偶然ながら二週連続、水曜日にウエスタンリーグのカープ戦観戦となりました。すっかり社会人野球に傾倒してしまってる為、日程すらも頭に入ってないんですが、とりあえず水曜日はプロ野球。

現状のカープ二軍ですが、私が思うに、一定期間の選手育成・鍛練の時期を過ごし、鍛え上げられたた選手が、一軍で「リーグ優勝」と言う明確な結果を残し、今では一軍から溢れた一部の選手の調整、それ以上に次世代の選手の鍛練の時期を迎えているように感じます。今、一軍で活躍している選手は、大半が内田順三前監督の教え子。お次は水本監督の手腕に期待がかかる事になります。

それは阪神タイガースにも言える事とも思います。中谷将大や北條史也、原口文仁、秋山拓巳等、ここ数年で力を付けた選手が、着実に結果を叩き出し、一軍でカープとともに、セントラルリーグのペナントレース争いをリードしています。そして、植田海や陽川尚政などが次の一軍を狙ってます。

ぶっちゃけ今の阪神タイガースは、一軍も二軍も期待度無限大の状況ではないでしょうか。ちょっと遅れましたが、そんなタイガース対カープのウエスタンリーグ公式戦、です。

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阪神鳴尾浜球場に来るのは、3月29日の、タイガース対バファローズ以来(諸般の事情により、記事にしてません)。桜の季節もすっ飛ばして、いきなり新緑の季節。ここまで空いたのは初、かな。

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ちょうど、阪神鳴尾浜球場の隣にある、鳴尾浜臨海公園や球場で、タイガース投手陣のウォーミングアップが終わった時間。福永春吾とロマン・メンデスがサインに応じていました。

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おはようございます阪神鳴尾浜球場。何やかんや言いながらも、ここが一番落ち着きます。



スターティングオーダー
先攻:広島東洋カープ
1(遊)庄司隼人
2(指)梵  英心
3(一)アレハンドロ・メヒア
4(右)ザビエル・バティスタ
5(三)美間優槻
6(左)下水流昂
7(捕)坂倉将吾
8(中)高橋大樹
9(二)桒原  樹
投:戸田降矢

○目新しいところと言えば、坂倉将吾くらいかなぁ、と言うところ。育成選手ながら既に10本のホームランを放っているザビエル・バティスタが「バッティングに関しては」そろそろ、といったところか。

後攻:阪神タイガース
1(中)藤川俊介
2(二)植田  海
3(左)陽川尚政
4(一)新井良太
5(右)伊藤隼太
6(三)大山悠輔
7(遊)森越祐人
8(捕)岡崎太一
9(投)岩田  稔

●大山悠輔を育てたいがための、陽川尚政のレフト守備ですが、ある程度完成に近づいていたと思われる陽川をレフトに回してまで、大山を起用したいのか、と言う話にもなります。この辺は昨年の阪神タイガースのドラフト戦略にまで遡りますので控えますが、「「内野手の長距離砲」ってのはどこのチームも喉からでが出るほど欲しい状態なので、ちょっともったいないような気も。

審判員
球審:梅木謙一 一塁:今岡諒平 三塁:山村裕也
公式記録員:村林弘之

打撃成績
1回表
庄司     初球を打ってショートゴロ
梵      3-1から5球目を打ってサード内野安打
メヒア    1-2から4球目を打ってショートゴロダブルプレイ

1回裏
俊介     0-2から3球目を打ってショートゴロ
植田     2-2から6球目を打ってセンターフライ

陽川     1-0から2球目を打ってレフトへ第5号ソロホームラン
タイガース1-0カープ
良太     2-1から4球目を打ってサードゴロ

2回表
バティスタ  2-1から4球目を打ってショートゴロ
美間     初球を打ってピッチャーゴロ
下水流    0-2から3球目を打ってライト前ヒット
坂倉     2-2から5球目を見逃し三振

2回裏
伊藤隼    フルカウントから7球目を選んでフォアボール
大山     1-1から3球目を打ってセカンドフライ
森越     1-1から3球目を打ってショート強襲内野安打
岡崎     1-2から4球目を打ってショートゴロサードフォースアウト
岩田     1-2から5球目を空振り三振

3回表
高橋大    2-1から4球目を打ってショトゴロ
桒原     0-1から2球目を打ってセカンドゴロ
庄司     0-1から2球目を打ってショートゴロ

3回裏
俊介     2-1から5球目を打ってライトフライ
植田     2-2から5球目を空振り三振

陽川     2-1から5球目を打ってレフトへ第6号ソロホームラン
タイガース2-0カープ
良太     フルカウントから7球目を選んでフォアボール
伊藤隼    2-1から4球目を打ってファーストゴロ

●2打席連発、第一打席のそれと似たような放物線は、ライトからレフトへの風にも乗っての「スタンドイン」。このバッティングをどうにかして一軍で活かせぬものか。

〇それにしても危なっかしいのがセカンド・桒原樹と、ライトのサビエル・バティスタの声の連携。ごくたまに行われる、庄司隼人と桒原樹のポジション入れ替え。フィールディング、スローイングの鍛錬の意味もあると思いますが、後ろに誰が守っているか、を考慮した声の連携も大事。試合前のノックでも十分出来るはず。事実、アマチュア野球ではやっている所、多いですからね。

4回表
梵      0-1から2球目を打ってセカンドフライ
メヒア    1-1から3球目を打ってセンターフライ

バティスタ  2-2から5球目を打ってレフトへ第11号ソロホームラン
タイガース2-1カープ
美間     2-0から3球目を打ってショートゴロ

〇この時期で既に11号ホームランのザビエル・バティスタ。ブラッド・エルドレッドが今シーズンから2年契約という事で「まだまだ出番はなさげ」の声もあるとは思いますが、ことバッティングに関してはもう十分に戦力に成り得るかと思います。ブラッド・エルドレッドも、出たり出なんだりですからね。

〇バッティングに関しては、このように記事にもなったりしてます。しかしながら、前のイニングでもあったように、つまらない守備のミスは未然に防がないといけない。セントラルリーグは打てばいいってもんじゃない。守備に就かなければあきませんから、まずそこは徹底的に鍛えないと。

4回裏
大山     1-2から5球目を打ってライトフライ
森越     1-1から3球目を打ってセンター前ヒット
岡崎     初球を打ってライトフライ 
岩田     0-2から3球目を見逃し三振

5回表
下水流    1-2から4球目を打ってショートゴロ捕球エラー
坂倉     1-1から3球目を打ってセカンドゴロセカンドフォースアウト
高橋大    1-1から3球目を打ってライト前ヒット ファーストランナー坂倉はサードへ
桒原     初球を打ってライト前タイムリーヒット ファーストランナー高橋大はサードへ
タイガース2-2カープ
庄司     1-2から4球目を打ってセカンドゴロ サードランナー坂倉ホームイン
タイガース2-3カープ
梵      1-2から4球目を打ってライトフライ

5回裏
俊介     1-2から4球目を打ってサードライナー
植田     2-2から7球目を打ってショートゴロ

広島東洋カープ選手交代
ピッチャー戸田に代えて小野淳平

陽川     2-2から6球目を空振り三振

〇90球に満たぬタイミングで、そして陽川尚政を迎えた時点で、戸田降矢は交代。さすがに3打席連発は避けたかったのか、カープベンチは非情の采配。タラレバはご法度ですが、ランナーがおればもっと酷い事になっていただけに、これはまず納得出来る采配、かと思います。

6回表
阪神タイガース選手交代

ピッチャー岩田に代えて守屋功輝

メヒア    初球を打ってファーストファウルフライ
バティスタ  1-2から4球目を打ってサードゴロ
美間     2-1から4球目を打ってレフト前ヒット
次打者下水流の2球目にファーストランナー美間セカンド盗塁失敗

6回裏
良太     2-0から3球目を打ってセンターフライ
伊藤隼    フルカウントから9球目を選んでフォアボール
代走に緒方凌介
大山     2-2から5球目を打ってライトフライ
森越の代打板山祐太郎 2-2から6球目を打ってライトフライ

〇大山悠輔の「ライトフライ」。バティスタと高橋大樹が軽く衝突。頑張って追いかけるのは、ええ所も見せたいだろうし、気持ち的には分からなくもないけど、バックで声も入っているように、明らかにセンター高橋大樹が処理すべき打球。大事には至らなかったものの、ここでも声の連携の未熟さを露呈。と言うか、起用すべきポジションはしっかり固定するべき。事故が起こってからでは遅い。

7回表
阪神タイガース選手交代

代打板山がそのまま入りセカンド
セカンド植田がショート
代走緒方がそのまま入りライト

下水流    1-2から4球目を見逃し三振
坂倉     0-1から2球目を打ってショートゴロ
高橋大    0-2から3球目を空振り三振

7回裏
広島東洋カープ選手交代

ピッチャー小野に代えて永川勝浩

岡崎の代打西田直斗 初球を打ってレフトフライ
守屋の代打小豆畑眞也 2-2から5球目を打ってショートゴロ
俊介     2-2から6球目を打ってライト前ヒット
植田     0-2から3球目を見逃し三振

〇昨シーズンから若干腕の出処を下げ、スリークォーター気味に「リニューアル」した永川勝浩。スタメン指名打者の梵英心もそうですが、若手選手がやたらとクローズアップされるカープの現状にあって、緒方孝市監督は、今後彼らをどう起用したいのか、これだけはちょっと問うてみたい。

〇そのベテランとバッテリーを組むことになってしまった、高卒ルーキーの坂倉将吾。ポロリもいくつかあり、キャッチャーとしてはまだまだ、の印象。これだけは二軍でじっくり鍛錬を積み重ねるだけ。バッティングの評価型くなっていますが、キャッチャーである以上「壁」に撤しないと。

●代打西田直斗の大飛球。下水流昂のファインプレイに阻まれはしたものの、逆方向へしっかりスイング。育成選手にはなりましたが、支配下登録復帰も近いかな、と。あとはポジションの問題。

8回表
阪神タイガース選手交代

代打小豆畑がそのまま入りキャッチャー
代打西田に代えてピッチャー高宮和也

桒原     初球を打ってショートフライ
庄司     初球を打ってピッチャー強襲内野安打

阪神タイガース選手交代
ピッチャー高宮に代えて石崎剛

梵の代打船越涼太 1-1から3球目を打ってショートゴロダブルプレイ

8回裏
広島東洋カープ選手交代

ピッチャー永川に代えて中崎翔太

陽川     フルカウントから9球目を選んでフォアボール
良太の代打今成亮太 1-1から3球目を打ってセンターフライ
緒方     初球を打ってライト前ヒット ファーストランナー陽川はサードへ
大山     1-2から4球目を打ってサードゴロ サードランナー陽川挟まれタッチアウト
板山     2-1から4球目を打ってサードフライ

〇前日の登板に続いての「連投テスト」の中崎翔太。ストレートは145km/hが1球。もしこれが今のいっぱいいっぱいだったとしたら、もう少し様子は見たほうがいいかな、とも。一軍は現状、今村猛とジェイ・ジャクソンで回ってるし。但し、阪神鳴尾浜球場のスピードガンも、あまりアテになりません。キャッチャーが坂倉将吾だった、と言う条件も考慮せなイカンとは思いますけどね。

9回表
阪神タイガース選手交代

代打今成がそのまま入りファースト

メヒア    1-1から3球目を打ってレフト前ヒット
代走に上本崇司 しかし次打者バティスタの2球目に盗塁失敗
バティスタ  フルカウントから6球目を選んでフォアボール
美間     1-2から4球目を見逃し三振
下水流    フルカウントから6球目がデッドボール
坂倉     ストレートのフォアボール

高橋大の代打土生翔平 0-1から2球目を打って左中間突破タイムリースリーベースヒット
タイガース2-6カープ
桒原     初球を打ってサードゴロ

9回裏
広島東洋カープ選手交代

ピッチャー中崎に代えて飯田哲矢
代走上本がそのまま入りサード
サード美間がファースト
代打土生がそのまま入りセンター

石崎の代打狩野恵輔 フルカウントから6球目を見逃し三振
小豆畑    1-2から4球目を打ってセカンドフライ
俊介     0-1から2球目を打ってショートゴロ

阪神鳴尾浜球場 第10回戦 阪神3勝6敗1分
鯉さんチーム 000 120 003 6
虎さんチーム 101 000 000 2

勝投手:小野淳平(13試合1勝1敗)
敗投手:岩田  稔(6試合2勝3敗)
本塁打:[広島]ザビエル・バティスタ11号(4回表 ソロ 岩田から)
       [阪神]陽川尚政5号(1回裏 ソロ 3回裏 ソロ いずれも戸田から)
試合時間:3時間4分
観衆:500(試合開始直後~5回裏終了後まで入場規制発動)

投手成績
広島東洋カープ
戸田  4.2回 20人 86球 4被安打 2与四死球 3奪三振 2失点 2自責点
小野  1.1回  5人 29球 0被安打 1与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
永川  1  回  4人 14球 1被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
中崎  1  回  5人 21球 1被安打 1与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
飯田  1  回  3人 12球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点

阪神タイガース
岩田  5  回 20人 65球 5被安打 0与四死球 1奪三振 3失点 2自責点
守屋  2  回  6人 20球 1被安打 0与四死球 2奪三振 0失点 0自責点
高宮  0.1回  2人  2球 1被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
石崎  1.2回  8人 25球 2被安打 3与四死球 1奪三振 3失点 3自責点



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えー、今更ではありますが、いろんな試合引っ括めて、今シーズン初めて「カープが勝った試合」を見せていただきました。まぁ今年は最初の試合から散々でしたからねぇ。

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5月18日現在、カープ二軍のウエスタンリーグ成績は16勝18敗3分の4位。まだどこかが抜け出すと言う雰囲気にはないですが、とにかく勝ち進まなければ「経験値」にはならない、とも思ってます。

今シーズンの水本勝己監督の方針は「まず育成」だそうですが、それでもやっぱり、個人成績が上がればチームの成績も上がろうし、それが選手の自信にもなる。その積み重ねをしてきた選手が今現在、一軍で活躍している。やるべき事をやって、チームが勝って、それがそれこそ「チームの底上げ」になる、とも考えています。少なくとも、各地を転戦して、試合を見せている以上、は。

育てながら勝つのは難しいとも言われています。同時進行出来ないのかも、と思った時期もありましたが、内田順三監督の頃のカープ二軍を見ていたら、決してそれは不可能じゃない、とも考えます。

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かたや阪神タイガース。昨年のこの時期は頻繁に選手の入れ替えを行っていましたが、今年は比較的穏やか。昨シーズンの、チーム全体での試行錯誤から、次の段階に移ったかなぁ、とも思ってます。先にも記したように、ここ数年、阪神鳴尾浜球場で汗を流してきた面々が次々と、スポーツ新聞の見出しになってます。これはこれで喜ばしいことじゃないですかね。

福留孝介や鳥谷敬と言ったベテランと、二軍で実績を積み重ねてきた連中がうまくかみ合ってる。昨シーズンのカープは、新井貴浩と、引退した黒田博樹と言うベテランがいましたが、どことなくそれに似た様相。まだまだ先はわかりませんが、阪神タイガースと広島東洋カープ、この2チームが上位を走っているのも、何となく頷けます。もっとも、モノは言いようだとは思いますが。

他球団でも、思うところはたくさんあります。

2017.05.19 / Top↑