若い頃の強烈な記憶ってのは実に恐ろしいもので、未だに「古葉竹識氏」「古葉さん」ではなく「古葉監督」ですよね。まぁ今でも実際に監督をなさってるんで、間違いじゃないんですが(笑)。



カープV逸20年 私の提言<1>
監督の仕事 緻密さ鍵、もっと指摘を 古葉竹識さん(75)

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広島が6度目のリーグ優勝を飾った1991年から、20年が過ぎた。最近14年間はBクラスに沈み、低迷脱出への兆しは見えない。「強い赤ヘル」の復活に向け、今何をすべきか。OBや他球団の関係者、有識者たちから、再建策を低減してもらう。

▽将来見据えチーム作り

最近は成績が残せなかったら、コーチを代えていくよね。これが不思議で仕方がない。勝ち負けの責任は、監督以外にない。

1975年の途中で監督をやれと言われたが、その前の3年間は最下位で監督が毎年代わっていた。今年最下位だったら自分もクビになると覚悟した。そんな気持ちで、戦っていくうちに優勝争いに絡み、優勝できた。

戦力は他球団との比較で考えていた。うちの1番打者はあそこに勝っているけど、リリーフは負けているとかね。自分の球団の中だけで満足していては駄目。力で負けるんなら、どんな野球でカバーするかを考える。それはプロも大学野球も一緒ですよ。

▽若い投手成長

今のカープは若い投手が育ってきている。最近のドラフト指名を見ても、まず投手をしっかりしようという方針が分かるよね。ただ巨人や阪神のようなFA補強は難しいし、いずれは選手が出て行く可能性もある。スカウトと話をして、将来をしっかり考えながらチーム作りをするしかないよ。

打者も、本塁打をガンガンうつ打者がいるわけでもない。広島の良さは、足を使った野球ができるかどうかにかかっている。ヒットエンドランやバンとを交え、大事な場面でスクイズを決められるか。ゲームに必要な練習をいかにやるか、これ以外にない。

僕から見ると、野村監督はまだベンチで目が光ってない。僕は今も試合中は必ずベンチの隅っこに立つ。あそこが一番グラウンド全体の動きが見える場所だから。学生には「オレもグラウンドにいる。戦っているんだぞ」と言ってね。

投手のボールから目を離したことがない。一球に皆がどれだけ集中し、守りの準備をしているか。球種によって、どんなスタートを切っているか。気付いたことは試合中に指摘するし、集中していない選手には怒る。

特にプロは、大変なお金を払ってファンに足を運んでもらっているんだから。みなさんに納得してもらえるかは、シーズンを通して緻密な野球ができるかどうかにかかっている。野村監督はもっと目を光らせて、指摘してほしい。プロとして、きちんとした野球をしているか、させているかは監督の仕事だ。

▽5割が最低限

勝率5割は最低限の仕事と考えていた。あと5勝できるか、5敗してしまうかで監督の評価は分かれる。そのためにユーティリティプレーヤーを作ったし、高橋慶彦や山崎(隆造)をスイッチヒッターにした。主力の故障に備えてね。野村監督も秋季キャンプで取り組んだそうだけど、当然のことだよ。

当時は僕がゼネラルマネージャー的な役割もやっていた。。故松田耕平オーナーから「責任はお前にある」と言われていたし、現場を一番分かるのは監督でしょう。自分が辞めても、5年間は優勝争いできるチーム作りも目指していた。常に将来のことを考えるのも監督の大事な仕事だよ。



もうアレですよ。全文赤文字にしてしもうてもいいくらいのインタビュー、というか記事。カープ云々ではなく、全ての「野球の監督」にあてはまるこっちゃないでしょうか。


まぁ細かい技術論もありますが、根本的なのは「勝ち負けの責任は、監督以外にない」これに尽きると思います。「野村謙二郎監督に、これだけの覚悟があるかどうか」ってことでしょうね。

あーあーと思ったのは野村監督はまだベンチで目が光ってないの件。

ほんと、ベンチの最前列で、ボサーッとしてる印象しかない。背中丸めてただ漠然と見物してるだけ、のように見えるんですよね。たまに畝スコアラーと、何か話をしながらとか。試合全体を「監督」してるようにはとても見えない。ファンと同じように、ボールを目で追っかけているだけ。

その次の件「一球に皆がどれだけ集中し、守りの準備をしているか。球種によって、どんなスタートを切っているか」に繋がっているような所がまるで見えないし、試合を眺めてるだけで、試合に入り込めていない。試合前のバッティング指導で疲れてるのもあるやろうし(笑)

目ぇ死んでるし、何もかもに関して、監督になりきれてないですよ。

やっぱりこれも、ベンチ入り、コーチ経験のなさ、から来るもんなんでしょう。もっと言えば、どこを見てていいのか分かってない。視線がグラウンド内をさまよっているようにも見えることがあります。


そして「ゲームに必要な練習をいかにやるか、これ以外にない。」

「脇を締めて、ボールをよく見て」なんて練習は、ぶっちゃけ、野球をするための練習であって、試合に臨むための練習じゃないですよ。野村謙二郎監督に言わせれば、それは「紅白戦」なんでしょうけど、ピッチャーが不甲斐ないピッチングをして、激を飛ばしに行くような「練習」はまず有り得ん。

そんなレベルの「練習」はむしろ、個人個人でやるもんであって、チーム全員が集まってやることじゃない。猛練習と言うのは、監督やコーチが強いるものじゃない。選手自らがやることなんだ。やる選手は生き残るんだし、やらない選手は淘汰されていくだけなんだから。


そして今は、マーティ・ブラウン前監督が作った、ほんのわずかな芽を、根こそぎほじくり返してしまったような感じ。しかも、その行為に意図が見いだせてたか、と言えば決してそうじゃない。

「こんな作物を作ろう、こんな花を咲かそう」として畑を耕してるんじゃなく、ただ漠然と「これまでと違うものを作ろう。けど何を作るかは決まってない」みたいな感じ。ただただ闇雲に掘ってるだけ。

こんなことをしとっては、いつまでも「先」は見えんし、将来への「遺産」を築けない。


最大の問題は、松田元オーナーと、野村謙二郎監督の目に余る「馴れ合い」

一番の謎は、去年も今年も、松田元オーナへの「シーズン終了」の挨拶、みたいなことがなかったこと。シーズン終了の「けじめ」として、形式的なものとは言え、やったほうがいでしょうに。

もっとも「挨拶の励行」を就任時にモットーとして掲げておきながら、シーズ最終戦でも、ファン感でも挨拶をせん人だから、ぶrちゃけ「こんな人なんだ」と思えば納得も出来ますけどね。

「球団フロントと現場が一体化」と言えばすごく聞こえはいいけど、一定の線引きはしておかんといかんでしょう。家族的雰囲気、はいいけど、少なくともいっぱしの「会社」なんだから。


勝手に読んどいてアレですが、今後、このコーナーで、このあたりをどの程度突っ込んでくれるか楽しみです。ぶっちゃけ、中国新聞が長らく待ち望んだ野村謙二郎監督でこのザマですからね(笑)。

それにしても

野村謙二郎監督の御宅では、どの新聞を購読してらっしゃるんでしょうか。


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2011.12.13 / Top↑
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