第90回都市対抗野球大会12日目準決勝第二試合です。
初めて観戦に来た準決勝。あと二つに向けての執念のぶつかり合い。全国に数ある社会人野球部、またクラブチームの戦いも、優勝決定戦を含め2試合。第一試合は延長戦の好ゲーム。と言うかここまで来たら如何なる試合でも好ゲームになってしまう。そんな空気すら漂っているように感じます。

まずは(第一試合からそのままの席なので)三塁側豊田市・トヨタ自動車。2試合続けて「赤いチーム」側となりました。そう言えばプロ野球の赤いチームは相変わらす浮沈が激しいようで。

一昨年の社会人野球日本選手権優勝をはじめ、長く無数のタイトルを獲ってきたチーム。試合前の一挙手一投足にも、脈々と受け継がれてきた自信と風格のようなモノがひしひしと伝わってきます。

都市対抗野球大会、社会人野球日本選手権など、なぜか知りませんが毎年のように観戦しているような気もします。これも少なからず「縁」のようか気がしないでもないですが如何でしょうか。


そして一塁側、日立市・日立製作所。

今大会2試合目の観戦。ここも事ある毎に全国大会で観戦してるような気もします。東海地区以東のチームって、JABA岡山大会や京都大会など、日本選手権対象大会でもない限りなかなか観戦出来ないので、期間中はほんの二、三日しか行けない都市対抗野球大会であれ、興味は尽きません。

応援してるチームが負けたからと言ってさっさと帰っちまうのもいいですが、もしかしたらそれ以上の好ゲームが観られるかも知れない、と思うと、途中で帰るのが勿体ないような気もするんですよね。

今大会は言わば「キリ番」の記念大会と言う事で、この第二試合では、前福岡ソフトバンクホークスの攝津正氏(秋田経済法科大学付属高校~JR東日本東北)による始球式が行われました。


公表されてないだけかもしれませんが、ホークス時代、大きな怪我をした、と言う話も聞いてませんし、もっと言えば年齢も37歳。トヨタ自動車・佐竹功年投手の一つ上。身体さえ戻せば、まだまだ現役でやれるんじゃないか?と思うのは贅沢な話でしょうか。

プレイボール直前の、日立製作所応援団による「ハカ」。応援スタイルは色々ありますが、これはもう「勇壮活発」としか言いようがありませんでした。
スターティングオーダー
先攻:日立製作所
1(二)野中祐也 (銚子商業高校~国際武道大学)
2(遊)遠藤康平 (常葉学園菊川高校~青山学院大学/SUBARUからの補強選手)
3(三)森下翔平 (東海大学相模高校~東海大学)
4(一)田中政則 (水戸商業高校)
5(指)岡崎啓介 (PL学園高校~立教大学)
6(中)大塚直人 (水戸短期大学附属病院~東海大学)
7(右)濱元航輝 (柳川高校~神奈川大学)
8(捕)中園雄一郎(筑陽学園高校~専修大学)
9(左)吉田幸一郎(福江高校~福井工業大学)



投:高橋史典 (修徳高校~立正大学/SUBARUからの補強選手)
後攻:トヨタ自動車
1(中)逢澤峻介 (関西高校~明治大学)
2(三)小河 諒 (桐蔭学園高校~中央大学)
3(遊)樺澤 健 (前橋商業高校~東京農業大学)
4(一)沓掛祥和 (慶應義塾高校~慶應義塾大学)
5(左)多木裕史 (坂出高校~法政大学)
6(指)西潟栄樹 (成立学園高校~桐蔭横浜大学)
7(捕)小畑尋規 (北照高校~立正大学)
8(二)北村祥治 (星陵高校~亜細亜大学)
9(右)辰巳智大 (郡山高校~慶應義塾大学)



投:村川翔太 (浜田高校~中央大学)
審判員

球審:小出 一塁:清水 二塁:秋山 三塁:深沢
成績
1回表


野中 0-1から2球目を打ってレフトフライ

遠藤 0-1から2球目を打ってライトフライ


森下 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ
1回裏

逢澤 2-1から4球目を打ってレフト前ヒット

小河 フルカウントから6球目を見逃し三振

樺澤 フルカウントから6球目を選んでフォアボール

沓掛 2-2から5球目を空振り三振

多木 フルカウントから7球目を選んでフォアボール

西潟 1-0から2球目を打ってライト前タイムリーヒット


トヨタ自動車2-0日立製作所

小畑 1-1から3球目を打ってショートフライ
2回表

田中 1-2から4球目を空振り三振


岡崎 フルカウントから7球目を打ってショートゴロ

大塚 2-2から5球目を空振り三振
2回裏

北村 1-2から6球目を見逃し三振
辰巳 1-1から3球目を打ってショートライナー

逢澤 2-2から9球目を打ってレフトフライ
3回表
濱元 2-2から6球目を見逃し三振

中園 1-0から2球目を打ってライト前ヒット

吉田 1-2から4球目を空振り三振

野中 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ
3回裏
小河 2-2から5球目を打ってピッチャーゴロ

樺澤 初球デッドボール

沓掛 1-1から3球目を打ってライトフライ

多木 1-1から3球目を打ってライトオーバータイムリーツーベースヒット


トヨタ自動車3-0日立製作所


西潟 2-2から5球目を打ってセンターオーバータイムリーツーベースヒット
トヨタ自動車4-0日立製作所
日立製作所選手交代
ピッチャー高橋に代えて猿川拓朗(花巻東高校~東海大学)
小畑 初球を打ってセカンドゴロ
4回表
トヨタ自動車選手交代
ショート樺澤に代えて河原右京(大阪桐蔭高校~早稲田大学)
遠藤 1-1から3球目を打ってライト前ヒット


森下 初球を打ってレフトへタイムリーツーベースヒット


トヨタ自動車4-1日立製作所


田中 0-1から2球目を打ってセカンドゴロ

岡崎 初球を打ってレフトへツーランホームラン


トヨタ自動車4-3日立製作所
大塚 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
濱元 初球を打ってサードフライ


中園 初球を打って左中間へツーベースヒット


しかしファーストランナー大塚がホームタッチアウト

4回裏

北村 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ

辰巳 2-2から6球目を打ってセカンドゴロ

逢澤 2-1から4球目を打ってセンターフライ
5回表
トヨタ自動車選手交代

キャッチャー小畑に代えて細山田武史(鹿児島城西高校~早稲田大学~横浜DeNAベイスターズ~福岡ソフトバンクホークス)



ピッチャー村川に代えて川尻一旗(玉野光南高校~三菱ふそう川崎)
吉田 初球を打ってセカンドゴロ

野中 2-1から4球目を打ってセカンド内野安打
遠藤 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
森下 1-1から3球目を打ってショートフライ

田中 0-1から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット

トヨタ自動車4-4日立製作所
バッターランナー田中はセカンド手前でタッチアウト
5回裏

小河 1-2から4球目を打ってサードゴロ

河原 1-1から3球目を打ってセカンドゴロ
沓掛 1-2から4球目を打ってライトフライ

6回表
岡崎 1-1から3球目がデッドボール


大塚 1-1から3球目を打ってセンターフライ

濱元 1-1から3球目をピッチャー前送りバント
中園 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ
6回裏

多木 1-1から3球目を打ってソロホームラン

トヨタ自動車5-4日立製作所
西潟 フルカウントから6球目を打ってショートフライ
日立製作所選手交代



ピッチャー猿川に代えて梅野無我(福岡工業大学城東高校~国際武道大学)

細山田 0-1から2球目を打ってサードゴロ
北村 1-2から4球目を打ってセカンドライナー
7回表
吉田の代打廣神全留(桐生市立商業高校~白鴎大学) 2-2から5球目を空振り三振

野中 2-1から4球目を打ってセンター前ヒット

遠藤 0-1から2球目を送りバント失敗キャッチャーファウルフライ
森下 2-2から5球目を空振り三振
7回裏
日立製作所選手交代とシート変更
代打廣神がそのまま入りレフト
ピッチャー梅野に代えて岡直人(徳山商工高校~徳山大学)
辰巳 1-2から5球目を空振り三振
逢澤 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
次打者小河の3球目(ボール)にファーストランナー逢澤セカンド盗塁失敗


小河 2-2から6球目を打ってセカンドファウルフライ
8回表

田中 フルカウントから6球目を選んでフォアボール


岡崎 2-2から6球目を打ってサードゴロダブルプレイ
大塚 1-2から5球目を空振り三振
8回裏

河原 フルカウントから7球目を打ってレフトフライ
沓掛 1-0から2球目を打ってショートライナー

多木 1-1から3球目を打ってセンター前ヒット
日立製作所選手交代



ピッチャー岡に代えて阿部陽登(駒澤大学苫小牧高校)

西潟 1-0から2球目を打ってサードゴロ
9回表
トヨタ自動車選手交代



ピッチャー川尻に代えて佐竹功年(土庄高校~早稲田大学)
濱元 フルカウントから9球目を空振り三振
中園 初球を打ってライトフライ

廣神の代打種子島大暉(膳所高校~筑波大学) 1-2から4球目を空振り三振


日立製作所
000 310 000 4
202 001 00X 5
トヨタ自動車

先制して追い付いて突き放して、と言う、第一試合と似たような展開。強豪同士の熾烈な戦いはの最後は、「トヨタ自動車の絶対エース」の佐竹投手が貫禄の三者凡退で締めくくり、となりました。




決して派手な打ち合いではなかったかと思いますが、接戦や逆転の試合の多い今大会を象徴するような準決勝の2試合だったと思います。たった約二週間の大会ではありますが、社会人野球の選手、そして応援に声を枯らす人達、そしてチームを取り巻く関係者の皆さんの思い、その他色々全てが凝縮された二週間。毎度のように観戦した試合は少なかったですが、堪能させていただきました。


準決勝で敗退となってしまった日立製作所には黄獅子旗が贈られました。これもまた、今大会を戦い抜いたチームへの、ひとつの勲章。ゆえに優勝旗でもある黒獅子旗への思いがさらに高まるはず。


90回の記念大会はすでに無事全日程を終え、千葉市代表・JFE東日本が初優勝を決めました。そして本選に参加したチーム、参加出来なかったチーム、皆秋の社会人野球日本選手権予選、そして各地区ローカル大会、さらには来年の東京ドームに向けて、決意を新たにされている事と思います。

そして、常に考えている事なんですが、社会人野球、特に企業チームの選手の皆さんは余程の事がない限り、現役生活と言うのは、プロ野球とは比べ物にならないくらい短いです。だから余計に、大会の大小に関わらず、一試合一試合に全力を尽くされます。その熱が、もっともっと広がれば、とも。

確かにプロ野球は「日本の野球の頂点」かも知れません。ただ、その裾野には、プロ野球選手とはまた違う、いろいろなモノを背負った選手が、常日頃から汗を流しています。そんな選手や試合を、もっともっとたくさん、観る事が出来れば、とも考えています。
初めて観戦に来た準決勝。あと二つに向けての執念のぶつかり合い。全国に数ある社会人野球部、またクラブチームの戦いも、優勝決定戦を含め2試合。第一試合は延長戦の好ゲーム。と言うかここまで来たら如何なる試合でも好ゲームになってしまう。そんな空気すら漂っているように感じます。


まずは(第一試合からそのままの席なので)三塁側豊田市・トヨタ自動車。2試合続けて「赤いチーム」側となりました。そう言えばプロ野球の赤いチームは相変わらす浮沈が激しいようで。



一昨年の社会人野球日本選手権優勝をはじめ、長く無数のタイトルを獲ってきたチーム。試合前の一挙手一投足にも、脈々と受け継がれてきた自信と風格のようなモノがひしひしと伝わってきます。



都市対抗野球大会、社会人野球日本選手権など、なぜか知りませんが毎年のように観戦しているような気もします。これも少なからず「縁」のようか気がしないでもないですが如何でしょうか。




そして一塁側、日立市・日立製作所。



今大会2試合目の観戦。ここも事ある毎に全国大会で観戦してるような気もします。東海地区以東のチームって、JABA岡山大会や京都大会など、日本選手権対象大会でもない限りなかなか観戦出来ないので、期間中はほんの二、三日しか行けない都市対抗野球大会であれ、興味は尽きません。



応援してるチームが負けたからと言ってさっさと帰っちまうのもいいですが、もしかしたらそれ以上の好ゲームが観られるかも知れない、と思うと、途中で帰るのが勿体ないような気もするんですよね。


今大会は言わば「キリ番」の記念大会と言う事で、この第二試合では、前福岡ソフトバンクホークスの攝津正氏(秋田経済法科大学付属高校~JR東日本東北)による始球式が行われました。








公表されてないだけかもしれませんが、ホークス時代、大きな怪我をした、と言う話も聞いてませんし、もっと言えば年齢も37歳。トヨタ自動車・佐竹功年投手の一つ上。身体さえ戻せば、まだまだ現役でやれるんじゃないか?と思うのは贅沢な話でしょうか。


プレイボール直前の、日立製作所応援団による「ハカ」。応援スタイルは色々ありますが、これはもう「勇壮活発」としか言いようがありませんでした。
スターティングオーダー
先攻:日立製作所
1(二)野中祐也 (銚子商業高校~国際武道大学)
2(遊)遠藤康平 (常葉学園菊川高校~青山学院大学/SUBARUからの補強選手)
3(三)森下翔平 (東海大学相模高校~東海大学)
4(一)田中政則 (水戸商業高校)
5(指)岡崎啓介 (PL学園高校~立教大学)
6(中)大塚直人 (水戸短期大学附属病院~東海大学)
7(右)濱元航輝 (柳川高校~神奈川大学)
8(捕)中園雄一郎(筑陽学園高校~専修大学)
9(左)吉田幸一郎(福江高校~福井工業大学)












投:高橋史典 (修徳高校~立正大学/SUBARUからの補強選手)
後攻:トヨタ自動車
1(中)逢澤峻介 (関西高校~明治大学)
2(三)小河 諒 (桐蔭学園高校~中央大学)
3(遊)樺澤 健 (前橋商業高校~東京農業大学)
4(一)沓掛祥和 (慶應義塾高校~慶應義塾大学)
5(左)多木裕史 (坂出高校~法政大学)
6(指)西潟栄樹 (成立学園高校~桐蔭横浜大学)
7(捕)小畑尋規 (北照高校~立正大学)
8(二)北村祥治 (星陵高校~亜細亜大学)
9(右)辰巳智大 (郡山高校~慶應義塾大学)












投:村川翔太 (浜田高校~中央大学)
審判員




球審:小出 一塁:清水 二塁:秋山 三塁:深沢
成績
1回表






野中 0-1から2球目を打ってレフトフライ




遠藤 0-1から2球目を打ってライトフライ








森下 1-0から2球目を打ってセカンドゴロ
1回裏




逢澤 2-1から4球目を打ってレフト前ヒット




小河 フルカウントから6球目を見逃し三振




樺澤 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




沓掛 2-2から5球目を空振り三振




多木 フルカウントから7球目を選んでフォアボール




西潟 1-0から2球目を打ってライト前タイムリーヒット






トヨタ自動車2-0日立製作所




小畑 1-1から3球目を打ってショートフライ
2回表




田中 1-2から4球目を空振り三振








岡崎 フルカウントから7球目を打ってショートゴロ




大塚 2-2から5球目を空振り三振
2回裏




北村 1-2から6球目を見逃し三振
辰巳 1-1から3球目を打ってショートライナー




逢澤 2-2から9球目を打ってレフトフライ
3回表
濱元 2-2から6球目を見逃し三振




中園 1-0から2球目を打ってライト前ヒット




吉田 1-2から4球目を空振り三振




野中 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ
3回裏
小河 2-2から5球目を打ってピッチャーゴロ




樺澤 初球デッドボール




沓掛 1-1から3球目を打ってライトフライ




多木 1-1から3球目を打ってライトオーバータイムリーツーベースヒット






トヨタ自動車3-0日立製作所








西潟 2-2から5球目を打ってセンターオーバータイムリーツーベースヒット
トヨタ自動車4-0日立製作所
日立製作所選手交代
ピッチャー高橋に代えて猿川拓朗(花巻東高校~東海大学)
小畑 初球を打ってセカンドゴロ
4回表
トヨタ自動車選手交代
ショート樺澤に代えて河原右京(大阪桐蔭高校~早稲田大学)
遠藤 1-1から3球目を打ってライト前ヒット








森下 初球を打ってレフトへタイムリーツーベースヒット






トヨタ自動車4-1日立製作所








田中 0-1から2球目を打ってセカンドゴロ




岡崎 初球を打ってレフトへツーランホームラン






トヨタ自動車4-3日立製作所
大塚 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
濱元 初球を打ってサードフライ








中園 初球を打って左中間へツーベースヒット






しかしファーストランナー大塚がホームタッチアウト



4回裏




北村 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ




辰巳 2-2から6球目を打ってセカンドゴロ




逢澤 2-1から4球目を打ってセンターフライ
5回表
トヨタ自動車選手交代




キャッチャー小畑に代えて細山田武史(鹿児島城西高校~早稲田大学~横浜DeNAベイスターズ~福岡ソフトバンクホークス)












ピッチャー村川に代えて川尻一旗(玉野光南高校~三菱ふそう川崎)
吉田 初球を打ってセカンドゴロ




野中 2-1から4球目を打ってセカンド内野安打
遠藤 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
森下 1-1から3球目を打ってショートフライ




田中 0-1から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット



トヨタ自動車4-4日立製作所
バッターランナー田中はセカンド手前でタッチアウト
5回裏




小河 1-2から4球目を打ってサードゴロ




河原 1-1から3球目を打ってセカンドゴロ
沓掛 1-2から4球目を打ってライトフライ


6回表
岡崎 1-1から3球目がデッドボール








大塚 1-1から3球目を打ってセンターフライ




濱元 1-1から3球目をピッチャー前送りバント
中園 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ
6回裏




多木 1-1から3球目を打ってソロホームラン


トヨタ自動車5-4日立製作所
西潟 フルカウントから6球目を打ってショートフライ
日立製作所選手交代












ピッチャー猿川に代えて梅野無我(福岡工業大学城東高校~国際武道大学)




細山田 0-1から2球目を打ってサードゴロ
北村 1-2から4球目を打ってセカンドライナー
7回表
吉田の代打廣神全留(桐生市立商業高校~白鴎大学) 2-2から5球目を空振り三振




野中 2-1から4球目を打ってセンター前ヒット




遠藤 0-1から2球目を送りバント失敗キャッチャーファウルフライ
森下 2-2から5球目を空振り三振
7回裏
日立製作所選手交代とシート変更
代打廣神がそのまま入りレフト
ピッチャー梅野に代えて岡直人(徳山商工高校~徳山大学)
辰巳 1-2から5球目を空振り三振
逢澤 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
次打者小河の3球目(ボール)にファーストランナー逢澤セカンド盗塁失敗








小河 2-2から6球目を打ってセカンドファウルフライ
8回表


田中 フルカウントから6球目を選んでフォアボール








岡崎 2-2から6球目を打ってサードゴロダブルプレイ
大塚 1-2から5球目を空振り三振
8回裏




河原 フルカウントから7球目を打ってレフトフライ
沓掛 1-0から2球目を打ってショートライナー




多木 1-1から3球目を打ってセンター前ヒット
日立製作所選手交代












ピッチャー岡に代えて阿部陽登(駒澤大学苫小牧高校)




西潟 1-0から2球目を打ってサードゴロ
9回表
トヨタ自動車選手交代












ピッチャー川尻に代えて佐竹功年(土庄高校~早稲田大学)
濱元 フルカウントから9球目を空振り三振
中園 初球を打ってライトフライ




廣神の代打種子島大暉(膳所高校~筑波大学) 1-2から4球目を空振り三振






日立製作所
000 310 000 4
202 001 00X 5
トヨタ自動車

先制して追い付いて突き放して、と言う、第一試合と似たような展開。強豪同士の熾烈な戦いはの最後は、「トヨタ自動車の絶対エース」の佐竹投手が貫禄の三者凡退で締めくくり、となりました。








決して派手な打ち合いではなかったかと思いますが、接戦や逆転の試合の多い今大会を象徴するような準決勝の2試合だったと思います。たった約二週間の大会ではありますが、社会人野球の選手、そして応援に声を枯らす人達、そしてチームを取り巻く関係者の皆さんの思い、その他色々全てが凝縮された二週間。毎度のように観戦した試合は少なかったですが、堪能させていただきました。




準決勝で敗退となってしまった日立製作所には黄獅子旗が贈られました。これもまた、今大会を戦い抜いたチームへの、ひとつの勲章。ゆえに優勝旗でもある黒獅子旗への思いがさらに高まるはず。




90回の記念大会はすでに無事全日程を終え、千葉市代表・JFE東日本が初優勝を決めました。そして本選に参加したチーム、参加出来なかったチーム、皆秋の社会人野球日本選手権予選、そして各地区ローカル大会、さらには来年の東京ドームに向けて、決意を新たにされている事と思います。


そして、常に考えている事なんですが、社会人野球、特に企業チームの選手の皆さんは余程の事がない限り、現役生活と言うのは、プロ野球とは比べ物にならないくらい短いです。だから余計に、大会の大小に関わらず、一試合一試合に全力を尽くされます。その熱が、もっともっと広がれば、とも。


確かにプロ野球は「日本の野球の頂点」かも知れません。ただ、その裾野には、プロ野球選手とはまた違う、いろいろなモノを背負った選手が、常日頃から汗を流しています。そんな選手や試合を、もっともっとたくさん、観る事が出来れば、とも考えています。
2019.07.26 / Top↑




第90回都市対抗野球大会、いよいよ準決勝戦の日を迎えました。


予想したカード、期待していたベスト4とは大きく違ってしまいましたが、そこはやはり勝負事でもあり、所詮はど素人の予想。勝つチームがあれば一方は必ず負け「ざるを得ない」。どのチームも目の色を変えて乗り込んで来る「修羅場」。残す戦いは3試合。どんなカードであれ、熱は入ります。


まずは(実は最初からこっちに座ると決めていた)三塁側の川崎市代表・東芝ブレイブアレウス。









まずオープン戦では観戦する事はないチームではありますが、今年の2月下旬に、JFE西日本さんとのオープン戦を松山坊っちゃんスタジアムで観戦出来たのは、ぶっちゃけ「幸運」だったかも知れません。もっともこれは、両チームの春季合宿の場所が良かったとしか言いようがないんですが。






気は早いですが、優勝すれば2010年の第81回大会以来9年ぶり8回目、となります。


対するは、千葉市代表・JFE東日本。









今大会は、横浜DeNAベイスターズから復帰を果たした須田幸太投手が大活躍。これまでにも、日本選手権でノーヒットノーランを達成したJR西日本・加賀美投手や、トヨタ自動車入部後、社会人野球日本代表にも選ばれた細山田捕手など「安定の横浜ブランド」と言うところでしょうか。









川崎製鉄千葉硬式野球部から通算23回目の出場。最高成績は1998年の第69回大会の準優勝。元号の変わった2019年、あと二つで悲願の頂点となります。
スターティングオーダー
先攻:川崎市・東芝
1(中)佐藤 旭 (慶應義塾高校~慶應義塾大学)
2(左)小川裕生 (八王子高校~上武大学)
3(一)金子聖史 (飯塚高校~九州共立大学)
4(二)松本幸一郎(横浜高校~立教大学)
5(三)吉田 潤 (岡山理科大学付属高校)
6(指)村上貴哉 (松山東高校~明治大学/JX-ENEOSからの補強選手)
7(右)石川桜太 (東海大学望洋高校~東海大学)
8(捕)中村浩人 (多良木高校~法政大学)
9(遊)岡部隆太 (九州学院高校~東洋大学)












投:宮川 哲 (東海大学山形高校~上武大学)
後攻:千葉市・JFE東日本
1(右)中澤彰太 (静岡高校~早稲田大学)
2(左)今川優馬 (東海大学第四高校~東海大学北海道)
3(二)峯本 匠 (大阪桐蔭高校~立教大学)
4(三)平山 快 (東海大学相模高校~東海大学)
5(中)中嶋啓喜 (桐蔭学園高校~明治大学)
6(一)岡田耕太 (敦賀気比高校~駒澤大学)
7(指)鳥巣誉議 (久留米商業高校~上武大学)
8(遊)長谷川裕介(常葉学園菊川高校~法政大学)
9(捕)土屋遼太 (早稲田実業高校~早稲田大学)












投:高橋京介 (本荘高校~青山学院大学/オールフロンティアからの補強選手)
審判員






球審:戸塚 一塁:土井 二塁:玉置 三塁:富澤
成績
1回表








佐藤 1-1から3球目を打ってライトフライ




小川 1-2から4球目を打ってセカンドゴロ








金子 フルカウントから9球目を打ってライトフライ
1回裏




中澤 フルカウントから6球目を見逃し三振








今川 フルカウントから6球目を打って右中間へツーベースヒット




峯本 2-2から5球目を打ってショートゴロ




平山快 初球を打ってセカンドフライ
2回表








松本 1-2から6球目を打ってファーストゴロ




吉田 初球を打ってレフトへツーベースヒット




村上 2-1から4球目を打ってセカンドフライ




石川 フルカウントから7球目を選んでフォアボール




中村 0-1から2球目を打ってサードゴロ
2回裏
中嶋 1-1から3球目を打ってショートゴロ




岡田 1-2から5球目を空振り三振




鳥巣 初球を打ってファーストゴロ
3回表




岡部 2-2から6球目を打ってセカンドゴロ




佐藤 1-2から4球目を見逃し三振




小川 フルカウントから7球目を打ってセンター前ヒット




金子 1-1から3球目を打ってライト前ヒット



ファーストランナー小川はサードへ



ここで三者面談




松本 2-2から9球目を見逃し三振
3回裏






長谷川 フルカウントから6球目を打ってサードゴロ




土屋 0-2から3球目を見逃し三振




中澤 2-2から5球目を打ってセンター前ヒット








今川 1-0から2球目を打ってライトへホームラン



JFE東日本2-0東芝
峯本 フルカウントから6球目を選んでフォアボール




平山快 2-1から4球目を打ってショートゴロ
4回表
吉田 1-1から3球目を打ってキャッチャーファウルフライ
村上 1-1から3球目を打ってレフトへホームラン
JFE東日本2-1東芝
JFE西日本選手交代












ピッチャー高橋に代えて在原一稀(習志野高校~中央大学)




石川 2-2から5球目を見逃し三振








中村 0-1から3球目を打ってセンターフライ
4回裏




中嶋 1-0から2球目を打ってサードゴロ送球エラー
岡田 1-2から5球目を空振り三振
鳥巣 1-2から7球目を空振り三振




長谷川 1-2から4球目を打ってサードゴロ
5回表








岡部 0-1から2球目を打ってセカンドゴロ




佐藤 フルカウントから6球目を打ってセンター前ヒット
小川 1-0から2球目を打って右中間ヒット




金子 2-1から4球目を打ってピッチャー強襲タイムリー内野安打



JFE東日本2-2東芝




松本 1-2から4球目を打ってライト前ヒット
JFE東日本選手交代








ピッチャー在原に代えて橘朋晃(鞍手高校~日本文理大学/日本製鉄かずさマジックからの補強選手)




吉田 フルカウントから6球目を選んで押し出しフォアボール



JFE東日本2-3東芝




村上 フルカウントから8球目を打ってレフトフライ








石川 初球を打ってレフトフライ
5回裏




土屋 1-2から5球目を見逃し三振




中澤 フルカウントから7球目を打って右中間ヒット



次打者今川の初球(ボール)にファーストランナー中澤セカンド盗塁成功




今川 3-1から5球目を打ってセカンドゴロ




峯本 3-1から5球目を選んでフォアボール



三者面談




平山快 0-1から2球目がデッドボール




中嶋 0-2から4球目を打ってショートゴロ
6回表








中村の代打木野学(PL学園高校~青山学院大学) 2-2から8球目を打ってサードゴロ
岡部 初球を打ってピッチャーゴロ




佐藤 初球を打ってサードゴロ捕球エラー




小川 1-2から4球目を打ってファーストゴロ
6回裏
東芝選手交代
代打木野に代えてキャッチャー柴原健介(履正社高校~日本大学)








ピッチャー宮川に代えて岡本拓也(北大津高校~九州共立大学)
岡田 初球を打ってレフトフライ








鳥巣の代打松本啓二郎(千葉経済大学附属高校~早稲田大学~横浜DeNAベイスターズ/日本製鉄かずさマジックからの補強選手) 1-0から2球目を打ってショートフライ




長谷川 1-1から3球目を打ってレフトフライ
7回表
JFE東日本選手交代












ピッチャー橘に代えて須田幸太(土浦湖北高校~早稲田大学~横浜DeNAベイスターズ)
金子 初球を打ってライトフライ




松本 1-2から4球目を空振り三振




吉田 2-2から6球目を空振り三振
7回裏








柴原の代打内藤大樹(千葉経済大学附属高校~青山学院大学) フルカウントから9球目を打ってライトへ同点ホームラン






JFE東日本3-3東芝
中澤 初球を打ってショートゴロ捕球エラー




今川 1-0から2球目を打ってレフトフライ
東芝選手交代








ピッチャー岡本に代えて近藤凌太(日本航空高校~愛知工業大学)
次打者峯本の初球(空振り)にファーストランナー中澤セカンド盗塁成功




峯本 0-2から3球目を打ってセカンドゴロ
平山快 申告敬遠




中嶋の代打吉川佳祐(拓殖大学紅陵高校~東海大学) ストレートのフォアボール
JFE東日本選手交代
ファーストランナー吉川に代えて平川真大(静岡高校~國學院大學)
岡田 2-2から5球目を打ってセカンドゴロ
8回表
JFE東日本選手交代とシート変更
代打内藤がそのまま入りライト ライト中澤がセンターへ
代走平川に代えてキャッチャー猪田和希(神戸国際大学附属高校)
村上 1-0から2球目を打ってショートゴロ




石川 1-1から3球目を打ってサードファウルフライ




柴原 1-2から4球目を見逃し三振
8回裏




松本 1-2から4球目を空振り三振
長谷川 フルカウントから7球目を打ってセンター前ヒット
内藤 0-1から2球目を打ってセカンドゴロ




中澤 0-2から4球目を空振り三振
9回表
岡部 0-2から3球目を空振り三振
佐藤 2-2から6球目を打ってピッチャーゴロ




小川 1-2から4球目を打ってレフトフライ
9回裏




今川 フルカウントから7球目を空振り三振




峯本 0-2から3球目を打ってセンター前ヒット




平山快 初球を打ってレフトへツーベースヒット




猪田 2-2から5球目を打ってセカンドゴロ




岡田 1-2から4球目を打ってサードゴロ






10回表




金子 初球を打ってライトへホームラン















JFE東日本3-4東芝
松本 1-2から4球目を空振り三振
吉田 2-2から5球目を打ってレフトフライ




村上の代打福山亮(東海大学相模高校~駒澤大学) 2-1から4球目を打ってセンター前ヒット
石川 1-0から2球目を打ってファーストゴロ
10回裏
松本の代打西村大樹(聖光学院高校~青山学院大学) 0-1から2球目を打ってキャッチャーファウルフライ




長谷川 1-0から2球目がデッドボール



東芝選手交代








ピッチャー近藤に代えて福本翼(大阪桐蔭高校~青山学院大学)




内藤 初球を打って左中間へツーベースヒット




中澤 1-2から4球目を空振り三振







今川 申告敬遠




峯本 1-1から3球目を打ってライト前逆転サヨナラヒット












JFE東日本5-4東芝








東芝
000 120 000 1 4
002 000 100 2 5
JFE西日本



先制・追撃・逆転・突き放し・逆転サヨナラ。あと二つで届く念願の黒獅子旗への執念が激突する熾烈極まりない熱闘。とにかく接戦の多い大会、それを象徴するような試合になりました。


試合終了の整列後、残念ながら負けてしまった東芝には、第三位の証「黄獅子旗」が贈られました。




あと二歩届かなかった、黒獅子旗への思い。無念の象徴になってしまったかも知れませんが、ここまで進めなかったチームの方が遥かに多いし、これもまた記念大会の激闘をベスト4まで戦い抜いた、立派な証だと思います。






スタンドへの挨拶。大半の選手は俯いてましたが、その後ベンチ前では、選手をハイタッチで出迎える平馬淳監督の姿がありました。もちろん平馬監督も、悔しくないわけがありません。しかしながらその横顔には、何となくですが、安堵感と「秋への新たな決意」みたいなモノを感じました。




そしてJFE東日本は、悲願の黒獅子旗へ、あと一つ。
2019.07.25 / Top↑