さて、前編に引き続いて「後編」と申しましても、試合自体が延長戦に突入したので、ただでさえ長い記事(苦情は一切受け付けません)が尋常ならざる長さになり、見ていただくだけでなく、編集する方もとんでもないことになるので、二部に分けた次第です。

ここでは、試合後の様子の画像と共に、JR西日本硬式野球部への思いをば。

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(最後まで深々と頭を下げていた田村監督が印象的でした)
高校を出る辺りから興味はあれど関心はない、レベルではありますが、社会人野球の存在は知ってました。企業のシンボルチーム、と言う認識もありました。さらには前職ではJR西日本の社内刊行物を多数扱っていたので「硬式野球部」の存在も知ってました。

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(なんだこの写真、と思われるかも知れませんが、これも「決まった試合」ならでは。そして、歓喜の輪をそっと離れ、ひとり涙を拭う春原選手。これで今年はもらい泣き。)
そんな折、2005年4月25日、福知山線脱線事故が起き、程無くして硬式野球部は「なぜか」活動休止を余儀なくされました。社業に専念される方、他チームへ転籍される方(田村亮現監督がJR九州へ、中東直己捕手がHonda鈴鹿へ、片山純一投手がJR東日本へ)、チームは活動休止と言いながら、跡形もなく解体されてしまいました。

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正直、憤りました。何故、事故とは直接関係ない野球部が活動を停止しなければいけないのか。選手には何の罪もないはずなのに。シンボルすらひっこめなければいけないのか。

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まだ何の気なしに、そしてどのチームを応援するわけでもなく、ボサーッと京セラドーム大阪での社会人野球日本選手権を観てた頃。この一件で、応援するチームが決まりました。

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「(活動)休止やから、いつかは活動を再開するはず。再開したら一番に観に行こう」。当然、活動内容もヘッタクレも知らんままでしたが、変な決意が芽生えました。

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そして2013年1月、JR西日本硬式野球部は活動再開。12月には前ホークスの近田怜王投手が「入社」しました。再結成1期生には、今年も元気に現役の石嵜選手や、現コーチの湧川さん、2期生には現オリックスバファローズ・杉本さんや、新天地を栃木に求めた高野さん、その後もホークスの佐藤直樹さんと言うプロ野球選手を輩出しました。

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再結成後は、初めて都市対抗野球大会にも出場しました。全国でベスト8に勝ち進めるチームに成長しました。まだまだ強くなると思ってますし、まだ活動再開から10年経ってませんが、広島県そして中国地区社会人野球を(JRだけに)牽引出来る存在だと考えています。

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企業のシンボルチームと言う存在ゆえ、部の存在のみならず、活動その他が、本社の意向に左右されるのは百も承知です。中国地区のここ10年ほどでも、かなり動きがありました。

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JR西日本の再結成と時をほぼ同じくして、三菱重工三原硬式野球部が解散。ワイテック硬式野球部が「当初の目的を果たした」と言う名目で活動を終了。新しいところでは「社内のスポーツ部門再編」の名目で、三菱重工広島硬式野球部が「統合」されてしまいました。

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ネガティブな考え方かも知れませんが、何かあれば即槍玉に挙げられる存在かも知れません。三菱自動車倉敷オーシャンズも、三菱自動車工業本社のデータ改ざんと言う不祥事で、岡崎野球部ともども、都市対抗野球大会予選出場を断念した経緯もあります。

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しかしながら選手の皆さんは日々、短い時間ではありますが、業務に励みながら野球をされています。JR西日本野球部は「もっと社内で野球部を知ってもらう為」に、昨年から所属される部署が、駅だけではなく広島支社電気区、車両課、保線区など、多彩になりました。

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そして、チームは強くなりました。敢闘賞を受賞した石黒投手、首位打者賞を獲得した土井選手、今回は事情で出番のなかった野邊選手の「高卒トリオ」が急速に力を付けました。

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大倉選手のセンターもすっかり板に付きました。田村さんはかつての俊足を思い出したようです。その後ろに控える泰然自若とした西山さん、移籍2年目で副将を担った櫻井さん。(こんな言い方は失礼かも知れませんが)石嵜さんもショートで息を吹き返しました。

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(4枚目、石嵜選手から御指名頂きました。ありがとうございます!)
他にも書きたいんですが、これ以上長くなるとどうしようもなくなるので省略しますが、4年間の雌伏の時を経て、皆さん本当にひと回り強くなりました。

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(1枚目。3年前、マウンド上に膝をつき、ホームベース上にはいつくばっていた二人)
日頃は、朝早くから勤務、お昼には広島駅に集合して午後から練習。勤務される駅によっては、移動だけでもかなり疲れるかも知れません。そんな中で、久しぶりに勝ち取った、都市対抗野球大会代表の座。本当に、おめでとうございます。

今年は、長い夏になりますし、こんな御時世です。どうか病気やけがなどなさらぬよう、元気で東京ドームに行ってください。そして、社会人野球日本選手権共々、未だ突破出来ていない8強の壁。予選で苦しんだ分、このチームなら必ずや、突破出来ると思っています。

2022.06.10 / Top↑