※1回目、2回目は?と言う不粋なツッコミは無視します。何とぞご了承ください。

 12月10日より始まった、2019年冬の青春18きっぷシーズンも、大学生あたりが冬休みに入り、いよいよ本格化する頃かと思います。その時流に乗ったわけではないですが私も、これまで行けそうなのに行けなかった旅に出ました。題して「南海フェリーで行く四国巡りの旅」。

 関西近郊、特に大阪府下より四国に渡るとなると、現在では明石海峡大橋・鳴門海峡大橋経由の高速バスが定番ですが、今回は長らく乗船してなかった南海フェリーを使って四国へ渡りました。

 山間部のごく一部の駅を除く、南海電車各駅では、徳島港までの割引きっぷ「とくしま好きっぷ(すきっぷ)」が2200円で発売されています。通常価格の場合、初芝駅から徳島港までは3090円かかる所がこの値段、ともなると、使わない手はありません。これまでも徳島には幾度か渡っていましたが、JR各線との乗り継ぎを考慮した結果、残念ながら往復の手段からは外れてました。

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おはようございます早朝05:25の初芝駅。

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「とくしま好きっぷ」は、初芝駅の自動券売機でも購入出来ます。定期券発売窓口のある駅では窓口でも発売中。出てきたきっぷは、まさかまさかの通常サイズ。これにはちょっと面食らいました。

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南海難波駅までは各駅停車。難波からも各駅停車。土休なら特急「サザン」も利用出来ますが、平日は08:30出航の便に乗船の場合は普通電車また急行電車の乗り継ぎになります。06:20難波発和歌山市行普通電車は、かつて高野線の「大運転」で活躍した2000系電車トップナンバー。

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08:08、和歌山市駅到着。堺駅までは記憶がありますが、次に目が覚めたのはみさき公園駅でした。お目当ての和歌山港行普通電車(とは言っても途中駅なし)はホームの「その先」に停車中。

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約4分、08:17に和歌山港駅到着。ほぼ純粋に南海フェリーの乗り換え駅になっているので、駅構内各設備は時間が止まったまま。本線系ではまず見なくなったフラップ式の列車案内も健在。

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着席6割の乗車率だったお客さんは、脇目も振らず改札口へ。そして皆思いの外軽装。かく言う私もバッグひとつ。途中「ムービングウォーク」もある、長い連絡通路を歩いて、いよいよ乗船。

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連絡通路の先はそのまま船外デッキ。「乗船」と言う感覚はほとんどないままに、南海フェリー「かつらぎ」に乗船、と言うか到着。あまり関係ないですが、喫煙コーナーはここにあります。

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船内の様子。ザコ寝出来る船室もあり、椅子席もある。船内インフォメーションで発券されるグリーン席もある。船旅には欠かせぬ、カップラーメンの自動販売機やゲームコーナーなどなど。いかにもフェリーと言った設備。そしてやや古めかしい船ながら、どこも本当に手入れが行き届いてます。

ちなみに私、ザコ寝船室(二等船室)は苦手分野でして。以前とある短距離フェリーで「やられた」経験があります。で、20年ほど歳を重ねて、もうクリア出来てるかと思い、挑戦してはみましたが、30分も経たぬうちにノックアウト寸前に追い込まれタオル投入。椅子席で爆睡してました。

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10:32。大きく揺れる事もなく無事、徳島港接岸。天気は快晴。そう言えばこの手の旅で、悪天候になった事がありません。野球観戦では幾度となく酷い目にあってはいますけどね。

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かつては大阪~徳島、さらには高知へのメインルートでもあった「小松島航路」の後継でもある南海フェリー。和歌山港よりも徳島港の方がいろいろ揃っておるようにも思えますが如何でしょうか。

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10:45。徳島港から徳島駅までは徳島市営バスが20分に1本あります。徳島駅迄は約15分。

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・・・・のはずでしたが、途中交通渋滞に阻まれ、約10分遅れでの徳島駅到着。出立の数日前には「一便あとで徳島入り」も考えていましたが、それではJR線との乗り継ぎもあまりよくなく、後々の行程も厳しくなり「当初の目的」が達成されぬ可能性もあったので、早朝の出立となった次第。

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さて、ここからが問題。普通に高徳線で高松駅に出る事が出来ればいいんですが、次の高徳線高松行普通列車の出発は13:05。勝手の分からぬ所で時間を潰すのはやや辛い。と言う事で、自宅を出る少し前に大幅に旅程変更。徳島線から佃駅乗り換えで、土讃線から高松駅方面に出ることに。

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四国脱出の行程を考慮しても、帰宅時間が大きく変わらない、それどころか少し早く帰れる事が判明。この辺りが、行き当たりばったりのひとり旅の柔軟さ、と言うか優柔不断さ、と言ったところ。

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出発の前に、徳島駅2番ホームに面している「麺家れもん」で、食券販売機で一番最初に目についた特製ラーメン(税込400円)で昼食。別売りしているだけあって、シンプルながらも実に美味しい出汁のラーメンでした。本来は徳島県名産の「祖谷そば」のお店だそうなので、次回は必ず。

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そして定刻通り13:37、佃駅到着。途中終業式帰りの学生さんで超満員。よくよく考えれば5月に元号も変わり、12月23日は天皇誕生日ではなく「ただの平日」。すっかり忘れてました。

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途中牛島駅で追い抜いて行った特急「剣山5号」が、阿波池田駅で17分のインターバルの後、折り返し特急「剣山6号」として通過したのを見届けて、乗り換えた多度津行普通列車が発車。

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ここから土讃線琴平・多度津駅方面は、讃岐国と阿波国の境の山の中。JR移行後に運転開始のディーゼルカーは、軽快に山の中を走ります。沿線には新しめのコンクリート製の電柱。電化準備工事でしょうか。将来的に高知迄の電化計画はあるそうですが、JR四国の財政を考えると厳しいかな。

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そして列車は、この区間の最大の見所、スイッチバック設備のある坪尻駅に差し掛かります。

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今では純粋な利用者もほとんど居なくなり、「秘境駅」として取り上げられる事も増え、運転士の方にとっては前後を行ったり来たりと慌ただしい駅ですが、運転上では重要な「列車交換可能駅」。この日もお一方、下車されました。ここで一日行き交う列車を眺めるのも一興、かと思われます。

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高速道路との対抗策で、各駅構内のポイント等、特急列車の高速化の為に大きく手が加えられている部分もありますが、電化工事困難等の理由で、未だに非電化区間が大半を占めるJR四国管内。最近では観光列車も多数走っていますが、こうやって普通列車を乗り継ぐ旅もあり、かと思われます。

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近年では春夏冬のシーズンが近付くと、青春18きっぷに関するガイドブック(らしき本)が書店に多数並びますが、時刻表を深読みして、自分で「旅を作る」のもまたあり。多少のアクシデントもあり。むしろこれが青春18きっぷの本来の楽しみ方ではないか、とすら思いますがどうでしょう。

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土讃線は琴平駅からは電化区間となります。しかし架線の張り方は、国鉄末期の新規電化区間で採用された「直接吊架式」と言う、費用を抑えられた方式。通過する電車の最高速度には制限(85km/h)がありますが、特急列車は全てディーゼルカーなので、あまり関係ないかも知れません。

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多度津駅に多度り津きました。ここからは快速「サンポート」。国鉄生まれの改造車7200系とJR生まれの7000系電車の3両編成。こんな「雑多な編成の列車」もなかなか見なくなりました。

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15:16、今回の「最終目的地」でもある、予讃線坂出駅到着。JR四国硬式野球部で活躍された某選手に昨年8月、福岡ドームのJR硬式野球大会以来のご挨拶。至極残念ながら両膝の大怪我が元で、昨年限りで勇退されましたが、元気でお仕事されてました。よかったよかった。

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16:32無事、岡山駅に到着。出入りする列車のせいか、未だに国鉄臭さがそこら中にあります。

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19:43。大きな遅れもなく、当初(出立直前に大幅修正した)計画通り、大阪駅まで帰って来ました。幸いにも終始快晴、窓際に座ったら暑さを感じるような天気。会ってみたかった人にも会え、充実した日帰り旅になりました。青春18きっぷは残り2回分。さて、どうしましょうかね。

2019.12.25 / Top↑