10月6日 第22回戦 広島東洋カープ4-5東京ヤクルトスワローズ


広島東洋カープの2013年レギュラーシーズンが終了しました。

最後の最後になってドタバタ。土曜日の「最終戦」が雨天中止。しかも中止宣告が17:20。もうとっくに開門した後である。チケットは完売状態。放って置いてもお客さんは来る。売店収入も見込めるだろう、ってんで開門したんだろうけど、その後がよろしくなかったようで。

チケットの払い戻しと、翌日のチケット販売でかなり大混乱したご様子。某所が機能停止とかね。詳細はあれこれ言わんけども、予備日も決まってるんだし、チケットに「雨天中止の場合は予備日有効」とか明記しといても良かったんじゃないかな。あとたった1試合なんだし。

何やら整理券配ったり色々しようたみたいですが、この辺りの対応はもっと臨機応変に。とにもかくにも「とりあえず開門しとけ」みたいな考え方はよした方がいい、かと思います。後々大変なんだし。

しかし、ガラッガラでしたな。特に三塁側なんか。いっそエリア料金だけで全席自由席にするくらいの柔軟性が欲しいな。そのあたり、商売が上手なのか下手なのか、未だにこの球団は分からない。


まぁそれはそれとして。

結局レギュラーシーズンは借金持ちで終わってしまった。つくづく、ジャイアンツ戦での負け越しが腹立たしい。タイガースには結局五分で終了。これはまぁよく頑張りましたと言えます、が。


クライマックスシリーズって何で始まったかって、「リーグ優勝・日本選手権シリーズ進出決定後の消化試合を出来る限り減らすことを目的」みたいな意味不明の理由だった。

シーズン後半になって、首位と大差がついたチームは、どうしても「来シーズンに向けて」みたいな試合内容に走る。決してシーズンを諦めたつもりではないんだろうけど、そうならざるを得ない。タイトル争いをめぐって不毛な敬遠攻めとかも風物詩になったりもした。

しかしながら、クライマックスシリーズが導入されたからと言って、消化試合がなくなったか、と言えば実際の所どうか、っちゅうと答えは「?」だと思う。どころかなくなってない。

例えば今シーズン終盤の阪神タイガース。

クライマックスシリーズ進出を早々に決めたまでは良かったけど、急にスターティングメンバーを大幅に変更。傍から見ても違和感のある「4番・鳥谷敬」なるオーダーを組んだ。和田豊監督の真意は分からんけども、少なくとも、これのおかげでタイガースの攻撃のリズムはあからさまに狂った。

その結果ズルズル後退、カープとは一時2.5ゲーム差までになった。タイガースに緊張感がなかった訳ではないんだろうけども、そこまで勝ち進んで来た「3番・鳥谷、4番・マートン」の不動のオーダーを完全に崩す意味合いが分からない。不可解極まりない。

和田豊監督はそう思ってはないだろうけど、あれは完全に「消化試合の雰囲気」だった。

まぁカープと競った展開であればもう少し違ってたろうけど。


消化試合をなくしたい、と思うのであれば、12球団知恵を絞って、もっともっとチーム強化をすべき。それをほったらかしにしておいて、シーズン終盤を盛り上げよう、なんざちゃんちゃらおかP。

ペナントレーススタート時点では、12球団どこにでも「優勝の可能性」があるにもかかわらず、シーズン半ばから格段に差が付き出す。何でだろうな。秋季キャンプや春季キャンプ、またウエスタンリーグ、イースタンリーグで選手の強化を図っているはずなのに、最終的に大差がついてしまう。

下位に沈んでるチームって、志が低いんだと思う。監督、コーチ、選手、フロント、チーム全体が、クライマックスシリーズが出来たと言う事で、どこか自らのハードルを下げているようにしか思えない。

シーズン開幕戦はどのチームもゼロの状態で始まる。しかしそのスタートラインに立つまでに、どれだけの準備をしているか。志は高く「優勝」としているか。優勝を目指さぬ限り、2位も3位もない。最初から狙う3位に何の価値もない。優勝争いをしてこそ、2位3位と言う順位には価値がある。

高木監督が先日、4位確定について問われ「全チームに負け越している。最下位みたいな気分。」と言ってた。至極当たり前のコメントですよ。たかだか3位に入った程度で、歴史がどうとか訳の分からない事を口走っているようでは、この先永久的にトップには立てない。絶対にだ。

3位は誇って良いかも知れない。ただ今年の場合の3位は「Bクラスの代表」程度のものだ。

ウエスタンリーグは現在5球団しかない。ゆえに「3位」の扱いが難しくなるけど、個人的には「負け越したらBクラス、勝ち越したらAクラス」と思ってます。5割ならどうなんだ、と言われれば困りますが(笑)基本ラインとしては間違ってないかも、とは思ってます。

その事を思えば、やっぱりマイナスは「Bクラス」ですよ。3位は「たまたま滑り込んだだけ」けっして勝ち取ったじゃない。もっと言えば「3位にしかなれなかった」程度のもの。決して誇れない。

クライマックスシリーズのシステムがそうだから仕方ない、とは言うけども、こんな「仕方ないシステム」でもう何年もやってきて、改善されないのは不可解極まりない。「下克上」とか言うのであれば、まずレギュラーシーズンを勝ち抜け。日本一になりたいのならまず優勝してこい!って話ですよ。


てなわけで、現在のクライマックスシリーズは99パーセント反対、と言うかシステム自体、誰が考え出したんか知らんけど、理解しかねます。むしろなくなっていいとも思ってます。

そして、どれだけクライマックスシリーズを勝ち進もうが日本一になろうが、レギュラーシーズンでのマイナス3は決して帳消しにならない。そしてこの煩わしさは来シーズンまで残る。絶対に残る。


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2013.10.06 / Top↑
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