プロ野球の公式戦も全て終わり、日本プロ野球機構の公式行事も(たぶん)「プロ野球コンベンション」を残すのみとなってしまいました。つまらんですねぇ。
で、広島東洋カープ公式サイトにも、徐々にではありますが「オフのイベント」の告知が出るようになって来ました。今日23日には毎年恒例の「ファン感謝デー」。
ちなみに、今年は最初っから見に行く気はサラサラございませんでした(笑)。
まぁそれはそれとして
【社説】「オレ竜」の花道だった 落合・中日の8年 中日新聞
(あまり関係なさそうやし、長いので省略)
一方、セ・リーグの観客動員減少には歯止めがかからない。中日は前年比2・2%の減。ヤクルトと首位争いの最中も、ナゴヤドームに空席が目立っていた。
「勝つことが最大のファンサービス」というオレ流哲学は、多分正しい。しかし、シーズンを通じてドームに足を運んでもらうには、それだけでは足りないらしい。
ファンは、ただ試合を見るだけでなく、一体感を求めて球場にやって来る。監督や選手により近づきたくて、高価なチケットを買い求める。名古屋から福岡まで駆けつける労さえ惜しまない。ヤフードームにこだました去りゆく指揮官を惜しむ声。これも、中日のユニホームを着た監督をもっと見ていたい、その声をもっと聞きたいと願う気持ちの表れなのだ。
勝つためには徹底した情報管理が必要で、選手を守るのが監督の役目というのもうなずける。しかし、たとえば谷繁が黄金の継投を支えてきたように、プロ野球とその選手を支えるものが、ほかならぬファンであることも、真のプロなら忘れるべきではない。
名将が残した宿題は
球場をもっと魅力的な場にするファンサービスのあり方は、新監督や選手にとっても来季の大きな課題になる。
在任八年で優勝四回、チーム初のシーズン連覇と五十三年ぶりの日本一を達成し、Bクラスの経験なし。一時代を画した紛れもない名将は、完全優勝、そして観客動員という宿題を残して、花道を去っていく。これもまた、オレ流らしい。
来季から二度目の指揮をとる高木守道新監督がそれにどう答えるか。竜党とともに、船出を見守りたい。
中日ドラゴンズの親会社でもある「中日新聞」の11月21日の「社説」です。
しかしなぁ。
「球場をもっと魅力的な場にするファンサービスのあり方は、新監督や選手にとっても来季の大きな課題になる。」とまぁえらそうに言うておられますが。
ナゴヤドームで長い間、プロ野球の試合をやってたのは「プロ野球選手」なのであって、「プロの男ゲイシャ」じゃない。彼らは、グラウンド上ではまず「試合に勝つ事」を宿命付けられているのに、中日新聞はそれ以上にナニを求めているんだろう。
何年か前、京セラドーム大阪に「バファローズ対ドラゴンズ」の交流戦を観に行きました。
三塁側内野上段席から、試合開始前からずっと見てたんですが、ドラゴンズファンがネットの隙間からサイン色紙とペンだけを差し出した状態で、ずっと待ってる。
そこに通りかかったタイロン・ウッズが、慣れた手つきでどんどんサインをして行く。まぁビジターですから、選手と接しやすい環境にあったんかも知れませんが、選手とファンの間に何かしらの「暗黙の了解」が出来ていたようにも見えました。
グラウンド内で選手が出来る事って、せいぜいコレくらいだと思うんですよ。練習の段取り等々あって、なかなか全員、サインが出来ると言うわけではないでしょうけどね。
選手はドコもみんな一生懸命練習して試合をやってますよ。それをうまく売り出そうと手を施すのが「親会社」の責務じゃないかなぁ、と思ったり。
せっかくマスコットを3体(ゴールデンドアラは話がややこしくなるので除外します)も抱えてるんだから、もっと選手とうまく絡めないともったいないと思いますよ。
この前、何気なしに「落合監督 ドアラ」で画像検索をしたら(ナニを考えてたのかは自分でも憶えてません)、何だかんだ言いながら落合監督とドアラが「絡んでる」画像が多数出て来ました。2007年かそこらのファン感謝デーでは、落合監督がドアラに向かって
「ずいぶん、ユニホームが色あせてきたな。新しいのを買ってもらいな」
「そうかドアラチームはオレとおまえだな」
とか言われてたのを思い出しました。
試しに「野村監督 スラィリー」で検索してみましたが、圧倒的に枚数は少ないです。
ちょっと考え過ぎかも知れませんが
グラウンド内で「試合に勝つ事」以外にファンサービスを見い出さない姿勢を貫いた落合監督は、照れ屋な自分自身の代わりに、とにかくドコにでも(勝手に)営業活動に出掛けてくれるドアラに、何らかの「畏敬の念」を抱いてたんじゃないかとすら思います。
カープももっと、スラィリーを「生かす」方法は考えた方がよろしいかと。小さいお子さんのいる所に選手を出向かすなら、無条件にスラィリーを帯同させる、とかね。
問題なのは「乳児」レベルになると怖がる子が増えるんですよねぇ(笑)。
それよりも何よりも
「一時代を画した紛れもない名将は、完全優勝、そして観客動員という宿題を残して、花道を去っていく。これもまた、オレ流らしい。」
宿題を残されたのは、ドラゴンズナインでも来年の高木政権でもない。中日新聞ですよ。
そして、そのドアラから落合監督への、最後のメッセージ
ドアラ、落合前監督へ“オレ流”お別れメッセージ…中日
スポーツ報知
中日の人気マスコット・ドアラが21日、本紙に落合前監督への惜別メッセージを寄せた。2人の関係を「仲間」と言い切るだけに、「こういう時がきたか…。さびしいかぎり」としょんぼり。「本当に色々とおせわになりました。ありがとうございます」と別れを惜しんだ。
両者の仲が深まったのは数年前、指揮官が手を差し伸べてくれた時だという。「(握手は)何年前か忘れたけど、マウンドであいさつする時。ビックリして、あんまり覚えてない…。でも(手は)大きかった気がする」。キャンプでは球場の監督室に呼ばれ、「たわいもない事。世間話とか」を語り合ったという。
横浜でリーグ連覇を決めた際にも、手を取り合い、左翼席のファンへあいさつに向かった。良き理解者との別れに「忘れないで、覚えてて下さい」と“涙”をぬぐっていた。
ええ話やなぁ…。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
で、広島東洋カープ公式サイトにも、徐々にではありますが「オフのイベント」の告知が出るようになって来ました。今日23日には毎年恒例の「ファン感謝デー」。
ちなみに、今年は最初っから見に行く気はサラサラございませんでした(笑)。
まぁそれはそれとして
【社説】「オレ竜」の花道だった 落合・中日の8年 中日新聞
(あまり関係なさそうやし、長いので省略)
一方、セ・リーグの観客動員減少には歯止めがかからない。中日は前年比2・2%の減。ヤクルトと首位争いの最中も、ナゴヤドームに空席が目立っていた。
「勝つことが最大のファンサービス」というオレ流哲学は、多分正しい。しかし、シーズンを通じてドームに足を運んでもらうには、それだけでは足りないらしい。
ファンは、ただ試合を見るだけでなく、一体感を求めて球場にやって来る。監督や選手により近づきたくて、高価なチケットを買い求める。名古屋から福岡まで駆けつける労さえ惜しまない。ヤフードームにこだました去りゆく指揮官を惜しむ声。これも、中日のユニホームを着た監督をもっと見ていたい、その声をもっと聞きたいと願う気持ちの表れなのだ。
勝つためには徹底した情報管理が必要で、選手を守るのが監督の役目というのもうなずける。しかし、たとえば谷繁が黄金の継投を支えてきたように、プロ野球とその選手を支えるものが、ほかならぬファンであることも、真のプロなら忘れるべきではない。
名将が残した宿題は
球場をもっと魅力的な場にするファンサービスのあり方は、新監督や選手にとっても来季の大きな課題になる。
在任八年で優勝四回、チーム初のシーズン連覇と五十三年ぶりの日本一を達成し、Bクラスの経験なし。一時代を画した紛れもない名将は、完全優勝、そして観客動員という宿題を残して、花道を去っていく。これもまた、オレ流らしい。
来季から二度目の指揮をとる高木守道新監督がそれにどう答えるか。竜党とともに、船出を見守りたい。
中日ドラゴンズの親会社でもある「中日新聞」の11月21日の「社説」です。
しかしなぁ。
「球場をもっと魅力的な場にするファンサービスのあり方は、新監督や選手にとっても来季の大きな課題になる。」とまぁえらそうに言うておられますが。
ナゴヤドームで長い間、プロ野球の試合をやってたのは「プロ野球選手」なのであって、「プロの男ゲイシャ」じゃない。彼らは、グラウンド上ではまず「試合に勝つ事」を宿命付けられているのに、中日新聞はそれ以上にナニを求めているんだろう。
何年か前、京セラドーム大阪に「バファローズ対ドラゴンズ」の交流戦を観に行きました。
三塁側内野上段席から、試合開始前からずっと見てたんですが、ドラゴンズファンがネットの隙間からサイン色紙とペンだけを差し出した状態で、ずっと待ってる。
そこに通りかかったタイロン・ウッズが、慣れた手つきでどんどんサインをして行く。まぁビジターですから、選手と接しやすい環境にあったんかも知れませんが、選手とファンの間に何かしらの「暗黙の了解」が出来ていたようにも見えました。
グラウンド内で選手が出来る事って、せいぜいコレくらいだと思うんですよ。練習の段取り等々あって、なかなか全員、サインが出来ると言うわけではないでしょうけどね。
選手はドコもみんな一生懸命練習して試合をやってますよ。それをうまく売り出そうと手を施すのが「親会社」の責務じゃないかなぁ、と思ったり。
せっかくマスコットを3体(ゴールデンドアラは話がややこしくなるので除外します)も抱えてるんだから、もっと選手とうまく絡めないともったいないと思いますよ。
この前、何気なしに「落合監督 ドアラ」で画像検索をしたら(ナニを考えてたのかは自分でも憶えてません)、何だかんだ言いながら落合監督とドアラが「絡んでる」画像が多数出て来ました。2007年かそこらのファン感謝デーでは、落合監督がドアラに向かって
「ずいぶん、ユニホームが色あせてきたな。新しいのを買ってもらいな」
「そうかドアラチームはオレとおまえだな」
とか言われてたのを思い出しました。
試しに「野村監督 スラィリー」で検索してみましたが、圧倒的に枚数は少ないです。
ちょっと考え過ぎかも知れませんが
グラウンド内で「試合に勝つ事」以外にファンサービスを見い出さない姿勢を貫いた落合監督は、照れ屋な自分自身の代わりに、とにかくドコにでも(勝手に)営業活動に出掛けてくれるドアラに、何らかの「畏敬の念」を抱いてたんじゃないかとすら思います。
カープももっと、スラィリーを「生かす」方法は考えた方がよろしいかと。小さいお子さんのいる所に選手を出向かすなら、無条件にスラィリーを帯同させる、とかね。
問題なのは「乳児」レベルになると怖がる子が増えるんですよねぇ(笑)。
それよりも何よりも
「一時代を画した紛れもない名将は、完全優勝、そして観客動員という宿題を残して、花道を去っていく。これもまた、オレ流らしい。」
宿題を残されたのは、ドラゴンズナインでも来年の高木政権でもない。中日新聞ですよ。
そして、そのドアラから落合監督への、最後のメッセージ
ドアラ、落合前監督へ“オレ流”お別れメッセージ…中日
スポーツ報知
中日の人気マスコット・ドアラが21日、本紙に落合前監督への惜別メッセージを寄せた。2人の関係を「仲間」と言い切るだけに、「こういう時がきたか…。さびしいかぎり」としょんぼり。「本当に色々とおせわになりました。ありがとうございます」と別れを惜しんだ。
両者の仲が深まったのは数年前、指揮官が手を差し伸べてくれた時だという。「(握手は)何年前か忘れたけど、マウンドであいさつする時。ビックリして、あんまり覚えてない…。でも(手は)大きかった気がする」。キャンプでは球場の監督室に呼ばれ、「たわいもない事。世間話とか」を語り合ったという。
横浜でリーグ連覇を決めた際にも、手を取り合い、左翼席のファンへあいさつに向かった。良き理解者との別れに「忘れないで、覚えてて下さい」と“涙”をぬぐっていた。
ええ話やなぁ…。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。


2011.11.23 / Top↑
| Home |