



第45回社会人野球日本選手権大会も無事、最終日の優勝決定戦を迎える事が出来ました。




個人的には、応援していた中国地区勢が3チームとも初戦敗退となってしまいましたが、出場する32チームどこも、野球の実力差はないと思っています。差があるとすれば「頂点への執念」かと。




社会人野球の選手の背中には、家族・部署の同僚・上司・先輩後輩、応援団やファン、色々な思いがのし掛かっていると考えてます。時にはそれが力になり、プレッシャーにもなるでしょう。




それらを力に変え、勝ち進んだ2チームのみが許される優勝決定戦の舞台。アホみたいに午前中から入場列に並びましたが、私以外にもアホな人はもっとたくさんおられました。もう11月なので、風は強く冷たかったですが、絶好の野球観戦日和になりました。




相対するのは、日本生命硬式野球部と、大阪ガス硬式野球部。


















近畿地区でしのぎを削り合い、切磋琢磨を繰り返し、時には都市対抗野球大会で選手を派遣しあった仲でもあり、過去の戦績を鑑みても、近畿地区のツートップと言っても過言ではないはず。互いに手の内も知り尽くしているでしょうし、選手同士どんな「人」かすら熟知しているでしょう。


















そしてここ京セラドーム大阪での、今年最後の日本野球連盟主催の大会が、近畿地区勢同士の試合と言うのもまた感慨深し。単独チームで争われる社会人野球日本選手権。両チームの充実度が伺えます。


















先にも記したように、中国地区勢3チームの敗退は残念でしたが、普段から色んな野球場、また公式戦、オープン戦で見慣れた、近畿地区のチーム同士の優勝決定戦と言うのもまた楽しみ。実に不思議なもんで、すごく穏やかな気持ちで観戦する事が出来ました。


















日本生命が勝てば、4年ぶり4回目の優勝、大阪ガスが勝てば悲願の初優勝。どちらの執念、どちらの気魄が上回るか。雰囲気的には京セラドーム大阪ゆえ、近畿地区第一代表決定戦ですが、この試合は紛れもなく、社会人野球日本選手権大会優勝決定戦です。



さすがに優勝決定戦。応援リハーサルにも力が入ります。








そしてエール交換。不適切な表現かも知れませんが、これは相手チームへのエールであるとともに、仁義であり、宣戦布告、とも思ってますが如何でしょうか。




スターティングオーダー
先攻:大阪ガス
1(三)青柳 匠 (金光学園高校~亜細亜大学)
2(遊)小深田大翔(神戸国際大学付属高校~近畿大学)
3(二)峰下智弘 (佐賀学園高校~近畿大学)
4(指)土井翔平 (智辧学園高校~法政大学)
5(左)古川昂樹 (立命館大学宇治高校~立命館大学)
6(一)花本太紀 (東大阪大学柏原高校~創価大学)
7(中)大谷幸宏 (大垣北高校~同志社大学)
8(捕)松谷竜暉 (報徳学園高校~筑波大学)
9(右)宮崎一斗 (帝京大学第三高校~亜細亜大学)












投:阪本大樹 (履正社高校~関西大学)
後攻:日本生命
1(二)多田桐吾 (明徳義塾高校~関西大学)
2(中)福冨 裕 (慶應義塾高校~慶應義塾大学)
3(三)原田拓実 (天理高校~立正大学)
4(左)越智達矢 (丹原高校~明治大学)
5(指)皆川 仁 (学校法人石川高校~立正大学)
6(右)上西主起 (県立和歌山商業高校~中部学院大学)
7(一)廣本拓也 (浪速高校~法政大学)
8(捕)古川昌平 (大阪産業大学付属高校~愛知学院大学)
9(遊)伊藤ヴィットル(本庄第一高校~共栄大学)








投:本田洋平 (愛知高校~愛知学院大学)
審判員




球審:野口敏行 一塁:和田拓也 二塁:中西良太 三塁:小林憲央
成績
1回表




青柳 フルカウントから6球目を空振り三振




小深田 2-2から5球目を打ってレフトフライ




峰下 1-2から4球目を打ってサードゴロ
1回裏








多田 2-1から4球目を打ってショートゴロ
福冨 初球を打ってライトフライ








原田 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ
2回表




土井 フルカウントから6球目を選んでフォアボール



次打者古川の5球目(ボール)にファーストランナー土井セカンド盗塁成功




古川 フルカウントから6球目を見逃し三振




花本 1-0から2球目を打ってライト前ヒット




大谷 1-1から3球目を打ってライトフライ




松谷 2-2から6球目を打ってセカンドタイムリー内野安打



日本生命0‐1大阪ガス



※ここで日本生命ベンチは「三者面談」




宮崎 フルカウントから6球目を打ってレフト前タイムリーヒット


日本生命0‐2大阪ガス









セカンドランナーランナー松谷はホームタッチアウト
2回裏








越智 1-2から4球目を打ってショートゴロ








皆川 2-2から5球目を打ってショートファウルフライ




上西 1-2から4球目を打ってライトフライ




3回表
日本生命選手交代












ピッチャー本田に代えて高橋拓巳(前橋育英高校~桐蔭横浜大学)




青柳 1-2から4球目を空振り三振




小深田 1-2から4球目を打ってピッチャー内野安打




峰下 初球を打ってレフトへツーベースヒット








ファーストランナー小深田はサードへ




土井 1-0から2球目を打ってライトへ犠牲フライ



日本生命0‐3大阪ガス








古川 3-0から4球目を打ってセカンドゴロ
3回裏




廣本 0-1から2球目を打ってライトフライ




古川 2-1から4球目を打ってライトフライ




ヴィットル 0-2から3球目がデッドボール
多田 0-1から2球目を打ってセカンドゴロ



4回表




花本 1-1から3球目を打ってセンター前ヒット




大谷 1-2から4球目を見逃し三振




松谷 初球を打ってライトフライ






次打者宮崎の初球(ストライク)にファーストランナー花本セカンド盗塁成功




宮崎 1-2から4球目を打ってレフトファウルフライ
4回裏




福冨 フルカウントから8球目を選んでフォアボール








原田 2-2から7球目を打ってファーストゴロ ファーストランナー福冨はセカンドへ




越智 初球を打ってセンターフライ



セカンドランナー福冨はサードへ







皆川 初球を打ってライト前タイムリーヒット



日本生命1‐3大阪ガス
上西 1-0から2球目を打ってセンターフライ




5回表
日本生命選手交代












ピッチャー高橋拓巳に代えて阿部翔太(酒田南高校~成美大学)
青柳 初球を打ってショートゴロ




小深田 1-2から4球目を打ってショートゴロ




峰下 2-1から4球目を打ってショートファウルフライ
5回裏




廣本 1-0から2球目を打って左中間へヒット




古川 0-2から3球目を空振り三振




ヴィットル 0-1から2球目を打ってライト前ヒット
多田 2-2から6球目を打ってショートフライ
次打者福冨の6球目前にセカンドへ牽制悪送球でセカンドランナー廣本はサードへ




福冨 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




原田 初球を打ってセカンドゴロ













6回表




土井 初球デッドボール




古川 初球をファースト前送りバント




花本 1-2から4球目を空振り三振










大谷 初球を打ってセンターオーバータイムリースリーベースヒット



日本生命1‐4大阪ガス




松谷 初球を打ってサードファウルフライ



6回裏




越智 1-2から4球目を打ってショートゴロ




皆川 1-2から4球目を打ってライト前ヒット
上西 2-2から5球目を空振り三振




廣本 初球を打ってセンター前ヒット




古川 初球を打ってセンターフライ








7回表




宮崎 1-2から4球目を空振り三振




青柳 1-2から5球目を打ってレフトフライ
小深田 1-2から5球目を打ってレフトフライ


7回裏




ヴィットル 1-1から3球目を打ってライトフライ






多田 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ




福冨 0-1から2球目を打ってファーストファウルフライ






8回表




峰下 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ




土井 2-0から3球目を打ってレフトフライ












古川 初球を打って左中間へツーベースヒット




花本 3-1から5球目を選んでフォアボール




大谷 1-2から4球目を空振り三振




8回裏
原田 初球を打ってセカンド内野安打




越智 初球を打ってセンターフライ








皆川 0-1から2球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ






9回表




松谷 1-2から4球目を見逃し三振




宮崎 1-2から4球目を打ってセンターフライ




青柳 0-1から2球目を打ってセンター前ヒット
小深田 1-2から5球目を空振り三振
9回裏
上西 初球を打ってライトフライ








廣本 1-2から6球目を打ってライトフライ








古川 0-1から2球目を打って右中間へツーベースヒット








ヴィットル 1-1から3球目を打ってピッチャーゴロ











大阪ガス硬式野球部、社会人野球日本選手権、念願悲願の初優勝!おめでとうございます!




大阪ガス
021 001 000 4
000 100 000 1
日本生命




昨年は都市対抗野球大会で、そして今年は社会人野球日本選手権で、言わば「二年連続日本一」。日本生命がなし得た「夏秋連覇」も難しいとは思いますが、これもまたある種の偉業かと思います。




今大会は残念ながらこの試合しか観戦出来ませんでしたが、日頃からのオープン戦等を見てても、投打共に戦力の充実っぷりは半端なかったです。どんなスタメンを組んでも同じような試合展開。誰が出場しようが安定した戦いっぷり。これはどのチームもなかなか真似は出来ないでしょう。




4番にどっかり座る土井翔平選手の圧倒的な存在感。それは前後を打つ選手に安心感を与え、そして相手ピッチャーに過剰なるプレッシャーを与え、それがチーム力の底上げに繋がったんだと思います。




ピッチャー陣も、大黒柱になった阪本投手に任せる試合は任せ、他の試合は登板出来るピッチャー陣全員でつなぐ。完投能力のあるピッチャーってのはどのチームも1人、よくて2人しかいないでしょう。それでも全国の頂点に立てる、と言うのを知らしめた。本当に強いチームだと思います。




そして今年も、NPBに選手を送り出す事となり、これで4年連続になりました。素晴らしい事ですよ。それだけスカウト活動に力を入れ、短い時間で選手を鍛え上げ、戦力にしつつ全国大会で勝ち上がる。おいそれと真似出来ない、長きに渡って築き上げた土壌みたいなモノをひしひしと感じます。




思い返せば2年前の、第88回都市対抗野球大会近畿地区二次予選第五代表決定戦。三菱重工神戸・高砂に僅差で敗れ、本選出場を逃し、試合終了後の応援スタンドへの挨拶で、最後まで頭を上げなかった青柳匠主将(当時)の姿が忘れられません。社会人野球の楽しみを教えてくれたのがJR西日本なら、厳しさを教えてくれたのが大阪ガスでした。




ゆえにこの初優勝は、本当に嬉しいです。今後とも「強い大阪ガス」でいて欲しいと思っています。




また来年も、幾度となく足を運ぶことになるであろう、大阪ガス今津グラウンド。大好きな野球場です。来年もよい年でありますように。そして今後とも、よろしくお願いいたします。
表彰式・と言うか閉会式




選手整列の際に流されていたのが、日本野球連盟70周年、都市対抗野球大会90回を記念して制作された「我街の誇り」。良いタイミングで、いい歌ができたものです。



表彰状を受け取る大阪ガス・橋口博一監督。




日本選手権優勝の証・ダイヤモンド旗を受け取る峰下智弘主将。


佐伯達夫杯を受け取る古川昂樹選手。


大阪市長杯を受け取る土居翔平選手。


ユニフォームの袖に付ける事が出来る「エンブレム」を受け取るのは、浅田泰斗選手。


ダイヤモンド旗を模した「チャンピオンフラッグ」うを受け取るのは緒方悠投手。


準優勝の日本生命には「準優勝杯」が贈られます。この他、両チームには「大阪シティドーム賞」が贈られます。中身は何なのか気になるところです。








さらに、両チームにはメダルが贈られます。もちろんチームマスコットの方にも。


どうも「かけられ方」がお気に召さない方が多かったらしく、自分でかけ直す選手の姿も。


そして個人表彰。最高殊勲選手はこの人しかないでしょう。大阪ガス・阪本大樹投手。




準優勝チームから選ばれる「敢闘賞」は、日本生命・廣本拓也選手。同時に首位打者賞(成績は15打数10安打)も受賞。


勝利に大きく貢献したバッティングを見せた選手に贈られる「打撃賞」は大阪ガス・古川昂樹選手。




大会実行委員長・古市健氏の「閉会挨拶」、続いて日本野球連盟・清野智氏の「シーズン終了のお礼」。プロ野球とは違い「一番偉い人」が、シーズン最後にこうやって出てきて挨拶をするのも、社会人野球の良いところ。そして、事前に用意されたものとは言え、ナマの声を聞けるのが、社会人野球日本選手権大会閉会式の楽しみでもあります。プロ野球のコミッショナーは何してるのかな。






選手退場。


応援団とともに「記念撮影」。






解散後はダッグアウトにて、お偉いさんの言葉を。そろそろ各種カップが重くなってきた頃か。








最後はいつものように、全選手で円陣。ちょっとだけ違うのはチームマスコットも「加わってる所。














円陣が解けた後は各自(?)ダイヤモンド旗を手に取って記念撮影。どう考えてもインスタグラム用、てのが丸分かり。などと言うことを言ってはダメなのです。




第45回社会人野球日本選手権大会は無事幕を閉じました。どこに座るか思案し、結局一塁側にしましたが、近畿勢同士の試合と言う事で、ものすごく穏やかに観戦する事が出来ました。
そして、大阪ガス硬式野球部の初優勝。何となく、ほっこりとした終わり方になりました。来年の日本選手権は、東京オリンピックの影響で変則日程。(おそらく一回戦が全試合)ほっともっとフィールド神戸と京セラドーム大阪での開催になります。8か月もすると、また熱い戦いがここに帰ってきます。
2019.11.05 / Top↑
都市対抗野球大会や社会人野球日本選手権はじめ、全国からチームが集まる大会を1日3試合観戦ともなると、贔屓のチームばかりでなく、これまでに見たことのないチームがあったり、見たことのない選手とかがいたりします。スカウトではないのであれこれは控えますが、これもまた楽しみ。

三菱自動車岡崎硬式野球部もまた然り。なかなか「こちら」に来られる事がないんでアレですが。
社会人チームは、部門別にコーチがいるわけではありません。みな自分で工夫をして、そして時には先輩・後輩・同僚のアドバイスを貰いながら、自身を確立していくもんだ、とも考えています。
ましては平素は、丸一日練習出来るわけではありません。半日は通常業務をこなし、半日は練習。時間は限られています。そんな中で、全国で勝ち上がって行く為のパフォーマンスを作り上げていかねばなりません。なかなか大変な事と思います。ましてやプロ野球に進もうとするなら尚更。

対するパナソニック硬式野球部もそうですが、皆さん大変な中で野球をされています。
もちろん、全国大会出場ともなると、終日練習なり、強化練習が許されたりすりチームもありますが、その為には周囲の方々の協力が不可欠。それが、社会人の選手がよく口にする「野球をやらせてもらっている」に繋がっているんだ、とも考えます。業務は業務で大事ですからね。
だから余計に負けられない。特に強豪チームともなると、周囲の見えないプレッシャーがかかる、とも聞いた事があります。ゆえに、どんな試合、小さな大会であろうが、社会人野球の試合は「負けられない戦い」なんだ、と認識しています。だから余計に、頑張って欲しい、と考えています。


スターティングオーダー
先攻:三菱自動車岡崎
1(中)飯嶌幹太 (宇治山田商業高校~中央大学)
2(右)豊住康太 (鹿児島実業高校)
3(遊)中野拓夢 (日本大学山形高校~東北福祉大学)
4(指)田口蒔人 (山梨学院大学附属高校~帝京大学)
5(左)福永泰志 (鹿児島実業高校)
6(二)堂 圭 (京都学園高校~立命館大学)
7(一)小室和弘 (昌平高校~明治大学)
8(捕)清水恭平 (愛知工業大学名電高校~国際武道大学)
9(三)冨澤一晃 (愛知工業大学名電高校~東洋大学)



投:仲井洋平 (時習館高校~慶應義塾大学)
後攻:パナソニック
1(二)法兼 駿 (高知高校~亜細亜大学)
2(三)松根 優 (南部高校~近畿大学)
3(中)藤井 健 (智辧学園和歌山高校~奈良学園大学)
4(一)片山勢三 (門司学園高校~九州共立大学)
5(右)井上貴晴 (報徳学園高校~青山学院大学)
6(左)上田隼也 (高知高校~亜細亜大学)
7(指)田中宗一郎(佐賀西高校~立教大学)
8(捕)川上翔太 (高知高校~近畿大学)
9(遊)横田拓也 (沖学園高校~福岡大学)


投:榎本 亮 (京都学園高校~佛教大学)
審判員

球審:和田拓也 一塁:土屋恵太 二塁:東原正憲 三塁:半田悟

18:00ジャスト、プレイボール!
成績
1回表
飯嶌 2-0から3球目を打ってセンター前ヒット
豊住 1-1から3球目を打ってセンターフライ


中野 初球を打ってライト前ヒット
田口 2-1から4球目を打ってピッチャーゴロセカンドへ悪送球でセカンドランナー飯嶌ホームイン


パナソニック0-1三菱自動車岡崎
福永 初球を打ってライトへ犠牲フライ
パナソニック0-2三菱自動車岡崎


堂 2-1から4球目を打ってレフト前タイムリーヒット



パナソニック0-3三菱自動車岡崎

小室 ストレートのフォアボール

清水 2-2から8球目を空振り三振

田口選手の打席途中、榎本投手の投球間隔の長さにチェックを入れる和田球審。
1回裏
法兼 フルカウントから6球目を空振り三振

松根 初球を打ってショートゴロ

藤井健 2-2から7球目がデッドボール


次打者片山の3球目(ボール)にファーストランナー藤井健セカンド盗塁失敗
2回表
冨澤 1-2から4球目を空振り三振

飯嶌 0-2から3球目を打って左中間へスリーベースヒット

豊住 2-2から7球目を空振り三振
中野 初球を打ってセカンドタイムリー内野安打
パナソニック0-4三菱自動車岡崎

パナソニック選手交代


ピッチャー榎本に代えて鈴木佳祐(履正社高校~奈良学園大学)

田口 1-2から4球目を空振り三振
2回裏
片山 2-2から7球目を打ってセカンドフライ
井上 0-2から3球目を空振り三振
上田 初球を打ってセンターフライ
3回表
福永 1-2から5球目を空振り三振

堂 フルカウントから10球目を打ってセンターフライ

小室 1-2から4球目を空振り三振
3回裏
田中 初球を打ってファーストゴロ
川上 2-1から4球目を打ってセンターフライ

横田 2-2から7球目を空振り三振

4回表

清水 2-2から7球目を空振り三振
冨澤 2-2から5球目を見逃し三振

飯嶌 1-2から4球目を空振り三振
4回裏

法兼 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
松根 0-2から3球目を空振り三振

藤井健 0-2から3球目を空振り三振
片山 初球を打ってサードゴロ
5回表
豊住 初球を打ってサードゴロ



中野 2-2から6球目を打ってショートフライ

田口 1-2から5球目を空振り三振
5回裏

井上 1-2から4球目を打ってセカンド内野安打


上田 0-2から3球目を空振り三振
田中 フルカウントから6球目を空振り三振
川上 初球を打ってショートゴロ
6回表
福永 1-2から4球目を打ってファーストゴロ捕球エラー

堂 2-2から5球目をピッチャー前送りバント

小室 2-2から6球目を打ってファーストゴロ捕球エラー

清水 0-1から2球目を打ってショートフライ


パナソニック選手交代


ピッチャー鈴木に代えて庄司力也(水口高校~奈良学園大学)

冨澤 1-2から4球目を見逃し三振

6回裏

横田 初球を打ってライトフライ
法兼 1-2から4球目を見逃し三振

松根 0-1から2球目を打ってショートフライ
7回表
パナソニック選手交代



ピッチャー庄司に代えて藤井聖太(興国高校~関西国際大学)


飯嶌 1-0から2球目を打ってレフトへツーベースヒット
次打者豊住の2球目がワイルドピッチ
豊住 2-1から4球目を打ってファーストゴロ
中野 0-1から2球目を打ってショートフライ
田口 初球を打ってセンターフライ
7回裏
藤井健 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ
片山 1-2から6球目を空振り三振
井上 2-2から5球目を空振り三振
8回表
パナソニック選手交代
ライト井上に代えて植田勝至(興国高校~大阪商業大学)
レフト上田がセンター
福永 1-1から3球目を打ってセカンドフライ
堂 初球を打ってセンター前ヒット
三菱自動車岡崎選手交代
ファーストランナー堂に代えて宇都口滉(滝川高校~早稲田大学)
小室 1-1から3球目を打ってライトフライ
清水 1-2から4球目を空振り三振
8回裏
三菱自動車岡崎シート変更
代走宇都口がそのまま入りセカンド
上田 0-2から4球目を空振り三振
田中 ストレートのフォアボール
川上の代打坂田一平(広陵高校~大阪産業大学) 1-2から4球目を空振り三振
横田 0-2から3球目を打ってセカンドファウルフライ
9回表
パナソニック選手交代
代打坂田に代えてキャッチャー緒方壮助(樟南高校~九州共立大学)
ピッチャー藤井聖に代えて小屋裕(神戸国際大学附属高校~大阪産業大学)
冨澤の代打荒井海斗(前橋育英高校~明治大学) 2-2から8球目を空振り三振
飯嶌 フルカウントから10球目を打って左中間へツーベースヒット
豊住 初球を打ってセカンドゴロ
中野 1-2から4球目を打ってショートゴロ
9回裏
三菱自動車岡崎シート変更
代打荒井がそのまま入りサード
法兼 2-1から4球目を打ってサードライナー
松根の代打諸永秀幸(鎮西高校~東京農業大学北海道オホーツク) 0-2から3球目を空振り三振
藤井健の代打深瀬愛斗(武相高校~東海大学北海道オホーツク) 1-1から3球目を打ってセカンドフライ


三菱自動車岡崎
310 000 000 4
000 000 000 0
パナソニック



三菱自動車岡崎・仲井投手、素晴らしいピッチングでした。終わってみれば内野安打1本のみ。対するパナソニックはエラー、エラーの繰り返しでぶっちゃけ「自滅」ぽい試合になってしまいました。

で、仲井投手。球速はせいぜい142km/hと、言わばごく普通ではありますが、切れ味は良かった。さらに、パナソニックにしては難儀だったと思われるのがそのピッチングフォーム。横から見てるだけだったので何とも言えませんが、打席からは右腕の出所が分かり辛かったろうとは思います。

事実、パナソニックのバッターの空振りを見ていると、タイミングが取れてなさげ。ストレートなのか変化球か分からんままにバットを出してしまってる。これが、大会史上8人目、毎回の13奪三振(うち空振り三振が12)に繋がったんだと思います。ただただ素晴らしいピッチングでした。

150km超のストレートも確かに魅力ではありますが、打たれてしまってはたたの棒球。「まともに打たせない」のもまたピッチング。こんなピッチャーが社会人野球にはまだまだいてはります。
そしてパナソニック硬式野球部は「またもや」覇権を奪えず。出場53回を数える都市対抗野球大会、40回目の社会人野球日本選手権大会、いずれも優勝がありません。令和になっても「社会人野球七不思議伝説」は続く事になってしまいました。日の目を見るのはいつの日か。



三菱自動車岡崎硬式野球部もまた然り。なかなか「こちら」に来られる事がないんでアレですが。
社会人チームは、部門別にコーチがいるわけではありません。みな自分で工夫をして、そして時には先輩・後輩・同僚のアドバイスを貰いながら、自身を確立していくもんだ、とも考えています。
ましては平素は、丸一日練習出来るわけではありません。半日は通常業務をこなし、半日は練習。時間は限られています。そんな中で、全国で勝ち上がって行く為のパフォーマンスを作り上げていかねばなりません。なかなか大変な事と思います。ましてやプロ野球に進もうとするなら尚更。



対するパナソニック硬式野球部もそうですが、皆さん大変な中で野球をされています。
もちろん、全国大会出場ともなると、終日練習なり、強化練習が許されたりすりチームもありますが、その為には周囲の方々の協力が不可欠。それが、社会人の選手がよく口にする「野球をやらせてもらっている」に繋がっているんだ、とも考えます。業務は業務で大事ですからね。
だから余計に負けられない。特に強豪チームともなると、周囲の見えないプレッシャーがかかる、とも聞いた事があります。ゆえに、どんな試合、小さな大会であろうが、社会人野球の試合は「負けられない戦い」なんだ、と認識しています。だから余計に、頑張って欲しい、と考えています。




スターティングオーダー
先攻:三菱自動車岡崎
1(中)飯嶌幹太 (宇治山田商業高校~中央大学)
2(右)豊住康太 (鹿児島実業高校)
3(遊)中野拓夢 (日本大学山形高校~東北福祉大学)
4(指)田口蒔人 (山梨学院大学附属高校~帝京大学)
5(左)福永泰志 (鹿児島実業高校)
6(二)堂 圭 (京都学園高校~立命館大学)
7(一)小室和弘 (昌平高校~明治大学)
8(捕)清水恭平 (愛知工業大学名電高校~国際武道大学)
9(三)冨澤一晃 (愛知工業大学名電高校~東洋大学)












投:仲井洋平 (時習館高校~慶應義塾大学)
後攻:パナソニック
1(二)法兼 駿 (高知高校~亜細亜大学)
2(三)松根 優 (南部高校~近畿大学)
3(中)藤井 健 (智辧学園和歌山高校~奈良学園大学)
4(一)片山勢三 (門司学園高校~九州共立大学)
5(右)井上貴晴 (報徳学園高校~青山学院大学)
6(左)上田隼也 (高知高校~亜細亜大学)
7(指)田中宗一郎(佐賀西高校~立教大学)
8(捕)川上翔太 (高知高校~近畿大学)
9(遊)横田拓也 (沖学園高校~福岡大学)








投:榎本 亮 (京都学園高校~佛教大学)
審判員




球審:和田拓也 一塁:土屋恵太 二塁:東原正憲 三塁:半田悟


18:00ジャスト、プレイボール!
成績
1回表
飯嶌 2-0から3球目を打ってセンター前ヒット
豊住 1-1から3球目を打ってセンターフライ








中野 初球を打ってライト前ヒット
田口 2-1から4球目を打ってピッチャーゴロセカンドへ悪送球でセカンドランナー飯嶌ホームイン






パナソニック0-1三菱自動車岡崎
福永 初球を打ってライトへ犠牲フライ
パナソニック0-2三菱自動車岡崎








堂 2-1から4球目を打ってレフト前タイムリーヒット









パナソニック0-3三菱自動車岡崎




小室 ストレートのフォアボール




清水 2-2から8球目を空振り三振


田口選手の打席途中、榎本投手の投球間隔の長さにチェックを入れる和田球審。
1回裏
法兼 フルカウントから6球目を空振り三振




松根 初球を打ってショートゴロ




藤井健 2-2から7球目がデッドボール






次打者片山の3球目(ボール)にファーストランナー藤井健セカンド盗塁失敗
2回表
冨澤 1-2から4球目を空振り三振




飯嶌 0-2から3球目を打って左中間へスリーベースヒット




豊住 2-2から7球目を空振り三振
中野 初球を打ってセカンドタイムリー内野安打
パナソニック0-4三菱自動車岡崎



パナソニック選手交代








ピッチャー榎本に代えて鈴木佳祐(履正社高校~奈良学園大学)




田口 1-2から4球目を空振り三振
2回裏
片山 2-2から7球目を打ってセカンドフライ
井上 0-2から3球目を空振り三振
上田 初球を打ってセンターフライ
3回表
福永 1-2から5球目を空振り三振




堂 フルカウントから10球目を打ってセンターフライ




小室 1-2から4球目を空振り三振
3回裏
田中 初球を打ってファーストゴロ
川上 2-1から4球目を打ってセンターフライ




横田 2-2から7球目を空振り三振



4回表




清水 2-2から7球目を空振り三振
冨澤 2-2から5球目を見逃し三振




飯嶌 1-2から4球目を空振り三振
4回裏




法兼 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
松根 0-2から3球目を空振り三振




藤井健 0-2から3球目を空振り三振
片山 初球を打ってサードゴロ
5回表
豊住 初球を打ってサードゴロ












中野 2-2から6球目を打ってショートフライ




田口 1-2から5球目を空振り三振
5回裏




井上 1-2から4球目を打ってセカンド内野安打








上田 0-2から3球目を空振り三振
田中 フルカウントから6球目を空振り三振
川上 初球を打ってショートゴロ
6回表
福永 1-2から4球目を打ってファーストゴロ捕球エラー




堂 2-2から5球目をピッチャー前送りバント




小室 2-2から6球目を打ってファーストゴロ捕球エラー




清水 0-1から2球目を打ってショートフライ






パナソニック選手交代








ピッチャー鈴木に代えて庄司力也(水口高校~奈良学園大学)




冨澤 1-2から4球目を見逃し三振



6回裏




横田 初球を打ってライトフライ
法兼 1-2から4球目を見逃し三振




松根 0-1から2球目を打ってショートフライ
7回表
パナソニック選手交代












ピッチャー庄司に代えて藤井聖太(興国高校~関西国際大学)








飯嶌 1-0から2球目を打ってレフトへツーベースヒット
次打者豊住の2球目がワイルドピッチ
豊住 2-1から4球目を打ってファーストゴロ
中野 0-1から2球目を打ってショートフライ
田口 初球を打ってセンターフライ
7回裏
藤井健 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ
片山 1-2から6球目を空振り三振
井上 2-2から5球目を空振り三振
8回表
パナソニック選手交代
ライト井上に代えて植田勝至(興国高校~大阪商業大学)
レフト上田がセンター
福永 1-1から3球目を打ってセカンドフライ
堂 初球を打ってセンター前ヒット
三菱自動車岡崎選手交代
ファーストランナー堂に代えて宇都口滉(滝川高校~早稲田大学)
小室 1-1から3球目を打ってライトフライ
清水 1-2から4球目を空振り三振
8回裏
三菱自動車岡崎シート変更
代走宇都口がそのまま入りセカンド
上田 0-2から4球目を空振り三振
田中 ストレートのフォアボール
川上の代打坂田一平(広陵高校~大阪産業大学) 1-2から4球目を空振り三振
横田 0-2から3球目を打ってセカンドファウルフライ
9回表
パナソニック選手交代
代打坂田に代えてキャッチャー緒方壮助(樟南高校~九州共立大学)
ピッチャー藤井聖に代えて小屋裕(神戸国際大学附属高校~大阪産業大学)
冨澤の代打荒井海斗(前橋育英高校~明治大学) 2-2から8球目を空振り三振
飯嶌 フルカウントから10球目を打って左中間へツーベースヒット
豊住 初球を打ってセカンドゴロ
中野 1-2から4球目を打ってショートゴロ
9回裏
三菱自動車岡崎シート変更
代打荒井がそのまま入りサード
法兼 2-1から4球目を打ってサードライナー
松根の代打諸永秀幸(鎮西高校~東京農業大学北海道オホーツク) 0-2から3球目を空振り三振
藤井健の代打深瀬愛斗(武相高校~東海大学北海道オホーツク) 1-1から3球目を打ってセカンドフライ




三菱自動車岡崎
310 000 000 4
000 000 000 0
パナソニック





三菱自動車岡崎・仲井投手、素晴らしいピッチングでした。終わってみれば内野安打1本のみ。対するパナソニックはエラー、エラーの繰り返しでぶっちゃけ「自滅」ぽい試合になってしまいました。


で、仲井投手。球速はせいぜい142km/hと、言わばごく普通ではありますが、切れ味は良かった。さらに、パナソニックにしては難儀だったと思われるのがそのピッチングフォーム。横から見てるだけだったので何とも言えませんが、打席からは右腕の出所が分かり辛かったろうとは思います。


事実、パナソニックのバッターの空振りを見ていると、タイミングが取れてなさげ。ストレートなのか変化球か分からんままにバットを出してしまってる。これが、大会史上8人目、毎回の13奪三振(うち空振り三振が12)に繋がったんだと思います。ただただ素晴らしいピッチングでした。


150km超のストレートも確かに魅力ではありますが、打たれてしまってはたたの棒球。「まともに打たせない」のもまたピッチング。こんなピッチャーが社会人野球にはまだまだいてはります。
そしてパナソニック硬式野球部は「またもや」覇権を奪えず。出場53回を数える都市対抗野球大会、40回目の社会人野球日本選手権大会、いずれも優勝がありません。令和になっても「社会人野球七不思議伝説」は続く事になってしまいました。日の目を見るのはいつの日か。
2019.11.03 / Top↑