団できて、本当にうれしい気持ちでいっぱいです。小さい頃から広島市民球場に行ってカープの試合を見ていたので、夢だった憧れの球団に入れてうれしいです。バッティングと守備の肩が持ち味だと思うので、それを全面に出していきたいと思います。一軍でプレーすることが第一の目標なので、どこのポジションでも一軍に定着できるようにがんばります。
カープに入団出来たのも「縁」ならば、野村祐輔とこれから先、野球を続けることが出来るのも「縁」だと思います。そして、来年度からは「カープファン」から「カープの選手」になります。カープに入団したこと、で話は終わりじゃありません。これから先の「道」は自らの手で、切り開いてください。
【富永一投手】
まっすぐをアピールポイントでやってきたので、もっと磨いて、さらにまっすぐをいかす変化球を一つでも二つでも覚えて一軍で通用するピッチャーをめざし、一日一日がんばっていきたいです。まずは一日でも早く支配下登録を目標に、一日でも長く一軍で活躍できる選手をめざしてがんばります。応援よろしくお願いします。
一切省略はしてませんが、この短いコメントの中に「全て」詰まってると思います。まずは徹底的にまっすぐを磨きましょ。あとの変化球は「あるよ」くらいのもんでいいと思います。覚えるのは打たれてからでも遅くはないと思います。まずはじっくり焦らずに。
【中村真崇選手】
待ちに待った世界なので非常にうれしく思います。長い間、この世界を目標に野球を続けてきたので、家族も賛成してくれました。アマチュア生活が長く、その分苦労や涙をたくさん流してきたので、経験では負けないように一日一日がんばっていきたいです。
「また『中村』かよ。しかも全員育成選手というのは何だ。いっそ『中村家』で売り出そうか」と言われるくらいに頑張って欲しいなと思います。東筑高校出身ということで、高信二コーチ、井生君の直接の後輩。流転の野球人生を歩んで、ようやくたどり着いた最高峰。期待してます。
【塚田晃平投手】
ユニフォームを目の前にしてとても嬉しいんですが、背番号の数字が大きいので、早く2桁に減らせるようにがんばります。毎日でも投げたいので、安定感のよい投手を目指します。長身からの角度あるストレートや、何があっても這い上がる強い気持ちを持っているところが武器だと思っています。
彼もまた比嘉広報の直接の後輩、そして福井君の後輩。比嘉広報のブログで見ましたか、身長ありますね。投げる動画が、古いのしかないのでよう分かりませんが、折角の身長を殺すようなフォームにだけはいじって欲しくないです。そのおかげでこれまでも、何人もダメにしてるんですからね。
今のところ、背番号「29」は空いています。早く「1」が取れるように頑張って下さい。
【三家和真選手】
バッティングと肩に自信があるので、バッティングでは勝負強い打撃をしたいと思います。スイッチヒッターは続けて、右では、一発のある長打力。左では広角に打てると思います。カープは機動力があって、熱いものを感じるので、僕も熱いプレーをできるようにがんばりたいです。
カープにルーキーとして入団してくる、久しぶりのスイッチヒッター、になるのかな。当然、左右の打席、両方とも伸ばそうと思ったら「人二倍」練習せんといかんかも知れません。けど、それだけ出場機会も増えるというもの。出来ることならば、山崎隆造さんに託してみたかった、ですね。
ドラフト1位から4位、そして育成枠で4人。一人を除いてみんな大学生、と言う、何となく偏ってるような気がしまですが、これで投手陣再興の「素地」は出来たと思います。決してこれで「完成した」わけじゃありません。彼らが皆一軍で活躍するようになって初めて「完成した」と言えると思います。
当然、そうなって初めて「2011年のドラフト指名は成功だった」と言えるわけでして、まだ今の時点で採点なんざ出来るわけがない。採点は、これから先、彼らがどれだけの活躍を見せてくれるか、にかかってます。もちろんその評価は、これから先の野村謙二郎監督の評価にもなるんですよ。
この記事の最後の、野村謙二郎監督のコメント。「今の気持ちを忘れずにがんばっていただきたいと思います。」だの「あの時の言葉を有言実行したという目で応援していただきたいと思います。」だの「思います」を連発してますが、んなこたーわしらファンが思い考えることなんですよ。
中畑清新監督じゃないけどさ「みんな一緒になってガンバロー!」みたいな威勢のいいコメとがあっても良かったんじゃあないかな。練習をするのは選手だけど、それをうまく使い伸ばすのは監督やコーチの仕事なんだし。決して選手が勝手に試合をするわけじゃないんだ。
特に今年のルーキーでは、真面目に育成枠の選手に期待したいです。新外国人選手が2人決まって、これで支配下登録選手は65人ギリギリになるのかな。ちゃんと数えてみんとアレですが、まだ支配下登録枠には余裕があったはず、なんですよね。
スペアの外国人選手用に空けてある、とも取れますが、個人的には、育成選手の支配下登録用に空けてある、とごくごく前向きに考えたいです。決して「狭き門」じゃないと思いますよ。
そして「育成」ってのは、練習ばっかりさせるのが育成じゃないと思いますよ。いいと思ったら、すぐ実践の場に出してみる。使わないことには経験にもならんし、成長にもつながりませんからね。
慌てる必要はないですよ。特に育成枠の4人は、まず来年の7月末に支配下登録を目指す。それくらいの長いスパンで考えてもいい、じっくり走ってじっくり投げて打って、でもいいかと思いますよ。
そして
入団の条件やポジションの差こそあれど、みんな「横一線のよーいドン」だと思います。この先、何が待ち構えているかわかりませんからね。やたら「競争」と言う言葉を使うきらいがありますが、どっちかと言えば「出世競争」ですよね。誰が一番最初に「ヒーロー」になるか。これが勝負(笑)。
みんな頑張れ!
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