さて、第47回全日本クラブ野球選手権兵庫県第一代表決定戦を迎えました。ちなみに近畿クラブ会長杯兵庫県予選の方は、この時点で「第4代表/JFFシステムズ」は決定しています。あと3つの代表枠は、この試合と、翌日のクラブ野球選手権兵庫県第二代表決定戦の行方にかかってます。








そして、第一代表決定戦。都市対抗野球大会、社会人野球日本選手権最終予選と、これまで色んな所で「代表決定戦」を観戦してきましたが、どの試合も、開始前は何処からともなくピンと張り詰めた空気と、見えない緊張感が漂ってきます。








たかが都道府県レベルの代表決定戦かも知れません。しかしながら、日本野球連盟に登録しているチームなら、どんなチームであろうとも参加出来る大会の予選。都道府県を代表する以上、恥ずかしい試合は出来ないでしょうし、威風堂々たる試合を展開せねば、とも考えていますが如何でしょう。






全国の社会人野球チーム。クラブ登録チームは、会社登録チーム(企業チーム)の3倍前後あります。それぞれ結成・活動の目的は様々あると思いますが、その300近いチームの頂点を決する闘い。ある意味、都市対抗野球大会や社会人野球日本選手権よりも「熱い」大会だとも思っています。





その、クラブ野球選手権への第一関門、兵庫県第一代表決定戦は、兵庫県のクラブチームを引っ張っている存在とも言える、YBS播磨(全播磨硬式野球団)と、兵庫県警察硬式野球部県警桃太郎の戦い。共に全日本クラブ野球選手権本選出場経験もある故、生半可な試合にはならないでしょう。


両チームスタンドに横断幕も用意されました。


グラウンド整備は、かなり時間をかけて行われました。
スターティングオーダー
先攻:兵庫県警察硬式野球部県警桃太郎
1(遊)有本大世 (関西国際大学)
2(中)牧野勇斗 (龍谷大学平安高校~ 天理大学~ニチダイ)
3(指)舩曳 翔 (天理高校~天理大学)
4(捕)太田麗生 (享栄高校~愛知学院大学)
5(左)田中利明 (鳴門高校)
6(右)山口 慶 (神港学園高校~国士舘大学)
7(三)中岡直斗 (日高高校)
8(一)末谷修人 (創志学園高校~姫路獨協大学)
9(二)大西兼史 (武蔵工業大学第二高校~天理大学)




投:湯浅将樹 (高田商業高校~大阪産業大学)
後攻:YBS播磨
1(遊)新宅真弥 (広島新庄高校~高知工科大学)
2(二)樫見俊佑 (金沢高校~東海大学)
3(左)高田誠也 (広陵高校~東海大学)
4(三)鈴木大地 (東海大学付属相模高校~東海大学札幌キャンパス)
5(一)大西祐之 (上宮太子高校~平成国際大学)
6(中)佐藤勇治 (広陵高校~駒澤大学)
7(右)相馬大河 (東海大学付属札幌高校~東海大学札幌キャンパス)
8(指)益田雄斗 (池田高校)
9(捕)曽田秀太 (日本航空高校~大谷大学)



投:有正智矢 (府立池田高校~大阪公立大学)
審判員



球審:山﨑 一塁:宅間 二塁:常石 三塁:上田
成績
1回表


有本 2―2から5球目を打ってレフト前ヒット


牧野 1―1から3球目をピッチャー前送りバント


舩曳 1―1から3球目を打ってファーストゴロ


太田 1―1から3球目を打ってレフトフライ
1回裏



新宅 3―1から5球目を選んでフォアボール

樫見 初球をキャッチャー前送りバント

田中 1―2から5球目を空振り三振

鈴木 フルカウントから8球目を選んでフォアボール


次打者大西の2球目がワイルドピッチ


大西 2―2から5球目を打ってレフト前タイムリーヒット

YBS播磨1―0県警桃太郎



佐藤 2―2から5球目を打って右中間へタイムリーツーベースヒット

YBS播磨2―0県警桃太郎
県警桃太郎選手交代




ピッチャー湯浅に代えて蓑茂大貴(上武大学)

相馬 ストレートのフォアボール


益田 1―2から6球目を打ってセカンドゴロ

2回表


田中 1―2から5球目を打ってサードファウルフライ


山口 フルカウントから8球目を打ってライトオーバーツーベースヒット


中岡 1―0から2球目を打ってセカンドゴロ




末谷 フルカウントから7球目を選んでフォアボール 最後のボールがワイルドピッチでサードランナーホームイン




YBS播磨2―1県警桃太郎


大西 1―0から2球目を打ってショートゴロ
2回裏


曽田 2―2から5球目を打ってピッチャーゴロ


新宅 0―1から2球目を打ってライト前ヒット


樫見 初球をキャッチャー前送りバント



次打者高田の初球がワイルドピッチ

高田 フルカウントから6球目を選んでフォアボール


次打者鈴木の初球(ストライク)にファーストランナー高田セカンド盗塁失敗
3回表


有本 2―1から4球目を打ってファーストゴロ


牧野 初球を打ってセカンドゴロ


舩曳 1―2から4球目を打ってライト前ヒット


太田 初球を打ってセカンドゴロ
3回裏


鈴木 3―1から5球目を打って右中間へツーベースヒット

大西 1―2から4球目を空振り三振




佐藤 フルカウントから9球目を打ってライト線タイムリーツーベースヒット

YBS播磨3―1県警桃太郎

相馬 フルカウントから9球目を打ってレフトフライ


益田 初球を打って左中間へタイムリーツーベースヒット

YBS播磨4―1県警桃太郎
県警桃太郎選手交代




ピッチャー簑茂に代えて林泰輔(岐阜協立大学)

曽田 2―1から4球目を打ってセンターフライ
4回表

田中 0―2から3球目を空振り三振


山口 2―0から3球目を打ってセカンドゴロ

中岡 1―2から5球目がデッドボール

末谷 0―2から3球目を空振り三振


4回裏

新宅 フルカウントから7球目を選んでフォアボール

樫見 2―2から5球目をスリーバント失敗

高田 0―2から4球目を打ってセンターフライ

次打者鈴木の3球目(ストライク)にファーストランナー新宅セカンド盗塁失敗
5回表

大西 初球を打ってセンターフライ

有本 0―1から2球目を打ってセカンドゴロ捕球エラー


次打者牧野の3球目(ボール)にファーストランナー有本セカンド盗塁失敗


牧野 フルカウントから6球目を打ってセンター前ヒット


舩曳 1―1から3球目を打ってセカンドフライ
5回裏


鈴木 1―2から4球目を打ってセンター前ヒット


大西 2―0から3球目をピッチャー前送りバント



佐藤 0―1から2球目を打ってライトフライ セカンドランナータッチアップでサードへ

相馬 2―2から5球目を空振り三振
6回表


太田 フルカウントから8球目を打ってレフト前ヒット


田中 2―1から4球目をサード前送りバント

山口 フルカウントから6球目を選んでフォアボール

中岡 初球を打ってセンター前タイムリーヒット


YBS播磨4―2県警桃太郎



次打者末谷2球目をスクイズ失敗サードランナータッチアウト
末谷 0―2から3球目を空振り三振
6回裏

益田 0―2から3球目を打ってレフトフライ


曽田 2―2から5球目を打ってセンターフライ

新宅 1―1から3球目を打ってセンター前ヒット

次打者の4球目(ボール)にファーストランナーセカンド盗塁成功


樫見 フルカウントから6球目を打ってライトオーバータイムリーツーベースヒット

YBS播磨5―2県警桃太郎


高田 フルカウントから9球目を打ってサードファウルフライ
7回表


大西 2―2から6球目を打ってサードゴロ送球エラー


有本 2―0から球3目を打ってレフトフライ

牧野 フルカウントから6球目を空振り三振

次打者舩曵の初球(ストライク)にファーストランナー大西盗塁成功

舩曳 0―1から2球目を打ってセンター前ヒット

太田 2―0から3球目を打ってファーストゴロ
7回裏

鈴木 初球を打ってファーストゴロ

大西 フルカウントから6球目がデッドボール




佐藤 3―1から5球目を打ってセンター前ヒット ファーストランナーはサードへ
県警桃太郎選手交代



ピッチャー林に代えて直江大輝(関西大学)


次打者の3球目ダブルスチール キャッチャーの悪送球でセカンドランナーホームイン
YBS播磨6―2県警桃太郎

さらに4球目スクイズ失敗でサードランナータッチアウト

相馬 フルカウントから7球目を選んでフォアボール

益田 1―0から2球目を打ってセカンドフライ
8回表


田中の代打前田季輝(報徳学園高校~関西学院大学) 初球を打ってセカンドゴロ捕球エラー
県警桃太郎選手交代

ファーストランナー前田に代えて山岡祥真(福井工業大学福井高校~国際武道大学)


山口 1―0から2球目を打ってサードフライ

中岡の代打岩田拓(智辯学園高校~上武大学) 2―2から5球目を空振り三振

末谷 1―1から3球目を打ってレフトフライ

8回裏
選手交代
代走山岡がそのまま入りショート ショート有本がレフト
代打岩田に代えてサード江端宙斗(専修大学)




ピッチャー直江に代えて市原弘隆(甲南大学)
曽田 0―2から3球目を空振り三振


新宅 初球を打ってライトオーバーツーベースヒット


樫見 1―1から3球目を打ってサードゴロ

高田 初球を打ってショートライナー

9回表
YBS播磨選手交代




ピッチャー有正に代えて右田敦也(福岡工業大学城東高校~吉備国際大学)


大西の代打坂元祐大(太成学院大学高校~近畿大学) 1―1から3球目を打ってレフト線ツーベースヒット

有本 2―2から5球目を打ってセンター前ヒット

牧野 1―1から3球目を打ってセカンドフライ
舩曳 0―1から2球目を打って右中間へタイムリーツーベースヒット

YBS播磨6―3県警桃太郎

太田 0―1から2球目を打ってセカンドゴロ サードランナーホームイン
YBS播磨6―4県警桃太郎

山岡 初球を打ってライト線タイムリーツーベースヒット

YBS播磨6―5県警桃太郎
県警桃太郎選手交代
セカンドランナー山岡に代えて京極隆輝(滝川第二高校)
YBS播磨選手交代




ピッチャー右田に代えて大原昌樹(比叡山高校~びわこ成蹊スポーツ大学)

山口 初球を打ってセンターオーバータイムリーツーベースヒット


YBS播磨6―6県警桃太郎

江端 1―2から4球目を空振り三振
9回裏
県警桃太郎選手交代



ピッチャー市原に代えて小野翔太(明石商業高校)
代走京極隆がそのまま入りセカンド
代打坂元に変えてレフト福田樹(高砂南高校) レフト有本がショート

鈴木 1―2から4球目を空振り三振

大西 1―0から2球目を打ってファーストファウルフライ


佐藤 2―2から5球目を打ってショート内野安打

相馬 0―2から3球目を空振り三振


10回表タイブレーク
ノーアウト セカンドランナー山口 ファーストランナー江端

末谷 0―1から2球目をピッチャー前送りバント

福田 2―2から球目を打ってサードゴロ サードランナーホームイン

YBS播磨7―6県警桃太郎

有本 1―2から4球目を打ってレフトフライ
10回裏タイブレーク
ノーアウト セカンドランナー佐藤 ファーストランナー相馬

益田 初球をピッチャー前送りバント失敗サードフォースアウト

曽田 1―1から3球目を打ってサードファウルフライ

新宅 2―2から7球目を打ってレフトフライ





兵庫県警察硬式野球部県警桃太郎
010 001 004 1 7 H12 E0
202 001 100 0 6 H12 E1
YBS播磨
試合開始12:56 試合終了16:29

この日の第一試合で吹き荒れていた強風もある程度落ち着きを見せましたが、試合は落ち着く間もなく展開しました。突き放しにかかるYBS播磨、そして追いすがる県警桃太郎。兵庫県下で常に凌を削り合ってきたチーム同士。とてもクラブチーム同士のそれとは思えない、熾烈な試合になりました。


試合は3時間半越えの熱闘。ギリギリまで間を取っての駆け引き(ピッチャー、バッター共に警告1回ずつあり)。互いに手の内を知っているからこその、がっぷり四つの試合。たかが兵庫県、されど兵庫県の代表決定戦。互いの意地とプライドの激突は、9イニングでは収まり切りませんでした。

そして、ダッグアウトから飛び交う声。県警桃太郎はその職業上「野次は禁止」となっていますが、その分、熱い声が飛んでいました。両チームの情熱が、フィールドだけでなく、観客席にまで伝わってきました。これが、クラブチームな良さではないですかね。

そして、兵庫県の「一番」は、県警桃太郎が獲りました。そして、西近畿予選に進出が決定しました。この先、近畿地区の強豪チームと相対する事になりますが、健闘を祈らずにはおれません。まだまだ険しい道のりは続きますが、健闘を祈らずにはおれません。

そして、残念ながら第一代表を逃したYBS播磨。最後のバッターになってしまった新宅選手は、終了の挨拶の後、ダッグアウト前でスコアボードを見つめたまま動きませんでした。最後の打席、よいバッティングでした、しかし県警桃太郎の好守に阻まれてしまいました。しかしまだ、席は残っています。
全身全霊を懸けた最後の大一番。相手はJFFシステムズ。悔いの残らない戦いを期待します。
























そして、第一代表決定戦。都市対抗野球大会、社会人野球日本選手権最終予選と、これまで色んな所で「代表決定戦」を観戦してきましたが、どの試合も、開始前は何処からともなくピンと張り詰めた空気と、見えない緊張感が漂ってきます。
























たかが都道府県レベルの代表決定戦かも知れません。しかしながら、日本野球連盟に登録しているチームなら、どんなチームであろうとも参加出来る大会の予選。都道府県を代表する以上、恥ずかしい試合は出来ないでしょうし、威風堂々たる試合を展開せねば、とも考えていますが如何でしょう。


















全国の社会人野球チーム。クラブ登録チームは、会社登録チーム(企業チーム)の3倍前後あります。それぞれ結成・活動の目的は様々あると思いますが、その300近いチームの頂点を決する闘い。ある意味、都市対抗野球大会や社会人野球日本選手権よりも「熱い」大会だとも思っています。















その、クラブ野球選手権への第一関門、兵庫県第一代表決定戦は、兵庫県のクラブチームを引っ張っている存在とも言える、YBS播磨(全播磨硬式野球団)と、兵庫県警察硬式野球部県警桃太郎の戦い。共に全日本クラブ野球選手権本選出場経験もある故、生半可な試合にはならないでしょう。




両チームスタンドに横断幕も用意されました。






グラウンド整備は、かなり時間をかけて行われました。
スターティングオーダー
先攻:兵庫県警察硬式野球部県警桃太郎
1(遊)有本大世 (関西国際大学)
2(中)牧野勇斗 (龍谷大学平安高校~ 天理大学~ニチダイ)
3(指)舩曳 翔 (天理高校~天理大学)
4(捕)太田麗生 (享栄高校~愛知学院大学)
5(左)田中利明 (鳴門高校)
6(右)山口 慶 (神港学園高校~国士舘大学)
7(三)中岡直斗 (日高高校)
8(一)末谷修人 (創志学園高校~姫路獨協大学)
9(二)大西兼史 (武蔵工業大学第二高校~天理大学)















投:湯浅将樹 (高田商業高校~大阪産業大学)
後攻:YBS播磨
1(遊)新宅真弥 (広島新庄高校~高知工科大学)
2(二)樫見俊佑 (金沢高校~東海大学)
3(左)高田誠也 (広陵高校~東海大学)
4(三)鈴木大地 (東海大学付属相模高校~東海大学札幌キャンパス)
5(一)大西祐之 (上宮太子高校~平成国際大学)
6(中)佐藤勇治 (広陵高校~駒澤大学)
7(右)相馬大河 (東海大学付属札幌高校~東海大学札幌キャンパス)
8(指)益田雄斗 (池田高校)
9(捕)曽田秀太 (日本航空高校~大谷大学)











投:有正智矢 (府立池田高校~大阪公立大学)
審判員








球審:山﨑 一塁:宅間 二塁:常石 三塁:上田
成績
1回表








有本 2―2から5球目を打ってレフト前ヒット








牧野 1―1から3球目をピッチャー前送りバント








舩曳 1―1から3球目を打ってファーストゴロ








太田 1―1から3球目を打ってレフトフライ
1回裏








新宅 3―1から5球目を選んでフォアボール




樫見 初球をキャッチャー前送りバント




田中 1―2から5球目を空振り三振




鈴木 フルカウントから8球目を選んでフォアボール






次打者大西の2球目がワイルドピッチ








大西 2―2から5球目を打ってレフト前タイムリーヒット



YBS播磨1―0県警桃太郎











佐藤 2―2から5球目を打って右中間へタイムリーツーベースヒット



YBS播磨2―0県警桃太郎
県警桃太郎選手交代















ピッチャー湯浅に代えて蓑茂大貴(上武大学)




相馬 ストレートのフォアボール








益田 1―2から6球目を打ってセカンドゴロ



2回表








田中 1―2から5球目を打ってサードファウルフライ








山口 フルカウントから8球目を打ってライトオーバーツーベースヒット








中岡 1―0から2球目を打ってセカンドゴロ













末谷 フルカウントから7球目を選んでフォアボール 最後のボールがワイルドピッチでサードランナーホームイン









YBS播磨2―1県警桃太郎








大西 1―0から2球目を打ってショートゴロ
2回裏








曽田 2―2から5球目を打ってピッチャーゴロ








新宅 0―1から2球目を打ってライト前ヒット








樫見 初球をキャッチャー前送りバント









次打者高田の初球がワイルドピッチ




高田 フルカウントから6球目を選んでフォアボール






次打者鈴木の初球(ストライク)にファーストランナー高田セカンド盗塁失敗
3回表








有本 2―1から4球目を打ってファーストゴロ








牧野 初球を打ってセカンドゴロ








舩曳 1―2から4球目を打ってライト前ヒット








太田 初球を打ってセカンドゴロ
3回裏








鈴木 3―1から5球目を打って右中間へツーベースヒット




大西 1―2から4球目を空振り三振














佐藤 フルカウントから9球目を打ってライト線タイムリーツーベースヒット



YBS播磨3―1県警桃太郎




相馬 フルカウントから9球目を打ってレフトフライ







益田 初球を打って左中間へタイムリーツーベースヒット



YBS播磨4―1県警桃太郎
県警桃太郎選手交代












ピッチャー簑茂に代えて林泰輔(岐阜協立大学)




曽田 2―1から4球目を打ってセンターフライ
4回表




田中 0―2から3球目を空振り三振








山口 2―0から3球目を打ってセカンドゴロ




中岡 1―2から5球目がデッドボール




末谷 0―2から3球目を空振り三振






4回裏




新宅 フルカウントから7球目を選んでフォアボール




樫見 2―2から5球目をスリーバント失敗




高田 0―2から4球目を打ってセンターフライ



次打者鈴木の3球目(ストライク)にファーストランナー新宅セカンド盗塁失敗
5回表




大西 初球を打ってセンターフライ




有本 0―1から2球目を打ってセカンドゴロ捕球エラー






次打者牧野の3球目(ボール)にファーストランナー有本セカンド盗塁失敗








牧野 フルカウントから6球目を打ってセンター前ヒット








舩曳 1―1から3球目を打ってセカンドフライ
5回裏








鈴木 1―2から4球目を打ってセンター前ヒット








大西 2―0から3球目をピッチャー前送りバント










佐藤 0―1から2球目を打ってライトフライ セカンドランナータッチアップでサードへ




相馬 2―2から5球目を空振り三振
6回表








太田 フルカウントから8球目を打ってレフト前ヒット








田中 2―1から4球目をサード前送りバント




山口 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




中岡 初球を打ってセンター前タイムリーヒット






YBS播磨4―2県警桃太郎









次打者末谷2球目をスクイズ失敗サードランナータッチアウト
末谷 0―2から3球目を空振り三振
6回裏




益田 0―2から3球目を打ってレフトフライ








曽田 2―2から5球目を打ってセンターフライ




新宅 1―1から3球目を打ってセンター前ヒット



次打者の4球目(ボール)にファーストランナーセカンド盗塁成功








樫見 フルカウントから6球目を打ってライトオーバータイムリーツーベースヒット



YBS播磨5―2県警桃太郎








高田 フルカウントから9球目を打ってサードファウルフライ
7回表








大西 2―2から6球目を打ってサードゴロ送球エラー








有本 2―0から球3目を打ってレフトフライ




牧野 フルカウントから6球目を空振り三振



次打者舩曵の初球(ストライク)にファーストランナー大西盗塁成功




舩曳 0―1から2球目を打ってセンター前ヒット




太田 2―0から3球目を打ってファーストゴロ
7回裏




鈴木 初球を打ってファーストゴロ




大西 フルカウントから6球目がデッドボール














佐藤 3―1から5球目を打ってセンター前ヒット ファーストランナーはサードへ
県警桃太郎選手交代











ピッチャー林に代えて直江大輝(関西大学)






次打者の3球目ダブルスチール キャッチャーの悪送球でセカンドランナーホームイン
YBS播磨6―2県警桃太郎



さらに4球目スクイズ失敗でサードランナータッチアウト




相馬 フルカウントから7球目を選んでフォアボール




益田 1―0から2球目を打ってセカンドフライ
8回表








田中の代打前田季輝(報徳学園高校~関西学院大学) 初球を打ってセカンドゴロ捕球エラー
県警桃太郎選手交代



ファーストランナー前田に代えて山岡祥真(福井工業大学福井高校~国際武道大学)







山口 1―0から2球目を打ってサードフライ




中岡の代打岩田拓(智辯学園高校~上武大学) 2―2から5球目を空振り三振




末谷 1―1から3球目を打ってレフトフライ



8回裏
選手交代
代走山岡がそのまま入りショート ショート有本がレフト
代打岩田に代えてサード江端宙斗(専修大学)















ピッチャー直江に代えて市原弘隆(甲南大学)
曽田 0―2から3球目を空振り三振








新宅 初球を打ってライトオーバーツーベースヒット








樫見 1―1から3球目を打ってサードゴロ




高田 初球を打ってショートライナー



9回表
YBS播磨選手交代















ピッチャー有正に代えて右田敦也(福岡工業大学城東高校~吉備国際大学)








大西の代打坂元祐大(太成学院大学高校~近畿大学) 1―1から3球目を打ってレフト線ツーベースヒット




有本 2―2から5球目を打ってセンター前ヒット




牧野 1―1から3球目を打ってセカンドフライ
舩曳 0―1から2球目を打って右中間へタイムリーツーベースヒット



YBS播磨6―3県警桃太郎




太田 0―1から2球目を打ってセカンドゴロ サードランナーホームイン
YBS播磨6―4県警桃太郎




山岡 初球を打ってライト線タイムリーツーベースヒット



YBS播磨6―5県警桃太郎
県警桃太郎選手交代
セカンドランナー山岡に代えて京極隆輝(滝川第二高校)
YBS播磨選手交代















ピッチャー右田に代えて大原昌樹(比叡山高校~びわこ成蹊スポーツ大学)




山口 初球を打ってセンターオーバータイムリーツーベースヒット






YBS播磨6―6県警桃太郎




江端 1―2から4球目を空振り三振
9回裏
県警桃太郎選手交代












ピッチャー市原に代えて小野翔太(明石商業高校)
代走京極隆がそのまま入りセカンド
代打坂元に変えてレフト福田樹(高砂南高校) レフト有本がショート




鈴木 1―2から4球目を空振り三振




大西 1―0から2球目を打ってファーストファウルフライ








佐藤 2―2から5球目を打ってショート内野安打




相馬 0―2から3球目を空振り三振






10回表タイブレーク
ノーアウト セカンドランナー山口 ファーストランナー江端




末谷 0―1から2球目をピッチャー前送りバント




福田 2―2から球目を打ってサードゴロ サードランナーホームイン



YBS播磨7―6県警桃太郎




有本 1―2から4球目を打ってレフトフライ
10回裏タイブレーク
ノーアウト セカンドランナー佐藤 ファーストランナー相馬




益田 初球をピッチャー前送りバント失敗サードフォースアウト




曽田 1―1から3球目を打ってサードファウルフライ




新宅 2―2から7球目を打ってレフトフライ















兵庫県警察硬式野球部県警桃太郎
010 001 004 1 7 H12 E0
202 001 100 0 6 H12 E1
YBS播磨
試合開始12:56 試合終了16:29

この日の第一試合で吹き荒れていた強風もある程度落ち着きを見せましたが、試合は落ち着く間もなく展開しました。突き放しにかかるYBS播磨、そして追いすがる県警桃太郎。兵庫県下で常に凌を削り合ってきたチーム同士。とてもクラブチーム同士のそれとは思えない、熾烈な試合になりました。




試合は3時間半越えの熱闘。ギリギリまで間を取っての駆け引き(ピッチャー、バッター共に警告1回ずつあり)。互いに手の内を知っているからこその、がっぷり四つの試合。たかが兵庫県、されど兵庫県の代表決定戦。互いの意地とプライドの激突は、9イニングでは収まり切りませんでした。


そして、ダッグアウトから飛び交う声。県警桃太郎はその職業上「野次は禁止」となっていますが、その分、熱い声が飛んでいました。両チームの情熱が、フィールドだけでなく、観客席にまで伝わってきました。これが、クラブチームな良さではないですかね。


そして、兵庫県の「一番」は、県警桃太郎が獲りました。そして、西近畿予選に進出が決定しました。この先、近畿地区の強豪チームと相対する事になりますが、健闘を祈らずにはおれません。まだまだ険しい道のりは続きますが、健闘を祈らずにはおれません。


そして、残念ながら第一代表を逃したYBS播磨。最後のバッターになってしまった新宅選手は、終了の挨拶の後、ダッグアウト前でスコアボードを見つめたまま動きませんでした。最後の打席、よいバッティングでした、しかし県警桃太郎の好守に阻まれてしまいました。しかしまだ、席は残っています。
全身全霊を懸けた最後の大一番。相手はJFFシステムズ。悔いの残らない戦いを期待します。
2023.05.06 / Top↑
ゴールデンウイークも終盤戦となりまして、天候もぼちぼち初夏を思わせるようになりました。そして、プロアマ問わず、野球シーズンも、最初の盛り上がりの時期を見せています。
先日は長良川球場で、JABAベーブルース杯観戦。そしてこの日も、本来ならば長良川球場に出掛ける予定だったんですが、残念ながらJR西日本が予選リーグ敗退となってしまったので「第二候補」にしていた「第47回全日本クラブ野球選手権兵庫県一次予選 兼 第9回近畿クラブ会長杯兵庫県予選 第二代表決定トーナメント」観戦の為、兵庫県高砂市野球場に行ってきました。

平日の公式戦ともなると、クラブチームの選手の皆さんは、やはり仕事の都合等で、選手が揃わず、本来のポジションではない所で試合出場、と言う事も多々ありますが、休日開催の試合だと、人数も揃い、思い通りのオーダー、そしてチーム本来の力が発揮出来るもの、とも思っています。

とは言うものの、この日試合をする4チームは、比較的各種バックアップ体制の整ったチーム同士。そして、兵庫県下で覇権を争うであろうチームばかり。懸かっているのは全日本クラブ野球選手権出場権への道への入り口。熱い戦いになるのは間違いない、と考えています。





NOMOベースボールクラブは、言わずと知れた「トルネード」野茂英雄氏が立ち上げたチーム。大阪府堺市から、兵庫県豊岡市に本拠地を移転して以降、目立った成績は収めてはいませんが、移転して今年で丸8年。すっかり豊岡市(と言うよりも城崎温泉)に馴染んでいるような気もします。





最近の特記事項と言えば、一昨年限りで伯和ビクトリーズを退団した、田中心平選手が在籍している事。クラブチームから企業チームへの転籍と言うのはよく見られますが、企業チームからクラブチーム、と言うのは稀な例。思う所はあると思いますが、己の選んだ道ゆえ、迷う事無く邁進して頂きたい、と考えています。クラブチームは、余程の事がない限り、自らの意思でプレイ出来ますから。





そして、観れそうで観れないJFFシステムズ。と言うのも、兵庫県野球連盟所属でありながら、練習場所は堺市や富田林市と、たいがいが大阪府下。みなと堺グリーン広場野球場が主たる練習場。







比較的新しいチームゆえ、未だ目立った成績は収めていませんが、企業のバックアップ体制が整っているクラブチームは、自主運営のチームが解散や活動休止に追い込まれている現状を考えるとありがたい事。野球に限らず、スポーツ界の「底上げ」にはやはり、ある程度企業の支援が必要ではないかと考えます、チームの強弱云々の前にまず環境。これはどのスポーツにも言えると思います。
スターティングオーダー
先攻:JFFシステムズ
1(中)高橋倫平 (明徳義塾高校~大阪学院大学)
2(二)谷 凌河 (神戸弘陵学園高校~大阪体育大学)
3(左)藤原優也 (貝塚南高校~ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校)
4(一)藤田七五斗(関東第一高校)
5(三)石田 恋 (ノースアジア大学明桜高)
6(遊)朝田健祥 (佐久長聖高校)
7(指)西村 翔 (益田東高校~ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校)
8(右)三浦柊馬 (ノースアジア大学明桜高)
9(捕)大野晴之 (神戸弘陵学園高校~益田東高
ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校)




投:釆野翔悟 (関西中央高校~ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校)
後攻:NOMOベースボールクラブ
1(遊)大本 渉 (龍谷大学付属平安高校~びわこ成蹊スポーツ大学)
2(二)渡邊斗樹也(愛知工業大学名電高校)
3(三)平山雄大 (大阪商業大学付属堺高校)
4(中)田中心平 (大阪商業大学付属堺高校~伯和ビクトリーズ)
5(右)柳川昇嬉 (延岡学園高校~履正社医療スポーツ専門学校)
6(遊)清水公生 (興国高校~履正社医療スポーツ専門学校)
7(一)古田琉翔 (龍谷大学付属平安高校)
8(捕)松田政大 (柳ケ浦高校)
9(左)澤田伸親 (桂高校~ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校)





投:高取将之介(門真西高校~ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校)
審判員



球審:岡本 一塁:江夏 二塁:金丸 三塁:森田
成績
1回表


高橋 2―2から7球目を空振り三振


谷 3―1から5球目を打ってセンター前ヒット


藤原 1―1から3球目を打ってサードゴロ

藤田 2―2から5球目を空振り三振

1回裏

大本 フルカウントから8球目を打ってファーストライナー

渡辺 1―2から4球目を空振り三振


平山 0―2から3球目を打ってライト前ヒット


田中 フルカウントから6球目を打ってライト前ヒット
次打者柳川の2球目(空振り)にファーストランナー田中セカンド盗塁成功

柳川 2―2から6球目を打ってピッチャーゴロ


2回表

石田 1―0から2球目を打ってファーストゴロ

朝田 0―2から3球目を空振り三振


西村 1―2から4球目を打ってピッチャーゴロ


2回裏


清水 1―0から2球目を打ってセンター前ヒット


古田 初球をピッチャー前送りバント

松田 1―2から4球目を見逃し三振


澤田 1―0から2球目を打ってショートゴロ
3回表

三浦柊 1―2から4球目を見逃し三振

大野 2―2から5球目を空振り三振

高橋 フルカウントから7球目を見逃し三振
3回裏

大本 2―1から4球目を打ってショートゴロ

渡辺 2―2から5球目を空振り三振


平山 0―1から2球目を打ってセカンドゴロ


4回表

谷 3―1から5球目を打ってレフト前ヒット


藤原 1―2から4球目をキャッチャー前送りバント


藤田 3―1から5球目を打ってセンターフライ
次打者石田の2球目(ボール)にセカンドランナー谷サード盗塁成功


石田 2―2から7球目を打ってライトフライ
4回裏

田中 初球をピッチャー前セーフティバント内野安打
柳川 初球をファースト前セーフティバント内野安打

清水 初球をピッチャー横送りバントサードへ悪送球 セカンドランナーホームイン
NOMO1―0JFF

古田 2―2から5球目を打ってサードゴロ

次打者松田の2球目がワイルドピッチ サードランナーホームイン

NOMO2―0JFF

松田 1―1から3球目をスクイズ成功ファーストセーフ
NOMO3―0JFF
澤田 フルカウントから7球目を打ってショートフライ

大本 1―1から3球目を打ってライト前ヒット


渡辺 フルカウントから7球目を打ってキャッチャーファウルフライ
5回表

朝田 1―2から4球目を空振り三振


西村 0―1から2球目を打ってサードゴロ


三浦柊 2―0から3球目を打ってショートゴロ送球エラー

大野 初球を打ってセカンドゴロ



5回裏


平山 2―0から3球目を打ってセカンドフライ

田中 初球を打ってセカンドゴロ


柳川 1―1から3球目を打ってレフト前ヒット


清水 1―1から3球目を打ってサードゴロ
6回表

高橋 2―2から5球目を見逃し三振

谷 フルカウントから7球目を選んでフォアボール


次打者藤原の2球目(ボール)にファーストランナー谷セカンド盗塁成功

藤原 フルカウントから9球目を選んでフォアボール

藤田 初球を打ってライト前ヒット

石田 0―2から3球目を空振り三振

朝田 2―1から4球目を打ってファーストゴロ


6回裏

古田 0―2から4球目を打ってピッチャーゴロ

松田 0―1から2球目がデッドボール


澤田 2―2から8球目を打ってファーストフライ

大本 2―2から6球目を打ってファーストライナー


7回表


西村 初球を打ってセカンドゴロ

三浦柊 1―1から3球目を打ってサードライナー

大野 フルカウントから7球目を空振り三振


7回裏

渡辺 2―2から5球目を空振り三振

平山 1―0から2球目を打ってレフトフライ

田中 1―1から3球目を打ってライトフライ
8回表

高橋 2―か4ら球目を空振り三振

谷 3―1から5球目を選んでフォアボール


藤原 1―0から2球目を打ってライトファウルフライ


藤田 1―0から2球目を打ってセンターフライ
8回裏

柳川 1―0から2球目を打ってレフトフライ

清水 1―2から4球目を空振り三振

古田 1―0から2球目を打ってライト線ツーベースヒット


次打者松田の初球がワイルドピッチでセカンドランナー古田ホームイン

NOMO4―0JFF
松田 1―0から2球目を打ってショートゴロ


9回表


石田 1―か4ら球目を打ってショートゴロ

朝田 1―0から2球目を打ってセンター前ヒット

西村の代打三浦圭介(金足農業高校~ノースアジア大学) 初球を打ってサードファウルフライ

三浦 2―2から5球目を打ってセンター前ヒット


次打者大野の4球目前にファーストランナー三浦牽制タッチアウト


JFFシステムズ
000 000 000 0 H5 E0
000 400 01X 4 H8 E1
NOMOベースボールクラブ
試合開始09:48 試合終了12:05

終始、外野からホーム方向に強風が吹いている環境。「これは長打は難しいな」とは思っていました。案の定、試合序盤はその通りの展開になりましたが、NОМОベースボールクラブは、それを逆手に取り、徹底的に転がす作戦に出ました。そして、外野に飛球がひとつも飛ばないままに3得点。

水島新司氏の「ドカベン」と言う漫画がありました。元明訓高校、そして信濃川高校の監督として、明訓高校と相対した徳川家康監督は、徹底的にバント作戦で明訓バッテリーに揺さぶりをかけた回がありましたが、正にその通りの展開。そしてJFFシステムズのミスと動揺に付け込んだ形。

最近はバントを嫌う風潮にありますが、やりようによってはヒットにもなるし、得点にも繋がる。先の徳川監督は「と金作戦」と名付けていましたが、やりようによっては「王将」にもなる。こう言う作戦はもっともっと、プロ野球でもやってもいいと思うんですけどね。打つばかりが野球じゃない、飛ばすばかりがバッターの役割じゃない。それを再認識させられた試合。本当にNOMOクラブ、お見事でした。
先日は長良川球場で、JABAベーブルース杯観戦。そしてこの日も、本来ならば長良川球場に出掛ける予定だったんですが、残念ながらJR西日本が予選リーグ敗退となってしまったので「第二候補」にしていた「第47回全日本クラブ野球選手権兵庫県一次予選 兼 第9回近畿クラブ会長杯兵庫県予選 第二代表決定トーナメント」観戦の為、兵庫県高砂市野球場に行ってきました。


平日の公式戦ともなると、クラブチームの選手の皆さんは、やはり仕事の都合等で、選手が揃わず、本来のポジションではない所で試合出場、と言う事も多々ありますが、休日開催の試合だと、人数も揃い、思い通りのオーダー、そしてチーム本来の力が発揮出来るもの、とも思っています。


とは言うものの、この日試合をする4チームは、比較的各種バックアップ体制の整ったチーム同士。そして、兵庫県下で覇権を争うであろうチームばかり。懸かっているのは全日本クラブ野球選手権出場権への道への入り口。熱い戦いになるのは間違いない、と考えています。















NOMOベースボールクラブは、言わずと知れた「トルネード」野茂英雄氏が立ち上げたチーム。大阪府堺市から、兵庫県豊岡市に本拠地を移転して以降、目立った成績は収めてはいませんが、移転して今年で丸8年。すっかり豊岡市(と言うよりも城崎温泉)に馴染んでいるような気もします。















最近の特記事項と言えば、一昨年限りで伯和ビクトリーズを退団した、田中心平選手が在籍している事。クラブチームから企業チームへの転籍と言うのはよく見られますが、企業チームからクラブチーム、と言うのは稀な例。思う所はあると思いますが、己の選んだ道ゆえ、迷う事無く邁進して頂きたい、と考えています。クラブチームは、余程の事がない限り、自らの意思でプレイ出来ますから。















そして、観れそうで観れないJFFシステムズ。と言うのも、兵庫県野球連盟所属でありながら、練習場所は堺市や富田林市と、たいがいが大阪府下。みなと堺グリーン広場野球場が主たる練習場。


















比較的新しいチームゆえ、未だ目立った成績は収めていませんが、企業のバックアップ体制が整っているクラブチームは、自主運営のチームが解散や活動休止に追い込まれている現状を考えるとありがたい事。野球に限らず、スポーツ界の「底上げ」にはやはり、ある程度企業の支援が必要ではないかと考えます、チームの強弱云々の前にまず環境。これはどのスポーツにも言えると思います。
スターティングオーダー
先攻:JFFシステムズ
1(中)高橋倫平 (明徳義塾高校~大阪学院大学)
2(二)谷 凌河 (神戸弘陵学園高校~大阪体育大学)
3(左)藤原優也 (貝塚南高校~ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校)
4(一)藤田七五斗(関東第一高校)
5(三)石田 恋 (ノースアジア大学明桜高)
6(遊)朝田健祥 (佐久長聖高校)
7(指)西村 翔 (益田東高校~ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校)
8(右)三浦柊馬 (ノースアジア大学明桜高)
9(捕)大野晴之 (神戸弘陵学園高校~益田東高
ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校)















投:釆野翔悟 (関西中央高校~ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校)
後攻:NOMOベースボールクラブ
1(遊)大本 渉 (龍谷大学付属平安高校~びわこ成蹊スポーツ大学)
2(二)渡邊斗樹也(愛知工業大学名電高校)
3(三)平山雄大 (大阪商業大学付属堺高校)
4(中)田中心平 (大阪商業大学付属堺高校~伯和ビクトリーズ)
5(右)柳川昇嬉 (延岡学園高校~履正社医療スポーツ専門学校)
6(遊)清水公生 (興国高校~履正社医療スポーツ専門学校)
7(一)古田琉翔 (龍谷大学付属平安高校)
8(捕)松田政大 (柳ケ浦高校)
9(左)澤田伸親 (桂高校~ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校)















投:高取将之介(門真西高校~ルネス紅葉スポーツ柔整専門学校)
審判員








球審:岡本 一塁:江夏 二塁:金丸 三塁:森田
成績
1回表








高橋 2―2から7球目を空振り三振








谷 3―1から5球目を打ってセンター前ヒット








藤原 1―1から3球目を打ってサードゴロ




藤田 2―2から5球目を空振り三振



1回裏




大本 フルカウントから8球目を打ってファーストライナー




渡辺 1―2から4球目を空振り三振








平山 0―2から3球目を打ってライト前ヒット








田中 フルカウントから6球目を打ってライト前ヒット
次打者柳川の2球目(空振り)にファーストランナー田中セカンド盗塁成功




柳川 2―2から6球目を打ってピッチャーゴロ






2回表




石田 1―0から2球目を打ってファーストゴロ




朝田 0―2から3球目を空振り三振








西村 1―2から4球目を打ってピッチャーゴロ






2回裏








清水 1―0から2球目を打ってセンター前ヒット








古田 初球をピッチャー前送りバント




松田 1―2から4球目を見逃し三振








澤田 1―0から2球目を打ってショートゴロ
3回表




三浦柊 1―2から4球目を見逃し三振




大野 2―2から5球目を空振り三振




高橋 フルカウントから7球目を見逃し三振
3回裏




大本 2―1から4球目を打ってショートゴロ




渡辺 2―2から5球目を空振り三振








平山 0―1から2球目を打ってセカンドゴロ






4回表




谷 3―1から5球目を打ってレフト前ヒット








藤原 1―2から4球目をキャッチャー前送りバント








藤田 3―1から5球目を打ってセンターフライ
次打者石田の2球目(ボール)にセカンドランナー谷サード盗塁成功








石田 2―2から7球目を打ってライトフライ
4回裏




田中 初球をピッチャー前セーフティバント内野安打
柳川 初球をファースト前セーフティバント内野安打



清水 初球をピッチャー横送りバントサードへ悪送球 セカンドランナーホームイン
NOMO1―0JFF




古田 2―2から5球目を打ってサードゴロ



次打者松田の2球目がワイルドピッチ サードランナーホームイン



NOMO2―0JFF




松田 1―1から3球目をスクイズ成功ファーストセーフ
NOMO3―0JFF
澤田 フルカウントから7球目を打ってショートフライ




大本 1―1から3球目を打ってライト前ヒット








渡辺 フルカウントから7球目を打ってキャッチャーファウルフライ
5回表




朝田 1―2から4球目を空振り三振








西村 0―1から2球目を打ってサードゴロ








三浦柊 2―0から3球目を打ってショートゴロ送球エラー




大野 初球を打ってセカンドゴロ









5回裏








平山 2―0から3球目を打ってセカンドフライ




田中 初球を打ってセカンドゴロ








柳川 1―1から3球目を打ってレフト前ヒット








清水 1―1から3球目を打ってサードゴロ
6回表




高橋 2―2から5球目を見逃し三振




谷 フルカウントから7球目を選んでフォアボール






次打者藤原の2球目(ボール)にファーストランナー谷セカンド盗塁成功




藤原 フルカウントから9球目を選んでフォアボール




藤田 初球を打ってライト前ヒット




石田 0―2から3球目を空振り三振




朝田 2―1から4球目を打ってファーストゴロ






6回裏




古田 0―2から4球目を打ってピッチャーゴロ




松田 0―1から2球目がデッドボール








澤田 2―2から8球目を打ってファーストフライ




大本 2―2から6球目を打ってファーストライナー






7回表








西村 初球を打ってセカンドゴロ




三浦柊 1―1から3球目を打ってサードライナー




大野 フルカウントから7球目を空振り三振






7回裏




渡辺 2―2から5球目を空振り三振




平山 1―0から2球目を打ってレフトフライ




田中 1―1から3球目を打ってライトフライ
8回表




高橋 2―か4ら球目を空振り三振




谷 3―1から5球目を選んでフォアボール








藤原 1―0から2球目を打ってライトファウルフライ








藤田 1―0から2球目を打ってセンターフライ
8回裏




柳川 1―0から2球目を打ってレフトフライ




清水 1―2から4球目を空振り三振




古田 1―0から2球目を打ってライト線ツーベースヒット






次打者松田の初球がワイルドピッチでセカンドランナー古田ホームイン



NOMO4―0JFF
松田 1―0から2球目を打ってショートゴロ






9回表








石田 1―か4ら球目を打ってショートゴロ




朝田 1―0から2球目を打ってセンター前ヒット




西村の代打三浦圭介(金足農業高校~ノースアジア大学) 初球を打ってサードファウルフライ




三浦 2―2から5球目を打ってセンター前ヒット






次打者大野の4球目前にファーストランナー三浦牽制タッチアウト






JFFシステムズ
000 000 000 0 H5 E0
000 400 01X 4 H8 E1
NOMOベースボールクラブ
試合開始09:48 試合終了12:05

終始、外野からホーム方向に強風が吹いている環境。「これは長打は難しいな」とは思っていました。案の定、試合序盤はその通りの展開になりましたが、NОМОベースボールクラブは、それを逆手に取り、徹底的に転がす作戦に出ました。そして、外野に飛球がひとつも飛ばないままに3得点。


水島新司氏の「ドカベン」と言う漫画がありました。元明訓高校、そして信濃川高校の監督として、明訓高校と相対した徳川家康監督は、徹底的にバント作戦で明訓バッテリーに揺さぶりをかけた回がありましたが、正にその通りの展開。そしてJFFシステムズのミスと動揺に付け込んだ形。


最近はバントを嫌う風潮にありますが、やりようによってはヒットにもなるし、得点にも繋がる。先の徳川監督は「と金作戦」と名付けていましたが、やりようによっては「王将」にもなる。こう言う作戦はもっともっと、プロ野球でもやってもいいと思うんですけどね。打つばかりが野球じゃない、飛ばすばかりがバッターの役割じゃない。それを再認識させられた試合。本当にNOMOクラブ、お見事でした。
2023.05.05 / Top↑
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