ついに、2020年度の社会人野球に「判決」が下されました。

公益財団法人日本野球連盟2020年度JABA公式大会の一部中止等について

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30日に最終判断、公表まで中一日空いた、と言うか空けたのは、日本野球連盟から地区連盟、都道府県連盟、企業・クラブ全チームの関係者に通知が行き渡る時間を見たと思いますが如何でしょう。

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まず7月に行われる、第46回社会人野球日本選手権は中止。それに伴い、各地区の最終予選、ならびに10ある日本選手権対象大会も中止。さらには5月下旬に予定されていた、第45回全日本クラブ野球選手権大会も中止。つまりは都市対抗野球大会関連以外は全て中止、となってしまいました。

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各地区の春季大会も、ことごとく無観客開催を経ての中止が相次ぎ、多分現場は混乱したでしょうし、いずれはこうなるだろうな、と言う予想は出来ていました。ただ、思うところはかなりあります。

まずは日本野球連盟の、東京スボニチ大会中止以降の、各SNSでの対応のまずさその他もろもろ。

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大会開催の有無、観客の有無などの肝心な情報は、大会初日ギリギリになってからチームのSNSでようやく情報発信。日本野球連盟公式サイトの更新は二歩も三歩遅い。公式SNSにはたった140文字のも投稿もされていない。たまに見るのは「公式サポーター」と称する人のリツイートくらい。

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もちろんこれらは、連盟本会議(?)、各都道府県連盟、また地区連盟で協議を重ねている期間の(言い方は悪いですが)お茶濁し、間繋ぎとも取れますが、協議をしているけど結論は先送り、またチームに通達後各チームのSNSから、と言うのは、何の為にわざわざアカウントを持ったのかな。

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観てる側の人間としては、監督のインタビューや、チームの練習の様子もいいですが、やはりこんなご時世。大会の有無、また観客の有無が最大の焦点であり、関心事の筈なのに、的外れも甚だしい。

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日本選手権対象大会は、チームの公共交通機関での長距離移動を伴う、と言う要素も考慮されたんだとは思いますが、それならなぜ最初から中止の判断が出来なかったのか。3月上旬の時点で決まってなかったとは言え、対象大会が中止なら、チームも最終予選に気持ちを切り換えられたはず。

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特に今月は、3日から静岡大会と徳山スボニチ大会、4日から四国大会、8日から長野大会と、立て続けに大会が行われます。最終判断がこんなにギリギリだったのは、チーム「無」関係者とは言うものの、あまりにも無理がある。他のスポーツの動向と歩調を合わせたのか、ただ判断が遅いのか。

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さらに「厳しいな」と思うのが、4月中のオープン戦の中止。これはもう少し配慮があってもいい。例えば、同一都道府県内、もしくは隣県程度なら可、とか。練習はみっちり出来るけど、現状把握の為に「試合」は欠かせないもの。何もかも中止にしてしまうのはあまり納得は出来ません。

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見学出来る出来ない、公開非公開の判断は各チームに出来るはずだし、そこまでギスギスした規制をかけねばいかんかな、と言う気もします。つい最近まで広島県下のチームは、ほぼ観戦出来る状態にあったしJFE旭丘球場のように「観戦上の注意」も掲示されていたチームもありましたからね。

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堪えるのは選手の皆さんも同じ。特に高卒三年目、大卒二年目でプロ野球を目指している選手の皆さん。本領発揮の場がものすごく限られて来るような気もします。まぁこの辺は「プロフェッショナルのスカウト」が見てるはずなので問題はない、とは思いますが、ちょっと気がかりではあります。

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もっと寂しい話なのが、第45回全日本クラブ野球選手権大会の中止。東京オリンピックを考慮して、昨年晩秋より一部の県では一次予選が始まっていましたが、それも「無」になりました。日本中のクラブチームの選手の皆さんが目指す大会の「総本山」だけに、関係者の心情、お察しいたします。

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これで、クラブチームの皆さんが目指せるのは、第91回都市対抗野球大会「だけ」となってしまいました。そして、予定が大幅に変更を余儀なくされたので、一次予選の日程も再考となりました。

で、再考するのであれば、いっその事、一次も二次も全予選をイチから、と言うのはどうでしょう。

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各都道府県の一次予選は、土曜日曜休日を選んで行われますが、二次予選ともなると一切関係がなくなり、曜日関係なく行われます。となると、場合によっては平日に休暇の取りにくいクラブチームの主力選手が、残念ながら「出場選手登録外」と言う可能性もなきにしもあらず、かと思われます。

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せっかく一次予選を勝ち抜いても、チーム全員が揃わない平日の二次予選ともなると、チームの力を発揮出来ぬまま終わってしまう可能性もある。もしかしたら出場辞退と言う場合もある。唯一出場出来る可能性のある大会を、中途半端な形での「敗退」にしては絶対にいけないと思うんです。

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繰り返しになりますが、今年は各都道府県の春季大会がことごとく中止になりました。クラブチームの皆さんは、ローカル大会とは言え、れっきとしたJABA公式戦で、企業チームと真っ向勝負が出来る公式戦として、楽しみにしていた方も沢山おられる。その思いは絶対に無にしてはいけない。

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回りくどくなってしまいましたが、ならば、全ての予選を、週末や休日開催に出来ぬものでしょうか。過去には日本選手権優勝を兼ねた経緯のある、歴史も由緒もある大会です。三大大会のうち、二つを「潰してでも都市対抗野球大会を開催したい」のであれば、それくらいの配慮があってもいい。

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開幕日未定のプロ野球、また延期延期が続いている大学野球のリーグ戦との兼ね合いもありましょうが、幸いにも、東京オリンピックが丸々1年延期になった事で、7月下旬から8月半ばにかけての「イベントスケジュール」が(勝手な推測ですが)空いているような気がせんでもないんです。

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また、各都道府県や地区内であれば、公共交通機関を使用して移動しなくとも、野球場は幾つもあります。何も「必ずこの球場で予選を行わなければいけない」と言う規定はないし、国際基準に見合った野球場は、探せば幾らでもある。そうやってこれまで都道府県や地方の大会を運営してきたはず。

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JABA日本野球連盟が本気で、社会人野球の地位を高めたい、もっと地域に広めたいと考えているのであれば、これまでの概念を覆すような判断をしていただきたい。一時、社会人野球日本選手権の一回戦を全国の地方球場で開催した事がありましたよね。あれくらいの大胆な発想を今持たないと。

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今年の社会人野球は、都市対抗野球大会に全て集約される形になりました。ならば、過去に90回を重ねて来た都市対抗野球大会の、どれにも負けないくらいの盛り上がりを演出して欲しいんです。

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私ごときが言うのもなんですが、「今年は都市対抗野球大会だけは何としても開催したい」と暗示してしまった以上、やるのであれば、やるだけの責任みたいなモノを、日本野球連盟は背負って欲しいとすら思います。でないと、いったい何の為の「全国統一組織」なのか解らなくなってしまいます。

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新型コロナウイルスの脅威はまだまだ止まる所を知りません。6月以降の、日本選手権とは関連のないJABA大会は、現状中止とはなっていませんが、個人的には開催は限りなくクロと考えてます。

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よく「予定は未定」と申しますが、都市対抗野球大会を開催するのであれば、開催予定の大会を鑑みて、熟考に熟考を重ねていただきたい。そして決定事項があるのなら、速やかに公表して欲しい。その為の色んなSNSであり、わざわざ雇った(はずの)「公認サポーター」ではないでしょうか。

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至極勝手な意見ではありますが、これまで色んな所で「ネタ」にされてきた日本野球連盟。その本来の「あるべき姿」と、真価が問われる事態になっている、とすら思いますが如何でしょうか。

2020.04.03 / Top↑