「大阪→東京→博多→大阪 高速バスだけの旅」第二夜です。

無事、東京駅日本橋口に「グラン昼特急6号」で到着。そして五反田の「本格お好み焼きと広島地酒の店 ほじゃひ」で鋭気を養い、いよいよ「キングオブ深夜バス」はかた号との14時間超の戦いに挑む為、バスタ新宿へと向かいます。果たして50過ぎのオッサンが太刀打ち出来るのかどうか。

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山手線五反田駅から、外回り電車に揺られる事約15分。新宿駅に到着です。過去に幾度か新宿駅に来た事はありますが、横浜駅同様「いつ来てもどこか工事をしてる」印象があります。そしてよく迷います。いつかは覚えてませんがいつの間にか同じ場所に戻って来てしまった事もありました。

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目指す「新宿南口交通ターミナル(バスタ新宿)」は駅の西口にあります。以前ここから中央自動車道経由のドリーム号に乗車した事がありますが、当時の駅周辺は、大規模な工事中。西口にあった高速バス乗り場もプレハブの仮設の建物だったのを覚えています。

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これまで、新宿駅周辺19か所に分散していた各方面への高速バスの乗り場。「新宿駅南口地区基盤整備事業」の一環として建設されたバスタ新宿。立派なバスターミナルですが、交通法規上では3階・4階および進入路は、駅前を走る国道20号線(甲州街道)の一部になっているそうです。

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夜行バスのターミナルと言うのは、どことなく気だるい空気が流れてて、何となくジメッとしてる感じもします。かつて夜行列車の始発駅のホーム(上野駅とか大阪駅11番ホームとか)がこんな感じやったなぁ、などと。まぁこれから「寝る」のであって、キャッキャしててもおかしいんですが。

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でもって、長距離の乗車なので、必要と思われる食糧と水分を確保。途中の下車休憩が何分あるか分からない、ともなると飲料だけでは済みません。何と言っても翌日昼前までの長期戦ですからね。

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目指す「はかた号」の出発する乗り場は「D10」。待合所を出てぐるっと半周。もう完全に外。

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そして20:45、まさに「悠然と」バスタ新宿D10番乗り場に登場しましたキングオブキングス。

はかた号

走行距離は、第一夜で紹介した通り約1097km、所要時間は14時間17分。過去には大阪・あべの橋~鹿児島・いづろ高速バスセンター間の夜行高速バス「トロピカル号」に乗車経験もありますが、トロピカル号は所要約12時間。はかた号はさらにその上を行きます。これがキングたる所以。

そして、走行経路がものすごい。バスタ新宿発車後、首都高速初台南入口から首都高速中央環状線・3号渋谷線、東名高速道路、新東名高速道路、伊勢湾岸自動車道、東名阪自動車道、新名神高速道路、中国自動車道、山陽自動車道、広島岩国道路(これがちと意外)、再び山陽自動車道~中国自動車道から関門橋を渡って北九州都市高速から小倉駅前、砂津、黒崎インターチェンジ(引野口)に停車。九州自動車道から福岡都市高速4号線を経て、西鉄天神高速バスターミナル、そして終点の博多駅バスターミナルに至ります。

そして使用されるバス。「水曜どうでしょう」に頻繁に登場していた頃は、一般的な3列独立シートの夜行高速バスでしたが、2009年に二階建て車両を導入後、様々な変遷を経て、現在ではハイデッカー車を使用。座席も「プレミアムシート」と「ビジネスシート」の二本立てとなりました。

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で、どうせならと言う事で、一台に4部屋しかない「プレミアムシート」を選択。夜行バスでは、東京~大阪間の「プレミアムドリーム」号や、東京~大阪・広島間で両備バス・関東バスが運行する「ドリームスリーパー」に個室がありますが、はかた号にも2014年から導入されています。

運賃は、この日(1月8日)発は18350円。4段階あるうちの下から2番目。土日・休日・休前日は20400円となります。いずれにしても、新幹線や航空機よりは安く設定はされています。

まずは車内の様子から。

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手前、まるっきり漫画喫茶のような仕切りがあるのが、これから乗車する「プレミアムシート」。奥の3列になっている座席が「ビジネスシート」。最後列4席は女性専用席になっています。

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進行方向左側1A席。完全個室なので最前列もへったくれもないですが、1番席に関しては、完全ではないながらも前が見えます。但し深夜にはカーテンで締め切られます。これは安全上の問題。

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当然個室なので、シートは後ろを気にせずに倒せます。そしてすぐ脇には、車内専用のスリッパ。やはり靴を脱ぎたくなる長距離夜行バスには欠かせません。そしてその裏の紙は、マッサージチェアになっているシートの取扱い説明書。マッサージする事はなかったですが、至れり尽くせり。

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こちらも取扱い説明書。シートヒーターが装備されていますが、これは重宝しました。そしてプレミアムシートを含めた全座席にSOSボタンも設置されています。勿論押す事はありませんでした。

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正面窓下には「ホットアイマスク」と「にしてつニュース」。テーブルは、窓側の肘掛けを開くと出てきます。あまり重いものは乗せられないようです。近鉄特急でよくあるタイプのモノ。

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携帯電話充電用のコンセントは、両方の肘掛けの先に1か所ずつあります。さらに、窓側のコンセントの下にはUSBボートもあり、都合3台の機器を充電する事が出来ます。これも重宝しました。

乗務員さんは二人。交代制で14時間を走破します。途中御在所サービスエリア、三木サービスエリア、福山サービスエリアで、車両の点検と乗務員交代の為の停車があります。起きてられるかな。

そして定刻21:00。「死出の旅路」へ出発・・・。

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23:05、最初の休憩地・静岡サービスエリア。ここで15分の休憩。「水曜どうでしょう」に登場してた頃は、中央自動車道経由だった為、諏訪湖サービスエリアが最初の休憩地でした。これだけ長距離を走行しながら、下車休憩は二回だけ。この時間ならせいぜいトイレ程度で終わります。

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トイレに行って戻って来ると、はかた号のすぐ隣に、同じく東京駅~博多駅間を走行する「オリオンバス」との、もはや狂気としか思えないツーショットが実現。因みにオリオンバスは、トイレなし車両を使用するのでその分解放休憩も多くなっており、所要時間は15時間50分かかるそうです。

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翌朝08:00、2度目の下車休憩は、山口県は山陽自動車道・佐波川サービスエリア。

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鈴井貴之氏が「やっぱりいません」の名言(?)を残したのは、ここ佐波川サービスエリアの石庭公園の看板の前ですが、残念ながら「サイコロ3後編」放送当時とはかなり様相が変わってました。

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関門橋を爆睡したまま通り過ぎ、まず小倉駅前(高速バス乗り場)に停車します。下車する人は多いです。かつてここから、今はなき「ムーンライト号」に乗るはずが「間に合わなかった」と言う大失態を犯してしまいました。何とか「(これも今はなき)あかつき号」で帰っては来れましたが。

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ちなみに小倉駅前には、高速バス乗り場から道路を挟んで「小倉駅バスセンター」と言う施設がありますが、ここは西鉄バスと競合関係にあるJR九州が所有している為、小倉駅周辺の路線バス(西鉄バス北九州)は使用しているものの、高速路線バスは残念ながら乗り入れが出来なくなってます。

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09:42。「砂津(バスセンター)」に停車します。西鉄天神高速バスターミナルからの北九州方面着のバスはここが終点となります。経路等多々ありますが、かなりの本数が運行されています。

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11:20、いよいよ福岡市内に突入。博多駅バスターミナルももうすぐです。

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やられたかどうかは別にして、はかた号は無事、博多駅バスターミナルに到着しました。

「メインイベント」は終わりましたが、まだまだ旅は続きます。

※最後に、西日本鉄道博多自動車営業所の皆様、いろいろお手数をおかけしました。感謝しております。この場を借りてではございますが、改めて厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

2020.01.12 / Top↑