さて、第139回JABA京都府春季大会優勝決定戦どすえ。
相対するは、日本新薬対大和高田クラブ。

先の記事にも記しましたが、日本新薬は吹石徳一監督、大和高田クラブは佐々木恭介監督と、期せずして「近鉄バファローズOB」監督対決となりました。

そう言えば、近鉄バファローズOBの方で、アマチュア野球の指導者に就かれている方が目立ちます。吹石徳一氏、佐々木恭介氏の他には、JX‐ENEOSから、現在は慶應義塾大学の監督をされといる大久保秀明氏、関メディベースボール学院の監督・井戸伸年氏、さらには、今年からジェイプロジェクト硬式野球部の監督に就任された大石大二郎氏、などなど。
最近になって、セガサミーの初芝清監督、ヘッドコーチから監督になられた三菱重工広島の町田公二郎監督など、プロ野球OBがアマチュア野球の指導者に就任される例は増えましたが、近鉄バファローズOBの方がこんなにも多いのは、どこにどのような理由があるんでしょうか。
近鉄と言えば、故・西本幸雄氏、コーチと監督を努められた仰木彬氏の名前が挙がると思いますが、上記の各チーム監督は、多かれ少なかれ、西本氏、また仰木氏の元て現役生活を送られていますが、その期間中、野球のだけでなく、人間教育の一環も受けられていたんてはないかと考えます。
アマチュア野球、特に社会人野球ってのは、クラブチームどあれ企業チームであれ、野球選手以前に「いち社会人」。オフの期間だけでなく、シーズン中でも業務に就いておられる選手の方も多数おられます。もちろん、その一般社会の中では、野球界の常識だけでは生きて行けません。
もしかしたら西本氏・仰木氏は、野球の話ばかりが先行しがちではありますが「職業野球選手でなくなった時」の為の人間教育の部分でも、チームに多大なる影響をもたらしたんではないかた、と。
話はちょいとだけ逸れますが、JR九州野球部で、現役を引退された選手が、業務上引っ張りだこ、と言う話をどこぞで読んだ事があります。野球を離れても、社会で通用する「人」。社会人野球にはそこも求められているとは思いますが、そこに西本氏・仰木氏、強いては近鉄バファローズの遺伝子を継承する方々が指導者としてユニフォームを着続けておられるのは、何の因果でしょうか。
それとはあまり関係ないかとは思いますが、優勝決定戦、です。
スターティングオーダー
※赤字は新入社員選手もしくは新加入選手
先攻:日本新薬
1(中)高橋直樹 (国士舘高校~創価大学)
2(二)吉野翔太 (奈良商業高校~東亜大学)
3(左)高橋直樹 (国士舘高校~創価大学)
4(指)中 稔真 (須磨翔風高校~上武大学)
5(捕)鎌田将吾 (鈴鹿高校~朝日大学)
6(三)濱田竜之佑(鹿児島実業高校~専修大学)
7(一)植田弘樹 (関西高校~明治大学)
8(右)久保田昌也(龍谷大学付属平安高校~國學院大学)
9(遊)板倉健人 (静岡高校~立正大学)

投:小松貴志 (創価高校~創価大学)
後攻:大和高田クラブ
1(三)福山 諒 (福岡第一高校~甲南大学)
2(遊)杉本聖和 (福知山成美高校~近畿大学)
3(中)岩永幸大 (守山高校~京都産業大学)
4(右)金井春樹 (京都学園高校~関西大学)
5(指)竹島貫太 (天理高校~京都学園大学)
6(一)廣井亮介 (智辯和歌山高校~関西国際大学)
7(左)山崎 聖 (智辯学園高校~道都大学)
8(捕)大谷 学 (市立尼崎高校~城西大学)
9(二)村上直也 (近大高専~國學院大学)

投:萬 行秀 (市川高校~京都学園大学)
審判員
球審:左海 一塁:飯田 二塁:東原 三塁:大屋
打撃成績
1回表
大和高田クラブ選手交代
レフト山崎に代えてセンター三木大輝(市立尼崎高校~甲南大学)
センター岩永がライトへ
ライト金井がレフトへ
高橋 2-0から3球目を打ってレフト前ヒット
吉野 1-0から2球目をキャッチャー前送りバント

田中 フルカウントから6球目を打ってセンターフライ セカンドランナー高橋はサードへ

中 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ
●ローカル大会ながら大胆にも「偵察メンバー」を使ってきた大和高田クラブ・佐々木恭介監督。かこにも名将・西本幸雄氏の考えが生きていたりするのかな、などと。まぁよくある話ですが。
1回裏

福山 1-2から4球目を打ってファーストゴロ

杉本 3-1から5球目を打って左中間突破ツーベースヒット
岩永 1-2から4球目を打ってサードゴロ
次打者金井の3球目にワイルドピッチ

金井 ストレートのフォアボール

竹島 1-0から2球目がデッドボール

廣井 1-0から2球目を打ってレフトフライ
●形はどうあれ、そしてツーアウトながらも満塁まで攻め立てた大和高田クラブ。廣井選手の放った打球は左中間の一番深い所へ飛ぶもレフトフライ。フェンス越えとは言わぬまでも、ツーベース、スリーベースなら序盤の流れは確実に大和高田クラブのモノだったはずなだけに、残念無念。
2回表

鎌田 1-1から3球目を打ってセカンドフライ
濱田 フルカウントから7球目を打ってセカンドゴロ

植田 1-1から3球目を打ってライト前ヒット

久保田 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ

●全員で」出迎える大和高田クラブベンチ
2回裏

三木 1-2から4球目を空振り三振
大谷 初球を打ってセンター前ヒット
村上 初球をキャッチャー前送りバント
福山 フルカウントから6球目を選んでフォアボール

杉本 1-0から2球目を打ってサードゴロ
3回表

板倉 1-1から3球目を打ってライトフライ

高橋 0-2から3球目を打ってセカンド強襲内野安打
吉野 3-1から5球目を選んでフォアボール

田中 2-0から3球目を打ってライトフライ セカンドランナー吉野はサードへ

中 初球を打ってライト前タイムリーヒット
日本新薬1-0大和高田クラブ

鎌田 1-2から5球目を打ってライトフライ
3回裏

岩永 0-1から2球目を打ってライト前ヒット

金井 2-2から5球目を打ってライトフライ
竹島 1-1から3球目を打ってレフトフライ
次打者廣井の2球目にファーストランナー岩永セカンド盗塁成功

廣井 2-2から5球目を打ってライト前ヒット

次打者三木の3球目にファーストランナー牽制タッチアウト
4回表

鎌田 初球を打ってセンターフライ
植田 1-1から3球目を打ってショートゴロ

久保田 初球を打ってショートファウルフライ
4回裏
日本新薬選手交代

ピッチャー小松に代えて齋藤弘志(大阪産業大附属高校~中部学院大学)

三木 ストレートのフォアボール

大谷 0-2から3球目をキャッチャー前送りバント

村上 2-2から6球目を打って右中間タイムリーツーベースヒット
日本新薬1-1大和高田クラブ

福山 2-1から4球目を打ってショート内野安打

杉本 0-2から3球目がデッドボール

岩永 1-2から4球目を空振り三振

金井 0-1から2球目を打ってショートゴロ
●1点を返してなおも、この試合2度目のフルベースのチャンスながらも、ここでもあと1本が出ない。クリーンアップに回ってきただけにつくづく残念無念。クリーンアップにこだわらずに、スクイズとかあっても面白かったなー。とは言うものの、西本幸雄氏はスクイズで色々ありましたからね。
5回表
板倉 1-0から2球目を打ってショートゴロ

高橋 フルカウントから6球目を打ってレフト前ヒット
次打者吉野の初球にファーストランナー高橋セカンド盗塁失敗

吉野 2-0から3球目を打ってファーストゴロ
5回裏

竹島 0-1から2球目を打ってファーストゴロ
廣井 1-2から4球目を打ってピッチャーゴロ
三木 2-2から5球目を打ってショートゴロ
6回表
田中 1-0から2球目を打ってレフト前ヒット

中 1-0から2球目を打ってライトへツーランホームラン

日本新薬3-1大和高田クラブ
鎌田 初球を打ってレフト前ヒット

濱田 0-2から3球目を打ってライトフライ
植田 2-2から5球目を空振り三振

久保田 2-1から4球目を打ってライトオーバータイムリースリーベースヒット
日本新薬4-1大和高田クラブ
板倉 3-1から5球目を選んでフォアボール
大和高田クラブ選手交代

ピッチャー萬に代えて米倉大介(金光大阪高校~近畿大学)
高橋 2-2から5球目を打ってファーストゴロ
〇大和高田クラブが1点に手こずっている次のイニングに、日本新薬はすんなりとホームランで逆転。これはチームの差ではなく、選手個々の差だと思いますが、中盤の点の欲しい時にランナーが出て、点に繋げるのはやはりチーム力かな、とも。それだけの選手を揃えてる、とも言えますしね。
●そして大和高田クラブは米倉投手が準決勝第一試合の疲れを感じさせない連投。とは言うものの、実際は疲れてるんだとは思いますが、頂点を目の前に、そんな戯言は言っておれんのでしょう。
6回裏
日本新薬選手交代
センター高橋に代えて井澤凌一郎(龍谷大学付属平安高校~東北福祉大学)

大谷 2-2から9球目を打ってファーストファウルフライ
村上 1-0から2球目を打ってセンターフライ
福山 0-1から2球目を打ってピッチャーゴロ
7回表
吉野 0-1から2球目を打ってショートゴロ

田中 初球を打ってショートゴロ

中 1-2から4球目を空振り三振
7回裏
杉本 2-2から5球目を見逃し三振
岩永 初球を打ってショートフライ
金井 1-1から3球目を打ってライト前ヒット

竹島の代打藤田 0-1から2球目を打ってセンターフライ
8回表

鎌田 1-2から4球目を空振り三振
濱田 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ

植田 1-2から4球目を打ってセンター前ヒット

久保田 2-1から4球目を打ってライト前ヒット ファーストランナー植田はサードへ

板倉 初球を打ってセンターフライ
8回裏

廣井 初球を打ってライトフライ
三木 2-1から4球目を打ってセカンドゴロ

大谷 0-1から2球目を打ってレフト前ヒット

村上 フルカウントから6球目を打ってショート内野安打

福山の代打恩庄優斗(社高校~福井工業大学) 2-1から4球目を打ってセカンドゴロ
9回表
大和高田クラブ選手交代
代打恩庄に代えてサード今里

井澤 0-1から2球目を打ってレフトフライ

吉野 2-2から7球目を打ってライトフライ

田中 初球を打ってピッチャーゴロ
9回裏
日本新薬選手交代

ピッチャー齋藤に代えて榎田宏樹(小林西高校~日本文理大学)

杉本 2-2から6球目を打ってピッチャーゴロ

岩永 0-2から3球目を打ってサードゴロ

金井 初球を打ってショートゴロ
日本新薬
001 003 000 4
000 100 000 1
大和高田クラブ
試合時間:2時間19分
投手成績
日本新薬
小松 3 回 15人 53球 4被安打 3与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
齋藤 5 回 22人 78球 5被安打 2与四死球 2奪三振 1失点 1自責点
榎田 1 回 3人 10球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
大和高田クラブ
萬 5.2回 27人 86球 9被安打 2与四死球 1奪三振 4失点 4自責点
米倉 3.1回 12人 37球 2被安打 0与四死球 2奪三振 0失点 0自責点

試合時間2時間19分とは思えない、濃密な試合だったと思います。そして、企業チームの強豪と、クラブチームの強豪の、素晴らしい試合だったとも思います。しかし、こんな試合を決するのはやっぱり一発長打。中選手のホームランがなければ、どっちに転んだかわかりません。

3月初旬、マツダスタジアムで広島東洋カープが、社会人オール広島を前にして玉砕しました。そしてこの試合も、企業チームの強豪対クラブチームの強豪らしい、素晴らしい内容となりました。

結局どんなレベルであれ、勝負はやってみないと分からない。社会人野球部とNPBチームの「プロアマ交流試合」でも、しばしばNPBチームが惨敗する試合があります。NPB側からすると、調整の一環かも知れませんが、試合と称する以上、勝ち負けが生まれます。気は抜いておれません。どんな試合でも「緊張感」は不可欠。それを感じる試合でした。

世の中は現在、選抜高校野球大会の真っ最中。ワールドベースボールクラシックもクライマックス。そしてプロ野球もオープン戦が大詰めに差し掛かり、そろそろ「開幕投手は誰?」みたいな話題が飛び交います。しかしお客さんこそ少なかったものの、こんな所にも立派に「闘い」は存在します。
まだ3月ながら、4月に突入すると、7月に行われる都市対抗野球大会の都道府県での予選も始まります。秋の社会人野球日本選手権出場権を懸けてのJABA公式戦も立て続けに開催されます。
既に企業チームなら新入社員の選手、なら新加入の選手を迎え、それぞれ目標を掲げ、思い思いの戦いが繰り広げられます。どんな小さな大会、どんな田舎の球場でも、そして観衆が多かろうが少なかろうが、プロ野球にはない、野球選手の長い長い1年が既に始まっています。今年も、どこでどんな試合を観る事になるかは想像出来ませんが、楽しみな1年になりそうです。
閉会式の様子。


最優秀選手表彰こそありませんが、優秀選手表彰。日本新薬からは西川大地投手、中稔真外野手、高橋直樹外野手、大和高田クラブからは金井春樹外野手が選出されました。

そして来月末、ここわかさスタジアム京都では、社会人野球日本選手権出場を賭けた、第68回JABA京都大会が始まります。決勝トーナメントは観戦に来ます。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。

にほんブログ村

にほんブログ村
相対するは、日本新薬対大和高田クラブ。


先の記事にも記しましたが、日本新薬は吹石徳一監督、大和高田クラブは佐々木恭介監督と、期せずして「近鉄バファローズOB」監督対決となりました。


そう言えば、近鉄バファローズOBの方で、アマチュア野球の指導者に就かれている方が目立ちます。吹石徳一氏、佐々木恭介氏の他には、JX‐ENEOSから、現在は慶應義塾大学の監督をされといる大久保秀明氏、関メディベースボール学院の監督・井戸伸年氏、さらには、今年からジェイプロジェクト硬式野球部の監督に就任された大石大二郎氏、などなど。
最近になって、セガサミーの初芝清監督、ヘッドコーチから監督になられた三菱重工広島の町田公二郎監督など、プロ野球OBがアマチュア野球の指導者に就任される例は増えましたが、近鉄バファローズOBの方がこんなにも多いのは、どこにどのような理由があるんでしょうか。
近鉄と言えば、故・西本幸雄氏、コーチと監督を努められた仰木彬氏の名前が挙がると思いますが、上記の各チーム監督は、多かれ少なかれ、西本氏、また仰木氏の元て現役生活を送られていますが、その期間中、野球のだけでなく、人間教育の一環も受けられていたんてはないかと考えます。
アマチュア野球、特に社会人野球ってのは、クラブチームどあれ企業チームであれ、野球選手以前に「いち社会人」。オフの期間だけでなく、シーズン中でも業務に就いておられる選手の方も多数おられます。もちろん、その一般社会の中では、野球界の常識だけでは生きて行けません。
もしかしたら西本氏・仰木氏は、野球の話ばかりが先行しがちではありますが「職業野球選手でなくなった時」の為の人間教育の部分でも、チームに多大なる影響をもたらしたんではないかた、と。
話はちょいとだけ逸れますが、JR九州野球部で、現役を引退された選手が、業務上引っ張りだこ、と言う話をどこぞで読んだ事があります。野球を離れても、社会で通用する「人」。社会人野球にはそこも求められているとは思いますが、そこに西本氏・仰木氏、強いては近鉄バファローズの遺伝子を継承する方々が指導者としてユニフォームを着続けておられるのは、何の因果でしょうか。
それとはあまり関係ないかとは思いますが、優勝決定戦、です。
スターティングオーダー
※赤字は新入社員選手もしくは新加入選手
先攻:日本新薬
1(中)高橋直樹 (国士舘高校~創価大学)
2(二)吉野翔太 (奈良商業高校~東亜大学)
3(左)高橋直樹 (国士舘高校~創価大学)
4(指)中 稔真 (須磨翔風高校~上武大学)
5(捕)鎌田将吾 (鈴鹿高校~朝日大学)
6(三)濱田竜之佑(鹿児島実業高校~専修大学)
7(一)植田弘樹 (関西高校~明治大学)
8(右)久保田昌也(龍谷大学付属平安高校~國學院大学)
9(遊)板倉健人 (静岡高校~立正大学)




投:小松貴志 (創価高校~創価大学)
後攻:大和高田クラブ
1(三)福山 諒 (福岡第一高校~甲南大学)
2(遊)杉本聖和 (福知山成美高校~近畿大学)
3(中)岩永幸大 (守山高校~京都産業大学)
4(右)金井春樹 (京都学園高校~関西大学)
5(指)竹島貫太 (天理高校~京都学園大学)
6(一)廣井亮介 (智辯和歌山高校~関西国際大学)
7(左)山崎 聖 (智辯学園高校~道都大学)
8(捕)大谷 学 (市立尼崎高校~城西大学)
9(二)村上直也 (近大高専~國學院大学)




投:萬 行秀 (市川高校~京都学園大学)
審判員
球審:左海 一塁:飯田 二塁:東原 三塁:大屋
打撃成績
1回表
大和高田クラブ選手交代
レフト山崎に代えてセンター三木大輝(市立尼崎高校~甲南大学)
センター岩永がライトへ
ライト金井がレフトへ
高橋 2-0から3球目を打ってレフト前ヒット
吉野 1-0から2球目をキャッチャー前送りバント




田中 フルカウントから6球目を打ってセンターフライ セカンドランナー高橋はサードへ




中 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ
●ローカル大会ながら大胆にも「偵察メンバー」を使ってきた大和高田クラブ・佐々木恭介監督。かこにも名将・西本幸雄氏の考えが生きていたりするのかな、などと。まぁよくある話ですが。
1回裏




福山 1-2から4球目を打ってファーストゴロ




杉本 3-1から5球目を打って左中間突破ツーベースヒット
岩永 1-2から4球目を打ってサードゴロ
次打者金井の3球目にワイルドピッチ



金井 ストレートのフォアボール




竹島 1-0から2球目がデッドボール




廣井 1-0から2球目を打ってレフトフライ
●形はどうあれ、そしてツーアウトながらも満塁まで攻め立てた大和高田クラブ。廣井選手の放った打球は左中間の一番深い所へ飛ぶもレフトフライ。フェンス越えとは言わぬまでも、ツーベース、スリーベースなら序盤の流れは確実に大和高田クラブのモノだったはずなだけに、残念無念。
2回表




鎌田 1-1から3球目を打ってセカンドフライ
濱田 フルカウントから7球目を打ってセカンドゴロ




植田 1-1から3球目を打ってライト前ヒット




久保田 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ


●全員で」出迎える大和高田クラブベンチ
2回裏




三木 1-2から4球目を空振り三振
大谷 初球を打ってセンター前ヒット
村上 初球をキャッチャー前送りバント
福山 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




杉本 1-0から2球目を打ってサードゴロ
3回表




板倉 1-1から3球目を打ってライトフライ




高橋 0-2から3球目を打ってセカンド強襲内野安打
吉野 3-1から5球目を選んでフォアボール




田中 2-0から3球目を打ってライトフライ セカンドランナー吉野はサードへ




中 初球を打ってライト前タイムリーヒット
日本新薬1-0大和高田クラブ




鎌田 1-2から5球目を打ってライトフライ
3回裏




岩永 0-1から2球目を打ってライト前ヒット




金井 2-2から5球目を打ってライトフライ
竹島 1-1から3球目を打ってレフトフライ
次打者廣井の2球目にファーストランナー岩永セカンド盗塁成功




廣井 2-2から5球目を打ってライト前ヒット




次打者三木の3球目にファーストランナー牽制タッチアウト
4回表




鎌田 初球を打ってセンターフライ
植田 1-1から3球目を打ってショートゴロ




久保田 初球を打ってショートファウルフライ
4回裏
日本新薬選手交代




ピッチャー小松に代えて齋藤弘志(大阪産業大附属高校~中部学院大学)




三木 ストレートのフォアボール




大谷 0-2から3球目をキャッチャー前送りバント




村上 2-2から6球目を打って右中間タイムリーツーベースヒット
日本新薬1-1大和高田クラブ




福山 2-1から4球目を打ってショート内野安打




杉本 0-2から3球目がデッドボール




岩永 1-2から4球目を空振り三振




金井 0-1から2球目を打ってショートゴロ
●1点を返してなおも、この試合2度目のフルベースのチャンスながらも、ここでもあと1本が出ない。クリーンアップに回ってきただけにつくづく残念無念。クリーンアップにこだわらずに、スクイズとかあっても面白かったなー。とは言うものの、西本幸雄氏はスクイズで色々ありましたからね。
5回表
板倉 1-0から2球目を打ってショートゴロ




高橋 フルカウントから6球目を打ってレフト前ヒット
次打者吉野の初球にファーストランナー高橋セカンド盗塁失敗




吉野 2-0から3球目を打ってファーストゴロ
5回裏




竹島 0-1から2球目を打ってファーストゴロ
廣井 1-2から4球目を打ってピッチャーゴロ
三木 2-2から5球目を打ってショートゴロ
6回表
田中 1-0から2球目を打ってレフト前ヒット




中 1-0から2球目を打ってライトへツーランホームラン




日本新薬3-1大和高田クラブ
鎌田 初球を打ってレフト前ヒット




濱田 0-2から3球目を打ってライトフライ
植田 2-2から5球目を空振り三振




久保田 2-1から4球目を打ってライトオーバータイムリースリーベースヒット
日本新薬4-1大和高田クラブ
板倉 3-1から5球目を選んでフォアボール
大和高田クラブ選手交代




ピッチャー萬に代えて米倉大介(金光大阪高校~近畿大学)
高橋 2-2から5球目を打ってファーストゴロ
〇大和高田クラブが1点に手こずっている次のイニングに、日本新薬はすんなりとホームランで逆転。これはチームの差ではなく、選手個々の差だと思いますが、中盤の点の欲しい時にランナーが出て、点に繋げるのはやはりチーム力かな、とも。それだけの選手を揃えてる、とも言えますしね。
●そして大和高田クラブは米倉投手が準決勝第一試合の疲れを感じさせない連投。とは言うものの、実際は疲れてるんだとは思いますが、頂点を目の前に、そんな戯言は言っておれんのでしょう。
6回裏
日本新薬選手交代
センター高橋に代えて井澤凌一郎(龍谷大学付属平安高校~東北福祉大学)




大谷 2-2から9球目を打ってファーストファウルフライ
村上 1-0から2球目を打ってセンターフライ
福山 0-1から2球目を打ってピッチャーゴロ
7回表
吉野 0-1から2球目を打ってショートゴロ




田中 初球を打ってショートゴロ




中 1-2から4球目を空振り三振
7回裏
杉本 2-2から5球目を見逃し三振
岩永 初球を打ってショートフライ
金井 1-1から3球目を打ってライト前ヒット




竹島の代打藤田 0-1から2球目を打ってセンターフライ
8回表




鎌田 1-2から4球目を空振り三振
濱田 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ




植田 1-2から4球目を打ってセンター前ヒット




久保田 2-1から4球目を打ってライト前ヒット ファーストランナー植田はサードへ




板倉 初球を打ってセンターフライ
8回裏




廣井 初球を打ってライトフライ
三木 2-1から4球目を打ってセカンドゴロ




大谷 0-1から2球目を打ってレフト前ヒット




村上 フルカウントから6球目を打ってショート内野安打




福山の代打恩庄優斗(社高校~福井工業大学) 2-1から4球目を打ってセカンドゴロ
9回表
大和高田クラブ選手交代
代打恩庄に代えてサード今里




井澤 0-1から2球目を打ってレフトフライ




吉野 2-2から7球目を打ってライトフライ




田中 初球を打ってピッチャーゴロ
9回裏
日本新薬選手交代




ピッチャー齋藤に代えて榎田宏樹(小林西高校~日本文理大学)




杉本 2-2から6球目を打ってピッチャーゴロ




岩永 0-2から3球目を打ってサードゴロ




金井 初球を打ってショートゴロ
日本新薬
001 003 000 4
000 100 000 1
大和高田クラブ
試合時間:2時間19分
投手成績
日本新薬
小松 3 回 15人 53球 4被安打 3与四死球 1奪三振 0失点 0自責点
齋藤 5 回 22人 78球 5被安打 2与四死球 2奪三振 1失点 1自責点
榎田 1 回 3人 10球 0被安打 0与四死球 0奪三振 0失点 0自責点
大和高田クラブ
萬 5.2回 27人 86球 9被安打 2与四死球 1奪三振 4失点 4自責点
米倉 3.1回 12人 37球 2被安打 0与四死球 2奪三振 0失点 0自責点

試合時間2時間19分とは思えない、濃密な試合だったと思います。そして、企業チームの強豪と、クラブチームの強豪の、素晴らしい試合だったとも思います。しかし、こんな試合を決するのはやっぱり一発長打。中選手のホームランがなければ、どっちに転んだかわかりません。


3月初旬、マツダスタジアムで広島東洋カープが、社会人オール広島を前にして玉砕しました。そしてこの試合も、企業チームの強豪対クラブチームの強豪らしい、素晴らしい内容となりました。

結局どんなレベルであれ、勝負はやってみないと分からない。社会人野球部とNPBチームの「プロアマ交流試合」でも、しばしばNPBチームが惨敗する試合があります。NPB側からすると、調整の一環かも知れませんが、試合と称する以上、勝ち負けが生まれます。気は抜いておれません。どんな試合でも「緊張感」は不可欠。それを感じる試合でした。

世の中は現在、選抜高校野球大会の真っ最中。ワールドベースボールクラシックもクライマックス。そしてプロ野球もオープン戦が大詰めに差し掛かり、そろそろ「開幕投手は誰?」みたいな話題が飛び交います。しかしお客さんこそ少なかったものの、こんな所にも立派に「闘い」は存在します。
まだ3月ながら、4月に突入すると、7月に行われる都市対抗野球大会の都道府県での予選も始まります。秋の社会人野球日本選手権出場権を懸けてのJABA公式戦も立て続けに開催されます。
既に企業チームなら新入社員の選手、なら新加入の選手を迎え、それぞれ目標を掲げ、思い思いの戦いが繰り広げられます。どんな小さな大会、どんな田舎の球場でも、そして観衆が多かろうが少なかろうが、プロ野球にはない、野球選手の長い長い1年が既に始まっています。今年も、どこでどんな試合を観る事になるかは想像出来ませんが、楽しみな1年になりそうです。
閉会式の様子。




最優秀選手表彰こそありませんが、優秀選手表彰。日本新薬からは西川大地投手、中稔真外野手、高橋直樹外野手、大和高田クラブからは金井春樹外野手が選出されました。


そして来月末、ここわかさスタジアム京都では、社会人野球日本選手権出場を賭けた、第68回JABA京都大会が始まります。決勝トーナメントは観戦に来ます。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。

にほんブログ村

にほんブログ村
2017.03.23 / Top↑
京都府春季大会準決勝第二試合、日本新薬対ミキハウスベースボールクラブの試合です。
まずは日本新薬。


京都府の「第一人者」としての印象も強く、昨年は早々と東京スポニチ大会で優勝を決め、社会人野球日本選手権出場権を獲得。春季大会は新入社員選手御披露目に近く、昨年のこね大会は優勝こそ逃しましたが、やはりチームの強さは本物。今年も京都府は日本新薬を中心に回るのかな。
かたやミキハウスベースボールクラブ。


昨年の春季大会で優勝を飾ったミキハウスBBC。最近になって知ったんですが、練習場は三重県下、なんですな。しかも堺市からはおいそれと行けない三重県伊賀市。スルッとKANSAI 3dayチケットでもあればホイホイ行ってしまいそうな所ではありますが、残念ながら昨秋で廃止。
つまりはこう言った公式戦でもない限り観戦は不可能に近いチームではありますが、昨年は都市対抗野球大会予選やら近畿クラブ会長杯などで観る事が出来ています。ありがたい事です。今年は、かねてから期待している選手も入部し、今年は観戦機会を増やしたいなぁ、などと考えています。


そして、こう言う大会で忘れてはならないのは、グラウンド整備の方々の尽力。準決勝第一試合終了は11:11。第二試合開始予定は11:45。約30分の間に、整備をして、両チームのノックが終わった後、再び整備。面倒な作業かとは思いますが、こう言った方々のチカラで、大会が運営されています。しかもわかさスタジアム京都は内野が全面土。大変な作業だとは思います。
スターティングオーダー
先攻:ミキハウスベースボールクラブ
1(遊)立花允夫 (天理高校~天理大学)
2(三)吉田大輝 (履正社高校~関西大学)
3(指)中井廉太 (西城陽高校~佛教大学)
4(中)東田幹啓 (天理高校~天理大学)
5(一)高瀬悠真 (市和歌山高校~大阪産業大大学)
6(左)今井新水 (福知山成美高校~京都産業大学)
7(右)風呂谷秀 (おかやま山陽高校~福知山公立大学)
8(捕)小嵜裕之 (立命館宇治高校~立命館大学)
9(二)大西友也 (大阪桐蔭高校~同志社大学)

投:杉田啓輔 (箕面東高校)
後攻:日本新薬
1(中)高橋直樹 (国士舘高校~創価大学)
2(二)植田弘樹 (関西高校~明治大学)
3(左)田中一八 (福知山成美高校~九州共立大学)
4(指)中 稔真 (須磨翔風高校~上武大学)
5(捕)鎌田将吾 (鈴鹿高校~朝日大学)
6(三)濱田竜之佑(鹿児島実業高校~専修大学)
7(一)岡 亮次 (日高中津分校~東北福祉大学)
8(遊)黒川卓也 (九州国際高校~日本文理大学)
9(右)板倉健人 (静岡高校~立正大学)

投:西川大地 (高知高校~立命館大学)
審判員

球審:倉田 一塁:仲西 三塁:清水誠
打撃成績
1回表
立花 1-2から4球目を打ってセンターフライ
吉田 初球を打ってライトフライ
中井 フルカウントから9球目を打ってセンターフライ
1回裏
高橋 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
植田 初球をピッチャー前送りバント
田中 1-1から3球目を打ってキャッチャーゴロ

中 1-1から3球目を打ってセンター前タイムリーヒット

日本新薬1-0ミキハウスベースボールクラブ
鎌田 初球を打ってピッチャーゴロ
2回表

東田 1-2から6球目を打ってライトフライ

高瀬 1-2から4球目を打ってセンター前ヒット

今井 1-1から3球目を打ってレフトフライ
風呂谷 0-2から3球目を空振り三振
2回裏
濱田 2-2から5球目を打ってレフト前ヒット

岡 0-1から2球目をサード前送りバント セカンド送球もセーフ 記録フィルダースチョイス

黒川 3-0から4球目をキャッチャー前送りバント失敗サードフォースアウト
板倉 2-2から5球目を打ってセカンドライナーダブルプレイ
3回表
日本新薬」選手交代
ライト黒川に代えて井澤凌一郎(龍谷大学付属平安高校~東北福祉大学)

小嵜 3-1から5球目を打ってレフト前ヒット
大西 初球を送りバント失敗キャッチャーファウルフライ
立花 初球を打ってショートフライ
吉田 0-1から2球目を打ってショートゴロ
3回裏
高橋 3-1から5球目を選んでフォアボール
植田 1-1から3球目がデッドボール

田中 2-2から5球目を打ってサードファウルフライ

中 1-0から2球目を打ってセンターフライ

鎌田 2-2から5球目を打ってピッチャーゴロ
4回表
中井 1-1から3球目を打ってライト前ヒット

東田 1-1から3球目を打ってサードライナーダブルプレイ
高瀬 3-1から5球目を選んでフォアボール
今井 2-1から4球目を打ってピッチャーゴロ
4回裏

濱田 初球を打ってセカンドフライ

岡 フルカウントから6球目を空振り三振

井澤 1-0から2球目を打ってピッチャーゴロ
5回表

風呂谷 1-2から7球目を空振り三振

小嵜 初球を打ってサードゴロ送球エラー

大西 初球を打ってサード後方シングルヒット
ファーストランナー小嵜サードタッチアウト
次打者立花の2球目にファーストランナー大西セカンド盗塁成功
立花 1-2から4球目を打ってレフトフライ
5回裏
板倉 初球を打ってレフトフライ

高橋 1-2から4球目を打ってセンター前ヒット
植田 1-0から2球目を打ってライトフライ

次打者田中の3球目にファーストランナー高橋セカンド盗塁成功
田中 2-2から5球目を打ってレフト前タイムリーヒット
日本新薬2-0ミキハウスベースボールクラブ
次打者中の2球目にファーストランナー田中セカンド盗塁失敗


中入りの時間を利用しまして、ミキハウスベースボールクラブの新人選手紹介。背番号32、開原龍選手。177cm 85kg(とは言うものの、少し痩せたそうですが)神辺旭高校~MSH医療専門学校。
6回表

吉田 1-0から2球目を打ってセカンドフライ

中井 フルカウントから6球目を空振り三振

東田 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ
6回裏

中 2-2から5球目を打ってレフトへツーベースヒット

鎌田 2-1から4球目をピッチャー前送りバント

濱田 初球を打ってレフトへ犠牲フライ
日本新薬3-0ミキハウスベースボールクラブ
岡 フルカウントから6球目を空振り三振
7回表
高瀬 2-1から4球目を打ってショートフライ

今井の代打普天間有司(沖縄尚学高校~関西国際大学) 1-1から3球目を打ってレフト前ヒット

風呂谷の代打内別府成参(津商業高校~甲賀健康医療専門学校) 0-1から2球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ
7回裏
ミキハウスベースボールクラブ選手交代
代打普天間がそのまま入りレフト
代打内別府に代えてセンター岩田
センター東田がライトへ

ピッチャー杉田に代えて仲岡
井澤 初球を打ってセンター前ヒット

板倉 初球を三塁線へ送りバント ファウルにならず結果内野安打
高橋 初球を打ってサード内野安打

植田 2-1から4球目を打って左中間突破タイムリースリーベースヒット
日本新薬6-0ミキハウスベースボールクラブ
田中 2-1から4球目を打ってセカンドゴロ

中 1-0から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット
日本新薬7-0ミキハウスベースボールクラブ

ミキハウスベースボールクラブ
000 000 0 0
100 011 4X 7
日本新薬
※7回コールドゲーム
試合時間:1時間43分
投手成績
ミキハウスベースボールクラブ
杉田 6 回 26人 89球 5被安打 3与四死球 2奪三振 3失点 3自責点
仲岡 0.2回 6人 13球 4被安打 0与四死球 0奪三振 4失点 4自責点
日本新薬
西川 7 回 21人 90球 5被安打 1与四死球 3奪三振 0失点 0自責点

最後の最後に、ポンと突き放された形になってしまいましたが、それ以前に目立ったのは、日本新薬の、1点への執着心。文中の画像にはありませんが、ランナーが出ればまず送りバントの構え。
もちろん、相手チームのシフトへのプレッシャーの意味合いもあるかとは思いますが、ボールを見極めてから打ちにかかるより、アウトひとつを犠牲にしてでも、ランナーを次の塁に進める姿勢。
ガンガン打ちまくる野球も、観てて楽しいもんではありますが、常に「勝負」の懸かった大会ともなるとそうもいきません。オープン戦で試す事も出来ますが、やはりローカル大会とは言え「実践」の中で技術培っていかなければ、それこそ大勝負の舞台で出来るはずもない、と考えます。
それをまざまざと見せられた試合でした。
ただミキハウスベースボールクラブも弱かったわけではない。昨年は優勝したチームでし。こうやって、環境的にも恵まれている(と思われる)企業チームとの対戦、てのはやってても楽しいはず。試合途中からは三塁側に陣取りましたが「一発かましたれ」みたいな気概が伝わってきました。
さぁ、期せずして、優勝決定戦は、近鉄バファローズOB監督対決となりました。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。

にほんブログ村

にほんブログ村
まずは日本新薬。




京都府の「第一人者」としての印象も強く、昨年は早々と東京スポニチ大会で優勝を決め、社会人野球日本選手権出場権を獲得。春季大会は新入社員選手御披露目に近く、昨年のこね大会は優勝こそ逃しましたが、やはりチームの強さは本物。今年も京都府は日本新薬を中心に回るのかな。
かたやミキハウスベースボールクラブ。




昨年の春季大会で優勝を飾ったミキハウスBBC。最近になって知ったんですが、練習場は三重県下、なんですな。しかも堺市からはおいそれと行けない三重県伊賀市。スルッとKANSAI 3dayチケットでもあればホイホイ行ってしまいそうな所ではありますが、残念ながら昨秋で廃止。
つまりはこう言った公式戦でもない限り観戦は不可能に近いチームではありますが、昨年は都市対抗野球大会予選やら近畿クラブ会長杯などで観る事が出来ています。ありがたい事です。今年は、かねてから期待している選手も入部し、今年は観戦機会を増やしたいなぁ、などと考えています。




そして、こう言う大会で忘れてはならないのは、グラウンド整備の方々の尽力。準決勝第一試合終了は11:11。第二試合開始予定は11:45。約30分の間に、整備をして、両チームのノックが終わった後、再び整備。面倒な作業かとは思いますが、こう言った方々のチカラで、大会が運営されています。しかもわかさスタジアム京都は内野が全面土。大変な作業だとは思います。
スターティングオーダー
先攻:ミキハウスベースボールクラブ
1(遊)立花允夫 (天理高校~天理大学)
2(三)吉田大輝 (履正社高校~関西大学)
3(指)中井廉太 (西城陽高校~佛教大学)
4(中)東田幹啓 (天理高校~天理大学)
5(一)高瀬悠真 (市和歌山高校~大阪産業大大学)
6(左)今井新水 (福知山成美高校~京都産業大学)
7(右)風呂谷秀 (おかやま山陽高校~福知山公立大学)
8(捕)小嵜裕之 (立命館宇治高校~立命館大学)
9(二)大西友也 (大阪桐蔭高校~同志社大学)




投:杉田啓輔 (箕面東高校)
後攻:日本新薬
1(中)高橋直樹 (国士舘高校~創価大学)
2(二)植田弘樹 (関西高校~明治大学)
3(左)田中一八 (福知山成美高校~九州共立大学)
4(指)中 稔真 (須磨翔風高校~上武大学)
5(捕)鎌田将吾 (鈴鹿高校~朝日大学)
6(三)濱田竜之佑(鹿児島実業高校~専修大学)
7(一)岡 亮次 (日高中津分校~東北福祉大学)
8(遊)黒川卓也 (九州国際高校~日本文理大学)
9(右)板倉健人 (静岡高校~立正大学)




投:西川大地 (高知高校~立命館大学)
審判員



球審:倉田 一塁:仲西 三塁:清水誠
打撃成績
1回表
立花 1-2から4球目を打ってセンターフライ
吉田 初球を打ってライトフライ
中井 フルカウントから9球目を打ってセンターフライ
1回裏
高橋 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
植田 初球をピッチャー前送りバント
田中 1-1から3球目を打ってキャッチャーゴロ



中 1-1から3球目を打ってセンター前タイムリーヒット



日本新薬1-0ミキハウスベースボールクラブ
鎌田 初球を打ってピッチャーゴロ
2回表



東田 1-2から6球目を打ってライトフライ




高瀬 1-2から4球目を打ってセンター前ヒット



今井 1-1から3球目を打ってレフトフライ
風呂谷 0-2から3球目を空振り三振
2回裏
濱田 2-2から5球目を打ってレフト前ヒット




岡 0-1から2球目をサード前送りバント セカンド送球もセーフ 記録フィルダースチョイス




黒川 3-0から4球目をキャッチャー前送りバント失敗サードフォースアウト
板倉 2-2から5球目を打ってセカンドライナーダブルプレイ
3回表
日本新薬」選手交代
ライト黒川に代えて井澤凌一郎(龍谷大学付属平安高校~東北福祉大学)




小嵜 3-1から5球目を打ってレフト前ヒット
大西 初球を送りバント失敗キャッチャーファウルフライ
立花 初球を打ってショートフライ
吉田 0-1から2球目を打ってショートゴロ
3回裏
高橋 3-1から5球目を選んでフォアボール
植田 1-1から3球目がデッドボール




田中 2-2から5球目を打ってサードファウルフライ




中 1-0から2球目を打ってセンターフライ




鎌田 2-2から5球目を打ってピッチャーゴロ
4回表
中井 1-1から3球目を打ってライト前ヒット




東田 1-1から3球目を打ってサードライナーダブルプレイ
高瀬 3-1から5球目を選んでフォアボール
今井 2-1から4球目を打ってピッチャーゴロ
4回裏



濱田 初球を打ってセカンドフライ




岡 フルカウントから6球目を空振り三振




井澤 1-0から2球目を打ってピッチャーゴロ
5回表




風呂谷 1-2から7球目を空振り三振




小嵜 初球を打ってサードゴロ送球エラー




大西 初球を打ってサード後方シングルヒット
ファーストランナー小嵜サードタッチアウト
次打者立花の2球目にファーストランナー大西セカンド盗塁成功
立花 1-2から4球目を打ってレフトフライ
5回裏
板倉 初球を打ってレフトフライ




高橋 1-2から4球目を打ってセンター前ヒット
植田 1-0から2球目を打ってライトフライ




次打者田中の3球目にファーストランナー高橋セカンド盗塁成功
田中 2-2から5球目を打ってレフト前タイムリーヒット
日本新薬2-0ミキハウスベースボールクラブ
次打者中の2球目にファーストランナー田中セカンド盗塁失敗




中入りの時間を利用しまして、ミキハウスベースボールクラブの新人選手紹介。背番号32、開原龍選手。177cm 85kg(とは言うものの、少し痩せたそうですが)神辺旭高校~MSH医療専門学校。
6回表




吉田 1-0から2球目を打ってセカンドフライ




中井 フルカウントから6球目を空振り三振




東田 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ
6回裏




中 2-2から5球目を打ってレフトへツーベースヒット




鎌田 2-1から4球目をピッチャー前送りバント




濱田 初球を打ってレフトへ犠牲フライ
日本新薬3-0ミキハウスベースボールクラブ
岡 フルカウントから6球目を空振り三振
7回表
高瀬 2-1から4球目を打ってショートフライ




今井の代打普天間有司(沖縄尚学高校~関西国際大学) 1-1から3球目を打ってレフト前ヒット




風呂谷の代打内別府成参(津商業高校~甲賀健康医療専門学校) 0-1から2球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ
7回裏
ミキハウスベースボールクラブ選手交代
代打普天間がそのまま入りレフト
代打内別府に代えてセンター岩田
センター東田がライトへ




ピッチャー杉田に代えて仲岡
井澤 初球を打ってセンター前ヒット




板倉 初球を三塁線へ送りバント ファウルにならず結果内野安打
高橋 初球を打ってサード内野安打




植田 2-1から4球目を打って左中間突破タイムリースリーベースヒット
日本新薬6-0ミキハウスベースボールクラブ
田中 2-1から4球目を打ってセカンドゴロ




中 1-0から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット
日本新薬7-0ミキハウスベースボールクラブ


ミキハウスベースボールクラブ
000 000 0 0
100 011 4X 7
日本新薬
※7回コールドゲーム
試合時間:1時間43分
投手成績
ミキハウスベースボールクラブ
杉田 6 回 26人 89球 5被安打 3与四死球 2奪三振 3失点 3自責点
仲岡 0.2回 6人 13球 4被安打 0与四死球 0奪三振 4失点 4自責点
日本新薬
西川 7 回 21人 90球 5被安打 1与四死球 3奪三振 0失点 0自責点

最後の最後に、ポンと突き放された形になってしまいましたが、それ以前に目立ったのは、日本新薬の、1点への執着心。文中の画像にはありませんが、ランナーが出ればまず送りバントの構え。
もちろん、相手チームのシフトへのプレッシャーの意味合いもあるかとは思いますが、ボールを見極めてから打ちにかかるより、アウトひとつを犠牲にしてでも、ランナーを次の塁に進める姿勢。
ガンガン打ちまくる野球も、観てて楽しいもんではありますが、常に「勝負」の懸かった大会ともなるとそうもいきません。オープン戦で試す事も出来ますが、やはりローカル大会とは言え「実践」の中で技術培っていかなければ、それこそ大勝負の舞台で出来るはずもない、と考えます。
それをまざまざと見せられた試合でした。
ただミキハウスベースボールクラブも弱かったわけではない。昨年は優勝したチームでし。こうやって、環境的にも恵まれている(と思われる)企業チームとの対戦、てのはやってても楽しいはず。試合途中からは三塁側に陣取りましたが「一発かましたれ」みたいな気概が伝わってきました。
さぁ、期せずして、優勝決定戦は、近鉄バファローズOB監督対決となりました。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。

にほんブログ村

にほんブログ村
2017.03.22 / Top↑