昨日の早朝、ブログで公表された通り、廣瀬君のカープ残留が決定しました。



広瀬、残留が決定 FA権行使せず3年契約へ
中国新聞

広島は22日、広瀬純外野手(32)が今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せず、残留すると発表した。近く3年契約を結ぶ見通し。

米国での約2週間のトレーニングを終え、この日広島へ戻った広瀬は「11年間プレーし、ファンの人に応援していただいた。やはりカープで頑張りたい」とコメントした。

広瀬は2001年、法大からドラフト2位で入団。10年目の昨季、右翼手のレギュラーに定着し、ゴールデングラブ賞を獲得した。今季は故障に苦しんだが、球団は「必要な戦力」として4日に3年契約などの条件提示をしていた。

大分・佐伯鶴城高の先輩でもある野村監督は「チーム愛を持って残ってくれて、感謝している。来年は最高のパフォーマンスを出し、優勝に向けて結果を残してほしい」と期待を込めた。



よその記事とかを見てたりしますが、彼の場合、カープの「必要な戦力」云々と言う前に、すっかり「ヒロシマの町」に馴染んでいると思います。

わしが広島でお世話になってるお好み焼き屋さん。今年はなかったですが、そこにも廣瀬君はよく来てます。と言うよりも、彼がブログで「ここ美味しいよ」と言うてから、そして友人がそこで働くようになってから、よく行くようになったようなもんですが。


以前こんな事がありまして。

まだ旧広島市民球場だった頃、わしと相方で、球場に行く前にお店でモソモソお好み焼きを食ってたんですが。突然店の電話がなって、マスターか誰かが電話をとってニヤリ。

「廣瀬選手来るよ」

ちょっと舞い上がりましたねぇ。自分らが食ってるような店に、実際に野球選手が来るような事ってそうそうないし。広島市内のいろんな店で、選手のサインやらを見た事はあっても、実際に選手がメシ食ってる所になんざ、遭遇した事はなかったですからね。

10分ほどした頃でしょうかね。廣瀬君が奥さんとお子さんを伴って登場。

試合前やったから当然「お昼時」。少ないとは言うものの一般のお客さんもいてる中、何の気負いもなく現れて、ごく普通にお好み焼きを食べて帰って行きました。

こんな事が2回ほどありましたかね。舞い上がってたのはわしらだけ(笑)。そもそも廻りの人が気付いてたんかどうかは知ったこっちゃないですが。


以前、同じような立場に立たされた東出君が、残留の理由の一つに

「自転車で普通にトレーニングジムに通えるような、ヒロシマの町の空気が好き」

みたいな事をラジオで言うてました。「プロ野球選手と言う職業」以前に、「ヒロシマの人」である事、ヒロシマの人になる、町に馴染む事は、ものすごく大事かと思います。

廣瀬君や、先日残留を発表した栗原君も、もっと遡れば緒方コーチも「広島産」の奥さんがいてます。そしてみんな広島で所帯をもって、広島に住んでいます。みなよそから来た人ではありますが、やはり「住めば都」なのかなぁ、とも思ったり。


そして彼らは、今の、そしてコレからの広島東洋カープを形成して行く上で、必要不可欠な人であり、カープが勝ち進む上で、なくてはならない選手だと思います。

そして、付け加えさせてもらうなら。

渡米前の交渉で「3年契約」っちゅう具体的な数字が出てたみたいですが、単年での年俸を、ぜひ「大台」に乗せてあげて欲しい。それだけの選手だと思います。

そらぁ、打って点が取れる事に越したことはない。けどそれ以上に点を取られてしもうたらどうしようもない。如何にして「点をやらないか」も、重要になってきます。

昔、新庄剛志がその強肩だけで年俸1億円に乗せたことがありますが、廣瀬君も負けず劣らずのポテンシャルを持ってます。ぶっちゃけ、1試合に1回ストライクのバックホームを見せてくれるだけでも得した気分になれますからね。

今、どこのチームにもこんな「肩で魅せる、肩でゼニの取れる」選手、一人おるかおらんか、でしょう。その価値をもっともっと、評価してあげて欲しいと思います。


けど相変わらず、野村謙二郎監督は「ホニャララ『してほしい』」が好きやなぁ。


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2011.11.23 / Top↑
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