ちょっと前の記事です。



梵、左膝完治しなければ遊撃断念も デイリースポーツ

広島の梵英心内野手(31)が8日、広島市内の球団事務所で契約交渉を行い、1300万減の6200万円で更改した。今季は6月に左膝に自打球を当てて離脱。それ以降、1軍復帰を果たせず、現在も完治には至っていない状況で、今後の左膝の状態次第では遊撃手のポジションを他の選手に譲る可能性を示唆した。

わずか15分間の交渉時間だった。プロ6年目の今季は、試合数、打率、安打数、打点、盗塁と、あらゆる面において過去最低の成績に終わった梵。「今年は何もしていないので、ダウンはしょうがないと思うし、すぐに(はんこを)押そうと思っていましたので」。1300万円の減俸提示に、抵抗することなく速攻でサインをした。

この日の梵には、終始悲愴(ひそう)感が漂っていた。特に、6月に痛めた左膝の状態について報道陣から問われると、表情は一層険しくなった。

「これからどういう方向にいくか分からない。いい方向に向いて行けるようにやっているんですけど…状態をみながらやろうと思ってますけど…今まで通りの野球スタイルでやるか、それを考える可能性はありますね、膝の状態次第で」

梵と言えば、10年に43盗塁を記録した“足”と、同年にゴールデングラブ賞を受賞した“守備”が持ち味。しかし、左膝の状態が今後も思わしくなければ、今までの梵の野球スタイルが変わるかもしれないというのだ。そして、さらに苦しい胸の内を打ち明けた。

「プレーしてみて、自分の体がイメージ通りに動いてくれるかというのも把握しないといけない。それ次第では、大げさに言うと野球観が変わるかもしれないですね。今のところショートで(復帰を)考えていますけど、あとは監督、コーチが決めることなので…」

前後左右への瞬発的な動きが必要な、ショートのポジション。全守備位置の中で最も動きが激しいだけに、左膝が言うことを聞かなければ愛着のある定位置を手放すのも仕方がない。最悪の場合は、三塁や外野へのコンバートの可能性もある。

左膝の不安は簡単には消えない。現在も完治度は50%に満たないという。「今の状態で考えると(144試合出場は)難しい。まだ(春季キャンプまで)2カ月あるけど」。最後まで硬い表情を崩さなかった梵。来季は野球人生で最も大きな転換期になるかもしれない。



こんなことを言うのもアレですが、プロ野球選手で30~31歳といえば、一番脂がのってくる時期、であると同時に、ある程度の「方向転換」を迫られる時期、また「転機」でもあると思います。

頑張ってれば「レギュラー」として試合に出場、もしくは1年間通してベンチ入りしてるはず。同世代のバファローズ木佐貫に山崎浩司、タイガーズ久保、藤川球児、スワローズ館山。カープで言えば東出君に、木村昇吾、永川兄者、井生崇光。

「転機」を迎えたメンツといえば、ジャイアンツに魂を売った村田修一、ホークスからの脱出を図る杉内俊哉、和田毅。東京から再び北海道に戻る紺田敏正、フリーエージェント宣言をしたドラゴンズ小池などなど。古木克明みたいに、一旦野球をやめて、また戻ってこようとしてる人とかもいてます。

しかしながら「プロ野球55年会」のメンバーを見てると、約半数くらいの人が、様々な事情で、プロ野球界から身を引いているんですよね。そのことを考えると、まだプロ野球界にいれる、こと自体は喜ばしいことだとは思います。それがたとえ「慣れたポジションを手放すこといなったとしても」ですよ。

40、50までショートストップでいれるか、と言えば決してそうじゃない。スワローズには宮本慎也と言う「バケモン」がいてますが、誰しもがああ言う風になれるわけじゃない。

いくら「不可抗力」的な自打球とは言え、ぶっちゃけ、強いスイングで、しっかりボールを捉えていれば起きなかった事故であり、防げる、もしくは防げた事故、だとわしは考えます。

最近は、レガース、そして肘あてと「完全防備」で打席に立つ選手が本当に増えてます。

言うたら悪いけど、見苦しい。前にも書いたように、しっかりボールを捉えていれば、中途半端なスイングをせなんだら、自打球なんか当たらんのだし、ボールも避ける事が出来ると思うんですけどね。

まぁそんなこと言うても始まりません。やっちゃったもんはもうしゃあないんだし。

梵君に関しては、この怪我が「転機」になろうとしてるのは、残念といえば残念だと思います。けど、それはそれでしっかりと受け止めんと、まだこの先、何年も「現役選手」を続けていきたいのなら、ね。

治らない怪我とうまく付き合えない上に、若い世代が自分のポジションを狙ってる。結局焦っちゃって元の木阿弥。これは歴代のカープ選手が歩んで来た道と全く同じですよ。

ここからが「プロ野球選手」としての「模索」の時期だと思います。怪我がきっかけとはいえ「次に進む方向」を考える時期だとも思います。試合に出れないことに焦りを感じるかも知れませんけどね。

けど、怪我が治れば、必ず出番はありますよ。必要とされてるから契約更改したんであってね。


凹むことはないし、深刻に考えることはないと思いますよ。まだまだ、これから。


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2011.12.12 / Top↑
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