※こんなタイトルではありますが、試合内容とは何ら関係ありません。ただ、この日の試合の画像が挿し込まれている、と言うだけでこざいます。

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社会人野球日本選手権本選が近付いておりますが、なかなかオープン戦や壮行試合を観に行けずにいます。チームによっては普段遣ってる球場が使えない、遠征には出るけど、試合会場は公開しない、理由はさまざま。新型コロナウイルスの感染者を出してしまったら元も子もないですからね。

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ゆえにこの時期は、珍しくプロ野球にも目を向けています。折しも日本生命セ・パ交流戦も終わり、再びセントラルリーグ、パシフィックリーグのペナントレースが再開。入場者の制限も続いてはいますが、たまには、観に行ける試合は観に行っておこうと言う腹積もり、であります。



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こんばんわ京セラドーム大阪。来月にはここで、第46回社会人野球日本選手権本選の、二回戦から優勝決定戦までが行われる予定です。

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そして、オリックスバファローズは、今年のセ・パ交流戦を制し、交流戦終盤より11連勝。みるみるうちにパシフィックリーグ順位表の一番上に名前が出るようになりました。もっとも、パ・リーグは5位辺りまでは比較的ゲーム差の少ないだんごレース。このままで行くとは思えません・・・が。

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で、バファローズがこんなに強くなりつつある理由って何なんですかね。絶対的即戦力ピッチャーを獲得したでもないし、新人も目立った活躍もしていない。メジャーリーグの超大物バッターを獲得したわけでもない。せいぜい平野佳寿が加入した程度。メンバー的にも大きく変化したわけでもない。

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個人的に思うに、やはり上位打線、1番から6番の面子が、5月半ば以降に固まりつつあるのが大きいんではないでしょうか。。1~3番は福田秀平・宗佑磨、吉田正尚でほぼ固定。そしてクリーンアップは杉本裕太郎、T-岡田、スティーブン・モヤ。たまにに安達了一が5番、とかびっくりしますが。

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これまでは、なかなか1番から3番が固定出来なかった。好不調や怪我人等あったとは思いますが、シーズン序盤は固定していても、思うような野球が出来ていなかったのか、戦法を変えようとしたのか、シーズン中盤からスタメンをコロコロ変えてはみるけど時既に遅し、みたいな感じですかね。

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あと、選手個々のポテンシャルを見極めてなかった部分もあるように思います。内野手登録の宗佑磨を外野で起用したり。これなど、チームとしての結果を求められる一軍のペナントレースでは絶対にやってはいけない事。こんな事をやっていては二軍の存在価値が完全に失われてしまいます。

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尤も、前任監督の某氏と、前々任監督の某氏の采配、と言うか選手起用には、意図らしきモノが残念ながら全く見えなかった。結局は我慢が足りなかったのかな。敗戦後のコメントにも、自らの起用責任を無視したようなひと言が散見された。思い描く野球が出来なかったんだろうとは思いますけどね。

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選手個々のポテンシャルはどこのチームにも負けてないなのに、一番上の人が、やりたい野球をチームに押し付けていた。結果、ちょっとミスれば春季キャンプ中でも容赦なく二軍送り、シーズン中なら出場選手登録抹消 。これでは選手のモチベーションも上がろうはずもなく、試合後には選手に苦言。

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「1番・T-岡田」と言う奇抜なスタメンもありました。ここまで来れば、1番打者に何を求めているのかすら分からなかった。尤も、その年は4位にはなりましたが借金16。こんな成績のチームに、まだ下がおるんか、と言えばそれまでですが、シーズンの半分も勝てなかったんだから情けない話。

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本来なら、投打共にシーズンの半分もしくは3分の1くらいを使って、色んな選手を起用してみて「これがよかろうな」と言うラインナップを手探りで見つけて後半戦に臨む。簡単には出来る事ではないと思いますが、バファローズは今シーズン、それに近い形が出来ている様に思いますがどうでしょう。

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そして現在。阪急ブレーブスに始まった中嶋聡監督の球歴。阪急ブレーブスがオリックスブルーウェーブに転じ、西武ライオンズから横浜ベイスターズ、北海道日本ハムファイターズ。現在のプロ野球の監督を見ても、日本国内でこれだけの球団を回ったのは中嶋聡監督くらい、じゃないですかね。

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その29年間の現役生活、常に試合に出場していたわけでもないので、選手としての経験値プラス、たくさんのチームを渡り歩いて、一軍二軍問わず、数多くの監督やコーチと接して来られたはず。おそらく、関わった指導者の人数としては多分「プロ野球歴代最多」ではないか、とすら思いますよ。

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数多く受けた指導の中で、これはいい、これは要らない、等の取捨選択をして来た結果が、今の順位に繋がっているんだとは思います。もちろん、まだシーズンは半分も終わってないし、前述の通り、上位4チームはゲーム差が少ないので、この先どう言った展開になるかは分かりませんけどね。

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それともう一つ。今シーズンからバファローズ入りした、水本勝己一軍ヘッドコーチの存在も大きいのではないか、とも考えます。

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倉敷工業高校卒業後、社会人野球・松下電器入り。カープには入団テストを経てドラフト外入団。しかしながら一軍出場も叶わぬまま2年で戦力外通告。その後はブルペンキャッチャーからブルペンコーチ補佐、三軍統括コーチから二軍バッテリーコーチ、そしてついに2016年に二軍監督へと昇格。

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バッテリー関連のポジションばかりのようにも見えますが、実際はブルペンだけでなく、二軍監督の頃にはバッティングピッチャーも買って出ておられました。そしてとにかく気配りの出来る人。バッターに投げながら「すまん!」と言いながらも、側で守備練習をしてる選手に声を掛ける。

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プルペンキャッチャーの頃に、キャッチング練習等の地道な努力を評価して、コーチ会議に出席させるようになったのは、当時の三村敏之一軍監督(故人)と聞いた事がありますが、三村さんにも、水本さんの人柄の奥にある指導者としての資質を見いだした結果、今があるんだと思います。

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今在籍しているカープの選手の中で、今年加入の選手以外は、何らかの形で水本コーチの指導を受けているはず。絶望的に弱かった頃から去年までの、広島東洋カープを熟知している人物と言っても過言ではない。そんな人物を、理由はどうあれ手離したカープか、今の成績なのは当たり前。

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そして移籍したオリックスバファローズ。中嶋聡(当時)二軍監督が杉本ラオウ裕太郎に掛けた「一緒に(一軍に)行くぞ!」はもはや名セリフの域ではありますが、弱いチームを作り替えるには至らなかった。そこで白羽の矢が立ったのが、カープを退団したばかりの水本コーチではなかったかな。

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現在、バファローズでは宮城大弥、紅林弘太郎、頓宮裕真、山本由伸など、これから力をつけていくであろうメンバーが主力としてベンチ入りしています。水本コーチは昨年もちろん、彼らを反対側のベンチから観察はしていたはず。その眼力と、これまでの指導力を買っての招聘だったんでしょう。

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その水本コーチの、ウエスタンリーグの試合ではお馴染みであろう「(自チームの選手に向かって掛けられる)オラ!」が、今のバファローズの活力の一部になっているんではないか、と考えます。今年のバファローズの躍進と、カープの、どうしようもない位の凋落っぶりを見ていると特に思います。

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オリックス「ブルーウェーブ」の系譜でもある阪急ブレーブスOB・中嶋聡監督が戻って来た際は「いずれは一軍監督」と目されていたはず。そこに、水本勝己コーチと言う、全く違う血統が交わった事で、バファローズと言うチームが、これまでにない化学反応を起こしているように思います。

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毎年10月11月と言えば、社会人野球日本選手権の日程が気になる時期。ただ今年は変則日程で、この時期の京セラドーム大阪のスケジュールは白紙のはず。ならぱ、今年くらいは野球の予定を入れてもいいんではないでしょうか。まだ梅雨も明けてませんが、機運は高まっていると思います。

2021.06.26 / Top↑
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※記事のタイトルと内容は何ら関係はありません。掲載している画像がこの日の試合のもの、と言うだけです。そして脈絡なく挿入しています。ご了承下さい。また、内容も乱雑です。




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こんなブログタイトルではありますが、広島東洋カープ一軍の試合観戦は3年ぶりとなります。二軍公式戦ともなると4年前。次はいつ観に行けるか分からんような状態。ブログタイトルも変えにゃいかんなぁ、と思いながら早2年くらい経過しています。と言うかよいタイトルが思い付かんだけですが。

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セ・パ交流戦に入る直前にいきなり、新型コロナウイルス感染症が蔓延してしまったカープ。しょうもない所で「見えざる敵」と戦うハメになりました。それ以前に、昨シーズンから填まっているドロヌマから一向に抜け出す気配がありません。と言うよりも、泥沼に甘んじているようか気もします。

何でですかね?

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思うに一昨年、2016年からセントラルリーグ三連覇を成し遂げた緒方孝市前監督が、4位転落の責任を取って辞任を発表してから、全てのグダグダが始まったような気もします。個人的にこの一件は、残念ながら緒方孝市前監督が、全てを投げ出してしまったようにしか見えませんでした。

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本来なら、あと2年3年程度監督を続けて、負け続けてもいいから、三連覇メンバーに続く選手を作り上げるべきだった。リーグ優勝を逃したのは致し方ない。3年の間にカープは、他の全チームからのターゲットにされた。そして残念ながら、緒方孝市前監督は、ものの見事に討ち倒されてしまった。

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そして、その「どん底」の状態を託されたのが佐々岡真司氏。監督就任時のコメントに「本当に自分でいいのか」と言うのがありました。次期監督候補として再度ユニフォームに袖を通した、までは良かったんでしょうけど、もしかしたらその不安を拭い去れないまま今に至っているような気もします。

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そんな不安だらけの一軍監督をサポートすべく、二軍から朝山東洋コーチや倉義和コーチなどのスタッフを昇格させ、さらには他球団で経験豊富だった河田雄祐コーチを招聘したまでは良かったものの、敗戦後は相変わらず腹を括れてない、そして試合後は他人事としか思えないコメント。

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監督が非力なだけでなく、サポートしているメンツも、残念ながら「勝つため」のコーチ陣には思えない。羽月隆太郎や林滉汰、宇草孔基など、力をつけつつあるキャリアの浅い選手も多い中、試合後のコメントを見ている限り、起用している側の責任みたいなモノが微塵も感じられないんですよ。

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新型コロナウイルス感染症で、満足なオーダーが組めないのは理解出来ます。思うように行かないのも分かります。しかしながら、現状のメンバーで戦わなければいけないと言う「覚悟」がないように思います。本気で「今いるメンバーでやっていくしかない」と思っているのかどうか疑問に思います。

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よい例が、キャッチャーであるはずの中村奨成の外野(レフト)起用。せっかく倉義和コーチが二軍でキャッチャーとしてじっくり鍛えてきたのに、これでは正直台無しですよ。外野ってのは、立たせておけばいいポジションではない。フライやゴロを処理してりゃいい、と言うポジションでもない。

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よく「打撃を活かす為に」と称して外野やファーストをやらせたりしていますが、どのポジションにも、ポジションなりの役割がある。どころか、ポジションをたらい回しにして守備に気を遣い過ぎて、肝心のバッティングがダメになってしまった、と言う例は、カープに限らずどこのチームにもある。

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セ・パ交流戦を制したオリックスバファローズ。シーズン序盤は試行錯誤を極めた打順ではありましたが、5月半ばあたりから「1番センター福田、2番サード宗、3番レフト吉田正尚」でしっかり固められている、と言うか固まった。ここからバファローズが上向きになっていったような気もします。

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ペナントレースが始まってもう二ヶ月半。どのチームもそろそろ「レギュラーの固定」に目を向けている時に、カープはやってない。一軍監督が二年目を迎えているにも関わらず。本来なら、力のあるナイに関係なしに、昨年から取り組んでおかなければいけない事を今になってようやく始めている。

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前述のように、新型コロナウイルスの影響も大きいですが「今いるメンバーで」云々は、ポジションや打順を日替わりにする事ではないはず。三連覇レギュラーでうまく行かない今は、日替わりで打線を組み替えるのではなく、腰を据えて、新たなレギュラー選手を作って行く事ではないかな。

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いっその事、その日その日に観に来るお客さんには気の毒ですが「もう今年は無理に勝ちに行きません」てな感じで白旗を掲げてみてはどうでしょう。開き直りにも聞こえますが、それくらい思い切らないとチームなんか変えられないし、このままだと当分の間チームの浮上はない、とすら思いますよ。

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さらに疑問なのが「どんな野球、どんな試合の進め方をしたいのか」これが未だに見えない。自身の現役時代の、ビッグレッドマシンみたいな超攻撃野球をやりたいのか、まずは守備を固めてディフェンス重視の野球をやりたいのか。監督就任の経緯はどうあれ、二年目なんだからそろそろ固めないと。

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羽月隆太郎や林滉汰、宇草孔基など、若い選手がようやく戦力になりつつありますが、まだ「試合に出せる」レベルであって「勝てる戦力」にはなってない。当然、シーズンをまるまる戦った事のないメンバーばかりですから、致し方ない部分もありますが、彼らを大成させるには我慢が要ります。

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レギュラー陣で組む打線も日替わり週替わり。4番を打ってた西川龍馬が2番を打ったり、センターをやらせたりレフトを守らせたり。小園海斗にショートをやらせたりセカンドをやらせたり。林滉汰をサードで使ったりファーストで使ったりもしてる。試合途中でポジション変更なんかザラにある。

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打順やs守備位置にはそれぞれ役割があるはず。それを考慮に入れずに、根拠があるのかないのか分からないような打順や守備位置の入れ替えで、選手が混乱してしまわないか。ただ打ってくれればいい、ではいつまで経っても接戦はモノに出来ないし、チーム打率は上がっても得点力は伸びるはずもない、どころか泥沼にハマっていくばかりだし、現にしっかりとハマってしまっている。

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極めつけは中村奨成の起用方法。スタメンキャッチャーでナイスリードを見せたかと思えば今度はレフトでポロリ。陶然のように打順もまちまち。このままでは、瞬間的に好成績を残しても、長期的に成績は残らない、どころか潰されてしまいかねない。何の為に倉義和コーチらが汗をかいてきたのか。

もっとも、これまでの選手起用を見ると、もの凄く前向きに考えるなら、勝ち敗け以前に、一軍で選手の適性を見てるんじゃないかな、とは思います。一番やってはいけない事だとは思いますが。

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そしてピッチャー。今年入団の大道温貴、森浦大輔が頑張って一軍で投げてはいます。が、この活躍が来シーズン以降も続くのかどうか。大学卒の即戦力、とは言いますが、その後「長期戦力」になった例は、ここ20年程のカープては数える程しかいない。それこそ永川勝浩(現コーチ)くらいかな。

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皆、半年間連続する、長いシーズンを乗り切れる基礎的な体力が付いてないまま、大学生の頃の勢いのまま投げ続けて、肩や肘等に故障が頻発、そして結局は若くして現役を退かざるを得なくなる。澤崎敏和(現コーチ/現役8年)や山内泰幸(現解説者/現役9年)がよい例ではないですかね。

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今村猛、一岡竜司、中﨑翔太らの復帰待ちの部分もあったとは思いますが、前述の通り彼らを壊してしまったのは誰あろう、一軍投手コーチの頃の佐々岡真司監督。ルーキーを大胆に起用するのもいいですが、今度は新人を潰してしまわんか、と杞憂しています。起用の最終権限は監督ですから。

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さらには、アドゥワ誠、ケムナ誠、島内颯一郎、山口翔など、将来性と可能性のあるピッチャーを、二軍コーチの頃に一本立ちさせる事も出来ず、一軍コーチや一軍監督時に、無理矢理昇格させ、酷使の末に壊してしまったのは佐々岡投手コーチ・監督の筈。無計画のまま選手を消耗してないか。

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セントラルリーグ三連覇と言う偉業で、試行錯誤を繰り返した「育成のカープ」の集大成は、結果が出たとは思います。しかしながら残念な事に、それを継続するチカラがまだチーム全体に付いてない。既によそのチームは、選手育成の方法の「応用」を身に付け始めているし、完全にモノにしている。

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今のカープを見ていると、確かによいモノを持って入団する選手はいるけど、それをどう活かすかを、今のチームスタッフがしっかり把握出来ているか。勿論、入団した選手の全てが一軍で活躍出来るとは言いませんが、「この選手はこう育てたい」みたいな具体的な構想や意志疎通は出来ているか。

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話は元に戻りますが、これまで選手育成に勤しんで来たコーチを一軍に昇格させ、挙げ句には水本勝己二軍監督を、詳しい事情は知り得ませんが、流出させてしまった影響が出てないとは言い切れない。ペナントレースを戦い抜くコーチと、選手育成の「鍛えるコーチ」は似て非なるモノですよ。

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付け加えるなら、ヘッドコーチは河田雄祐コーチでいいのかな、とも。監督力の少ない監督を、コーチ歴の長い人と組ますのは悪い事ではないですが如何せん、「同い年」と言うのが気になる。なかなかいないとは思いますが、経験豊富な「監督をコントロール出来るコーチ」がいいと思うんですけどね。

言い出したらキリのない、今の広島東洋カープの悲惨な現状。セ・パ交流戦も最下位確定、セントラルリーグペナントレースも最下位沈没。勝敗云々以前に、問題の根は深いように思います。


2021.06.14 / Top↑